◎◎ 〔マーケットアイ〕株式:前場の日経平均は小反落、TOPIX高く実質的に強い基調維持
2020/12/02 11:57
[東京 2日 ロイター] -
<11:45> 前場の日経平均は小反落、TOPIX高く実質的に強い基調維持
▼▼ 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比31円17銭安の2万6756円37銭となり、小反落
した。時間外取引で米株先物が軟化したことから、日経平均は高寄りした後はさえない動きとなったものの
、景気敏感株が幅広く物色されたことでTOPIXは堅調を保ち、実質的には強い基調を維持しているとみ
る関係者が多い。
△△▷ 1日の米国株式市場は反発し、S&P総合500種<.SPX>とナスダック総合<.IXIC>が最高値で取引を
終えた。新型コロナウイルスワクチンの実用化が近いとの見方が高まっているほか、中国の好調な製造業指
標を受けて早期の景気回復への期待が広がった。
△▼▼⇨ これを受けて朝方から日本株は上昇して始まったが、ほどなくして日経平均は前日比マイナスに。時間
外取引で米株先物が軟調に推移したことが背景にあるが、一方では景気敏感株が買われ、TOPIXは終始
プラスゾーンで推移した。
¤¤¤⇨ 市場では「地合いが強いことには変化がない。指数をけん引してきた値がさ株が安くなる一方で、景気
敏感株の主力がしっかりしており、指数の動きの差異はそれが影響している」(大和証券・チーフテクニカ
ルアナリストの木野内栄治氏)といった指摘もある。
☆☆ TOPIXは0.25%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆2280億4000万円と
なった。東証33業種では、ゴム製品、非鉄金属、海運業が上昇し、サービス業、鉱業などの値下がりが目
立った。
▼▼△△⇨ 個別では、指数寄与度が大きいファーストリテイリング<9983.T>が大幅下落となった。ソフトバンクグ
ループ<9984.T>もさえないが、トヨタ自動車<7203.T>、キーエンス<6861.T>、信越化学工業<4063.T>など景
気敏感株が上昇した。
東証1部の騰落数は、値上がりが1201銘柄、値下がりが852銘柄、変わらずが121銘柄となっ
た。
<10:55> 日経平均は弱もちあい、景気敏感株買われTOPIXが堅調持続
◆◆ 日経平均は弱もちあい。ファーストリテイリング<9983.T>など指数寄与度が大きい値がさ株の下落が目
立っている。一方では、トヨタ自動車<7203.T>、キーエンス<6861.T>、信越化学工業<4063.T>など景気敏感
株が買われており、TOPIXは堅調を持続。「強い基調には変化がみられず、循環物色の流れから、これ
まで劣勢だったバリュー株が買われるなど、逆二極化のような動きになっている」(国内証券)という。
<10:06> 日経平均はマイナス圏、過熱感で利益確定売り先行
▼▼ 日経平均はマイナス圏、前営業日比70円ほど安い2万6700円台前半で推移している。朝方に上昇
してスタートしたものの利益確定に押され、軟調な動きとなっている。
¤¤¤⇨ 市場では「25日移動平均線と日経平均の終値との乖離率が8%を超えると調整局面に入りやすい。短期間での急騰による高値警戒感から売りも先行し、2万7000円に近づけば近づくほど上値が重たくなる印象だ」(国内証券)との意見が聞かれた。
<09:04> 寄り付きの日経平均は続伸、上昇後は利益確定でマイナスに
△△▼⇨ 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比97円45銭高の2万6884円99銭となり、続
伸した。前日の米株高の流れを受けて堅調にスタートしたが、利益確定売りも出てマイナス圏に沈み、売り
買いが交錯している。
業種別では、非鉄金属、保険業、ゴム製品などが値上がり率上位に入っている。半面、精密機器、情報
・通信業、サービス業などは値下がり。