バブル経済破綻後、日本の企業は人件費抑制にはしり、正社員を減らす一方、派遣社員やパートなどの非正社員を増やしてきた。
その結果は、多くの貧困層や年間3万人超の自殺者を生み出したのではないだろうか。そこにいたる経過が本書を通じてわかる。
雇用劣化が不況を引き起こす原因は、「顧客が何かを要求しても、非正社員は「権限がない」と逃げ、正社員は成果主義に脅えて及び腰になる」(9ページ)という、モノが売れない状態である。
本書の初版は2009年4月だが、現在の雇用はより悪化しているだろう。
その結果は、多くの貧困層や年間3万人超の自殺者を生み出したのではないだろうか。そこにいたる経過が本書を通じてわかる。
雇用劣化が不況を引き起こす原因は、「顧客が何かを要求しても、非正社員は「権限がない」と逃げ、正社員は成果主義に脅えて及び腰になる」(9ページ)という、モノが売れない状態である。
本書の初版は2009年4月だが、現在の雇用はより悪化しているだろう。