① ""【NY外為】ドル指数が5日ぶり上昇、インフレへの楽観で""
Susanne Barton 2019年5月2日 6:27 JST
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政策姿勢は適切、いずれの方向にも動く強い論拠ない-FRB議長
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ユーロはドルに対し4営業日ぶりの下げ、主要市場の多くが休場
1日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要10通貨の大半に対し上昇。ブルームバーグのドル指数は5営業日ぶりの上昇となった。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が米国の低いインフレには「一過性の」要因が作用している可能性があると述べ、利下げ観測が後退。ドル買いが膨らんだ。
- ユーロニューヨーク時間午後4時27分現在、ブルームバーグのドル・スポット指数は0.2%上昇
- 連邦公開市場委員会(FOMC)終了直後には、金融当局が注視するインフレ指標が望ましい水準を下回っているとの見方を示したことに市場が動揺し、0.3%低下する場面があった
- ドルはその後まもなく、パウエル議長の記者会見中に下げを埋めた。パウエル議長は、政策姿勢は「現時点では適切」であるとし、「いずれの方向にも動く強い論拠は見られない」と語った
- アジアと欧州の主要市場の多くは祝日で休場
- 米ドルはカナダ・ドルに対し上昇。原油相場の下落が背景
- ユーロはドルに対し0.2%安の1ユーロ=1.1192ドル。4営業日ぶりの下げとなった
- ポンドはドルに対し0.1%高の1ポンド=1.3046ドル
- メイ英首相は1日、欧州連合(EU)離脱に期限を設置するのに消極的だとの認識を示した
- ドルは円に対し横ばいの1ドル=111円42銭
(ドル反発)
★欧州時間の取引
FOMCを控え、ドル指数が5営業日続落。金利据え置きがほぼ確実視される中、0.1%低下した。主要10通貨のうち最も不振なのはニュージーランド・ドルで、同国雇用者数の予想外の減少を重しに下落した。
原題:Dollar Rises on Fed Chair’s Inflation Optimism: Inside G-10(抜粋) Dollar Slips Before Fed, Kiwi Dips on Rate-Cut Bets: Inside G-10