conscience

my diary

SNSなどを通じた世論工作に懸念

2021年11月22日 | 日記
 「#岸田政権の退陣を求む」とのハッシュタグがツイッターでトレンド入りしたと報じられている。これについては、 岸田首相が、外相に林氏を起用し茂木氏を幹事長に任命したことについて、それに反発している元首相に共鳴する一部の保守層が中心となって発信していると言われている。
 私は、それに、なにか不気味なものを感じている。勿論、(かって中華人民共和国の領土の一部となったことのない)台湾の住民が独立を主張することは武力を行使しても阻止する、との中国共産党の主張については、彼の国の最近の世界的な覇権行動も含めて懸念するところだし、そのような中国が、我が国の政財界に様々な工作を仕掛けていることも理解しているが、それでも、我が国の一部保守層が、ある種の政治的意図を持って、少なくとも、自民党内の総裁選で選ばれ、国会で首班指名された岸田内閣を貶めようとすることはどうなんだろうかと思う。これは、現時点では、彼ら保守層の意図とは異なり、むしろ、我が国の政治を混乱させ、対中国という場合に利敵行為にすらなるのではなかろうか。
 岸田首相は対米外交を主軸にしているが、中国とも経済的な結びつきが強い為、いきなり、これを敵視することは出来ないであろう。尖閣列島などに対する彼の国の嫌がらせ行為には目に余るものもあるし、万が一の危機に備えての防衛力の整備にも努めなければならないが、感情的な対中敵視政策一辺倒では我が国の安全を損なうことにもつながりかねない。SNSなどを利用した世論工作は、害があって益が無い行為であると言わざるを得ない。
 それよりも、夫人の無防備な行動への追求に対して、「関係していたなら首相を辞める」とまで言い放った元首相に忖度し、公文書の書き換えを強要して真面目な官僚を死に追いやったキャリア官僚の行為は永遠に許されるものではない。そして、その事件の原因ともなった、元首相こそ、発言通り政治家を引退すべきではなかろうか。 

 
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紅葉

2021年11月17日 | 日記
陸上競技場にて

 今朝は、病院へ通院、血圧は正常であったが、血液検査の結果は中性脂肪が多いとのこと。昼食は久しぶりのスシロウ、その後で陸上競技場にて紅葉を見ながら散策。

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映画の中の暴力の肯定

2021年11月16日 | 日記
 菅田将暉と小松菜奈の結婚発表のニュースに触発されて、ディストラクション・ベービーズという映画を見た。柳楽優弥と菅田将暉が、取りつかれたように通りすがりの人々に暴力を振るい、小松菜奈扮する風俗嬢が車ごと彼らに攫われ、最後に、小松菜奈が運転を強要されたので、故意に事故を起こして菅田将暉を殺してしまうなど、全般に暴力を肯定しているかのような映像には辟易した。その他、小松菜奈は菅田将暉に何回も殴られ、胸を鷲掴みされ、股間を探られるシーンもあった。当に青少年への鑑賞は勧められない映画であった。しかし、この映画が、菅・小松の最初の共演であったということでもあり、その後の「糸」などでの共演を通して、お互いに認め合って結婚に至ったのであれば、結果として当人達にとっては良かったのではなかろうか。
 暴力ということで思い出したのは、中学生の時に、休み時間などにやたらと絡んできてプロレス技などを掛けて来た同級生がいたことで、ある日、体育館で整列した時に、彼が後ろからチョッカイを掛けて来たことがあって、余りに執拗なので思わず殴ってしまったことがあった。彼とは、それ以外の付き合いもなかったし、中学校を卒業してからは全く会うこともなかったが、それから十数年経って、彼が死亡したとのことで、彼の地域の青年団の人が訪ねてきて、「交友関係が少なかったので、葬儀に来てくれないか」と言って来たことがあった。私は、友達でもないし、十数年も会っていないと伝えて断ったが、もしかすると、彼も孤立していて自死でもしたのかと思ったことだった。今からすると、もう少し親しくしておいても良かったのではなかったかとも思う。最近、過去の自己中心的行動を思い出すことが多い。
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美しくない国、日本

2021年11月14日 | 日記
 小室夫婦がアメリカに旅立つために出発した。私は、これは、日本国民こぞっての「いじめ」の結果であると思う。そもそも、皇族の女性の自由恋愛を認めないということがある。小室さんの問題は、彼自身の問題というよりも、彼の母親の問題である。また、仮に小室氏がダメンズであるとしても、ダメンズを好きになる女性など、そこら中にいるが、それが皇族の女性というだけで、何故、全否定に近い非難を浴びなければならないのか。マスゴミは、このような記事が好きであり、母親の元婚約者の代理人にマスコミ関係者がいることからしても、問題を長引かせて週刊誌などを売ろうという意図は明白ではなかっただろうか。ここには、皇族であれば、幾ら誹謗中傷しようが反論されないだろうという、さもしいマスコミ根性が見え隠れしているし、その背景には、結構面白がっている多くの国民の存在もある。これでも美しい国と言えるのだろうか。
 日本生まれの無国籍者が多数いるという。DVでの避難者や、在日外国人の関係者などで、子供が生まれても出生届を出していない人が多数いるとのこと。その子供達は、健康保険もなければ、学校にも行けず、就職や結婚も難しいという。ひところ、中華人民共和国で、一人っ子政策に反して生まれたために戸籍を持たない子(ブラックチルドレン、黒孩子)がいるという記事を見たことがあるが、実際には、日本にも同じようなヘイハイツ(黒孩子)がいて、生きる為の様々な困難に直面しているのである。最近、熊本の赤ちゃんポストで有名な慈恵病院で、未成年者の妊婦が、匿名出産を望んで病院や熊本市も困っているというニュースがあった。戸籍法では、『人が生まれたときにする戸籍上の届出義務があり(戸籍法49条~59条)。出生があったときは、14日以内に、原則として、出産に立ち会った医師・助産師などの出生証明書を添付し、出生地などの市区町村役場に届け出なければならないとされ、 届出義務者は、父・母・同居者、出産に立ち会った医師・助産師などの順。』とある。 そして、出生届に母親の名前を記載しないことは、不実記載などの法律違反になる可能性があるという。しかし、現実には、妊娠、出産の事実を家族にも知られたくないという女性もいる。不法滞在の外国人との間に子供が生まれた場合もそういうことになるケースもあるだろう。先進国である日本で、このような人権を無視した環境にあることは嘆かわしいし、そういった人を救済することが出来ないということは恥ずかしい。入国管理事務所で、収容者が危篤になったのに適切な治療を怠ったということでも恥ずかしく思ったが、美しい国我が日本国には、この種の残酷さが存在する。母親が外国人で、日本で産まれたのに出生届が出されていないで育った子供が、成人した後で市役所などに相談すると、前例がないと言われたと言う。しかし、前例がなければ何もしないで良いのか。お役所仕事で追い返すのではなく、このような人に対しても人権を守るという意識を持って欲しい。
 小室さんの件もそうだし、日本で産まれたのに出生届がないばかりに無国籍者となった人のケースでもそうだが、日本では、日常で綺麗ごとばかり言っても、本当の所は、人権意識などは無いのだろうか。
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ときめきに生きた才能ある女性

2021年11月12日 | 日記
 今朝の新聞で、瀬戸内寂聴さんのことを取り上げた記事に、作家、僧侶、平和活動、文化勲章、行動する作家という見出しが並んでいた。新聞という、いわば公器である以上、そのような書き方は仕方が無いかもしれないが、それだけでは彼女のことを表現出来ていないのではないかと思った。彼女は、自己の才能を磨く為、 異性への愛情の為に、夫や娘をも捨てざるを得なかった。私は、そういう彼女を貶めるのではない。今では珍しくない生き方ではあるが、既婚女性にも人としての抑えきれない欲望があることを、彼女が世の中に知らしめたという功績の方が大きいと言える。そして、萩原健一などが世間から叩かれたときに彼女が庇ったように、世間一般の持つ常識というものから少し外れた人でも、彼女は包容しようとした。それは、彼女自身が世の中で非常識とされていることでも経験してきたからこそ出来たことであり、晩年、多くの人から慕われた理由でもあろう。全ての人が聖人君子ではない。人と異なる生き方しか出来ない者もいる。そして、人にとって大切なものは、世間の慣習や常識にあるのではなく、幾つになっても、ときめく心と、つきぬ好奇心にあるのではなかろうか。


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