こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

電気は足りてる

2012-08-26 22:55:17 | 震災・原発・自然エネルギー


今朝の空。

雲の流れに秋の気配。風も爽やか。
「晩夏初秋」という言葉が浮かびました。

でも、爽やかなのは、つかのまで日中はやっぱり暑い。厳しい残暑はまだまだ続きそうです。

この猛暑でも、やっぱり電気は足りてる。


今日付けの赤旗日曜版。↓



関西電力は「大飯原発を再稼動しても電力不足による計画停電もあり得る」と各世帯に通知を郵送しました。一見して「よくわからない」、それでもそのハガキは「大切に保管してる」という話をよく聞きました。結局、原発を除いた電力供給が、電力需要のピークを上回っています。

日本全国を見ても、大飯原発以外の原発が一基も動いていないなかで、電力は足りています。

財界は「電力が足りてない」という国民だましが通用しなくなると、「電気料金の上昇」で脅そうとします。

「コスト」の心配をするなら、一旦事故が起きれば、その処理、賠償にどれだけかかるか。

政府が実施した「エネルギー政策についてもパブリックコメントでも、9割は「原発ゼロ」もシナリオを選んだとのこと。
それはフクシマを経験した私達の当然の選択です。

目先の損得ではなく、命と環境を守るエネルギー政策への転換を!!



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「原発」パブリックコメント 明日12日午後6時〆切

2012-08-11 16:23:10 | 震災・原発・自然エネルギー
いよいよ切羽詰まったときには、かなりの集中力を発揮して期限までの仕事を仕上げる自信はあるのですが。議会の発言通告〆切だとか、市政報告のニュースの発行だとか・・・。

「ごめんなさい、間に合いませんでした。」ということは一度もなかった・・・という経験に基づく「自信」が災いして、切羽詰まるまではかなり、のんきです。

「まだまだ時間がある」と思っていた「原発」パブリック・コメントの締め切りは明日の午後6時〆切。

政府は、東日本大震災、福島原発事故を踏まえ、「エネルギー・環境戦略」を見直し。国家戦略担当大臣を長とする「エネルギー・環境会議」は、「2030年のエネルギー・環境に関する3つの選択肢・・・原発依存度の基準①ゼロシナリオ ②15%シナリオ ③20~25%シナリオ)を示し国民の意見を募集しています。

3・11の大きな大きな犠牲を目の当たりにして、「原発と人類は共存できない」ということを知った私達が、その意思を表明するまたとないチャンスだと思います。

まだ間に合います!!

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“原発のまち”からの報告

2012-08-06 23:06:27 | 震災・原発・自然エネルギー
昨日は、「9条の会・ただおか」の6周年のつどいに参加させていただきました。

地元泉大津では「平和展」が開催されているちょうど同じ時間。
実行委員会で暑いなかご苦労されている皆さんには申し訳ないと思いつつ、大飯原発の地元、おおい町議会でただひとり原発再稼動に反対した猿橋巧さんがこられると聞き、どうしてもそのお話を聞きたくて、出かけました。

用意されたたくさんの資料に基づいて原発の仕組み、放射能のそもそもから、原発立地自治体の抱える矛盾など。
危険な原発を押し付けられた自治体には、原発立地促進対策交付金として莫大な財源がつぎ込まれ、豪華な公民館、体育館などが建てられる。その維持費も膨らみ、さらに原発マネーに依存し、原発を増設。もうこれ以上「ハコモノ」はいらないという状況で、福祉や医療サービスにまで交付金がつかわれるようになる。「まさに麻薬」と猿橋町議は言われました。

いただいた資料に帰ってから目を通し、大飯原発3、4号機の再稼動に同意した町議会の「議長メモ」という文書に以下の記述がありました。
「・・・日本経済の発展にとって必要不可欠であった人口密集地には建設できない原子力発電所の誘致をもって社会に貢献し、地域づくりの根幹とせざるを得なかった立地自治体の苦悩と実情が広く国民に理解されていない現実があります。
その背景には社会基盤整備をはじめ、拡大する地域間格差を解消するために産業基盤の脆弱な過疎の地域である、小規模自治体の現実と課題に真摯に向き合うことを避けてきた政治の仕組みが存在します。・・・」

“原発のあるまち”の人々と、電力を消費する都市に暮らす私達。
次の世代の人々に、生きていくことができる環境を残すために、いっしょに「原発ゼロ」をめざしていくときです。

町議会では、再稼動反対が日本共産党の猿橋議員ただひとり、しかし町民のなかでは反対の声が高まっていることが、2時間近いお話の締めくくりでした。




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「さよなら原発集会」に17万人

2012-07-17 14:06:39 | 震災・原発・自然エネルギー


「10万人集会」と銘打った集会に全国から17万人!!

猛暑のなか、集い、声をあげる人たち。
長い長いデモの隊列。

代々木公園を最後のデモ隊が出発したのは夕方の5時10分だったとそうです。

昨日の昼、午前中の一仕事を終えて家のテレビをつけて、手もとにある集会のプログラムを見ながら、ニュースでチラッとでも出てこないかと思ったのですが、期待ははずれ。

集会に小学生の娘さんと一緒に参加した森下議員のブログ、往復夜行バスで参加の忠岡のコウサコ議員のブログで、その熱気を想像します。

福島原発以前から「安全神話」に警鐘を鳴らし続けてきた日本共産党の地方議員のひとりとして、
そしてそれだけでなく、それ以上に、今、この国に生きている者のひとりとして、声を上げ続けよう。今朝の新聞を読みながら、あらためて心に決めました。

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人が動く時

2012-07-01 15:01:28 | 震災・原発・自然エネルギー
原発再稼動に抗議して、毎週金曜日に官邸前に人が集まり、その人の輪はどんどん膨れ、15日には12000人。そのとき、ほとんど無視したマスコミも、22日の45000人のデモは報じた。

そして29日は、なんと約20万人。
主催者発表20万人、警視庁によると17000人。このギャップをどう考えたらいいのか、よくわからない。しかし、すごくたくさんの、「数え切れないほどたくさんの人」が、そこにいたという事実。
そこにいた人たちがリアルタイムで、その映像を発信し、そこにいなかった人たちにも伝えた。


関電本社前にも先週の1500人を越える2200人。
今度の金曜日には、私も参加したいと思う。

これほどの人たちが、やむにやまれぬ思いで動き、声をあげているとき、大飯原発3号機はきょう1日午後9時をめどに起動、4日に送電開始、4号機も早ければ17日に起動、20日に再稼動と言われている。

6月市議会定例会に提出された「再稼動に反対する意見書採択の要請書」。私を含め、複数の議運のメンバーから、強く採択を支持する意見がありましたが、残念ながら、合意に至らず採択できなかった「意見書」です。

全国の地方議会からも「意見書」があがれば、それは現実を動かす力となる。
そして、動き、声をあげた人たち、そこには行けなくても思いを同じにする人たちを励ます。だから、とても残念だ。

要請をいただいた方々に敬意を表し、託された「意見書」案文を以下に掲載させていただきます。

提出いただいたのは、大阪労連阪南地区協議会、弁護士法人阪南合同法律事務所です。


関西電力大飯原子力発電所3、4号機の再稼動に反対する意見書(案)

 民主党・野田首相は、4月13日、原発の再稼動を議論する関係化雨量会議を開催し、関西電力大飯原発の3、4号機について、「安全性」「必要性」が“適合”“妥当”であるとし、再稼動を認める方針を決定した。
 しかし、昨年3月に発生した福島原発事故は、現時点に至っても、事故原因の解明はおろか、原子炉内部や廃刊の状況を確認することすら出来ておらず、国民の安全性を無視した決定といわざるをえない。
 仮に事故がおこったとすれば、近隣住民の被害のみならず、50キロ圏内に、近畿1450万人の命の水源である琵琶湖が含まれており、投資の住民にとっても、全く無関心でもいられない。
 そもそも、政府が再稼動の根拠にしようとしていたストレステスト一次評価、単なるコンピューターシュミレーションによる評価にすぎずm「ストレステストの一次評価でゃ総合安全評価として不十分」(斑目春樹原子力安全委員会委員長)、「ストレステストをやったから、それで安全性が確認されるというものではない」(枝野幸男経済産業団人)などといった発言からも、原発の安全性の保証にはなりえないものであることは明らかである。
 さらに、大飯原発が立地する若狭湾にも多くの活断層が存在するといわれ、いまだにその全貌は明らかになっていない。そればかりか、過去の津波被害についても未だ調査途上の段階である。
 ところが、野田首相と枝野経済産業相ら3閣僚は、4月3日に突如「暫定的な安全基準」なるものの策定を経済産業省原子力安全・保安院に指示し、それからわずか3日後の同月6日、上記「安全基準」を決定し、これをもとに大飯原発の「安全性」を確認すると公表した。
 しかし、これは、上述したことから明らかなとおり、全くの偽りの「安全基準」であり、新たな「安全神話」の創出という他ない。
 国民の安全を確保する責務を放棄し、危険な原発再稼動にまい進する政府の市政を認めることは出来ず、大飯原発の再稼動をするなと強く求めるものである。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

2012年  月  日

送付先;衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、経済産業大臣、原子力行政担当大臣、内閣官房長官
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「原発ゼロ」の明日へ

2012-05-05 23:41:11 | 震災・原発・自然エネルギー
去年の3・11以来、原発や放射能に関する本を次々に読んだ。

「知らなかった」「知ろうとしなかった」ことを悔いながら。
そして恥じながら。

日本の原発には13ヶ月ごとに「定期検査」があり、「その後再稼動しなければ、2012年の春には、日本中の原発が止まる」ということを知ったのは、「原発・放射能 図解データ」(野口邦和 監修 大月書店)という本を読んだとき、昨年の夏だった。
そのページに付箋を貼った。

しかし、「その後再稼動しなければ」という前提は、かなりハードルが高いように思えた。

きょう、5月5日23時3分、唯一稼動していた北海道泊原発3号機が運転を停止。
日本中の原発が止まった。

1970年4月以来、42年ぶりだという。

私がそうであったように、福島の事故を目の当たりにして、多くの人が原発と放射能について考え、そして声をあげたことが、「原発ゼロ」を現実のものにしたのだと思う。

このまま、一切の原発の再稼動をしないとしても、廃炉には、尚、長い時間と莫大な経費がかかる。

新聞各紙の「社説」を読み比べた。
「このままでは電力不足になる」「首相が先頭に立って再稼動のために地元の説得に全力を」など・・・。
「何が一番大切か」のモノサシが違うと思う。

原子力発電を続ければ、たとえ事故がおきなくても、放射性物質というやっかいなゴミを生み出す。安全に処理すること、保管することができないものだ。
そして、けして「想定外」ではない、予測しなければならない事故が再び起きれば、土も水も空気も、広く深く汚染する。

そんな大切なことを知るために、とりかえしのつかない大きな犠牲が必要だったのだろうか。

後戻りするのではなく、「ここからの一歩」を進めたいと思う。


命を育む地球環境を、私たちの手でこれ以上、汚してはならない。



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なぜ今、再稼働?

2012-04-10 14:52:37 | 震災・原発・自然エネルギー


毎日新聞、8日、日曜日の一面記事は衝撃だった。

「1986年のチェルノブイリ原発事故でもたらされたセシウム137は大地に染み込み牧草を介して、今も、容赦なく羊の体内に取り込まれる。」(記事引用)・・・26年たった今、チェルノブイリから2000キロ離れた英国イングランド北西部のセラフィールド。放射線量の測定で基準値を超え頭部に「出荷停止」の赤ペンキを塗られる羊がいるという。


大飯原発の再稼動問題が議論されている。
政府は関電が提出した工程表を「おおむね妥当」として再稼動に向けて動き出そうとしている。

判断基準の前提となるストレステスト1次評価を審査した経産省原子力安全・保安院「意見聴取会」の委員を務める4人が、原子力産業協会などから5年間で1674万円の寄付を受けていたという事実を4月2日付け赤旗が報じた。




日本原子力産業協会(原産)は、原発利益共同体の中核、まさに「原発安全神話」を作り上げてきたことは、今や多くの国民が知るところだ。

チェルノブイリからもフクシマからも学ぼうとしない拙速な再稼動は絶対に認められない。

26年後の「汚染羊」を報じた8日の毎日新聞の一面記事は「・・・セラフィールドの地に立ったとき、原発が内包するリスクの大きさにたじろいだ」という記者の言葉で結ばれている。
こうした記事を掲載した同じ新聞が、政府の「再稼動」を前提にした動きについての報道はあまりにも無批判なのではないか?

国民の命、安全、そして将来の人々に対する責任ある判断と対応が問われている時に。




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もし、紀伊半島に原発あれば・・・

2011-09-06 10:05:56 | 震災・原発・自然エネルギー
台風12号の被害の大きさ。引き続く報道に胸が痛みます。

岬町の中原あきら議員がブログで、ご自身の肉親が被災された町の惨状を伝えています。コメント欄の「紀伊半島に原発がなくてよかった・・・」は、その現場を見た彼女の言葉。重たいものです。

中原議員は、きょう一般質問だということ。命守る政治と行政の役割を、言葉に刻んで質問にたっていることでしょう。

泉大津市議会は13日開会。
明日が一般質問の発言通告締め切りですが、なかなか焦点をしぼれず苦労しています。

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福島からのたより

2011-07-26 21:44:58 | 震災・原発・自然エネルギー
農民連と私も会員である大阪の新日本婦人の会が手をつないでの、お米の産直運動が始まったとき、子ども達は食べ盛り、育ち盛りでした。子ども達が中学、高校とお弁当を作り続けたころは、「冷めてもおいしいお米」が強い味方でした。お米を作ってくださっている福島の生産者さんからの季節の便り、「暑中見舞い」「年賀状」も毎年いただきました。

今年も届いた「夏のたより」。
その一枚のはがきの重さ。

そのままここに転載させていただきます。

ブログを初めて2週間。思っていたよりたくさんの方に見ていただいて嬉しく思っています。
私の「ひとりごと」におつきあいくださっているみなさん。どうか「福島からのたより」を読んでください。

美しく・豊かな福島をとりもどすまで
たたかう農民として生き抜く。
 


 私たちは、原発事故の収束の見通しもたっていない中で農作物を育て、家畜の世話をし、放射能の危険に脅かされながら、毎日悩み揺れています。
 消費者の過剰な反応を「風評被害」だといいます。いま現実に起こっていることは根も葉もない風評ではありません。
東電が起こした原発事故による放射能が大地と作物を汚染している実害です。「風評被害」で片付けることは、消費者に責任をなすりつけ東電と国を免罪することです。
 私たちのたたかいは、原発事故がなかったら起こりえなかった損害を全て保障させることです。それは、原発が「安くてクリーンな電力」ではなく、電気事業者に原発は「割りに合わないもの」と思い知らせ、原発ゼロへの道を切り開くたたかいでもあります。そして、原発で働く労働者や避難を余儀なくされた人々、放射能に晒されて生きざるを得ない人々の「人権」を守るたたかいでもあると確信しています。
 私たちは、多くの人たちと力をあわせ、豊かで美しい福島を取り戻すために農民として生き抜く覚悟です。必ず、福島のお米を皆さんに届け、子や孫にきれいな大地を手渡すまでたたかいます。

福島県農民連
福島農民連産直農協
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