ポール・マッカートニーの裏音源から
前回は
『グラストンベリーFes』
を取り上げた!
(より今回記事を知る為にもバックナンバーをどうぞ ↓ )
https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/505b64a73b69a02145c0b177540ff3fb
その続きとしては
「随分と間が空いて再開」
された
『GOT BACKツアー』の2023年ツアーから
今回は
『シドニー公演2023』
(2023年10月27日&28日)
をレビューしていく!
昨年の秋に急遽行われた
この『Got Backツアー2023』
は以下の17公演!
『オーストラリア・ツアー』(7公演)
『メキシコ・シティ公演』(2公演)
『ブラジル・ツアー』(8公演)
2023年も一聴して
『相変わらず元気なポール!』
『3時間近くのショーをこなし続けるパワー!』
もうそれだけで、圧巻なのだが
あえて、今回も紐解いていきたい!
『オーストラリアン・ツアーの3公演目と4公演目』
にあたる
『シドニーの2公演』
を裏音源で入手して聴いた。
ここでは
初日(27日)を『シドニー1』
2日目(28日)を『シドニー2』
とし、2回に分け、レビューをしていきたいと思う。
今回は初日の『シドニー1』だ!
まずはセットを確認
1.Can't buy me love 2.Junior's farm 3.Letting go 4.She's a woman 5.Got to get you into my life
6.Come on to me 7.Let me roll it/Foxy lady 8.Getting better 9.Let 'em in
10.My valentine 11.Ninteen hundred and eighty five 12.Maybe I'm amazed
13.I've just seen a face 14.In spite of all the danger 15.Love me do
16.Dance tonight 17.Blackbird 18.Here today 19.New 20.Lady Madonna
21.Fuh you 22.You never give your money/the Bathroom window 23.Jet 24.Mr.Kite! 25.Something 26.Ob-la-di,ob-la-da
27.Band on the run 28.Get back 29.Let it be 30.Live and let die 31.Hey jude
32.I've got a feeling 33.Birthday 34.Sgt(reprise) 35.Helter skelter 36.Golden slumbers/Carry that weight/The end
毎度ながらこの
『圧巻のセットリスト!』
には、ただただ驚く・・・ね。
というワケで
『コレを休み無しでの連日公演を決めたポール』
なのだが、大丈夫なのか?
そんな心配をよそに
「最初からパワフルに来る!」
じゃぁねえか!
ああ、ポォルゥ~!
おっと、気を取り直して(笑)
『シドニー1』
での最初の聴き所は「この前半部だ!」と言い切ろう!
そして、この日のベストは『Fuh you』なのだ!
『豪華なビートル・ソングスに混じっても、素晴らしい!』
やはり当然だが
「今の歌に力を入れている!」
のが手に取る様に分かる出来で、気合も入り抜群なのよね!
声もシッカリと出ていて、
「イイ曲だなぁ~」
と
『つぶやく俺』
この曲はヤル度に素晴らしくなる!
気合を入れ直し臨む
『Jet』
は鬼気迫る出来栄えで、もう言う事なし!
「おそらく声が不安定になった自分に鞭を入れているのだろう・・・」
最近のポールって、ソーいうところあるでしょ?
『信じられない熱唱であり、バンドもソコに応えた熱演がエグイ!』
その上、ホーン隊もグイグイ迫り
「間違い無くこの日のハイライトになった!」
『Mr.Kite!』
『Something』
『Ob-La-Di,Ob-La-Da』
これらの
『ビートル・ソングス』
をシッカリと歌いこなし
会場も大いに盛り上がっている!
ハイクオリティのまま
ショーは終盤に向かっていくのだが・・・
なぜか、これ以降
「ポールの歌声に異変が発生!」
次曲
『Band on the run』
で
『急に高音が不安定になってしまう・・・』
のである。
「さすがに疲れたのか?」
と、つい声を上げる俺。
マラソン同様
『ペース配分を間違えた』
のかもしれないし、ここでセットされた
「『Band on the run』はキツかった!」
のかもしれない(笑)。
ただ、この曲で厳しいポールって余り記憶が無いのだが・・・。
まあ、ソコは仕方がない。
この「シドニー1」では
『オープニングから飛ばしに飛ばしたハイ・クオリティLive』
だったわけだから・・・ね。
しかし次曲
『Get Back』
では歌の途中で歌い方を変えながら
見事に立て直すポールの実力に
「さすが!ナイス・リカバリー!」
と賛辞を述べながらも
「なるほどなぁ~」
と同じ歌い手として
「またも勉強になることを痛感。」
ここでもまた幼少時同様
『ポール師匠の音源で稽古を付けられている俺であった・・・』
最後に、この
『シドニー1』を総括すると
最初から『飛び出しが群を抜いていた!』
のは間違いのないところ。
『全体を通して、持ち直しながら、エンディングまで休まずにロックする!』
そんな
『ポール・ショーを否応無しに喰らわされる・・・』
ワケ!
ラスト
『Golden Slumbers』
でのピアノ・プレイ
『ポール、この日は1音だけジャジーに聴こえさせて、マニアックなGood Sound !』
今回入手した音源は『モニター流出音源であり、音は近年稀に見る高音質!』
「細かい楽器音やアレンジ部分まで、ハッキリと聴こえ生々しい!」
コレだけでも俺は、ホント
「ありがたや、ありがたや~」
なのだが、『全ての音楽ファン』はモチロン!
『ミュージシャンにこそ、聴いて欲しい公演』だ!と声を大にして言えるゼ!
お伝えの通り
次回は『シドニー2』をリポートして行く!
さあ、手を回して聴け!
そして次を期待して待て!
《編集長& Jerry's Guitarオーナー「Mash」筆》
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