2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

映画ザ・コーヴ

2010-08-10 22:04:08 | 社会(政治経済等)
右翼団体等の上映反対運動で、注目されることとなった映画ザ・コーヴ。
そんなに大騒ぎするほどの映画かというのが鑑賞した正直な感想。
映画としては、和歌山県太地町のイルカ漁になぜ反対なのかということに関して、一貫性がなく、散漫とした感じがした。
反対の理由は、イルカは高度に知的な動物であることと、イルカに含まれる水銀濃度の高いことがあげられていたが、後者はとってつけたとの印象をぬぐえない。なぜなら、その科学的根拠が脆弱。
ちょっと酷いと思ったのは、日本が捕鯨を継続する理由のひとつとして、日本の西洋に対する反発があるとしたことだ。これは、とりようによっては、人種差別であると言えなくはない気がする。映画に反対するのであれば、この点を指摘すれば、米国内の影響を大きく減じることができるだろう。
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