① ""最新マーケット動向 ; 米国株は企業業績巡り下落、安値拾いの買いで下げ限定的""
2018年10月24日 / 07:15 / 8分前更新
[ニューヨーク 23日 ロイター] - 米国株式市場は、企業の業績見通しを巡る懸念から下落した。ただ、終盤にかけて安値拾いの買いが広がり、この日の安値からは切り返して終了した。
建設機械大手キャタピラー(CAT.N)は7.6%急落。同社は2四半期連続で引き上げていた通期利益見通しを据え置いた。
複合企業スリーエム(3M)(MMM.N)は4.4%安。 同社は、為替動向が向かい風になるとし、通期利益見通しを下方修正した。
これを受けて借り入れコストや賃金の上昇、関税による企業業績への影響を巡る懸念が再燃、S&P工業株指数.SPLRCIは1.6%下落した。
企業利益を巡る懸念に加え、米中間選挙やイタリア予算などを巡る懸念も投資家の売りにつながった。
セクター別ではS&Pエネルギー株指数.SPNYが2.7%安と最大の下げを記録した。サウジアラビアの供給拡大示唆を受け、原油価格が急落したことが背景。
ただ、米株市場は午後の取引で売られ過ぎとの見方が浮上し、下げ渋った。
市場筋によると、S&P総合500種は2700近辺の支持線でテクニカル的な買いが入ったことが反発につながった。
② きょうは企業業績を巡る失望感が広がったものの、チェリー・レーン・インベストメンツのパートナー、リック・メックラー氏は週内に発表されるテクノロジー企業の決算は好調な内容になる可能性があると指摘した。
今週はマイクロソフト(MSFT.O)、インテル(INTC.O)、アルファベット(GOOGL.O)が決算を発表する。
S&P総合500種は5営業日続落し、9月20日に付けた終値ベースでの過去最高値を6.5%下回っている。
ナスダックは引き続き値動きの荒い展開となり、8月29日に付けた終値ベースでの過去最高値から一時10%超急落、その後下げ幅を縮小した。
マクドナルド(MCD.N)は6.3%上昇。第3・四半期の世界既存店売上高が市場予想を上回った。
通信大手ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ.N)は4.1%高。第3・四半期(7─9月)の利益と携帯電話契約者数が市場予想を上回った。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.44対1の比率で上回った。ナスダックでも2.13対1で値下がり銘柄数が多かった。
トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合算出来高は約91億株。直近20営業日の平均は79億株。
③ 終値 、前日比、 % 、始値、 高値 、安値 、コード
★ ダウ工業株30種、 25191.43、 -125.98、 -0.50、 25038.4 、25307.、 24768. .DJI
6 70 79
前営業日終値 25317.41
★ ナスダック総合 、7437.54、 -31.09、 -0.42、 7328.55 、7472.5 、7260.1 .IXIC
8 3
前営業日終値 7468.63
★ S&P総合500種、 2740.69、 -15.19、 -0.55 、2721.03 、2753.5 、2691.4 .SPX
9 3
前営業日終値 2755.88
④ シカゴ日経先物12月限、 ドル建て 22205、 + 285 、大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 、円建て、 22175 、+ 255、 大阪比 <0#NIY:>