こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

人口動態から将来のまちづくりを考える

2014-10-26 22:04:04 | 市政&議会報告
市が策定中の「第4次総合計画」を考えるシンポジウムが開催され参加しました。

基調講演は、藻谷浩介氏。人口問題、地域振興、まちづくりに精力的に発言、問題提起され、「里山資本主義」で新書大賞を受賞された「話題の人」。

「少子高齢化」を現実に進行してきた「人口構成の推移」から見直します。

泉大津の人口のピークは2007年。それ以降、減少傾向です。

しかし、実はそれ以前から、いわゆる「現役世代」と言われる「15歳から64歳」の人口はすでに減少していたこと。高齢者の人口増の影に隠れて見えにくかった生産年齢人口の減少が、10年後、20年後に大きな問題となって顕在化することを指摘さあれます。

そのことは、宅地造成などで急激に人口が増えた(増やした)自治体では、一時期に流入した市民が数十年たてば高齢期を迎えることにより、より深刻な問題となるということ。

そういう意味では、泉大津は全国、大阪府下の自治体の中で相対的には、高齢化の進行は比較的緩やかであること。
加えて、面積、人口規模から「コンパクト」で、人と人とのつながりが創り易いという特性も生かして、「住みよい街」を創る可能性もある。

早くから子育て支援に取り組み、病気の早期治療で村民の康づくりにも力を入れてきた長野県下条村の例をあげ、人口4千人の小さな自治体でありながら少子化に歯止めをかけ、現役世代と高齢者世代の人口のバランスが将来予測でも安定していることを示し、「泉大津のよさを生かせば、“都会の下条村“”になれるのでは・・・」という希望あるメッセージで講演を結ばれました。


明日は議会内部の第2回目の政策討論会で「人口減少」をテーマに話し合います。



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