昨日14日はボブのライブが無い日
各メンバーは個々に活動しておりまして、
俺MASHは倉敷へ行ってまいりました
生まれて初の倉敷
美観地区の大原美術館へGOでしょ
みんなから評判は聞いていたからね
で、そこにはモディリアーニや
大好きなミロの
「夜のなかの女たち」もございまして、
本館の絵画たちのクオリティは
箱根の「ポーラ美術館」をも思わせる名画ばかり
(もちろん規模は小さいですが)
しかし、俺が得も知れず興奮したのは
本館の最終エリアに鎮座した謎の「シルバーなオブジェ」
「なかもと真生」氏の作品との出会いであった
そもそも、真剣に彼
(この時はまだ、このアーティストが女性か男性かもわからなかったのだが…)
の紹介文を読んでいる女性がいたので、
俺も「なになに~」とつられて読んでいるうちに、
まず、そこにパンチを食らった
そして、彼の未来を予感させる「構想図」の数々・・・
俺はそれを何度も見ながら、
口からは「こいつはクレイジーだ・・・」と
不覚にも漏らしてしまっていた。
正直、アートに接し、こんなにロックを感じたことはなかった
俺は「怖かった」んだ
頭にはすぐにジム・モリソンが浮かんで、
ひどく狼狽している自分に気が付いた。
彼の年齢がジムの死んだ年齢だというのも「ふと」頭を過った。
岡山県の各地を題材にした「構想図」は3つあった。
「高梁川河流」に500m×500mの巨大な廃棄物のオブジェ
「水島」に直径40m高さ25mの人工的廃棄物の山
(廃棄物は崩れない為に、ワイヤーなどで固定するらしい)
「大原美術館の中庭」に廃棄物で埋められたコンテナを用意し、
はしごで一人づつ入り「閉塞感」を味わう・・・など
昭和58年生まれと、まだまだ若い彼の創造性は
「廃棄物」を「空の色を最も映す」と彼が言う「銀色」で塗りたくり
「廃れ」を醸し出すという、
過激なメッセージ
俺はこれを「物質世界の蔓延に対する警告」
と受け止めたのだが、
答えはみんなが感じたことが答えなのだろう。
いづれにしろ俺の口から
「こいつはクレイジーだ」
と何度も言わせていた彼の方法論は
どれも「廃棄物の空虚」を
立体的、多角的に捉えた驚異の構想過ぎて、
俺の口は乾緊張で乾いていった。
「才能」と「変態」の中に見る「危険な空間」
俺は音楽でそいつと戦ってきた時期が少なからずあって、
「このままじゃぁ死んじゃうかもな…」
と感じることさえあった。
その直後
「まあいいや、ステージで死ねれば・・・」
と「危険な空間」が、ぽっかりと口を開けていたりしたもんだ。
いざ、その「キワドイ世界」を見せつけられ
彼の作品に接する機会に巡り合い、
「人生の綱渡り」を再度体験させられるとは…
普段は美術館でこんなことしないのだけれど、
売店のスタッフに「マオ」と読むのか?
「男」なのか「女」なのか?
と質問していた。
売店の人にだよ
で、彼女は俺に
「今日は中庭に本人が来てるわよ」
と教えてくれたのだ。
もちろんすぐに彼の元へ急いだ。
そこには本館の何倍もの大きさを誇る
「廃棄物のオブジェ」が佇んでおり、
その横には、先ほど真剣に彼の説明文を読んでいた女性も・・・。
彼女のお陰で「すんなりと」俺は彼と話す機会を得た。
「めっちゃ、この人メモってましたよ」
と俺が我を忘れ夢中になってメモ帳に殴り書きしていた場面を
伝えてくれたのだ。
後から知ることになるんだけれど、
彼女(りょうこ氏)は「なかもと氏」の知り合いであり、
友人のフォトグラファー(ようこ氏)を通じて知り合ったようだ。
そして、今日は「ようこ氏」による「なかもと氏」の撮影があり、
「りょうこ氏」も同席していたってわけ。
(説明的でスミマセン・・・)
これも何かの縁で…
と、図々しくも即興でインタビューを開始
M(MASH以下M):まずは本当に衝撃を受けました。
N(なかもと氏 以下N):ありがとうございます。
(とても物腰の柔らかい、男前だ)
M:作品は写真を撮ってもいいのですか?
N:ええ、どうぞ。
(それでは、と、パシャ)
M:お名前は「マオ」と読むのでしょうか?
N:「マサキ」です。
M:あれっ?売店の人「マオ」って言ってたけどなぁ・・・。
N:ははは・・・(笑)
M:廃棄物はどのようにして集めているのですか?
N:今は一括して賛同して下さる業者さんから手に入れています。
でも、以前は京都で自分の手で拾い集めていました。
M:今日はずっと、ここに立ち、お客様に話しかけたりしていたんですか?
N:いえ。自分からはしません。見ていただき感じていただくだけです。
M:話しかけられれば話もすのですね?
N:ええ、もちろんそうします。
M:お客様の反応を見ているのも意味がありますもんね。
N:そうですね。色々な反応がありますからね。
あまりの突発的出来事と、
俺の抱いていた「危険さ」を全く感じさせない
彼のウォームな部分に、内心驚きつつ、
だからこそ
という思いにもなった。
彼の作品を紹介するには残念ながらうまく撮影が出来なかったので、
作品前で撮った記念撮影をUPします
また、臨場感のある彼の作品や最新情報は
さすがのオフィシャルWEBで確認してくれ
http://nakamotomasaki.jp/
良い出会いに感謝するとともに
良い時間をくれた
「なかもと氏」
「ようこ氏」
「りょうこ氏」
の3人にこの場をお借りして、お礼を申し上げます
サンクス
<3/15Mash>
★湘南の中古楽器専門店Jerry'sのオーナーです。
Mashの「パンチ映像」ブログ、もこちらからどうぞ!
CHECK! http://jerrys.zero-city.com/
大変遅れましたが、
3日目のライブ・レポートです
何よりも、実は大失態を俺たちは犯してしまったのです・・・
いつもの調子で時間を気にせずに
前へ前へ行動していたばかりに、
チケットの確認もせず、
5時開場と思いきや、
5時開演
気付いた時には開場後で、
やっとライブに間に合いそう・・・って時間でした
が、そこは俺たち
そんな状況でもすでに満員の会場から
前から2列目を気合いとガッツでもぎ取りました
元々、大阪公演の中でも最悪の番号だっただけに、
ギターを渡す事は最終の2回
と思っていただけに、
メンバーに「今日も来てるぜ」と
アッピール出来れば御の字の日でしたからね
もちろんそこもしっかりクリアー
初出の曲「メンフィス・ブルース・アゲイン」
「ラブ・シック」
そして「シェルター・フロム・ザ・ストーム」
あたりを大いに楽しみましたが、
会場のノリはやはり2日目には及ばず・・・
ってところですかねぇ・・・土曜日なので年齢層も高いのか
少し全体的に「お疲れ」のご様子
ライブって会場も含めてのものですから、
大いに悔いが残ります。
もちろん、俺たちはノッテルんですがねぇ
数人じゃぁ限界がありマッスル
ちなみにチャーリー・セクストンは
「ギブソンES175」を初披露
声援も届いていたみたいで、上機嫌でしたよ
いづれにしろ、残り2日間で勝負だぜ
ちなみに以下がセット・リストです
1. Stuck Inside Of Mobile With The Memphis Blues Again
2. The Man In Me
3. I'll Be Your Baby Tonight
4. Love Sick
5. Rollin' And Tumblin'
6. The Lonesome Death Of Hattie Carroll
7. Tweedle Dee & Tweedle Dum
8. I Don't Believe You (She Acts Like We Never Have Met)
9. Ballad Of Hollis Brown
10. Shelter From The Storm
11. Highway 61 Revisited
12. Not Dark Yet
13. Thunder On The Mountain
14. Ballad Of A Thin Man
アンコールはいつも同じで、
そろそろ飽き気味です…
15. Like A Rolling Stone
16. Jolene
17. All Along The Watchtower
最後は「決め」のポーズで無事終了
仲良くなった外国人やセキュリティ連中と懇談し、
再開を約束し、例のホテル
「ベストウエスタン・ジョイテル大阪」へ・・・
しかしまあ、ウエスタン・ファッションが好きなだけに、
ウエスタンという文字に弱いよねぇ、俺たち・・・
車も「ウエスタン自動車」の輸入だし
何はともあれ、
少し消化不良気味は否めませんが、
まだ3日目
こんな日もあるさ
<3/15Mash>
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