(ルメール仏経済・財務相)
① ""仏財務相、世界的な格差が資本主義の崩壊招く可能性を警告""
2019/01/23 、07:59
[パリ 22日 ロイター] -
ルメール仏経済・財務相は、フランスが今年議長国を務める主要7カ国(G7)会合に関する演説で、世界的な格差が今後も拡大すれば、資本主義は崩壊する可能性があると警告した。
ルメール氏は、G7は共通の最低法人税率を設定することを検討し、巨大な多国籍企業の影響力に対応策を講じるべきだと主張。
「資本主義を作り変える必要があり、さもなければ世界的な格差の拡大によって存続できなくなる」との見方を示した。
社会的な格差は先進国でポピュリスト(大衆迎合)政党が台頭している主な理由とされており、仏政権に抗議する「黄色いベスト運動」の引き金になったとも考えられている。
ルメール氏は「グローバル化の恩恵を受けていないと主張する人々が発している警鐘」に各国政府は注意を向けなくてはならないと語った。
また、中国が発展途上国の主要な資金源としての地位を強固にするなか、特定の国が外国の経済力に支配される事態を回避するためにG7が国際的な投資規則で合意することを望んでいると述べた。
さらに、最富裕層と最貧困層の所得差が拡大している問題についてもG7で検証する考えを示した。
※ 同じ財務相でも新聞と新聞を読まない人の差は、こういう所にも現れます。(ため息)