日本はなんで太平洋戦争でアメリカに負けた?
圧倒的な物量の差があったから
って思っている方も多いのではないでしょうか。
かく言う私も、例に漏れず、そう思い込んでいる節があった。
物量・生産量豊富なアメリカを舐めて、精神主義で、勝てるはずもない戦争に突っ込んだ、馬鹿な日本人
ってステレオタイプの批判をしていませんでしょうか。
しかし。
ミッドウェー海戦の物量はどうだったか?
開戦前の物量を比較すると、、、
日本軍:200隻アメリカ軍:26隻
で、圧倒的に、日本軍が優位だった(ChatGPTによる)。
それでも惨敗した。
物量の差が、勝敗を分けるわけではない。戦略や戦術がモノを言うんですね。
____________
他に例がある。
日本が勝った日露戦争。
開戦前の物量は、ざっと「ロシアが2倍」と言えるくらい、ロシアが有利だった。以下はChatGPT。
日露戦争開戦時(1904年)における日本とロシアの軍事的物量・戦力の差は以下のようにまとめられます。
当時、日本は大国ロシアに対して物量で大きな劣勢に立たされていましたが、戦略や地理的優位を活用することで戦争を有利に進めました。
1. 海軍力の比較
日本海軍
• 戦艦:6隻
• 装甲巡洋艦:8隻
• 駆逐艦:約20隻
• 総トン数:約260,000トン
• 特徴:
• イギリス式の最新鋭艦を採用。
• 実戦経験が豊富な指揮官(東郷平八郎など)。
• 船舶は比較的集中運用可能。
ロシア海軍(極東艦隊 + バルチック艦隊)
• 戦艦:7隻(極東艦隊)+ 8隻(バルチック艦隊)
• 装甲巡洋艦:8隻
• 駆逐艦:約40隻
• 総トン数:極東艦隊 約200,000トン + バルチック艦隊 約300,000トン
• 特徴:
• 極東艦隊は一部が老朽化。
• 艦隊の補給線が長く、バルチック艦隊は到着に時間を要した。
2. 陸軍力の比較
日本陸軍
• 総兵力:開戦時 約16万人、最大動員 約100万人
• 装備:
• 歩兵銃:最新型村田銃。
• 大砲:約450門(野砲・山砲中心)。
• 特徴:
• 作戦地域が近いため補給が容易。
• 訓練が整い士気が高い。
• 軍の規模はロシアに比べて小さいが、戦術的柔軟性に優れる。
ロシア陸軍
• 総兵力:開戦時 約25万人、最大動員 約300万人
• 装備:
• 歩兵銃:モシン・ナガンなど。
• 大砲:約900門(日本の約2倍)。
• 特徴:
• 軍の規模は日本を上回るが、動員に時間がかかる。
• シベリア鉄道の輸送能力が不足しており、補給が滞りやすい。
3. 経済・物資の比較
日本
• 国家予算:2億4千万円(開戦時)
• 国力:
• 経済規模が小さいため、開戦時から国債発行や外国借款(特にイギリス)に依存。
• 国民の士気が高く、戦争協力が積極的。
• 弱点:
• 戦争が長引くと経済的に持たないリスクが高い。
ロシア
• 国家予算:25億ルーブル(日本の約10倍)
• 国力:
• 世界屈指の大国であり、人口も圧倒的に多い。
• 経済規模も日本より遥かに大きい。
• 弱点:
• 国土が広大で、東部(満州方面)への物資輸送がシベリア鉄道1本に依存していた。
• 政治的腐敗や士気低下が課題。
戦力差のまとめ
あ
項目 日本 ロシア
海軍力 約260,000トン 約500,000トン(全体)
陸軍兵力 約16万(開戦時) 約25万(開戦時)
大砲数 約450門 約900門
経済規模 小さい 大きい
結論
日本はロシアに比べて圧倒的に物量で劣っていましたが、地理的な優位性や戦術の柔軟性、士気の高さでこれを補いました。また、ロシア側の補給や指揮の非効率性も、日本の勝利に寄与した要因です。
結果として、日本は戦略的優位を活かし、ロシアを打ち破ることに成功しました。
~~~引用終わり~~~
こうやって何事も調べてみるもんですね。
日露戦争で、日本は、物量が2倍のロシアに勝ったんです。小よく大を制したんです。
だから、太平洋(大東亜)戦争で日本がアメリカに負けたのは、物量だけでは説明できないんです。
戦争の勝敗は物量で決まるわけではない。特に局地戦では、そう言えるんでしょうね。
勉強になりました!
以下の本にミッドウェー海戦のことが書いてあったのにヒントを受けて。