① ""「ヒルズの未来形」が虎ノ門・麻布台エリアに-森ビル最大規模””
堀江広美、Reed Stevenson-
広場など緑地を確保した上で超高層タワーを融合、従来とは逆の手法
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規模は六本木ヒルズに匹敵、インターナショナルスクールなども建設
(虎ノ門・麻布台プロジェクトのイメージ画像 Source: DBOX for Mori Building Co)
森ビルの辻慎吾社長は同日の記者説明会で、「世界の都市間競争に東京が勝ち抜くためには国際水準のオフィスや住宅などがまだまだ必要」と説明。世界中からヒト・モノ・カネを集めてくる磁力となるような街が必要で、こういった大規模再開発が行われることによって都市の総合力が高まると話した。
同プロジェクトの特徴は、従来型の建物中心の建築計画とは逆の手法を採用している点だ。まず人の集まる広場を街の中心に配置し緑地を確保した上で3棟の超高層タワーを建設し、足元に緑豊かなスペースを生み出す。緑化面積は約6000平方メートルの中央広場を含め、東京ドームの約半分に相当する約2.4ヘクタールに上る。
オフィス総貸室面積は約21万3900平方メートルで就業者数は約2万人、住宅は約1400戸で居住者数は約3500人を想定しており、六本木ヒルズの開業時をそれぞれ上回る。
(着工前のプロジェクト建設地(7月6日撮影))
辻社長はオフィス部分のリーシング(賃貸)見通しについて、東京のマーケットは非常に大きく、このプロジェクトで供給されるオフィスは環境一体型という強みもあるため、「大変厳しい状況に追い込まれるとは全く思っていない」とし、いろいろな選択肢を提供することで十分に競争力があると考えていると述べた。
正式名称は、「ヒルズ」と名付ける可能性も含め開業が近づいてから決定する予定。
野村証券の福島大輔アナリストは同プロジェクトについて、「オフィスビルだけではなく住宅や教育施設、文化施設も兼ね備えた複合的な街づくりを目指しており、都市としてのにぎわいが見込める」と指摘。オフィスビルだけを建設するわけではないので、「オフィスビルの市況に悪影響を及ぼす懸念はそれほど大きくないだろう」との見方を示した。
ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、パトリック・ウォン氏は「オフィス市場は非常に好調で、空室は減少している。問題は賃料が引き続き上昇し得るかどうかだ」と述べた。
🏢 🚅 こういう建物とか新幹線のような、いわゆる""もの造り""は世界に誇れるものですが、インターネットとかソフトウェアとかの発想、独創性などでは見劣りします。原因は老害、閉鎖的な社会、教育とか直ぐに挙げられるのですが、いずれも一朝一夕では解決できないものばかりで、しかも改革のエネルギーが不足しています。子供や孫の時代までに、これらの障害物を除くことが出来るかどうかが、日本の未来を決める事になるでしょう。