こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

住民投票から一夜明け・・・

2015-05-18 17:34:00 | つぶやき
「大阪市の廃止・特別区の設置」の是非を問う住民投票の結果、「反対多数」となりました。

前日の夜、朝までに仕上げる約束の頼まれごとがあり、ほぼ徹夜。

昨夜は、眠くて疲れて、それでも結果を見届けるまでは、寝られませんでした。


「良識の勝利」などという気持ちはありません。

大阪市内で、私達の「反対」行動に、「私は賛成!」とビラの受け取りを拒否した方や、このブログに「賛成」の立場でコメントを寄せてくださった方々・・・を「良識がない」などとは、思わないからです。


「大阪を変えたい(もっと魅力あるまちに、住みやすいまちに)」という気持ちは私達も同じです。

「『今』だけではなく、子どもたち、孫達の時代に何を残せるのか」を、真剣に考えていきたいと思うことも同じです。


私たちが「大阪市を守りたい」と願い、行動したのは、「住む人たちの暮らしを守りたい」と思ったからにほかなりません。



「特別区は財源がないから住民サービスが低下する」と私たちが言えば、「デマだ」と橋下市長と維新の会は言われました。

いくら「財源調整で、住民サービスは低下させない」と言っても、「自主財源である税収は4分の1」となるのは厳然たる事実、「財源調整」を行う権限は特別区にはないのも事実。

「住民サービスの低下」を心配するのは、デマでも何でもありません。



しかしまた「政令市としての権限と財源」を、これまで真に住民のために生かしてきたかといえば、そうではないのも事実です。

それは、「二重行政」のせいではなく、「住民の願い」をしっかりと行政に生かす点での、私達の力不足もあったのだと率直に思います。

りんくうタウン、WTC・・・それらに類する巨大開発の無駄遣いと破綻は「我が街」にもありました。

大阪でも、泉大津でも、私たちは、「借金財政で大型開発暴走」を、自治体本来の役割を踏み外すものと指摘はしましたが、くいとめることはできませんでした。



住民投票で賛成した方も、反対した私達も、「まちの発展」を願い、「暮らしを守る」ことを願うなら、「対立」よりも、もっともっと「対話」をしたい。する必要があると思い続けてきました。

だから、このブログのコメント欄にいただいた「賛成」のご意見にも、私なりのコメントをお返ししてきたつもりです。


賛否拮抗、大阪市を2分する激しい対立の一端を経験して、「対立」ではなく、「対話と共同」で、「大阪の良識」をこれから作っていきたいと思っています。

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8 コメント

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Unknown (ただち恵子)
2015-05-23 08:31:21
「泉大津市民」さんへ

いきなりの「市長選出馬要請」?(笑)

就任する気はありませんのでご心配なく。

泉大津と忠岡のごみ処理の問題を「二重行政ではなく広域行政の課題」という私のコメントに対して「共産党的」とレッテルを貼られるのなら、他の政党の議員にも質問なさったらどうか?と思います。

私の「見解」でさえない単純な事実をお伝えしただけですから。

ごみ処理は市町村の固有の事務として法的な位置づけがありますが、泉大津も含め多くの自治体で広域的に処理しています。一部事務組合を設立することによって。先に議論のあった「府・市の二重行政」とは似て非なる問題です。

「共産党的」とレッテルを貼られるほどに、あなたが日本共産党の理念、政策を理解していただいているとはこれまでのやりとりからは思えません。

どんな方でとも、胸襟を開いた対話をしたいと願っています。だから、的外れと思える質問にも私なりにお応えしてきました。あなたは「長いあいだ待ったが答えがない」とおっしゃる「長谷川ライブ・・・」の最後の質問にもお答えしています。

どんな方の言葉にも学ぶべきものがあります。

ただ、相手の言葉の真意を汲み取ろうとせず、自分と考えが違うといとも簡単に「○○的」というレッテルを貼るタイプの方との話し合いは、私も辛いものがあります。
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Unknown (泉大津市民)
2015-05-22 21:52:28
それは「二重行政とは言わずに、広域行政の課題」と言います

さすが 共産党的な意見!
みんな 印で押したような回答 とてもマニアル的です

これ以上 話をしても平行線だと思います

無理だとは思いますが 就任する気があるなら
田立さんが 次回は泉大津市長になって
未来明るい泉大津市にして下さい。

返信する
Unknown (ただち恵子)
2015-05-20 07:55:50
「泉大津市民」さんへ

「長谷川義史ライブ」について書いた日のブログには、いただいた直後に返信コメントさせていただきました。

「なのになぜ?」と思い、読み返してみたら「泉大津市民さんへ」の書き出しが抜けておりました。


ただし「書き出し」は、あなたの最後のメッセージの引用ですし、他にコメントはありませんからお分かりいただけたかと思っておりました。失礼いたしました。

「長谷川ライブ・・」にも、、同趣旨のコメントをお寄せいただきましたが、こちらの方でお答えさせていただきます。


「今回の御質問」について

「これを二重行政といわずになんと言えばいいですか?」に対して。

それは「二重行政とは言わずに、広域行政の課題」と言います。

クリーンセンターは、おっしゃるとおり3市が運営するごみ処理施設ですが、もう少し正確にいうと、「3市が運営している」のではなく、「3市で構成する一部事務組合である特別地方公共団体」の運営です。

ごみ減量によって旧炉、5号炉の完全休止をめざしていましたが、それは達成できていません。炉には耐用年数があり、老朽化したらその新設に莫大な費用がかかります。5号炉の完全休止ができなければ、その更新を行わなければなりません。「ほとんど使用していない」という状態では、廃炉にできないからからです。

そのときに、忠岡町も含めての一部事務組合を構成するのかどうか、選択肢のひとつにはなるかと思いますが、それはそれほど「簡単なこと」ではありません。

「例えば」というお話がお好きなようなですが、一部事務組合の設立には、「市長、町長が仲がいいかどうか」といようなことは無関係です。

返信する
Unknown (ただち恵子)
2015-05-20 07:34:18
tweetyさんへ

宮本議員が、他の都道府県の大学の数など、例にしながら「高等教育の機関、大学をムダという発想」を厳しく批判しています。

「都構想」は住民投票で賛成多数でも「都」になるわけでなく、単なる「市の廃止・分割」ですが、それさえも有権者に充分理解されないまま、投票が行われたように思います。

この住民投票のために、市の予算が約9億円、政党助成金が4億~5億使われたといいます!
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Unknown (泉大津市民)
2015-05-19 19:34:04
長い間待ちましたが返事がありませんでした
難しい質問には答えがいただけない様なので
もう少し簡単な質問に変えさせて頂きます

大阪市と大阪府の二重行政は無いとおっしゃいますが
解りやすく身近な施設で質問いたします

①泉大津市 和泉市 高石市が運営する
ごみ処理場(泉北クリーンセンター)
忠岡町が単体で運営するごみ処理場
例えば 忠岡町長と三市の市長がとても仲良しで
忠岡町のごみを泉北クリーンセンターに搬入する手続きをしたとします、忠岡町のごみ処理場は無くなり、忠岡町民の血税の無駄遣いは無くなりますよね、泉北クリーンセンターは、旧炉と新炉があり 旧炉はほとんど使用しておらず、忠岡町1町のごみの搬入位ではキャパがいっぱいになることはありません、しかし そんな簡単なことが出来ていない。
大阪市と大阪府の府市合わせ(不幸せ)に似ていませんか?
これを2重行政と言わずなんと言えば良いですか?
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ほっとしました (tweety)
2015-05-19 13:09:16
父と一緒に結果見てました。父は、母校が府大ってこともあり市大と統合なんてあほか~と言ってたのでほっとしてました。どっちも伝統あるとこ。大事にしないといけないですね。

都にすると言ってもいきなり全部?変な話なんて思いましたから。
モデル地区もなくやるなんてなんで先走りなんて感じました。
とりあえず一安心ですね
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Unknown (ただち恵子)
2015-05-19 08:17:08
「五体満足」さんへ

本当に良かったですね。大阪市民は大切なものを失わずにすみました。

でも、今の私の正直な気持ちは本文中にも書いたように、「負けた!」と思っている賛成派の方々(橋下さんのようにリード役、扇動役を果たした人ではなく、「都構想」に期待した多くの市民の方々)と、早く仲直りしたいという気持ちでいっぱいです。

もともとする必要のなかったけんかです。

橋下さんの言辞は「証拠」を残しておきたくなるくらいウソつかれてきましたね。確かに。そういう点では「政治家」に不向きかもしれません。「首尾一貫」と対極にいる人です。
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Unknown (五体満足)
2015-05-19 01:39:05
勝ちました。

NHKの特別番組を見ていたけど、時々賛成が上回ったりして、心配したけど、
反対が多くて、勝ちました。
良かった。

橋下徹さんが、政界引退を表明。
でも、橋下さんは嘘つきだから、
念のために、政界引退のニュース記事をコピペして、ワードに貼りつけました。
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