http://the-liberty.com/article.php?item_id=12115 幸福の科学出版
アメリカの主流メディアにより、「大統領選はヒラリー・クリントン氏の勝利で決まり」というムードが醸成されています。そんな中、反ドナルド・トランプ氏の論調が強いワシントン・ポスト紙に、注目すべき調査結果が掲載されました。
その調査結果によると、確かにクリントン氏が優勢の州が多いです。しかし、フロリダ、テキサス、アリゾナ、オハイオ、ネバダ、アイオワの6州でトランプ氏の優勢が報じられています。
⇒特に注目すべきは、トランプ氏がオハイオ州でリードしていることです。
オハイオ州は、アメリカ大統領選挙で最もキーとなる州。第二次世界大戦後の大統領選挙では、オハイオ州で勝利した候補が、大統領選挙全体でも勝利しています(唯一の例外は、オハイオ州で負けたが当選を果たしたJ.F.ケネディ)。
アメリカ国民の中には、「オバマ政権の8年間で、国内の治安が悪化し、テロの脅威が高まり、生活は豊かにならなかった」と不満を抱いている人も多いです。
トランプ氏のような型破りの候補でも、「最悪の現状を変えてほしい」というニーズは強いのです。トランプ氏を支持する有権者の熱意は、「現状維持」のクリントン氏の支持者よりも熱狂的です。
主流メディアの報道によって、「クリントン氏の勝利で決まり」という雰囲気が醸し出されると、クリントン氏の支持者は「自分が入れなくてもクリントン氏に決まる」と安心して、投票所に足を運ばないかもしれません。
一方、クリントン氏の当選を阻止しようと、多くのトランプ氏の支持者が投票所に足を運ぶ可能性もあります。
結果は、蓋を開ける瞬間まで分かりません。
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