大規模タワーマンションのように内廊下となつていないマンションでは、廊下に長尺シート(塩ビシート)が張られている。長尺シートの張り替えはお金のかかる足場が不要ということで大規模修繕工事時に行わないということにする管理組合もあります。うちの管理組合もそうでした。大規模修繕工事時点では、さほど傷んでいなかったので張り替えはしませんでした。それから3年後、長尺シートが捲れ上がったり、摩耗してしまったりする . . . 本文を読む
今年大晦日から年明け3日まで、マンションの管理員の休みとすることにした。背景としては、募集してもなかなか応募のない管理員の待遇改善である。管理員さんを輩出してきた、2024年でいわゆる団塊の世代が全員75歳以上になり、潜在的に管理員さんとなる年齢層がかなり減ってしまう管理員さん問題に対する対策でもある。このように環境が大きく変わっているにもかかわらず、今までずっとやってきたからという理由で管理員さ . . . 本文を読む
昨晩9時放送のNHKスペシャルで、建物と住民の2つの高齢化問題を取り上げていた。内容としては、以前クローズアップ現代等で取り上げられたもので、特に新しいものはなかった。時間の関係だろうが、昨年から開始されたマンション管理適正評価制度について言及がなかったのは残念。現時点で、1900以上の管理組合が登録されているのに。番組中で75歳以上の高齢者に毎朝管理員室にモーニングコールをすることにしていた管理 . . . 本文を読む
昨日マンション管理組合の総会と第1回理事会があった。今期も理事長に就任した。これで4期連続となる。マンション管理組合の役員、特に理事長に必要なものは、何かと問われたら、私は「決断力」と答える。ある程度の知識も中古マンションの場合は特にそうである。なぜなら、中古マンションの場合、次から次へと、あちこち壊れたということが頻発するから、先送りにしていると、雪だるま式に決定すべき事項が増えるし、故障箇所の . . . 本文を読む
マンション管理組合の会計は、毎年の修理や管理会社への支払いをする管理費会計と、大規模修繕工事のために積み立てる修繕積立金会計の2つから構成されています。基本的には、マンションの住民から集めたお金をそれぞれの会計に振り分けて管理しますが、管理組合の中には、管理費会計から毎年一定の額を修繕積立金会計に繰入れをするところがあります。その繰入れをすることでより多くの修繕積立金を積み立てることになるので悪い . . . 本文を読む
YouTubeにはニュース番組の特集などで、マンションの管理組合の修繕積立金不足について報じられています。私が見たかぎりでは、50戸以下の小規模なマンション、ずっと長期修繕計画を見直していない、住民が高齢で年金生活というのが共通点だったように思います。建設業での人手不足や資材の高騰に加え、東日本大震災や東京五輪があって、ここ10年位で建設費が4割も上昇したと言われています。このため、そのようなこと . . . 本文を読む
一般的に、分譲マンションは、新築から10年位までは、欠陥マンションでないかぎりは、大きな修繕が必要になることはない。しかし、大規模修繕工事後の15年過ぎから、自動ドア、照明など、次々と壊れてくる。このため、毎期モグラ叩きのように、あちらこちらの修繕が行われることになる。当然費用がかかるので、修繕積立金が適切な額に設定されていないと、大幅な値上げにつながる。 . . . 本文を読む
マンション購入時に注意することはいろいろありますが、その中で見落としがちなのが、入居後に支払う管理費。管理費は正確には、管理会社に支払う管理業務委託費と管理組合の貯金となる修繕積立金の2つから構成されています。新築では月300円/平方メートル、中古では月400円から500円/平方メートル位はほしいところ。購入したマンションの部屋の面積が70平方メートルであれば、新築の場合には月21000円、中古の . . . 本文を読む