米ドル/円
海外(株価・指標):原則15分ディレイ(指数によって異なります)
買・売 | 107.78-107.81↓(20/05/26 13:16) |
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前日比 | +0.09 (+0.08%) |
高値 | 107.92 (10:36) | 始値 | 107.69 (06:00) |
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安値 | 107.66 (08:57) | 前日終値 | 107.69 (20/05/25) |
◎◎ 〔マーケットアイ〕外為:正午のドルは107円後半、内外の株高が後押しし上昇
2020/05/26 12:11
[東京 26日 ロイター] -
<12:00> 正午のドルは107円後半、内外の株高が後押しし上昇
正午のドル/円は、前日東京市場午後5時時点(107.74/76円、日銀集計値)に比べ、小幅にドル高/円安の107.84/86円。米英市場は前日休場だった。
日経平均の大幅高や中国や香港の株式市場の上昇を追い風に、ドルは一時107.92円まで上昇し6日ぶりの高値を付けた。クロス円の上昇がドル高/円安をけん引したという。
一方で、ドルは対ユーロや英ポンドなどで弱含んでおり、他の主要通貨に対するドル安がドル/円の上値余地を限定したため108円には届かなかった。
また、108円ちょうどでは、実需の売りのほか短期筋による戻り売りや利益確定売りの需要が強いとされ、そうした売り需要が意識されたことも上値を抑えた。
市場の一部では、日銀の黒田総裁が参院財政金融委員会での半期報告で、必要であれば躊躇なく追加緩和を実施するとの趣旨の発言をし、それにアルゴリズムが反応して円売りが進んだとの見方も出ていた。
しかし、前回、黒田総裁が同様の発言をした際にはドル/円は無反応だったこともあり、きょうは総裁の発言で円安が進んだとみるより「内外の株高に押されてじわじわと円売りが進んだとみる方が実情に近い」(外為アナリスト)との指摘が出ていた。
<11:12> ドル107.92円まで上昇、対ユーロでのドル安が重し
ドルは107.85円。
日経平均の大幅高や他のアジア株の上昇を好感してリスク選好が高まる中、クロス円での円売りが主導する格好で、ドルは一時107.92円まで上昇した。
しかし、対ユーロではユーロ高/ドル安になっているため、現在は上値が抑えられている。ユーロは目下1.0914ドル付近できょうの高値圏。朝方の安値は1.0892ドルだった。
市場の一部では、日銀の黒田総裁が参院財政金融委員会で半期報告を行った際に、必要であれば躊躇なく追加緩和を実施するとの趣旨の発言をし、それにアルゴリズムが反応して円売りが進んだとの見方も出ている。
しかし、「黒田総裁は前回も同様の趣旨の発言を行っており、その時にドル/円は全く反応を示さなかった。今回も黒田発言の影響はそれほどなかったとみている。きょうはむしろ内外の株高に押されてじわじわと円売りが進んだとみる方が実情に近いだろう」(外為アナリスト)との意見が聞かれた。
<09:55> 香港ドルは7.75ドル前半、2カ月ぶり安値から反発続く
香港ドル<HKD=D3>は1米ドル=7.7533香港ドル付近。前日は7.7556ドルでアジアの取引を終えた。香港ドルは前週付けた2カ月ぶり安値から反発傾向にある。
香港ドルの反発について「前日は香港株が22日ほど大きく売られなかったことで、香港を巡る情勢については、若干の安心感がでているようだ」(外国銀)との意見が聞かれた。
香港ドルは1米ドル=7.75━7.85香港ドルの水準にペッグされており、3月末から5月20日まで上限付近での取引となっていた。
しかし、22日に開幕した中国の全国人民代表大会(全人代、国会)で国家安全法を議題にすることが明らかになった21日から下げはじめ、22日には7.7578ドルまで下落し3月23日以来の安値をつけた。
オフショア人民元<CNY=CFXS>は前日1ドル=7.1361元で取引を終えた。22日には一時7.1446元まで下落し、昨年10月以来の安値を付けている。
ドル/円は目下107.75円付近。前日英米市場が休場だったため、今朝は手掛かり材料難で小幅な取引レンジに収まっているが、月末の実需のフローが注目されている。