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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

あなたを変えるグッドニュース 2

2012年01月23日 | 日記

  デビット・カン先生の証 (その2)

母は教育熱心な人で、私たち五人兄弟をSDAの学校に送りました。彼女は熱心に祈りました。祈りの生涯というのを、私は母から教えられました。ある時期母は、

文書伝道の働きをして、証の書を売って回ったこともありました。その頃、夕方になって母が家に戻って来た時、彼女のカバンに、米とか麺とかキムチが入っていた

ら、おなか一杯食べられると、うれしくなったものでした。

イエス様の真理のために、彼女はとても苦労しました。しかし、彼女の顔から、微笑みが失われることはありませんでした。

ある冬のこと、母は、私たちの下着を洗ってくれていました。冬用の下着は一着しか持っていなかったので、子供5人は裸でオンドルに寝ころび、毛布をかけてもら

っていました。母が洗濯してくれている間、母が「歌いなさい」と言うので、5人でずっと私たちは歌を歌い続けました。今でも私の兄弟は歌がうまく、私と同じ

「現代の真理」を信じています。そのうちの2人は、同じ伝道の働きをしていますし、一番下の妹は、編集の働きをしてくれています。私に、このような家族を与え

て下さった神様の御名を讃えるものです。これも神様の恵みによるものです。

あるとき、学費がなくなってしまい、兄弟二人で祖父の所へ行きました。私が三育大学2年の時でした。祖父に、学費を助けて下さいとお願いしました.1回だけで

いいですから、と頼みました。「安息日を守る人間になったから、お前は人生を破滅させたんだ。お前の家族を見てみろ。学費すら出せないではないか。お前は、牧

師になるんだろう」と、祖父はとても怒っていました。

「助けてあげる条件は、勉強の進路を変えることだ。今から大学の学長に電話をするから、学校を変えなさい。そうしたら、韓国の優秀な政治家か、実業家にしてや

ろう。そのことは保証しよう」。

私の祖父は、韓国の有名な保険会社を始めた人だったのです。それで、事業のことはよく知っていたのです。その時私は21歳でした。世の中の栄光が私の前をよぎ

りました。〈いい車、すばらしい家に住めるだろう〉。しかし次に、母の顔が浮かび、祖父にこう言いました。「おじいさんのご厚意を感謝します。でも、それを受

けることはできません。今さら、私の主イエス・キリストを裏切ることなどできません。私の人生で最も大切なお方なのです」。そして、祖父の前にひれ伏して、そ

の家から出てきました。その日は2月のとても寒い日でした。そこから3キロほど雪の降る道を歩きました。その日私が学んだことは、〈イエス・キリストに従うこ

とは苦労を伴う〉ということでした。

真理を信じることには苦労が伴います。犠牲が伴います。しかし、今振り返ってみると、感謝の念があふれてきます。高校時代、大学時代、私は家が貧しかったこと

で口惜しい思いに満たされていました。時には、2食、3食、何も食べることができないこともあったのです。ですから私は、飢えることの苦しさを知っています。

しかし、振り返ると、そこには、神様のお恵みしかないのです。貧しい経済状態であったが故に、私は女の子と付き合うことができませんでした。

 若かった頃、私は結構女の子に人気があったのですが、世的なものを楽しむこともできずにいました。あとで振り返ってみて、これは神様が世的なものから守って

下さった恵みであったことを知りました。私の、貧しい魂を救って、神様の器として下さるためにほかならなかったのです。そのために神様は、私たち家族を貧しい

状態にすることを許されました。

 皆さんにお聞きしたいことがあるのですが、皆さんは今日、何に苦しんでおられますか。皆さんが負っておられる十字架はどんなものですか。私は世界中の国々を

巡ってきました。そして、負うべき十字架を持っていない人には、一人も出会ったことはありません。それがどういう人であろうが・・・。貧しい人、お金持ちの

人、教育のある人、ない人、若い人、年いった人、女性、男性、関係ありません。世界中のすべての人が、何らかの十字架を負って生きているのです。その人生にお

いて、何らかの苦しみ、悩みをかかえています。ですから、皆さんお一人お一人も、そのような重荷を負っておられると断言できます。病に苦しんでおられますか?

人には言えない悩みをかかえておられますか?人にはわからない、自分だけの苦しみというのはありませんか? 試練の中を、今、通っておられるかもしれません。

 癌を患っている方はいらっしゃいませんか?何らかの障害を持っておられる方がいらっしゃいますか?心の痛み、体の痛みをかかえていらっしゃいますか?

しかし、私は皆さんに知っていただきたいのです。それらの痛み、悩みは、皆さんを救ってくれるのです。それは、イエス様の恵みによって与えられたものなので

す。そういった苦しみを通して、私たちは救いに至るのです。そのような苦しみを通してイエス様は私たちを救って下さるのです。

 なぜ神様は、私たちに罪の結果を刈り取らせるのでしょう。それは、私たちの救いのためにほかなりません。神様の愛によるものなのです。イエス・キリストの恵

みによるものなのです。( 第3回へ続く)