まだ読み終えていないけど...⬅あと少し...ってか、水曜日に借りてきた割りには早くね?
ってなんで若者コトバなんだろうね?(^_^)
まだ読み終えていないうちにコメントを書くのは如何なモノか?
と思うけど...やはり、書かずにいられない(^_^)
【アマゾンのレビューでは?】
読む前から気になっていた本だったので、一応、アマゾンのレビューでチェック🎵
・重い
・最後まで読むのがつらかった
・ホラー?
まあ、中でも極端な意見を挙げてみましたけど...(^_^)
ココにある意見の方々は、おそらく他の柚木麻子作品を読まれた方かと思われます。
私も、最初に入ったのは...
コチラの"アッコちゃん"シリーズ💖
実は、図書館で「ナイルパーチの女子会」を借りようとしたら、貸出し中で(^_^)
諦めきれずに、同じ作家の作品を...と手に取ったのがキッカケでハマリました(^ー^)💖
むしろ、最初に読んだのが、"ナイルパーチ"じゃなくて"アッコちゃん"で良かったかな?(^_^)
アッコちゃんは、元は大手商社のバリキャリ🎵ウーマン💖
社会の理不尽を、特に困っている"働く女性"の味方🎵的に何処からともなく現れる...
そんな彼女の魅力は、勤務先の商社が倒産して、OLからポトフ屋になって直接、客商売をしても変わらない。いや、むしろ、益々魅力は増すばかりだ🎵
そんな、アッコちゃんの胸のすくような活躍ぶりを目の当たりにして来た読者は、このナイルパーチに出会って、コレは同じ作家の作品だろうか?
と戸惑うに違いない。
それくらい、全体的に...暗い。
暗い、というか...そう、重い。
重いのだ。
【私の中の栄利子と翔子...】
ネタバレしない?程度にあらすじを書いてみると...
大手商社⬅なぜか、この方、"大手商社"が好きですね?
いや、好き、というか...一昔前の日本の姿を再現する意味で使っているのかな?とも思う。
その大手商社に勤務する30歳の栄利子は、一見、何不自由なく育ってきた、今も親元から父の会社に通う独身OL🎵
美人で有能で...
そんな彼女の唯一の欠点は、同性の友達が居ないコト。
仕事の合間に読む、人気ブロガーの「おひょうのダメ奥さん日記」が彼女にとっての一番の楽しみ💖
ある日、偶然、"おひょう"コト翔子とリアルで出会った栄利子...
二人は意気投合し、その後、何度かリアルで再会を果たすのだが...
なぜか、会う度ごとに二人のカンケイはギクシャクしていく。
そして、いつしか栄利子は翔子を傷つける側に...
人が恋しいのに...誰かに自分のコトをわかって欲しいのに...
自分のコトを理解してもらおうとすればするほど、深く相手を傷つけてしまう...
"ナイルパーチ"も"おひょう"も魚の名前。
どちらも、人の口には入るけど、同じ魚同士を喰う獰猛な魚である。
最初、ナイルパーチが魚の名前だと知らなかった時は、なんでこんなタイトルなんだろう?
って思ったけど...
今なら、なるほどね🎵
ってカンジ(^_^)
でも、ココに出てくる栄利子も翔子も...
実は私の中に居るんだよね(^_^)
レビューでは、女の嫌な面を描いている...なんてとらえられているけど(^_^)
実は、男の人も同じじゃないのかな?
ただ、それに気付いていないだけ(^_^)
【この本が教えてくれたコト🎵】
この本が私に教えてくれたのは...
人との"距離感"
SNS上の距離感とリアルでの距離感は微妙に違う(^_^)
私自身、人とは一定の"間合い"をとる方なんだけど...(^_^)
この本を読んで、知らず知らずのうちに、誰かの心にズカズカと土足で入り込んだりしていなかたかな?
もし、いたら、こっそり手をあげてください(^_^)
人に指図されたくない...
そういう人に限って、アレコレ人に指示を出したがる、そんなモノ(^_^)
blogにしても、なぜ、"おひょう"のブログが人気だったか?
というと...
普通、主婦のインスタやブログというと、ウケ狙いから「今日はドコソコのお店でママ友とランチ💖」と、コジャレたお店でキレイな料理やスウィーツの写真💖
「本日のオウチのディナー🍷🌙✨」とか言って、色とりどりの手作り料理が並べられたり...
そんな見てくれ的なキラキラ女子、キラキラ主婦...
そういうのを見せつけられて人は癒されるのか?
というと...逆にイライラしてくる(^_^)
だから、肩肘の抜けた?怠惰なダメ奥さん的な日記は、変な共感を呼ぶと共に、あー私の方がまだマシじゃん🎵
みたいな安心感を与えるのだろう。
そう、人は自身が優位である🎵
というコトを常に認識しておきたい、そんな生き物である。
だから、自分と同格か、それ以下の人を見ると、安心するのかもしれない(^_^)
ココでも、私自身、このブログを通じて、押し付けがましい所が無かったか?
と反省するキッカケとなった(^_^)
そういう意味では、この本を読んで、すごく良かったナ
って思う。
人生には"知らなくてイイ"コトもある。
でも、ある日、パンドラの箱を開けてしまうと...
もう、後には戻れなくなる。
この本は、多くの人にとっての"パンドラの箱"
レビューでマイナス的なコメントを書いた人は、きっと、自分の中の栄利子や翔子、要するに人としての醜い部分、醜い自分を見るのに堪えられなかったんでしょうね(^_^)
でも、その"醜い部分"も知っておいた方がイイ...
と私は思う。
私は自らパンドラの箱を開ける派かな?(^_^)
【バーチャルより、リアルで】
ところで、間もなく版元との契約が切れるコチラの本...
新たに25万円出せば(^_^)、契約更新&電子化してやってもイイゼ🎵
なんてご案内が来たけど...
もう、ビタ一文たりとも、払う金はありません。
どうぞ、絶版にしてくださいまし...(^_^)
在庫340冊ほど...
というから、一応、650冊ほどは売れたらしい(^_^)
要る人いたら、直接、文芸社にお問い合わせを(^_^)