http://the-liberty.com/article.php?item_id=12006 幸福の科学出版
2016年の、海外投資家による日本株の「売り越し(売った量-買った量)」が、「ブラッ出版クマンデー」と言われる大暴落があった1987年を抜き、過去最大になる可能性があります。
既に1〜9月の「売り越し」は、過去最大となりました。東京証券取引所が発表しました。
⇒「バイ・マイ・アベノミクス(アベノミクスは買い)」という掛け声は記憶に新しいですが、今やアベノミクスは、史上稀な「売り」となっています。
背景には、日本企業の業績への不安があります。
筆頭に上げられる要因は、「円高で輸出企業が打撃を受ける」というものです。これは、外部要因です。
内部要因としては、内需の冷え込みが深刻(幸福実現党が大反対していた8%に消費増税したのが原因)です。その代表として、ユナイテッドアローズ株は9月29日、年初来安値を付けたことを、日経新聞が紹介しています。
物価は6カ月連続で下がり続けており、デフレ続きです。日銀の金融政策もほとんど効いていません。総務省が30日に発表した8月の全国消費者物価指数は0.5%の下落でした。
さらに海外投資家が最も失望しているのが「旧・第三の矢(成長戦略)」がまったく出てこなかったことです。日本人の多くは、「新・3本の矢」「一億総活躍」などですっかりごまかされてしまった感があります。しかし、「規制緩和こそ日本経済を成長させる鍵だ」と確信し、期待していた投資家たちは、政権のごまかしを見逃していません。
アベノミクスの失敗が、決定的になりつつあります。
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