◎◎ ウォール街、利益回復でも株主の懸念解消せず-株価は年初来で下落
Lananh Nguyen、Michelle Davis、Sridhar Natarajan
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米銀は既に十分な貸倒引当金を積み増したと説明
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米銀の7ー9月利益は回復しているが、株価は依然後れを取っている
💰💰△ 米銀の利益は新型コロナウイルス感染拡大前の水準に近づき始めているものの、投資家は業界の危機が過ぎ去ったとの見方を信用していない。
△△▼ 大手米銀は今週の決算発表で、短期的な貸倒損失をカバーするために必要な引当金を大部分積み増したほか、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴うトレーディングブームから引き続き恩恵を受けていると説明した。ただ、5大米銀が7ー9月(第3四半期)利益の回復を明らかにしたにもかかわらず、株価は依然として後れを取っている。
¤¤¤⇨ JPモルガン・チェースの資産運用部門のチーフストラテジスト、デービッド・ケリー氏は14日のブルームバーグテレビジョンのインタビューで「金融機関の業績は実際にはかなり好調なのに、パンデミックの犠牲者であるかのように扱われている」と指摘した。