こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

知事選挙告示

2011-11-10 22:38:17 | 大阪府政問題
きょうから知事選挙が始まった。

公営掲示板に候補者のポスターが張り出される。

街宣車は、広い大阪府下、候補者カーと推薦団体の宣伝カーとがそれぞれ一台。

18日間の選挙期間中に、宣伝カーと出会うこともめったにないだろう。

国政の選挙や、今回の知事選挙でも、候補者の個人演説会さえ、「不特定多数に文書でお知らせすることができない」という制約に、いつも疑問を感じる。
告示になって、立候補届出をして初めて、公営会場を演説会場として使用する手続きができる。
それから、わずかの期間で、演説会の開催を有権者に知らせる方法は、きわめて限られている。

市会議員選挙のときは、候補者カーがせまい地域を回る。(やかましいだろうなぁと思いながら、いつも回らせていただいています)
私は、地元の小学校体育館をお借りして開催する演説会を、会場が決まり次第、候補者カーから案内させていただく。
不特定多数の方に案内してこそ、演説会の意味があるから。
「どんな話をするのか、一回行ってみよう」と、いう方が足を運んでくださるのが嬉しい。

「誰に投票するか?」迷っている方にこそ、候補者の政策や信条を、ナマで聞いていただきたいと思う。
いつものことだが、今度の選挙は特にそう思う。

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・・・それなら、なぜ子ども医療費助成、最低レベルで据え置いたのですか!?

2011-11-09 23:23:51 | 大阪府政問題
告示前、マイクで音が出せる最後の日。

地元の北助松駅前に立ちました。

そこで「大阪維新の会」の皆さんと、いっしょになりました。

「みなさんと共に 維の挑戦!!」と書いたビラを、宣伝に参加したメンバーがもらってきたので、じっくり読ませていただきました。

」と思うところは、たくさんありますが、特に「イラッ」としたのは、以下のくだり。
もっとやさしく! 医療、福祉の充実 乳幼児医療費助成を中学生まで無償化(堺市は既に実施)

堺市だけではありません。
全国3分の1以上の市町村では、中学校卒業までの無料化、または助成を実施しています(市に対象年齢引き上げを求める一般質問をする時に、全国の都道府県の担当課に聞き取り調査をして、思ったよりずっとすすんでいることに、びっくりしました。)
市町村の努力もありますが、都道府県がリードしています。
大阪では、堺市と田尻町だけ。他の都道府県に比べて、大きく遅れているのは、府が「通院は2歳」と全国最低レベルの助成しかしていないからです。


今年の夏も、高石から岬までの8市4町の日本共産党議員団が、市民要望で大阪府と交渉を持ったときにも、「子ども医療費助成の拡充」を強く要求しました。
そのときの府の回答は「全国で自治体による格差が生じているので、全国一律の制度の創設を国に要望する」「国の制度ができるまでは現行制度の維持」。

「自治体による格差が生じている・・・」などと無責任なことを言っているが、「格差を作っているのは、大阪府でしょ」と、私たちは言いました。
担当の職員さんは「府の財政状況は厳しいので・・・」。
こんなやりとりを、今年も、昨年も、一昨年もずーっと繰り返してきました。

選挙の前になったら「中学生まで無償化」?

誰がやろうと、いいことはいい。
「中学校までの無償化」・・・大いに結構です。

でも、それならなぜ、せめて「就学前まで」と、全国の多くの都道府県がフツーにやっていることに背を向け続けたのですか
今の今まで。

たくさんの「」のなかで、もうひとつだけあげれば、「WTCへの府庁庁舎への転用」を「橋下代表の大阪府改革における実績」としていることです。
胸はって実績と言えることでしょうか
府議会での2度の否決にも関わらず、WTCビルを購入。(購入予算に賛成した議員の責任も問われます。)ビルの購入費、引越し費用などで、すでに120億円。3月11日の震災で、大規模な被害。「防災拠点に不適切」との専門家の指摘で、全面移転は断念したものの、今後、2つの庁舎の併用で1200億円も無駄なお金がいると言います。これは「実績」どころか、大失政です



WTCビル購入に85億円は出しても、「就学前の通院医療費助成」に必要な23億円は「財政難」だから出せません。それが、これまでの府政。
事実に基づいて、主権者としての判断をしたいものです。








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大阪に再び「府民のための府政」を・・・梅田章二さんとともに

2011-11-07 23:24:21 | 大阪府政問題
きょうは朝から議員団会議。来年度の予算案に対する「要望書」の検討など。

午後は、「明るい民主府政をつくる会」の宣伝カーが泉大津に入り、議員団3人で先導、それそれの担当地域で、「梅田章二さんとともに府民の命守る大阪を」と訴えました。

夜は、明るい民主大阪府政をつくる会泉大津忠岡連絡会の「決起のつどい」。
テクスピア大阪4階の研修室がいっぱいになりました。

私も、今度の知事選挙に臨む思いを発言させていただきました。



大阪府会議員の、くち原議員の府政報告で、橋下知事が切り捨ててきた府民のための施策の数々、大企業の応援には巨額をつぎ込むが、中小企業振興費は半減、これからもさらに大型公共事業を推進していく計画・・・じっくりと聞かせていただきました。

夕方のテレビ討論を終えて駆けつけた梅田章二さんは、「知事選に名乗りをあげている倉田氏も、これまで橋下府政を高く評価してきた。橋下府政を継承するのか?と質問されて答えられなかった。」「橋下・維新の会の暴走にストップをかけるのは、私しかいない」と、力強く訴えました。
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知事選挙を目前にして

2011-11-05 22:35:40 | 大阪府政問題
大阪府知事選挙の告示が10日。
いよいよダブル選挙の本番を迎えます。

大阪市長選挙への、わたし孝一さんの立候補辞退の表明に、私のもとにも賛否両論の意見が寄せられています。


「評価できない」というご意見は、「有権者にとって多様な選択肢があった方がいい」。このブログのコメント欄にも、そういうご意見をいただいています。

「自治体の行政がこうあるべき」という主張は、候補者をたててこそ有権者に訴えることができます。だから、「主張」があるのなら、堂々と候補者をたてて闘うことが政党としても責任ある態度だと思います。

短い選挙期間中に有権者に十分な理解をしていただくことができないとしても、その努力は、必ず次につながるものと思って、いつの選挙も声を限りに訴えてきました。

泉大津の市長選挙や府会議員選挙でも「主張」「政策」がありながら、候補者を擁立することができずに見送る悔しさ。支持してくださる方々、また、有権者として一票の行使にあたって真剣に模索をされている方々にも、申し訳ない。そういう思いを何度も経験してきました。

「多様な選択肢があるべきだ」というのは、有権者としての、まっとうなご意見だと思います。

しかし、そういう大原則をあえて、ふりっきても決断しなければならない問題に今、直面しているのだと思います。
今回の知事・市長のダブル選挙にあたって、どうしても阻止しなければならないのは、橋下前知事が率いる「維新の会」の、「府・市のっとり」です。府議会はすでに「維新の会」が単独過半数。大阪市議会は「維新会」が過半数を占めてはいないものの、比較第1党。ここに、知事から鞍替えした橋下市長の誕生を許せば、とりかえしのつかない事態が予測できます。

3年9ヶ月前の知事選挙で、橋下知事の人気、若さ、行動力・・・「大阪を変える」の訴えに共感、期待した有権者の中にも、「ちょっと待って」という声が広がっています。いわゆる「3つどもえ」の戦いになったとき、現職市長とわたしさんの合計票が過半数を上回っても、橋下前知事が当選することになれば、その「結果」は、大阪市民にとってだけでなく、大阪府全体にとっても大変危険な道へと踏み出していくことになるでしょう。

私は「大阪・維新の会」が府議会に提案している「教育基本条例」案の全文を読むなかで、ますます強くそのことを感じています。
そこにあるのは「ひとりひとりの子ども」「ひとりひとりの人間」が、それぞれかけないのない存在であるという、ゆずれない原点、日本国憲法に「侵すことのできない永久の権利」として刻み込まれた「基本的人権」を乱暴にふみにじる思想です。

「政治に必要なのは独裁だ」と言い放ったかと思えば、「選挙で選ばれ、議会の審議も経て進めていることを、独裁と批判されるのは心外だ」と息巻く。言うことをくるくる替えながら、インパクトのあるワンフレーズの言葉で人をひきつける。マスコミを利用しカメラ目線で、自分を売り込む。そしてやってきたことは、徹底した弱者切捨て。
こういう人物に、これ以上、「政治家」として活躍する場を与えてはならないと思います。

わたし孝一さんの「決断」は、立候補の要請に応えたときの「決断」よりももっと重い、「巨悪を許さないために闘う」決意であるに違いないと思います。
きょうまで、わたしさんに願いを託してきた人たちの胸のうち、無念さもどれほど大きいことか・・・。


その「決断」を無駄にしてはならないし、「無念さ」にも、よりよい結果でこたえなければならないと思います。

今の選挙法では、マイクが使えるのは告示前の9日まで。
選挙が始まると「静かになる」というおかしな制度です。
その一方、テレビや新聞の洪水のような情報が、特定候補者への支持を誘導しているとしか思えないこともあります。

街頭からマイクで訴えるというのも、お昼寝のあかちゃんや病気の方や、好きなテレビ番組を楽しみにしている方にとって、ご迷惑かもしれない・・・といつも思いながらですが、9日までは、悔いなく出来る限りの訴えをさせていただきたいと思っています。
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“母親”の名において「維新の会・教育基本条例」案に反対します

2011-10-31 23:19:58 | 大阪府政問題
昨夜、「大阪の教育の明日を考える会」主催のシンポジウムに参加した。

開催はインターネットで知り、「拡散希望」ということだったので、 ブログ(10月13日に貼り付けた。

テーマは維新の会が府議会に提出している「教育基本条例」案。
多彩なシンポジストの発言のあと、会場からの自由な発言の時間。

教員希望の学生さんの率直な意見に続いて、司会者の小野田正利さん(大阪大学教授)は「母親の立場で、女性のみなさんの発言を・・・」と促された。
勇気ある(?)女性が手をあげて、開口一番「私は、“材料”を産んだ覚えはありません。」「自分の産んだ子どもが“人材”と呼ばれることに違和感を感じます。」と言われた。

とても真剣で、熱気のある集会だった。
「参加者171人」ということだった。
どの発言にも全員が真剣に耳を傾ける雰囲気があった。
その中で「ハイ」と手をあげる勇気がなく、黙って座っていた私が、ホントは言いたかったことがある。
(実は、私は人前でモノを言うのが苦手です。20年も議員をやっていて、何を今さら・・・と言われそうですが、できれば黙っていたいほうです。もちろん、議員として言わなアカン時は、言います。不思議とそれはできる。)


「言いたかった」のはこんなことだ。


長女が子どもを産んで、1歳の男の子の子育てに悪戦苦闘している。
時々「助けて~」みたいなメールがくる。
「寝ない」とか、「食べない」とか、「危なくてちっとも目が離せない」とか。
そして「私は、赤ちゃんの時、どうだった?」と聞く。

長女の「子育て相談」に応じながら、私は自分の子育てを思い起こす。
「歩いた!」とメールが来ると、長女が初めて歩いた日のことが甦る。

こんな毎日のなかで、あらためて「子どもが育つ」ということはスゴイことだと思う。

子どもは自分の中に「育つ力」を抱えている。

子どもの力を信じ、寄り添い、励ますのが「教育」の力だと思う。

その子が、いつ意欲をもって新しい課題に挑むのか。
その子が、いつ目覚め大きな成長を遂げるのか。
その子が、いつ悩みや迷いのトンネルを抜け出すか。

人よりゆっくりであるなら、それもいい。
子どもが育つ姿を見続けてきた母親は、「競争」「強制」では、子どもたちの本当の力は育たないことを知っている。

昨日のシンポジウムに無理をおして、雨の中「参加してよかった」と思う。それは、「どの発言にも学ぶものがあった」からでもある。
だが、それより何より、それらの発言を聞いていて、「自分がこの教育基本条例をどうしても認められないのはなぜか」ということがよくわかったことだ。

母親は、「命」に軽々しく優劣をつけることを許せないのだ。

大阪府の教育委員会の委員全員が「教育基本条例案は白紙撤回されるべきであり、修正の有無は関係なく、これが可決されれば、私たち教育委員は総辞職する」と見解を発表した。
PTAの皆さん、教育学者・・・たくさんの方が反対の声を上げている。

私は、ひとりの母親として声をあげる。
日本の母親運動が作り出したスローガン。
「生命(いのち)を生み出す母親は、生命を育て生命を守ることをのぞみます」
やっぱり、これだ。
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府庁舎移転計画破綻の責任

2011-10-22 23:41:46 | 大阪府政問題
10月22日、本日未明、橋下知事は府議会で「今月末の辞任」の意志を表明、府議会は辞職に賛成多数で同意したと言う。

11月27日、大阪市長選挙と同日、府知事選挙が行われることが確定した。

投票日まで5週間、日本共産党は「明るい民主大阪府政をつくる会」の弁護士、梅田章二さんを推薦して全力をあげる。
私自身も、この機会にひとりでも多くの市民の皆さんの意見をお聞きしながら、府民の命・暮らしを託せる府政の実現のために、私の思いも聞いていただきたいと思う。

きょうも「橋下さん、がんばって欲しい。」という熱烈な橋下ファンの方に出会う。
「どうせ誰がやっても同じ」という方もある。

3年9ヶ月、実行されたのは何か?
されなかったのは何か?
その事実に基づく議論をしたいと思う。

見過ごすことのできない「事実」、そのひとつに「府庁移転問題」がある。

府議会の2度にわたる移転条例否決にも関わらず、旧WTCビルを85億円かけて購入。(移転を否決した議会が、購入予算は可決)本庁舎の一部機能を咲洲庁舎に移転。現在2000人の職員が働いているという。

3月11日、東日本大震災では大阪で唯一、350ヵ所もの被害、エレベーターに職員が閉じ込められるなどの事態も生じた。

専門家の指摘を受け、ようやく「防災拠点としてはふさわしくない」ことを認め全面移転は断念。

しかし知事は「問題があると言われ始めたのは3・11以降」「購入時の判断は最善」と発言もしている。
15日の公開討論でも「大阪市民の負債を府民全体で援助した」などと開き直ったという。

府議会9月定例会の一般質問でも日本共産党の宮原議員は「1昨年の8月からすでに、周辺の不均衡な地盤沈下が指摘されていた」ことをあげ、専門家の意見にも耳を傾けなかった知事の責任を追及した。

WTCビルの購入費、移転費用、そして今後必要とされる耐震補強費用は130億円。
今後30年間で、現在の府庁舎と咲洲庁舎との併用で財政負担は1200億円にも膨らむという。
まさに無駄遣いだ。

独断・無謀な府庁舎移転計画の破綻の責任は、知事選挙のなかで問われなければならない。

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必要なのは独裁?!

2011-10-21 23:35:16 | 大阪府政問題
この一週間の間に、ずいぶんたくさんの方とお会いし、お話を伺ってきました。

久しぶりでお会いして、体の具合が悪くて辛い思いをされている方も少なくありませんでした。
「介護されていた夫を看取ってひとりになった。」という方もありました。

知事選挙の話になると「橋下さん、最初は期待したけどね・・・すっかり期待はずれ」という方もあれば、「はっきりモノを言うから好き」という方もありました。

「はっきりモノを言う」場面がよくテレビに映ります。

政治家だから「モノの言い方」も、どうでも言いとは思いませんが(わかりやすい言葉で伝えることは、難しいものですから)、肝心なのは中身です。

「橋下知事」に対する評価は様々ですが、「新大阪から関空まで、もう少し早く行けるようにするために、高速鉄道や高速道路の建設を早くして欲しい」という意見はひとりもありません。「わずか7分ほどの時間短縮のために3900億円もつぎ込む」(高速鉄道なにわ筋線)ことには賛成できない・・・あたりまえではないでしょうか?
府議会の反対も押し切ってWTCビルを購入、移転費用も含めて100億円以上・・・このやり方を評価する人もありませんでした。

「病気になったときに安心していける病院を」「寝たきりになってからではなく、そうなる前のことが大切」・・・こういう声はたくさんお聞きしました。

橋下知事は「今の日本の政治に一番必要なことは独裁」だと自らの政治資金パーティで言ったそうです。
「独裁」とは「独断で物事を決めること。また、特定の個人・団体・階級が全権力を掌握して支配すること」(広辞苑)

知事自らが、その職責を投げ出して大阪府知事を選びなおすチャンスが来るのなら、府民の声をしっかり聴く耳を持ったリーダーを選びたいと思います。

梅田章二さんと一緒に「安心・安全・やさしさの大阪」へ!

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「教育」とは何か?・・・維新の会の「条例」案は反面教師で教えていると思う

2011-10-13 22:25:24 | 大阪府政問題
私の大切な友人が、こう言った。
「子どもがたくさんいる人って、それだけで信用できると思っていたんだけどね。」

「・・・だけどね。」の後には、「子だくさん」だけど例外的に信用できない大阪の知事の話題が続く。

子どもが生まれて育つ。
毎日見ていたら感動したり、はっとしたり、悩んだり、また気がついたり・・・いろんなことがあって、その中で、自分自身についても考えたり発見したりする。

そして、ひとりひとりがホントに大切な存在だと心から思う

ひとりひとりの子どもたちの中に「育つ」力があることを信じ、それに寄り添い、共感し、励ますことが「教育」の原点であることを、橋下知事率いる「維新の会」の教育基本条例は「反面教師」で、鋭く私たちに問いかけているように思う。

下記のシンポジウムの案内、「拡散希望」ということなので転載します。

30日、夜・・・う~ん・・・っていう都合のつきにくい日ではありますが、何とか無理して、人に迷惑かけてでも参加したいなぁと思っています。


【シンポジウム・教育基本条例案を「事実」をもとに考える】
橋下府知事率いる維新の会は、大阪府教育基本条例案を府議会に提出しました。

今回の条例案は専門家(教育研究者)が入ることなく、拙速に出てきました。

「教育」の失敗は、お金だけではすみません。

今まで「大阪の教育が大切にしてきたもの」が根こそぎ壊されてしまいます。

子どもの貧困がますます広がります。

派手なコトバが飛び交う「空中戦」でなく、「事実」をもとに、「地上戦」で考えたい。

「教師は自分の保身のために反対しているんだろ。民意は皆この条例に賛成している」
という条例提案者の声は、果たして本当なんだろうか。

保護者や卒業生、教育研究の専門家の方たちなど多岐にわたる方々と、事実=当事者の声や教育専門家の研究成果をもとに、大阪の教育の明日を問いたいと思います。

●シンポジスト

○藤田城光(保護者・大阪府立高等学校PTA協議会会長)

府立高校のPTA協議会会長として、深く学校に関わってこられている藤田さんにとって、この条例案はどう映るのだろう? 現行のいいことよくないことも含めて、親からみる「公立学校の役割」について語っていただきます。

○羽田好貢(公立高校卒業生・現 電設会社経営)

高校在学時代、停学6回!「卒業」を勝ち取れたのは、「本人以上にまわりの友人や先生たちが、あきらめず見捨てなかったから」。いま、会社社長として若い従業員たちを育てる立場の羽田さんが、「フツーの高校で学んだこと」を語ってくださいます。

○山下晃一(教育行政学。神戸大学大学院准教授)

今回の「条例」と同様の法律(NCLB法=落ちこぼれゼロ法)がすでにアメリカで施行されていた。そこで報告されている数々の「失敗」「弊害」は、さながら「近未来の大阪」の姿なのか。気鋭の研究者に、「映し鏡」としての外国の状況を語っていただきます。

○杉田義郎(精神科医。大阪大学保健センター教授)

国際競争に「勝てる」エリート育成を主張する条例案。しかし、いまでさえ、「エリート」と呼ばれる学生たちは追い詰められ、乗り越えられないのは弱いから、と自分を責めています。さらに競争を強いると……。学生たちの衝撃的な姿を語っていただきます。
            
ほか、大阪の「オカン」、教師をめざす学生さんらの発言など予定しています。

●司会 小野田正利(教育制度学。大阪大学大学院教授)

「保護者からのイチャモン」を研究してこられた小野田先生は、今回の条例を「社会全体に渦巻く不満や不安を背景に、学校への八つ当たり的批判を基にした、無茶な改革を進めているようにしか思われない」と喝破されます。

●日時 10月30日(日) 18:00~20:30

●場所 大阪大学中之島センター7Fセミナー室

(京阪・中之島(歩5)、淀屋橋(歩16)、環状線・阪神 福島、新福島(歩9~12))
大阪市北区中之島4-3-53  TEL 06-6444-2100

● 資料・会場代 500円

主催:大阪の教育の明日を考える会

事務局 TEL:090-7344-9254 taikanokaisin@kd6.so-net.ne.jp





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安心して暮らせる大阪に

2011-10-05 07:43:11 | 大阪府政問題


10月4日、昨夜は難波府立体育館で「府民大集合」。秋の府知事・大阪市長選のダブル選挙に向け、日本共産党も参加する「明るい民主大阪府政をつくる会」「大阪市をよくする会」の共催。広い会場が、2階席までいっぱいの人、人・・・。

ラジオ派遣村村長こと清水ただし日本共産党府委員会副委員長が司会をする「候補者ぶっちゃけトーク」で、梅田章二府知事候補、わたし孝一市長候補が登壇。会場は何度も、爆笑の渦に包まれながら、ふたりの候補者の熱い決意が伝わります。

梅田さんは「旧WTCビルに議会の意見も無視して移転を強行、憲法を蹂躙して思想・信条までふみにじる、維新の会の教育基本条例、職員基本条例は絶対に許せない」と、満身の怒りをこめて告発。「3回目の立候補」の本気さに聴いているほうも熱くなります。

連帯のあいさつをされた福井県の住職、中嶋さんは「原発のない小浜」から。「1970年代、市長も、市議会の多数も原発推進派。住民の力で、小浜に原発を作らせなかった。そのとき大阪を初めとして、革新自治体の高揚が小浜の闘いを励ました」
どんな大きな石でも、それを押しのけるのは住民の力。
勇気がわく集会でした。

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橋下府政3年半の検証

2011-09-18 11:28:59 | 大阪府政問題
昨夜は「明るい民主府政をつくる会・泉大津忠岡連絡会」の主催の府政問題の学習会に参加。

講師は府職労役員のH口氏。職場は、かのWTCの26階だそうです。3・11の時に、大阪で唯一、建物被害のあった現場で毎日仕事をされているだけに、報告はリアルでした。知事が強引にすすめたWTCビル購入と府庁の機能一部移転に対して、当初から防災上の問題は指摘されていました。だから、府議会も2度にわたって府庁移転案は否決したのです。

マグニチュード9の地震で「ビルは片側に6メートル、往復で12メートルゆれる」という専門家の指摘もあるそうです。(このとき会場はどよめき。
防災問題だけでなく、WTCで2000人の職員が執務し、大手前の本庁舎までの移動に40分。今までなら、庁舎は分散していも、歩いていける距離だったのに、なんと非効率なこと。

専門家の意見も、府議会の多数の意見さえ無視して強行したWTCへ購入、移転は、橋下府政の「ワンマン、無駄遣い、府民無視、軽はずみ」行政の象徴ではないでしょうか

切り捨てられたのは、学校安全対策交付金(小学校門前に警備員配置の費用)、高齢者の生きがい・地域生活支援(まちかどデイハウスなど)、障害者の小規模作業所やグループホームへの補助、救命救急センター事業への補助金廃止、中小企業向け融資制度の改悪、国際児童文化館閉館、・・・・など、ほとんどが数億円と、府の財政規模からすれば小さなものです。しかし、ひとつひとつは、当事者にとってはなくてはならないものでした。

それらを冷たく切り捨てながら、一方、手厚く守り推進の立場を一貫して変えないのが、地下鉄なにわ筋線に4千億円、リニア構想(市内~関空)1兆円、WTC購入は85億円、安威川ダム建設に55億円・・・・など、投資する金額は桁違いです。

知事は「今の日本の政治に必要なのは独裁」と政治資金パーティで言ってのけたそうです

どんな時代にあっても、「独裁者」が国民の命を守ったことがあったでしょうか?
今、貧困と格差が拡大、働いてもなお生活できない多くの労働者、勉強してもその先に夢や希望を語れない子どもたち、自然災害で多くの命が失われ、命が助かっても生活再建の光が見えない被災地の方々、・・・確かに辛い時代です。

でも、私たちが選ぶべきリーダーは「独裁者」ではない。
人の痛みがわかり、声さえあげられない人々の願いに応える暖かい施策を実行するリーダーを、私たちの手で作ること。
橋下府政の3年半の「事実」から、それを学ばなければならないというのが、昨夜の学習会の感想でした。
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暮らしの中から府政を考える  

2011-09-14 08:45:12 | 大阪府政問題
9月13日、「明るい民主大阪府政をつくる会」から知事選に立候補を表明した梅田章二弁護士が記者会見しました。

2004年、2008年と「明るい会」の知事候補として奮闘、3回目のチャレンジです。

集会のご案内

みんなで考えよう 暮らし・経済・教育
橋下「改革」の3年間で
私たちのくらしはどうなったか

9月17日(土)午後7時~9時
泉大津市民会館 3・4会議室


主催は日本共産党も参加する「明るい民主大阪府政をつくる会・泉大津忠岡連絡会」(連絡先;泉大津・忠岡民主商工会 ℡0725(21)3680)

梅田氏と「明るい会」の政策協定にもふれて、府政問題の報告を聞き、参加者から「府政と私たちの暮らし」のテーマで発言。
ぜひ、ご参加ください。
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財政難を口実にしないでください!

2011-08-26 12:27:48 | 大阪府政問題
今日は阪南地域12行政区の日本共産党議員団の大阪府交渉2日目。

午前中は地元での用事がいろいろあって午後からの参加。

2日間通じて「府の財政は依然として厳しい」と何度も聞いた。

違うでしょ!
私達が持ってきた要望はそんなに莫大な費用のかかることではないんです。
「お金がない」のではなく、優先順位の問題。


例えば大阪よりも財政力の弱い府県でもやってる子ども医療助成、就学前まで引き上げるのに必要な府の財源は24億円という。

学校門前の見守り配置の費用は確か5億円と聞いた。

一方、専門家の意見を聞いてようやく臨海部への府庁移転はあきらめたようですが、その専門家の意見を聞く前にさっさと購入した咲洲庁舎は85億円。その耐震化工事には100億円以上いるとも聞く。はぁ~

ため息ついてばかりいられません。

3月議会前に子ども医療助成の全国の状況をインターネットで調べてもなかなかわからないので、直接、各県の担当課に電話した時のこと。昨年までは大阪と同じ、通院で3歳までだった香川県の担当者は、県の制度として就学前まで引き上げる条例改正が県議会に提案されていることを、教えてくれた。心なしか、その担当者の声は誇らしげだった。

私達は私達のいる場所で、願いを束ね、声をあげる。
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