◎◎ 日本株は小反発、景気の戻り歩調続く-海運や自動車など景気敏感高い
牧綾香
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米国市場ではハイテク下落の一方、素材、資本財・サービスなど上昇
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9月12日終了週の米新規失業保険申請、再び減少に転じる
☆☆ 18日の東京株式相場は小幅に反発。前日の米国株市場でアップルやフェイスブックなど大型ハイテク株が下がった一方で、素材や資本財などの割安な景気敏感株は買われた。このことから世界景気の回復の戻り歩調は変わらないとみられ、日本株市場でも海運や自動車などの割安株への買いが相場を支えている。
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<きょうのポイント>
¤¤¤⇨ みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジストは、前日のFOMCや日銀の金融政策決定会合も波乱なくこなし、「相場は小康状態となり、日経平均は2万3250円から2万3500円と狭い範囲でもみ合いとなりそう」とみる。
⇨⇨ 倉持氏は世界的に景気が回復に向かう中で、アメリカ株は調整局面にあり、欧州市場には感染再拡大の懸念が高まっているため、消去法的にアジア株に資金が流れやすくなっていると話す。その中でも出遅れていた日本市場では、「バリューやシクリカル銘柄を中心に物色が向かい、相場を下支えしそう」と話した。
- 東証1部33業種では海運、空運、陸運、輸送用機器、倉庫・運輸が上昇
- 証券・商品先物、情報・通信、医薬品、保険、ゴム製品が下落