こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

77年年目の8月15日

2022-08-15 23:45:03 | 父・母のこと

8月15日。

今日という一日、70歳で逝った父のことを思う。

 

父が、故郷の山形を離れたのは何歳のときか。

父のことをあまりにも知らないこと。

知らないと言うことを深く考えることもなかったことに、いまさらのように驚いている。

取り返しのつかない悔いの念がある。

 

もっと話を聞きたかった。

聞けるときには、「聞きたい」と思わなかった。

聞きたいと思う今、それは、かなわない。

 

母が書き残したもので、父が戦地で6年の軍隊生活を共にした、友人を山形県に訪ねたのが、亡くなる前の年。

父の最後の旅行であったことを知る。

 

父の青春は、戦争と貧困。

多くは知らなくても、母から聞いた話の断片で、そう思う。

 

貧しい農家の3男でとして生まれ、「口減らし」のために(と推測する)故郷を出た父と、たくさんの人を雇って手広く農業をする、地域の有力者(だったらしい)の息子であった人とが、唯一無二の親友としての友情を育んだのが、軍隊という場所であったことに、考えさせられるものがある。

 

 

 

 

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