脳はすごい。まだまだ未解明のことがある。
櫻井さんは「脳はいいかげんな信号伝達をしてまちがえるからこそ柔軟であり、それが人の高次機能を実現し、一人ひとりの成長を生み、脳損傷からの回復を促し、個性をつくっている」という(227ページ)。
「いいかげん」だから「まちがえる」が、それは悪いことではなくて、そのことにより、かなりの柔軟性を持つことができている。
小さい時に病気などで片方の脳を取ってしまっても、残ったもう一方の脳が働いて、生活に支障がなかったりする。
まさに脳様々である。
岩波新書のリンク