本書は、読売新聞の「人生案内」の連載を選択したものである。
私の心に強烈な印象を与えたのは、「ただ、俺が死んだからって、他のヤツが犠牲になったんじゃいみないじゃないか。だから、もう君達もバカな事をするのはやめてくれ」(9頁)という、中野でいじめで自殺に追いやられた中学生の遺書にある「このままじゃ『生きジゴク』になっちゃうよ」の後に続く言葉だ。自分の死後、誰が代わりにいじめられないように配慮している . . . 本文を読む
19日放送のBS11インサイドアウトに出演した社民党の阿部さんの話を聞いていたが、福島体制に不満があるという印象を与えた。恐らく、阿部さんの考えは、先日社民党離党の表明した辻元さんに近いのではないか。今後、党内の路線対立が激化して、分裂の危険性さえも感じた。 . . . 本文を読む
2週間前まで、暇で定時上がりだったのに、忙しくなった。急に忙しくなると体がついていかないせいか、一晩寝ただけでは、へばってきて100%回復しない。
でも、ひと山越えた気がする。 . . . 本文を読む
本書は、『ルポ貧困大国アメリカ』の続編で、オバマさんが大統領に就任した後の米国を取材。
多くの人々が学資ローンや医療費で借金漬けになったり、刑務所がいわゆる発展途上国よりも安いコストで労働者を提供する状況を報告している。
米国に一度も行ったことがないのに、その国に長く滞在したいと考え人は、前書と本書の2冊を読むべきだ。 . . . 本文を読む
中村哲さんと(聞き手)澤地久枝との対談。中村さんはアフガニスタンにいることが多いので、数回の対談機会を作るのは大変だったようだ。
タリバンという言葉について、「伝統的な寺子」屋のようなマドラッサで学ぶ子どもをタリバンと呼ぶが、それは政治的グループのタリバンとは違う。その違いを分からないのに、タリバンというだけで攻撃したら、「死んだのは皆、子どもだった」ということがある(76頁)。
中村さんの息子さ . . . 本文を読む
昨日、辻元議員の社会民主党離党の記者会見があった。
突然ではあったが、やはりという気もする。以前より、辻元さんの言動と社民党の考えとの間にズレのようなものがあったから(参議院選挙後の『朝生』ではそれが明らかだった。)。
今後は無所属とのことだが、民主党入りは時間の問題か。 . . . 本文を読む
本書は、週刊金曜日のコラム「風速計」、書評、亡くなった哲学者久野収についての文章等からなる。
(久野さんの言葉で)「全肯定や全否定ではなく、部分肯定や部分否定を」(410頁)
「ウソをつくことと疑うこと、そして逃げることは民衆の武器である。」(410頁) . . . 本文を読む