山から戻ったら荷物を片付けたり、登山靴の手入れをしたりでなかなかゆっくりできません。
また、平日は動き回る孫から目が離せません。
孫守りの隙間を縫うように山へ登ってはいたのですが、ブログにまとめる時間が足りなかったのでした。
自分の為にも、山行の記録としてここで簡単にまとめておくことにしました。
みなさんにも、溜まっていた山行写真をいくつか見て頂きたかったのです。
今回は【第1弾】として2月末から3月に行った『多良岳』です。
『マンサクを観に、多良岳へ』
春になると “まず咲く”「マンサク」の花を観に、多良岳へ何度か足を運びました。
私が所属している山岳会では、毎月1回 “月例山行” を実施しています。
“月例山行” の他にもシャクナゲやミヤマキリシマなど山に咲く季節の花を鑑賞しに行きます。
その山行計画をたてる担当者は、3月末に開かれる総会時にほぼ決まります。
昨年度の総会で、私は「マンサク鑑賞」の担当者になることを命ぜられていました。
登る山は担当者が決めていいのですが、私は山の花に疎く、どこの山に登ればマンサクの花が観られるのか知りませんでした。
また、全体のリーダーになるわけですから、コースやタイム以外にも車を停めておく場所やトイレの施設、昼食場所まで把握しておかなければなならないのです。
それほどの経験も知識も私には無いことをご存知の会長さんから、
「一緒に下見に行こうか!」
と、扶け舟を出して頂きました。
3月末の平日に会長さんと2人で経ヶ岳に行ったのですが、思っていたほどマンサクの木はなく、また、登山道の状況も悪かったのでした。
次の週に登山口を変更し、再度、別ルートを会長さん夫妻と下見したのでした。
その結果、登山経験を踏まえて2班に分け、登りはじめは同じでも途中から急登コースと一般登山道コースに分かれて多良岳を目指し、昼食は山小屋のある場所で合流し一緒に下山することとしました。
あとは当日の天気とマンサクの花の咲き具合だけが気がかりでした。
お陰様で本番当日はお天気にも恵まれ、マンサクの花も下見の時に比べ多く咲いてくれていました。
山岳会に入会して今までは、ついて行くだけの山行でしたが、今回、担当者の立場で計画・準備・実施した山行はより思い出深いものとなりました。