◎◎ 〔マーケットアイ〕株式:日経平均・日足は「中陽線」、短期的な高値警戒感でも上値余地あり
2021/01/12 16:28
[東京 12日 ロイター] -
<16:25> 日経平均・日足は「中陽線」、短期的な高値警戒感でも上値余地あり
¤¤¤⇨ 日経平均・日足は上下にヒゲを伴う「中陽線」。日経平均は連日の昨年来高値(2万8139円03銭
=8日)を更新した。短期急騰による高値警戒感はあるものの、日経平均の終値(2万8164円34銭=
12日)と25日移動平均線(2万6954円94銭=同)の上方乖離(かいり)率は4.5%にとどまっ
ており、まだ上値余地はありそうだ。
<15:57> 新興株市場は軟調、直近IPOに売り マザーズは75日線がサポート
◆◆ 新興株市場は軟調。日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数ともに反落した。直近IPOなどを中心
に利益確定売りの動きが見られた。マザーズ指数では75日移動平均線(1224.63ポイント=12日
)を意識した動きが見られ、下値支持線として機能した。
▼▼ 日経ジャスダック平均は8日ぶりに反落し前営業日比0.01%安。個別では、出前館<2484.T>、ウエ
ストホールディングス<1407.T>、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324.T>などが軟調。フェローテッ
クホールディングス<6890.T>、オービス<7827.T>、シンバイオ製薬<4582.T>はしっかり。
▼▼ マザーズ指数は反落し前営業日比0.61%安。個別では、ENECHANGE<4169.T>、AI in
side<4488.T>、フリー<4478.T>が売られる半面、BASE<4477.T>、メルカリ<4385.T>、サンバイオ<4
592.T>は買われた。
<14:49> 日経平均は高値圏でもみあい、電力株が堅調
◇◇ 日経平均は高値圏。現在、前営業日比100円ほど高い2万8200円台前半での推移となっている。
市場では「高値警戒感はあるものの、買い意欲が強い。香港ハンセン指数や上海総合指数をはじめアジア株
がしっかりした動きとなっていることも支えとなっている」(国内証券)との声が聞かれた。
東証33業種では、電力・ガス業が値上がり率トップ。寒波で電力需給がひっ迫するなかで、東京電力
ホールディングス<9501.T>、中部電力<9502.T>、関西電力<9503.T>などの電力株は軒並み堅調に推移してい
る。
<13:04> 日経平均は終値近辺で一進一退、長期的な先高観が支え
△▼△▼⇨ 後場の日経平均は前日終値(2万8139円03銭=8日)を挟んだ一進一退の値動きとなっている。
東証33業種では、石油・石炭製品、電気・ガス業、医薬品などの17業種が値上がり。半面、パルプ・紙
、証券業、サービス業などの16業種は値下がりとなっている。
¤¤¤⇨ 市場では「日経平均が前週短期急騰したことを踏まえると、高値警戒感が台頭してもおかしくないが、
買い意欲は依然として強い。11日の米国株は下がったとはいえ、今年の前半はまだ強い相場が続くという
長期的な先高観が支えとなっているようだ」(運用会社)との声が聞かれた。
<11:45> 前場の日経平均は続伸、高値警戒の中で売り買い交錯 商い膨らむ
△△▼△○⇨ 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比47円72銭高の2万8186円75銭となり、続伸。
米国株安や前週末の急な上昇による反動から、下落して始まったが、依然として物色意欲は強い。高値警戒
感が生じている中で売り買いが交錯し、前場段階の東証1部売買代金は1兆5000億円超となるなど商い
が膨らんだ。
▼▼▼ 11日の米国株式市場は主要株価3指数が下落。前週に最高値を付けたことから利食い売りが出た。決
算シーズンの開始が待たれる中、米議会でのトランプ大統領の弾劾手続きにも注目が集まっている。
▼△△⇨ これを受けて日本株は寄り付きは反落してスタート。主力株を中心に利益確定売りが先行する展開とな
った。日経平均は一時、前日比で200円を超す下落となり、前週末に2日間という短期間で1000円を
超す上昇に対する反動安の展開になるとみられた。ところが、売り一巡後は押し目買いが流入。前場中盤に
はプラスに転じた。
¤¤¤⇨ 高値警戒感が強いものの「基調の強さに変化がみられない。当面、日経平均は2万8000円を固める
動きになりそうだ」(国内証券)という。
¤¤¤⇨ みずほ証券・シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏は「流れに乗り切れなかった投資家の買いが続い
ている。バイデン氏の就任式までは、こうした強い動きが続くのではないか」とコメントしていた。
▼▼ TOPIXは0.05%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆5269億9300万円と
膨らんでいる。東証33業種では、石油・石炭製品、医薬品、空運業が上昇した一方、パルプ・紙、証券業
、サービス業などが下落した。
◇◇ 個別では、東京エレクトロン<8035.T>が連日の上場来高値更新となったほか、武田薬品工業<4502.T>、
任天堂<7974.T>がしっかり。
◆◆ 半面、トヨタ自動車<7203.T>、エムスリー<2413.T>、住友金属鉱山<5713.T>な
どがさえない。
東証1部の騰落数は、値上がりが887銘柄、値下がりが1210銘柄、変わらずが85銘柄だった。
<10:55> 日経平均はもみあい、高値警戒感から上値追いに慎重
△▼△▼⇨ 日経平均はもみあい。マイナス圏から一時前週末比で約150円上昇したものの、その後は伸び悩む展開となっている。「買い意欲が感じられるが、高値警戒感から上値追いに慎重な様子がうかがえる」(国内
証券)という。
<09:45> 日経平均はプラスに転換、物色意欲の強さを再確認
△△ 日経平均は前週末比プラスに転換、連日のバブル後最高値更新となっている。TOPIXもしっかりと
なり、昨年来高値を更新した。市場では「押せば買いが入ることが示された。物色意欲の強さを再確認した
格好となっている」(国内証券)との声が聞かれる。
○○ 個別では半導体関連株のほか、中外製薬<4519.T>、武田薬品工業<4502.T>など薬品株の上昇が目立つ。
<09:05> 日経平均は反落、米国株安や急な上昇に対する警戒感で
▼▼ 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比134円66銭安の2万8004円37銭となり、
反落してスタート。前日の米国株式市場が安かったほか、これまでの急な上昇に対する警戒感から、利益確
定売りが先行する形となっている。安寄りした後も下押しし、前週末比で200円を超す下落となった。