(日本電産本社・中央開発技術研究所)
① ""ホットストック:日本電産は反発、4─9月期営業益が過去最高 配当予想も上方修正""
東京外為市場ニュース 2018年10月24日 / 09:10 / 42分前更新
[東京 24日 ロイター] - 日本電産は反発。同社が23日発表した2018年4─9月期連結決算(国際会計基準)は、営業利益が前年比20.1%増の982億円と過去最高。同時に配当予想を上方修正したことも好感されている。年間配当は105円(従来予想100円、前期実績95円)に見直した。
家電・商業・産業用モーターで利益率が改善したほか、液晶ガラス基板搬送用ロボットなどの機器装置や車載用モーターも順調に拡大しているという。
通期業績予想は据え置いた。営業利益予想は前年比16.9%増の1950億円と、アナリスト22人の予測平均値2050億円をやや下回っている。
② ""日本電産:7-9月営業利益は過去最高の516億円、期末配当増額""
古川有希 2018年10月23日 15:31 JST
更新日時 2018年10月23日 16:07 JST
➞ 精密小型モーターなどが増益、通期計画は据え置く
➞ 大西徹夫副社長は10月末で辞任、顧問就任へ
日本電産が23日に発表した7-9月期営業利益は516億円と、ブルームバーグが集計したアナリスト予想の平均519億円とほぼ同水準だった。精密小型モータ製品の好調を背景に、四半期の営業利益としては過去最高を更新した。期末配当は1株当たり50円から55円に引き上げた。
第2四半期の純利益は412億円(市場予想400億円)、売上高は3938億円(同4092億円)だった。売上高は第1四半期と比べ2.6%増、営業利益は11%増。為替が平均レート1ドル=111.46円と第1四半期に比べ約2%円安で推移したことも増益要因となった。製品グループ別では精密小型モータと車載製品などが増益、機器装置は減益だった。
営業利益で1950億円(市場予想2054億円)を見込む今期(2019年3月期)業績計画は据え置いた。日電産は積極的な企業の合併・買収(M&A)を通じ成長を続けており、ことしも米家電大手のワールプールの冷蔵庫用コンプレッサー事業、ドイツの産業ロボット部品メーカーであるMSグレスナーなどを相次ぎ買収。車載や家電向けモーターの生産能力を増強することで、2021年3月期には売上高2兆円、営業利益率15%以上を目指している。
また、大西徹夫副社長が10月31日付で辞任することも発表した。同氏は顧問に就任する。
(業況の詳細を追記.)