マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第25話 ノルマンディーの出会い

2017-09-17 22:56:46 | マクロス外伝 ダブルフェイク
                          【ノルマンディー】
かつて史上最大の作戦が行われた地、そこでマスター一行はここで小休憩を取っていた。
兵士達は周辺の警戒を行いながら、旅の疲れを癒す。
つかの間の平和だが、突然壊れるかもしれない・・・・・・・
出来る限りのんびり過ごし、パリ基地へ向かわなくてはならないと・・・・・・・

出智圭「なんだあいつらは?・・・・・・・・・友軍!?」

警戒任務にあたっていた出智圭はある一団を確認する。
敵かと目をぎょっとするが、バルキリーやヘリもいるので友軍だと確認できる。
それにかなりの大集団。
この一団はコルシカ方面から命からがら逃げて来た避難民237名 マドリード守備隊の生き残りを含
めた避難民1205名 リスボン守備隊残存部隊そしていろんな地域でシェルターなどで砲撃から生き
残った避難民や統合軍兵士達の集団であった。

ゆっくりノルマンディーのマスター達の野営テントに近づく。
ジープから一人の士官が降りてくる。

「ここの責任者は誰だ?」

出智圭「責任者でありますか?」

この士官が求めているのは、責任者つまりマスターである。
マスターはバルキリーの点検を別の担当者に任せ友軍残存部隊の指揮官接触する準備をする。
その一方で・・・・・・・

ジェシカ「アリスじゃない!」

アリス「ジェシカこそ無事で.....」
地球統合軍欧州方面軍アリス・ヒューベリン.准尉

スミス「結構生き残ってんな。」

マリオ「そうだな。」

一般兵士達は顔なじみがいれば、すぐに駆け寄ってお互いの安否を確認する。
その人物がいない場合があり寂しい想いをした人はいるが・・・・・・・
目の前にいる友人や家族がいただけでもありがたい事。

なんたって今の現状は誰か生きていりゃぁいい、それだけが満足・・・・・・・
ゼロではないのだから・・・・・・

マスター「アーベルト・フォン・ロンメル大佐、スネークと謳われた統合戦争の英雄まさか生きていたとは....」

ディー・ヴァーミル「本当に信じられませんね。」

マスター「いやありえそうだな、不死身のロンメルだし。」

マスターはロンメル大佐が指揮官である事を聞きそう呟いた。
そのロンメル大佐とは欧州方面軍の切れ者で異名をヨーロッパのスネークと謳われた名将。
彼は統合戦争でドーバー海峡空戦で活躍した、名指揮官として有名であった。
マスターにとっては憧れている軍人であった。

ディー・ヴァーミル「英雄がいてルクレール戦車はあるけど、ゼントラーディと戦うのには限界があるわね。」

マスター「そうなんだよな~」

バルキリーはあるが、主戦力は前時代の兵器である。
もしゼントラーディ軍と交戦状態に入ってしまえば大きな被害を出してしまう可能性がある。
マクロスでゼントラーディ軍と戦ってきたヴァーミルはそう感じる。

もっとも戦闘した場合、ゼントラーディの空戦ポッドに避けられる可能性がある。
以前、フェアリを助ける時に戦車部隊を用いたがそれはあくまでも陽動であり。
命中する事ができたが、随時命中できるわけではない。
まぐれあたりでは信用ならなん・・・・・・・必要なのは確実・・・・

ディー・ヴァーミル「頼りになるのはナタルマ達ゼントランの子達なんですけど。」

マスター「ロンメル大佐達が信頼するかどうか、いや友軍だと信じるかどうかが不安だな。」

ディー・ヴァーミル「本当ですね、大尉。」

マスター「ゼブラもフェアリも仲がよくいい関係で人間くさくなっているが、知らない人間となるとな・・・・」

ディー・ヴァーミル「まったくですね。」

次に一番頼りになるとされるゼブラ.フェアリ.ナタルマらなどのゼントラーディ軍の面々である。
戦力はヌージャデル・ガー.クァドラン・ロー.クァドラン・ラース.空戦ポッドら7機ある。
バルキリーは合計5機程度・・・・・・・・

かなりいい戦力になるが、ロンメル大佐達が信頼するかどうか・・・・・・・
ゼントラーディと言う巨人でありわけも分からない異星人を信頼すると言うのに無理がある。
もっともゼントラーディ軍は地球を焼いた集団だ・・・・・・・・
フェアリを除くナタルマやゼブラなどの面々は地球側につたいたゼントラーディとはいえ・・・・
いい印象を持ってくれない・・・・・・・・・

マスター「だけど、ロンメル将軍は高貴なお人だ。フェアリ達を受け入れてくれるだろう。」

ディー・ヴァーミル「そうだといいんですけど・・・・・・・・・」

マスター「多分大丈夫でしょう。将軍ならば。」

マスターはロンメル将軍ならばフェアリ達を受け入れてくれると思った。
もっともロンメル将軍は革新的な考えの持ち主であり、心が寛大な御方であり。
現実至上主義者であり、この状況を考えていると見ている。
警備体制の事もあり、了承してくれるだろうと。

アーベルト「ちょっといいかな大尉?」
地球統合軍欧州方面軍派遣参謀アーベルト・フォン・ロンメル.大佐

マスター「は....ヴァーミル中尉席を外してくれ。」

ディー・ヴァーミル「ハッ。」

そんな話をしている最中にアーベルト・フォン・ロンメル大佐がマスター達の前に現れる。
マスターはロンメル大佐と話すためにヴァーミルに席をはずすように指示する。
指示を聞いたヴァーミルは直ぐ様この場を去る。

マスター「まぁ一応は....ヨーロッパの狐で、ドイツ陸軍のロンメル将軍の再来と言われた大佐に会えて光栄です。」

アーベルト「親戚だけどな。まさか、負の帝国のロンメル将軍と同系列され人気は無いと思ったが・・・」

マスター「それとは別です、自分はプロイセン軍人としてのロンメル将軍として尊敬していますから。」

アーベルト「そう言ってくれるとありがたいと大尉。」

マスターはロンメル大佐に尊敬のまなざしを送り、ロンメル大佐は苦笑する。
これからフェアリやゼブラらゼントラーディ人の処遇に関する重要な話が始まる。
尊敬よりも仕事の話に最優先にすべく顔つきを変える。
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望月千代.伍長. ブラッティ・ライン 第2部 MP 望月初芽

2017-09-17 15:58:01 | マクロス各種作品派生外伝
                【旧地球統合軍総司令部.外野キャンプ場】
千代が遺髪を揃え纏めている頃。
SDF-1マクロスが落ちた地点の周辺に設置された外野キャンプ場では、防衛態勢を取るべく戦力がいろ
いろと出されていた。
アラスカ司令部の地下に潜んでいたアラスカ守備軍航空部隊やデストロイド・戦車部隊、そして早瀬未沙大
尉以外のアラスカ司令部の生き残りの職員なども合流しており。
アラスカを中心とした司令部軍管区を始めとする統合軍残存部隊は、各地の方面軍司令部に連絡した。

・極東シベリア方面軍(ウラジオストク司令部)
・極東太平洋方面軍(東京司令部)
・東アジア方面軍(ソウル司令部)
・南アジア方面軍(デリー司令部)
・東南アジア方面軍(バンコク司令部)
・中央アジア方面軍(カーブル司令部)
・中東方面軍(イスタンブール司令部)
・北米方面軍(ペンタゴン司令部)
・南米方面軍(グランドキャノンV司令部:超時空要塞マクロスサイドストーリーズ参照)
・欧州方面軍(パリ基地など複数所在)
・豪州方面軍(グランドキャノンⅡ司令部)
・アフリカ方面軍(グランドキャノンⅢ司令部)
などの司令部はマクロスに向けて生存報告をする。
カーブル司令部は旧反統合同盟圏内と言う事もあってか、一番被害は甚大だが。
一定の戦力は残存しており、反統合同盟の中心国家であったロシア中心部の駐屯部隊からも生き残りが生存
報告を行う。

他にも攻撃が逸れた生存したイージス巡洋艦こんごうなどの艦隊と硫黄島基地などの砲撃から逃れた島。
そして南極各基地からも連絡が入る。

かなりの生存者がいたのだが、この後の戦闘である程度死亡し戦後の集計の遅れからか第1発表での生存者
は100万名ぐらい・・・・・・となる。
最終的に地球人類は2億人ぐらいは生存している事が確認された。

「もういっぺん一手見ろ!!元反統合同盟の糞野郎!!」

「何度も言ってやるさ!OTMを独占し地球統一後もいつも中心になろうとしたヤンキー野郎が!!調子に乗っていまの結果になったんだろうが!!」

「テメェもうゆるさねぇ!!元敗残国をお仕置きしてしまえ!!」

「ふん、いつまでの戦勝国気取ってんじゃねぇ!!今の状況じゃ関係ないだろうな!!やってしまえ!!」

キャンプ場の近くで複数人の統合軍の将兵達が殴り合っていた。
この兵士達は統合戦争時に反統合同盟の元兵士と元々統合軍の兵士であった。
反統合同盟の兵士達は統合戦争に敗れ統合軍に編入されているが、お互いに偏見を持っていた。
その結果、第1次星間大戦後一部の将兵と統合政府の体制に不満を持ったゼントラーディが手を組み反政府
運動を展開・・・・・・

はぐれゼントラーディ
ゼントラーディ軍
監察軍
未知の脅威

と並び、主に統合軍の最前線で立ちはだかる敵として現れ。
永遠に終わる事の無き、第2次星間大戦の戦場の主戦場の一翼を担う事になるのである。

「やっちまえ!クラウスら!統合野郎をやっちまえ!!」

「ギブ、反統合同盟の犬共を叩きのめしてしまえ!」

「うるせぇ日本の甘酒野郎!!半世紀ぐらい子供部屋に引き籠っていた戦争知らずの坊やよ!」

「なんだと新潟・長野・沖縄をやったテメェらが!言うのか!!テメェら永遠にウォッカに溺れろ!!」

周辺では乱闘を助長させるような言動が飛び交う。
その光景にゼントラーディ兵も見下ろすように面白そうに見ている。
顔面を殴り合い、血を出し合いひたすら殴りつつけている。

ミリア「マックスあれは・・・・・・・・」
地球統合軍.パイロット.ミリア・ファリーナ

マックス「ただのガス抜きだと思うよ、この状況下の不安を紛らわそうとしているんだろうね。でも秩序が乱れるからそろそろと・・・・・・・・・」
地球統合軍.パイロット.マクシミリアン・ジーナス

ガス抜きだと評したマックスはある方向を見る。
MPと言う紋章を付けベレー帽を被り戦闘服を着ている女性兵2名を引き連れた男性を中心にした集団が・・・
ミリアは不思議そうに見るがあれがなんなのかは分からない・・・・・・・

桐原茂義「おい貴様ら何をしている!!」
新統合軍警務隊.桐原茂義少尉

「げっMPだ!」

「構わんあいつらごとやってしまえ!!」

桐原茂義率いる警務隊が乱闘現場に到着する。
その姿を見た両陣営は邪魔な警務隊を叩きのめすべく一時的に共闘するかのように迫る。
やっかいな事だが、茂義は面白いと拳をパンと合わせて鳴らす・・・・・・

劉紅花「新人ちゃん、上手く出来るかしら?」
新統合軍警務隊.劉紅花.准尉

望月初芽「新人じゃありません、1年近く軍にいました・・・・姉に負けず頑張ります。そろそろ、職業軍人に昇進ですから。」
新統合軍警務隊.望月初芽.上等兵

劉紅花「おうおう言ってくれるわねん♪そんじゃ、私も暴れますか!!」

茂義の部下であり恋人である劉紅花と並んでいる若い女性兵士。
女子高生くらいの年齢の若干幼さがあり、グラマー体型でありベレー帽を被り戦闘服を着た女性。
彼女の名は望月初芽・・・・・・望月千代の妹である。
兄や姉と従姉妹と共にマクロスに乗り組み、姉に負けたくない一心から軍に入隊した。
おちゃらけたふざけた性格をしているが(と言っても姉千代と正確と殆ど変わらない)

根はしっかりとしており、それを見抜いた茂義により警務隊にスカウトされ配属された。

「警務隊が俺達の喧嘩に乱入するんじゃねぇぞ!」

劉紅花「乱入するな?秩序を乱すのに、止めに入るのは我々の仕事ですよ。」

「仕事だと?ざけんなこのアマ!」

劉紅花「雑魚キャラの典型的なセリフ・・・・・さぁて私個人の技を教えしましょうか・・・・」

紅花は一人の乱闘兵士に接近し掴み合みあっては避けながら稀に回避しながらやり合う。
アマと言われてカチンと来たのか、とうとう本気を出した。
乱闘兵士の殴り込み両腕を組んでクロスした所で押さえ・・・
隙が見えたら乱闘兵士の胸を掴みながら・・・ぐるんと首と腕を拘束する。

「がぁぁ・・・・・・・・・」

劉紅花「・・・・・・女だからと言って甘くみたわね・・・・・安心なさい・・・・・殺しはしないわ。だって・・・・・友軍兵士をわけもなく殺したら・・・・軍法会議もんだから。」

「・・・・・・・・・・・・」

劉紅花「一人、クリア・・・・・・・」

拘束したら首を気絶させるラインまで苦しめ、気絶させる。
気絶は直ぐに目覚めるものだが、頭痛は残る。
紅花は制圧した兵士の腕に手錠をかける。

「この!」

桐原茂義「単純な攻撃方法だな、なってないもんだな。」

「何!がぁぁぁぁぁ・・・・・・・」

桐原茂義「動きが鈍い!」

茂義は殴りかかってきた兵士の攻撃を回避する寸前に若干斜め背後に到達し。
兵士に向けてショックガンを撃ち込む。
このショックガンは撃ち込まれると、相手を一時的な麻痺に陥る効果がある。
撃ち込まれた兵士は麻痺しぶるぶると震えている。

「この野郎!武器を持って卑怯だぞ!」

桐原茂義「馬鹿野郎め!人道に反する事以外の卑怯な行為は戦場に適応されるんだよ!お前さんのいいように従えばそうやって手段を奪おうとし自分の有利になる方向に向かわせるも卑怯な事じゃないのか!」

「ほざけぇ!」

「いい気になりやがった女連れのスケベ野郎が!」

桐原茂義「誰がスケベだっての!!」

茂義は別の兵士にいちゃもんつけられるけど、直ぐ様反論する。
戦場では民間人を盾にする、そして民間人ごと攻撃するのは軍隊としての道を外す事になる。
が・・・・・・・・・戦場におけるルールの範囲の卑怯な行為は許される・・・・
軍人家系として生まれ育った茂義はそれを理解している・・・・・・

そして戦場に置いて必要なのは冷静な判断と素早い僅か2秒の行動である。

「小娘!大人しくしやがれ!」

望月初芽「誰が小娘ですって!私はこれでも先祖は地方豪族望月家であり清和天皇の血を引いたり、忍者の家系なのよ・・・・・見ず知らずのおっさんが私を小娘呼ばわりすんじゃないわよ!!」

「といいつつ、逃げ続けているじゃねぇか!そろそろ捕まれよ!」

初芽は大男相手に逃げ続けている。
対した事のない小娘にやられる事はないと思っていた。
すると正面に元反統合同盟兵士が前から迫ってくる。

望月初芽「あらっよっとん

それを確認していたのか、初芽は正面と後方の二人に挟まれる寸前にバッと横に転がり。
二人を正面衝突させた、無論考えも無しにやったわけじゃない。
無論元敵対した者同士のお互いの嫌悪感や苛立ちを利用させてもらう。

「待て小娘め」

「待てはこっちじゃ!統合野郎!」

「なんだと?」

ぶつかり合った二人は睨み合うと、殴り合いを始めた。
初芽は格闘術は得意が、肉体的負担を強いられたくない。
だったら、走るのが得意のと瞬発力を利用し事故を起こさせる。
それが終わったら・・・・

望月初芽「ば〜ん」

と二人に側面からショックガンを食らわせ麻痺らせる。
そんな二人に近づき拘束し、制圧が完了。
それが終わると初芽は茂義と紅花の援護に向かう。
その直後増援の警務官らがやってきた。

早瀬未沙「桐原少尉、本当かなり派手にやったんじゃない?」
地球統合軍SDF-1マクロス.管制官.早瀬未沙.大尉

桐原茂義「ハッうちの馬鹿兄貴よりかはマシであります。」

早瀬未沙「マシね・・・・・・私の目から見れば中尉の方の桐原と少尉の方の桐原は同じに見えるわ。」

劉紅花「ふふふ同じだって。」

望月初芽「確かに同じよね。」

気絶し仕事を終えると野外でバルキリー隊の管制スタッフをしていた早瀬未沙に報告する。
未沙は管制以外にもこのような報告集計係をしており。
警務隊の各班の報告を聞いている。

普通に報告しているだけなのだが・・・

早瀬未沙「望月上等兵。」

望月初芽「はい早瀬大尉なんでしょうか?」

早瀬未沙「あなたのお姉さん望月千代伍長の部隊がこれから危険な任務に就き出撃するけど会わなくていいの?」

望月初芽「えっ!?」

未沙から姉千代がこれから危険な任務に就き出撃する事を伝えられる。
まったく知らなかった初芽は思わず明るい表情から通夜のように暗い表情になる。
これから姉が死ぬ・・・死にに行く、なんで千代姉さんはそんな所へ
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