ラクダの国からおとぎの国へ

3年間のラクダが住む国の暮らしから、おとぎの国へ・・・。
一度は住んでみたかった、あこがれの国。
沢山楽しみます🎵

エジプト旅行記・・・11

2017-03-29 14:10:21 | 旅行
エジプト旅行記も最後です。

長らくお付き合いくださり、ありがとうございました。

アスワン空港からカイロ空港へ到着すると、旅行会社のスタッフが迎えてくれて、

ギザにあるホテル、メナハウスまで送迎してくれました。

メナハウスは大変歴史のある由緒あるホテルで、以前は大統領の邸宅だったとか・・・

国際会議なども行われるホテルです。

ピラミッドが見えるお部屋をリクエストしました。

ホテルに到着したのは夜だったため、その日はお部屋からピラミットは見えませんでした。

ホテルのレストランで遅い夕食をいただき、この日も早めに

お部屋の内装は、落ち着いた感じでした。



そして次の日の朝。

ベランダに出てみると、目の前に巨大なピラミットが



朝もやか大気汚染か分かりませんが、もやっとした中にピラミットが見えました

一番大きなクフ王のピラミット。

一番上の▲の部分は、地震で落ちてしまったそうです。

暫くの間ベランダの椅子に座り、ピラミットを堪能しました。



その後、お庭を抜けて朝食会場のレストランへ。



カフラー王のピラミットも見えました。



ブッフェの朝食・・・味は普通でした。

9時にホテルをチェックアウトして、旅行会社の車でピラミット観光へ向かいます。



着きました~

巨大なピラミットがすぐそこに

感動しました

なんだろう・・・富士山をすぐ近くで見たときと同じような、感動・・・。

神々しさを感じました



別の角度から。

4500年も前に建造されたピラミット・・・。

これをこの目で見ることが、夢でした

また一つ夢が叶いました



今では茶色く風化してしまったピラミットですが、建造当初は石の色は真っ白だったそうです。

この写真の下の部分のような、磨かれた白い石で作られていたそうです。

真っ白のピラミット・・・綺麗だったでしょうね

石切り場で切った石は、ナイル川を利用して運ばれたそうです。

10万人の人間が動員され、石を運ぶ道路を作るのに10年、ピラミットの地下部分の工事に10年、さらに

ピラミット本体の工事に20年という歳月が費やされたそうです。

ガイドさんの説明を聞いた後は自由行動。

ピラミットに登ったり、写真を撮ったりしました。



その後、パノラマビューの丘へ移動。

移動途中、馬に乗って走るお兄さんとピラミットの写真をパチリ



パノラマビューの丘へ着きました。

ここは、3つのピラミットが綺麗に見える場所です。






夫が撮った1枚。

ピラミットとラクダの構図がいい感じ



私のもう一つの夢・・・それはラクダに乗って砂漠を歩くこと

このラクダに乗り、砂漠を歩きましたよ

夢叶いました



ピラミットとラクダを堪能した後は、スフィンクスを見に行きました。

巨大なスフィンクス



ピラミットとスフィンクス。

エジプトを紹介する写真でよく見る構図。

やはりエジプトを代表するものは、ピラミットとスフィンクスですね

長年の夢であったピラミットをこの目で見ることが出来、ラクダにも乗ることが出来て、大満足

ランチまで時間があったのでガイドさんが、「パピルスで紙を作るところを見てみませんか?」と・・・。

とても興味があったので、行ってみることにしました。

パピルスは古代エジプト人が神聖な植物としていたもので、それで紙を作り、文字を残していたのです。

とても強い紙で、何千年もの月日が経ってもしっかりと残っていたのです。



お土産屋さんの中で、パピルス作りを見せてもらいました。

ムスリムの女性が紙の作り方を説明してくれます。

女性が持っているのが、パピルス。



まず、茎の表面の堅い部分をナイフで取ります。

パピルスの茎は、三角形なんですね。



茎をトンカチで叩いて薄くします。



めん棒のようなもので、のします。



縦、横交互に組み合わせて、長方形のものを作ります。



板に挟んでプレス機に入れて、何日か置きます。



水分が抜けて、綺麗な紙が出来上がりました。

触ってみましたが、とても強い紙で簡単には破れません。

街のお土産屋さんには、バナナの葉で作った偽物が売っているそうです。

これは簡単に破れるので、すぐに偽物だと分かるそうです。

記念に一つ、エジプトらしい絵を買いました。



時間が押してしまい、急いでインターコンチネンタルのイタリアンレストランへ向かいましたが、

凄い渋滞です

なんとか着いて、ランチをいただきました。

スープとサラダ。



白身魚のソテー。



シーフードのトマトソースパスタ。

これがとても美味しかった



もうお腹がいっぱいです

さすがにデザートは残しました。



紅茶を飲んで寛いでいたら旅行会社のスタッフが「もう時間がありません」と

空港へは3時間前に着いていなくてはいけないそうですが、その時点で2時間半前。

急いで空港へ向かいました。

ドライバーの運転が怖かった~

カイロは渋滞が酷いのですが、ドライバーさん、スイスイ間を抜けていきます。

何度もぶつかりそうになり、本当にヒヤヒヤしました

なんとか2時間前に空港に着き、免税店でお土産も買い、無事に帰路に着きました。



旅行会社の綿密なプランとスタッフのきめ細かいサービスのおかげで、思い出深い旅行になりました。

今回の旅行で遺跡に目覚めたので、次回の旅行はギリシャ、その次はローマへ行って遺跡観光したいと思っています

旅行は、行く前の計画する時から楽しくてワクワクするのよね。

いつ実現するかな~

今からとても楽しみです


エジプト旅行記・・・10

2017-03-26 09:02:23 | 旅行
イシス神殿見学後は、ファルーカというヨットのような船で、ナイル川を遊覧しました。



船頭さんは、エジプト人と言うよりも黒人のような肌の色をしています。

この辺りに住む「ヌビア人」



エジプト南部、スーダンに近い地域には「ヌビア人」という独特の文化や言葉を持った民族が住んでいるそうです。



いい天気

青い空に船の白い帆が映えますね気分も上がります



船はゆっくりと進みます。

有名人の別荘を改装したホテル。



手漕ぎボートに乗るヌビア人の若者たち。



気温は28℃くらいだったかな。

本当に気持ちがいい

いい季節に旅行に行けて、良かった



ガイドのミナさん。

30歳独身イケメン

3日間ずっと一緒だったので、色々なお話をして人柄の良さを感じました。

美人の婚約者の写真も見せてくれました。

イスラム教徒が多いエジプトですが、コプト教というキリスト教を信仰する人も少しだけいて、

ミナさんと婚約者はコプト教徒だそうです。

コプト教徒は婚約してから半年経たないと、結婚は出来ないそうです。

結婚式は夏くらいかな

どうぞ末永くお幸せに



30分くらい遊覧した後は、レストランに移動してランチです。

クレオパトラも飲んでいたと言われる、モロヘイヤスープ。好き



サラダブッフェ。ナスが美味しかった



魚のトマト煮込みとライス。

美味しかったけど、量が多かったわ



デザートはバナナ。一人3本も食べられないので、1本を2つに分けて食べました。

バナナはエジプト産です。美味しいバナナでした。

空港へ行くまで時間があったので、オプショナルツアーで「ヌビア村」行くことにしました。

モーターボートで15分。

ヌビア人の住むヌビア村に到着。

ヌビア人はヌビア語しか話さないので、エジプト人もその人たちの言葉は理解出来ないそうです。

学校でも、言語を絶やさないようにヌビア語で授業が行われているとのこと。



船着き場から上陸すると、ラクダと馬がお出迎えしてくれました。



通りにはお土産屋さんが並んでいます。

観光化されているようです。



スパイス屋さんの商品の上にハトが

別のナッツ屋さんでは、雀がナッツを食べ放題していました



ヌビア人の女性たち。

エジプト人というよりはアフリカの黒人に近いですね。



家はとてもカラフルです。



家の主が思い思いにペイントしているそうです。



アフリカの村に来たみたい



ワニが神様とされているので、家にはワニの剥製が飾られています。



この家も可愛いですね



それぞれ個性があります。



この家の中にお邪魔させてもらいました。



人が住んでいる民家なのですが、お土産物が売っていたり・・・。



壁の絵は家のお父さんが描いているそうです。

女性は描かないのですって。



女性たちが踊っている絵。楽しそう



この鳥は・・・あまり上手ではないかな~・・・。



ハイビスカスティーをいただきました。

酸味が強いので、お砂糖を入れて・・・。

外のお土産屋さんでもハイビスカスティーを売っていたけれど、ハトを見てしまったので買えず・・・。



キッチンも見せてもらいました。

可愛いキッチンですね。



家の中に生きたワニが

ヌビア人は、守り神であるワニを家の中で飼うのだそうです。

エジプト国内でありながら、まるでアフリカのような文化を持つヌビア人。

2つの国を旅行した気分になりました。

ヌビア村観光後はアスワン空港から、飛行機でカイロに戻ります。

ガイドのミナさんとは空港でお別れ。

ミナさんのおかげで、3日間のナイル川クルーズと遺跡観光がとても楽しく充実したものになりました。

遺跡の知識も豊富で、日本人の心も分かってくれて、細かいことまでいろいろ気遣いしてくれました。

感謝の気持ちを込めて、チップをお渡ししました。

本当にありがとうミナさん


エジプト旅行記・・・9

2017-03-22 07:31:57 | 旅行
5日目。

朝食後、クルーズ船をチェックアウトして、アスワン観光へ。

古代、アスワンは上エジプトの州都でシエネと呼ばれていたそうです。

現代、アスワンには巨大なダムがあります。

かつて何度も氾濫したナイル川・・・。

水量を調節するために全長500km、最大1兆570億㎥の貯水量を誇るダムが建設されました。

ダム建設によって耕作面積は拡大し、水力発電によって年間発電量も増大したそうです。

5日目の観光は、まずアスワンハイダムを見学しました



移動中の町の様子。

ルクソールやエドフよりも都会でした。



ダムに到着



まるで巨大な湖のようなダム

海や川のない街に住んでいるので、綺麗な水の景色を見られるのは、嬉しいですね



ダム観光後は、モーターボートに乗ってフィラエ島のイシス神殿へ。

お天気も良く気温も25℃くらいだったので、風がとても気持ちが良かった



イシス神殿が見えてきました。

この神殿は、アスワンハイダムが建設されたときには水の底に沈んでいたのですが、ダムの建設後解体されて

島へ移されたそうです。



イシス女神を祭っている神殿・・・大きな門。

綺麗な状態で残っていますね。



パピルスをデザインした柱も、綺麗な状態です。



私が好きなホルス神



ハトホル女神。

別の神殿で見た顔とは少し違っていますが、やはり耳は牛の耳。



これは、香水を作る道具。

これで石臼のように沢山の花びらを挽いたのでしょうか



珍しい「お笑いの神様」

どことなくひょうきん



顔のアップちょっと笑える顔

古代エジプト人も、お笑いが好きだったのかしら

古代エジプト人に親近感を持った私です。



時代によって柱のデザインが違うのですが、これはとてもシンプルですね。

ギリシャ時代、ローマ時代もまた柱のデザインが違っているそうです。

私の夢・・・それは、ギリシャ、ローマへ行って遺跡を見ること

今回のエジプト旅行で、すっかり遺跡に魅せられました



人と比べると、門の大きさが分かりますね。

狛犬のようなライオンの像が2体あります。

顔が崩れてしまっているのが残念

イシス神殿見学後は、未完成のオベリスクを見学しました。



ここも遺跡です。

古代の石切り場。

ここには、製作途中のオベリスクが残っているのです。



これが未完成のオベリスク。

ガイドのミナさんの話では、オベリスクは一つの石から作られるのですが、これは制作途中で亀裂が入ってしまったため、

未完成のままになっているそうです。



石切り場の高台から見た、街の景色。

午前中観光した後は、レストランでランチをいただき、午後はファルーカというヨットのような船で

ナイル川を遊覧します。

エジプト旅行記・・・8

2017-03-19 16:37:53 | 旅行
夕方、コムオンボへ到着しました。

船の上から、コムオンボ神殿が見えました。



エドフとアスワンの間にあるコムオンボ。

ワニの神の神殿がコムオンボ神殿です。

トトメス3世の時に建てられ、プトレマイオス朝に建て直したもので、門はナイル川に面していたそうです。






神殿の門の前に、蛇使いのおじさんがいて、2匹のコブラを操っていました。



コムオンボ神殿の正面。






レリーフが綺麗に残っています。



古代エジプト人は、ワニも神様としていたのですね。



ここにもホルス神。



めずらしいお供え物のレリーフ。



柱と柱の間にある石に描かれた絵。

色が綺麗に残っています。






神殿の隣には「ワニのミイラ博物館」があったので、見学しました。

ワニの皮はバッグに使えるくらい丈夫なので、3000年前のミイラも形がしっかりと残っています。

ワニも神様と考えられていたので、ミイラとして残していたとガイドのミナさんが教えてくれました。



ワニの頭と羊の角を持つ神様の像。



ぬいぐるみみたいに見えますが、こうして布で包んででミイラしたのです。

目のように見えるものは、ワニの卵で作ったものだそうです。



すっかりと日が暮れてから、船に戻りました。

その後、7時半から夕食をいただきました。

クルーズ船で過ごす最後の夜なので、夕飯にはエジプト料理が並びました。

エジプトの国民食「コシャリ」もありましたよ。

コシャリは、お米、パスタ、豆が混ざったものの上に、トマトソースとオニオンフライなどをかけて食べる、炭水化物だらけのご飯。

初めて食べましたが、なかなか美味しかったです。



この日は9時から「ガラベイヤパーティー」がありました。

「ガラベイヤ」とは、エジプトの男性が着るワンピースの民族衣装。

船の乗客の中でもお土産屋さんでガラベーヤを買って、参加する人もいました。

参加人数は思ったよりも少なかったかな。



ガイドのミナさんも、ガラベイヤを着ていました。

皆さん、楽しそうに踊っています

私たちはダンスや大きな音の音楽は苦手なので、少しだけ見学してお部屋に戻り、またまた早めにお休みなさい・・・

エジプト旅行記・・・7

2017-03-16 07:20:06 | 旅行
4日目。

ナイル川から上る朝日をお部屋から眺めました。

デッキに出て、街の様子を見てみると、観光客が乗る馬車が待機していました。

この日は、馬車に揺られて15分の場所にある、ホルス神殿を観光します。






エドフの船着き場から見た町。

何もない静かな町のようですね。






馬車の中から街の様子を・・・。



アジアの田舎町もこんな感じでしたね~。



ホルス神殿に到着しました。

何もない小さな町にあるこの遺跡は、エジプトの遺跡の中でも最も保存状態が良いものだそうです。

神殿の入り口の大きな門。



真ん中に描かれているのがホルス神。



入口にはホルスの像。

3000年前のものとは思えないほど、綺麗な状態です。



人と比べると、門の大きさが分かりますね。



柱も、時代ごとにデザインが違うそうです。



木で出来ている船。






壁の浮彫も美しい・・。



神殿の周りは回廊になっていました。



正面から見たホルス神。

ホルス神についての豆知識を・・・

オシリスとイシスの息子であり、隼の頭を持ち太陽と月の両目を持つ男性。

ハトホル女神の夫。

ガイドのミナさんは、ホルス神は守護神と言っていましたが、太陽神の説もあるようです。



午前中、ホルス神殿を観光した後は船に戻り、ランチをいただいてから船はコムオンボへ向けて出航します。

お部屋の窓を開けて、ゆっくりとナイル川沿いの景色を楽しみました。









コムオンボの町が見えてきました。

夕方からコムオンボ神殿を見学します。