【話を聞いて欲しければ、まずは聴け🤪】
授業の開始からはるかに遅れて入ってきた学生…
席に座るなり貧乏ゆすりを始めた😅
「…で、○○君はどう思う?」
とその学生に聞くと…
「ナニがですか?」
遅れてきた、という以上に貧乏ゆすりの原因が気になったので、授業を中断して彼の話を「聴く」コトにした😁
「先生、聞いて下さいよ〜」で始まる彼の話は、バイトでの不満、学校の授業への不満…
すると、そこに輪をかけるように他の学生がある授業への不満、学校への不信感を吐露してくれた😮
【威圧統御の時代は終わった…】
小学校&中学校の音楽教員免許しか持っていなかった(更新制になった今、更新していないので過去形です😅)私が、通信制の高校と専門学校で非常勤講師という立場に居るのは、自衛隊という過去の職業にある種の"期待"をされていたから?😅
実際に、専門学校の講師陣からは、骨が無いコばかりなのでビシバシ鍛えてやって下さいと😅
ん〜、ソレは違うんじゃないのかな〜🙄
昔ながらの、例えば私たちの世代が小学校の時に経験した?😁、バケツを両手に持って廊下に立たされる…なんていう威圧統御的な教育は、もはや時代遅れ😅
小学校からそんな経験の全く無い学生に、自衛隊式のイチニ、イチニ的な教育は通用するのか?😅
キツイこと、面倒くさいコトを嫌う今の学生に…
学校側の要求に、期待には添えません😅
【果たして彼らは親のスネかじりか?🤔】
こんなコトを言うと、甘い!
と言う声が、昭和の世代を中心に飛んでくるかもしれない😅
私も含めて昭和の世代は、学生(つまり、高校を卒業して以降の学校で学ぶ者)イコール親のスネかじり😁的な感覚がある👍
よく聞かれたのが…
イイよね、学生は👍
というコトバ😁
学生イコール社会のしがらみが無くて、好きなコトして、親のお金で学校に通わせてもらっている?😁
しかし…
今の学生は違うのだ🙄
今の学生の両親は、ちょうど私の下の世代…
そう、就職氷河期世代😮
学校を卒業して社会に出ようとした時に、非正規雇用で始まり、未だに非正規雇用が続いている…そんな世代なのだ。
コロナで夜間のシフトが無くなり、バイト収入がゼロになってお金がありません…😭
という学生に、親を頼るよう説得したところ…
「親も同様なので、頼れません」という答えが返ってきて初めて…
そうだった!彼らの両親は就職氷河期世代だった…
と気づいた私でした…
一時的かもしれないけれど…
まさに今はコロナで時短のしわ寄せが非正規雇用とバイトに来ているし…
新卒求人も飲食&観光業に吹く風は冷たい…
下手したら親子2世代非正規雇用?🤔
そんな彼らに「親のスネかじり」なんて言えない。
まさに彼らこそ、社会の縮図を生きている😮
知らず知らずのうちに、社会の縮図を歩かされているのだ。
【自宅待機&オンライン授業がもたらした弊害?】
今の学生は、特に一年生は4月に入学するはずがコロナで自宅待機…
ほとんどの学校は早くても6月、遅い所では9月?の再開となり、長い時間を自宅で一人で過ごしてきた。
そしてオンライン授業でリアルで人と接する機会が極端に少なくなった…
中には長らくの自宅生活で「不登校」になっている学生も居る、と聞く🙄
親のカネで…
と怒るなかれ👍
その親も収入が少ないので奨学金を借りている学生は少なくない。
そんな彼らに必要なのは…
リアルで一人ひとりの声を「聴く」授業…
そんな授業なのではなかろうか?
威圧統御とは、はるかにほど遠い…
一人ひとりの個性に応じて耳を傾け、その声を「聴く」授業が今こそ、必要なのではなかろうか?
最悪、学校崩壊…
となる前に…
指導陣が教育体制そのものを見直す時に来ているのだろう、そんな気がしてきた。