2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

「地震は予知できない。」(ロバート・ゲラー東大教授)

2011-08-02 21:25:10 | 社会(政治経済等)

先週水曜日放送のBS11の『インサイド・アウト』に、地震学者のロバート・ゲラー東大教授が出演し、「地震予知はできない。なぜなら前兆がないから」という明快な主張をされた。地震予知には、直前予知(3日以内に地震が起こる)及び長期の予知(30年以内に地震が起こる)の2種類がある。まず、直前予知の前提である「地震には前兆現象がある」だが、過去の大地震(今回の東日本、阪神淡路島等)では、前兆現象がなかった。世界一を誇る日本のGPS測定網でさえ、今回の大地震前に何らかの変化を測定出来なかった。
また、長期予知を支える「地震には周期がある」も、現在分かっている過去の地震を見て、その周期性を見出すことは難しい。仮に周辺地域で地震が何度も起きていても、同じ地層で起きたとは限らないからだ。また、浜岡原発の停止の前提となった長期予測(30年以内に87%)は、今回の大地震の発生確率0%としたものであることからも、長期予測も出来ないという結論となります。但し、ゲラー教授は、東海大地震が起きないといっている訳ではなく、むしろ0%のところで大地震が起きたのだから、どこでも大地震が起こる危険性があるという。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 月曜日から終電 | トップ | 今日は早出 »

社会(政治経済等)」カテゴリの最新記事