2010年版のエリザベート観劇。
東宝版のエリザベートを観るのは久しぶりのような気がしたのですが、2009年の1月に観てるので、どうも帝劇で「エリザ」を観るのが久しぶりだったようです。
今回キャスト変更があったので、なるべく新しいキャストの方を観かったのですが、その中でも絶対に外したくなかったが城田優さんのトートでした。
以前、「テイクフライト」という作品で、彼を初めて観た時の印象がかなり良かったので、今回、キャストが発表された時に、流石、小池先生は面白いところに目をつけられるなあと心の中で大拍手をしたのでした。
でも、実は彼はルドルフのオーディションを受けていたと後から知ったのですけど・・・。
それはさておき、歴代最年少のトート役であり、ルドルフ役の方たちよりも若いというのはどんな舞台になるのか良い意味で想像できなくてとても楽しみでした。
さて、舞台の方ですが、思っていた以上に素敵で美しく、何よりも歴代のどのトートでもない彼の色のトートを創出されていた事に拍手を送りたいと思いました。
何しろ、トートは年齢不詳ですから、若くて美しいという神秘性は何よりの武器だったのかもしれません。
彼は冷たいトートを演じたいと雑誌などで話しておられたのですが、それが如実に出ていて私が印象的だったのは、エリザベートの娘のゾフィが死ぬ場面。
この場面でトートが歌うスローな「闇が広がる」は、個人的にも大好きなので、観ていてゾクゾクしてしまいました。
そして、私にとってはメインのルドルフとの「闇広」から、ルドルフの死までは繰り返し、この場面を観ていたい感情の捕らわれていました。音取りが難しいと思われる、ルドルフの棺の中から登場してエリザベートを突き放す「まだ、私を愛していない」というフレーズもしっかり歌えてましたし、声のかすれが気になる部分もありましたが、歌はクリアできていたと思いました。歌い方に少しクセはあるけれど・・・。
なんだかエリザベートなのに完全にトートを追いかけている自分に苦笑してしまったほど。
でも、一つだけ、気になった場面が。
それは、最後通告の場面で暗闇の中から登場する時、机の上に腰掛ける姿が絵になってない気が・・・。って細かいですかね。
だって、彼の一挙手一投足から目が離せないそんな不思議な美しさがあったんですもの。
これぞ正にトートだと思いますけど・・・。こうして、人を死の世界に招くんですから。
何だか城田さんのトートだけでかなり長くなってしまったので、他の方々のお話などは後日に。
東宝版のエリザベートを観るのは久しぶりのような気がしたのですが、2009年の1月に観てるので、どうも帝劇で「エリザ」を観るのが久しぶりだったようです。
今回キャスト変更があったので、なるべく新しいキャストの方を観かったのですが、その中でも絶対に外したくなかったが城田優さんのトートでした。
以前、「テイクフライト」という作品で、彼を初めて観た時の印象がかなり良かったので、今回、キャストが発表された時に、流石、小池先生は面白いところに目をつけられるなあと心の中で大拍手をしたのでした。
でも、実は彼はルドルフのオーディションを受けていたと後から知ったのですけど・・・。
それはさておき、歴代最年少のトート役であり、ルドルフ役の方たちよりも若いというのはどんな舞台になるのか良い意味で想像できなくてとても楽しみでした。
さて、舞台の方ですが、思っていた以上に素敵で美しく、何よりも歴代のどのトートでもない彼の色のトートを創出されていた事に拍手を送りたいと思いました。
何しろ、トートは年齢不詳ですから、若くて美しいという神秘性は何よりの武器だったのかもしれません。
彼は冷たいトートを演じたいと雑誌などで話しておられたのですが、それが如実に出ていて私が印象的だったのは、エリザベートの娘のゾフィが死ぬ場面。
この場面でトートが歌うスローな「闇が広がる」は、個人的にも大好きなので、観ていてゾクゾクしてしまいました。
そして、私にとってはメインのルドルフとの「闇広」から、ルドルフの死までは繰り返し、この場面を観ていたい感情の捕らわれていました。音取りが難しいと思われる、ルドルフの棺の中から登場してエリザベートを突き放す「まだ、私を愛していない」というフレーズもしっかり歌えてましたし、声のかすれが気になる部分もありましたが、歌はクリアできていたと思いました。歌い方に少しクセはあるけれど・・・。
なんだかエリザベートなのに完全にトートを追いかけている自分に苦笑してしまったほど。
でも、一つだけ、気になった場面が。
それは、最後通告の場面で暗闇の中から登場する時、机の上に腰掛ける姿が絵になってない気が・・・。って細かいですかね。
だって、彼の一挙手一投足から目が離せないそんな不思議な美しさがあったんですもの。
これぞ正にトートだと思いますけど・・・。こうして、人を死の世界に招くんですから。
何だか城田さんのトートだけでかなり長くなってしまったので、他の方々のお話などは後日に。