こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

予算委員会2日目・・・子どもの命守る施策を

2017-03-13 19:35:24 | 市政&議会報告
民生費、衛生費の質疑が終わりました。

子ども医療費助成は、「入院中学校卒業まで、通院小学校卒業まで」の現行の制度にとどまります。


再び大阪府下43市町村の最低ランクです。「入院・通院とも中学校卒業まで」の助成をしていないのは11市町村。そのうち、隣接の和泉市など3市では新年度には中学校卒業まで拡充の予定。


子ども医療費助成について「評価と今後の拡充についての考え方」を質問したのに対し、答弁の要旨は以下の通り。


子育て中の世帯にとって、子どもの医療費にかかる負担は大きなものであり、総合計画にも掲げる『子どもを安心して産み育てられる環境づくり」として有効と評価している。

一方、各市町村間で厳しい財政状況のなか競い合いとなっている一面もあり、本市においても、大阪府の補助基準を大きく上回り実施している。

本来は、居住地による格差が生じないよう、国の責任において全国一律のものとして制度設計すべきものと考え、国、府に要望している。

今後の拡充については、子育て支援策全般のなかでの優先順位等もふまえ、慎重に検討してまいりたい。



府下では最低ランクとなる泉大津でも「大阪府の補助基準を大きく上回っている」のは、大阪府の補助基準が全国都道府県に比べてあまりにも低いから。

「本来、国の責任・・・」その通りだと思います。でも待てない。子どもの命を守ることだから。

「各市町村間で競い合いとなっている」のも事実で、競い合って「義務教育卒業まで」は最低ラインとなり、「高校卒業までめざす」のも普通になった。


子ども医療費助成の対象年齢引き上げは、人口減少期に突入する中で「若い世代に選ばれるまち」を目指す施策の選択であると同時に、「今、目の前にいる子どもたちを守る」という基礎自治体として避けて通ることのできない役割の自覚だと思う。


市長は「子ども医療では大阪府下で最低レベルになることは認識している。」と言いつつ、「教育の充実など、子育て世代に選ばれる施策を」と答弁。


子どもの貧困率16%、大阪では20%。その中で「子育て支援策全般の中で優先順位をふまえる」なら、子どもの命を守ることは、間違いなく最優先ではないだろうか。


30年以上前、1歳の誕生日を前にした長女が突然の病気で入院することになったとき、財布にも通帳にも、ほとんどお金がなかった。電話の向こうで実家の父は、ただ一言、「金の心配はするな」と言った。

久しぶりで、亡き父の声が甦る。


明日は、商工、土木・・・と続きます。
コメント (4)
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