本書によれば、中国のネット人口は、2010年7月時点で、4億人を超えた。恐らく、その数は増え続けているだろう。中国政府は、そのネット上の意見に神経を尖らせている。しかし、既存メディアとは違い、個人単位であるがために、完全な押さえ込みは難しいので、政府寄りのオピニオンリーダーなどを利用して、格差問題などで、人民の不満が政府に向かわないようにしている。それでも、そのような政府の干渉を巧みに潜り抜けて、 . . . 本文を読む
福島の女性が中心となって、声かけがなされた、経済産業省での3日間(27日、28日及び29日)の座り込みの抗議は終わった。28日の夜に、同省前に行ってみた。大規模な座り込みは一旦終わりになっていたが、いくつかのテントがあり、その中に数十名の人がいた。ニュースによれば、29日は東京電力前まで、デモ行進を行ったようだ。数百名もの人が集まり、原発廃止を訴えていた。 . . . 本文を読む
『オリエンタリズム』等の著書で有名なエドワード・ザイードさんによる、中東地域での一連の悲劇的な出来事に関する発言に「触発」されて、書かれた論文のいくつかを収めたのが本書である。
本書中、「<他者>とは誰のことであり、<他者>はどのような言語の機制やシステムを通じて「創造」されてきたのか(v頁)という問題提起がなされている。
第2章「制度としての知/権力としての知」では、フーコーさんの『狂気の誕 . . . 本文を読む
妻は私と一緒にiPhoneを頼んでいたが、画面が小さいのが不満でiPhoneをキャンセルし、ソニー・エリクソンのスマホに今日変更することになった。家に帰ったら、借りて触ってみたい。 . . . 本文を読む
1986年施行の労働者派遣法によって、労働者派遣が解禁され、1999年の改正派遣法で、派遣対象が原則的に制限がなくなり、以降に派遣社員や契約社員が増える一方、正社員が減った。その結果が、「貧困化や少子化、社会保障の財源や国と自治体の財政の脆弱化」につながった(13頁)。いわゆる「所得格差」である。これをなくすには、同一価値労働同一賃金を実現することが重要である。 また、ILOフィラデルフィヤ宣言の . . . 本文を読む