南アフリカでコロナの新たな変異株(オミクロン株)がデルタ株に置き換わる勢いで広がっているとのこと。世界保健機関(WHO)は、これまでの調査から「過去の変異株よりも、一度コロナにかかった人が再感染しやすかったり、急速に広がったりしやすい可能性がある」としており、このニュースが全世界に広がったことから、株価も軒並み下がり、急騰していた原油価格も値下がりするなど経済的な影響も大きくなっている。
日本政府は、空港検疫を強化するとのことだが、今までの例でも見られたように、お願いレベルをベースにした検疫・隔離体制では、国内への流入を防止するのは不可能に近いだろう。この変異株が、どれだけ陽性者の重体化の確率があるかは今のところはわからない。このところ国内でのコロナウイルス感染確認者数が急減しているが、これがワクチンの効果だとしても、今後もこの低減ペースが維持されるかどうかは、愈々わからなくなりつつある。それに対して、政府は規制緩和の方針で、海外からの研修生などの入国緩和や、gotoなどの再開も議論されているが、本当にそれで良いのだろうか。国民も、戸外で散歩したり、ジョギングをしている人のほとんどがノーマスクとなってきたが、空気感染の恐れもあるとされているコロナ変異株に対して、そのように警戒心を解いても良いのだろうか。政府や感染症専門家に信頼が置けない以上、国民は、まだまだ自衛する必要があると思っているのだが・・・・・