まだ我が子が小さかった頃、キャンプに持って行ってたナイフのプラスチックの柄が壊れてしまいました。
棄ててしまおうかと思っていましたが、紋(木目や杢目とは異なる絹糸のような輝きを放つ縞模様)の綺麗なウォルナット材がありましたので、柄を取り替えることにしました。
紋は分かりにくいですよね。
紋は光の当たり具合で、はっきりと現れたりぼんやり見えたりする木の内部からの反射光と言った感じの輝きです。
木目と交差するかたちで見られる縞模様です。
少し写真を加工して強調してみました。
ついでに、鞘もつくればグンと素敵になるかなと思いやってみました。
ナイフは昔から"男の玩具" です。
"肥後守" は男児の必須アイテムでした。
"肥後守" さえあれば、竹トンボも弓矢も、虫カゴ・鳥カゴだって作れます。
外国でも、自分好みのナイフ製作は伝統的な工芸品になっています。
ステンレス製の刃の柄には小さな穴が開けられていて、そこに金属のピンを差すことで刃のグラつきを抑えます。
木製の柄に正確に穴を通さないと、せっかくの良材が無駄になってしまいます。
この辺りは勘に任せて「エイッ!」と電動ドリルで穴を穿ちます。
「完璧です!」
ホッと一安心です。
鞘は、刃の形と厚さに合わせてと… 。
世界に1つしかないマイナイフの出来上がりです。
うそ、酒ばかり飲んでました。