護衛隊が通過する付近にて、自由アルゼンチン軍残党のSv-56が起動した。
滑走路を用いる事のないゼロゼロ発進で・・・・・・
起動し熱が発せられ、このままでは護衛部隊に発覚する危険性があるのだが・・・・
これが狙いである・・・・・・・・
急に熱を発して出現する事は安心していた護衛隊の度肝を抜く事になり・・・
十分に強襲と言えるような物に変化する。
カール「敵だと!?」
ゼノビア「地上に次々と反応、かなりいます・・・・数は5個小隊です!!」
Sv-56の反応はゼノビアや他の早期警戒部隊の機体が気がついた。
真下にいる、第29飛行小隊のコマンチが迎撃ポジションを取り始める。
迎撃しようとするが・・・・
メラル「!?ラウラ・・・・・・・・・!?」
上空からラウラ.大樹.神楽の小隊が急降下してきた。
地面に激突するような勢いで・・・・・・
そうしている中で、Sv-56の一部隊が飛び出していく。
ズドドドドドドドドドドドド
ラウラ「くぅぅきつい・・・・・」
双方はガンポッドをお互い向けて発砲した。
物凄い量の銃弾が薬莢を地面に落しながら、相手に向けて向かって行く。
ラウラ達には損害はなく、Sv-56が何機が落ちる。
縦断が命中したんだろう、落ちた何機の殆どは地面に激突し。
2機ほどが、激突せず立ち直るかのような機動をとった。が
桐原少佐「大樹!!命令違反だぞ!!」
吉野大樹「そんな事を言っている場合じゃないです、既に敵別小隊・・・・以上・・・」
桐原少佐「おいこら!!・・・・・若い者は血気盛んだが・・・・まったく・・・」
今のラウラ達の独断行動は茂人からすれば命令違反だが。
一応怒る程度でこれ以上何も言わなかった。
突然、大樹達の小隊が急降下するのは驚いたが..........
すぐ敵に対処できる点ではどの小隊よりも優れていた。
ラウラ「連中!」
Sv-56はラウラ達を足止めすべくバトロイドに変形し足止めをしようとした。
足止めされたらかなり厄介であり、護衛対象を守るのに支障が出る。
このまま敵に苦戦を強いられたら、負けるし護衛対象かが危ない、
どうにかして切り抜けないと。
ラウラ「ぬわぁぁぁ」
「ぬわぁぁぁぁぁぁ、なんだこいつはぁぁぁぁ」
ラウラ「てぇぇい!」
ズカァァン
ラウラはバトロイドに変形し、もうスピードでSv-56に接近する。
まるで狂人かのようなスピードにSv-56のパイロットはラウラに恐怖し怯える。
パイロットからすれば今のラウラの命知らずの突撃は、まるで死神が襲いかかるのようだ・・・・
そしてラウラがぶつかる寸前に立ち止まり、パイロットは固まったままであったが・・・・
我に返り反撃しようとした際に、ラウラがSv-56のコックピットに向けてガンポッドを向けて・・・・・
一発の銃弾を発砲し、Sv-56の動きを止めた。
カゴメ『ラウラへ、敵増援2個小隊確認。』
ラウラ「まだ敵は戦力を隠し持っていたの?」
カゴメ『分からないわ・・・・・でも陸上部隊が潜んであるから気をつけてね。」
ラウラ「了解」
Sv-56の攻撃を退けたラウラ・・・・・
だけど、まだ脅威が消えたわけではない・・・・
増援2個小隊・・・・・・
あの強力なSv-56が6機増えた・・・・・・・・・
それは厄介な事であり、これからも苦しい戦いを強いられる事を意味していた。
ラウラ「よし残りの敵も片付けに行きますか!!」
ラウラは操縦桿を握り、戦場の空へ復帰する。
これから何が起きるのかは分からないが、何としても護衛対象を守り通さないといけない。
どんどんSv-56から攻撃を受けるが、回避し戦闘を継続させる・・・・・・・・・
が・・・・・・・・
戦況は悪くなっていき、護衛対象への防衛線は厳しくなる。
ロザ「くそ・・・・・・突破しやがる。」
エラ「数は少ないのに・・・・・・強い・・・・・・」
アンサーズや第29飛行小隊の奮戦でも自由アルゼンチン軍の進撃を阻止する事ができなかった。
パイロットの技量が高く、完全にカバーするには厳しい状態であり・・・・・
両部隊のパイロットは余裕を持つ事ができなくなってしまう・・・・・・・
防衛線を突破したSvー56の猛攻にファントムⅢはディスクセンサー改から離れる。
追いかける一方で別のSv-56がディスクセンサー改を狙い、銃撃を始める。
アム「うっ・・・・・・・」
「右翼被弾・・・・損傷軽微。」
アム「損傷軽微なら大丈夫ね・・・くそ・・・・・・・・反統合同盟の下衆共め・・・・」
ディスクセンサー改の右翼にSv-56の銃弾が命中する。
幸いにも飛行に支障がない損害だが、油断できない被害・・・・・・
今後攻撃を受けたら、ただでは済まない・・・・・・
それにこの機に武装があれば・・・・・・
アム「ファントムⅢ各機に告ぐ、臨時ロケットブースターを使い全速力で私たちを見捨て南米軍管区司令部に向かえ!!」
『正気でありますか?』
アム「馬鹿を言わないで、ファントムⅢが失われたら全ては終わりよ!!早く行きなさい!!」
『ハッ』
アムはファントムⅢに装着してある使い捨てロケットブースターを使用し逃げるように言う。
パイロット達は戸惑う反応を見せているが、アムの言葉を聞いて・・・ようやく納得。
命令に従うべく、ロケットブースターの着火ボタンを触る。
ディスクセンサー改の窓からファントムⅢの一機を見続けるアムは敬礼する。
ロケットブースターが点火し、ファントムⅢは勢いよく飛び出して行った。
「野郎、逃げやがった・・・・もはや追撃は不可能だ!!」
「せめて輸送機を撃墜しよう!!」
「そうだな。」
ファントムⅢを最優先に狙っていたが、追撃が不可能な程逃げられたのでディスクセンサー改に狙いをつける。
アムは窓を一回見ると、そこから離れる。
これから攻撃が始まる・・・・・・・・
窓の近くにいたら、自分自身の死に関わる事に繋がる・・・・
なるべく被害の少ない所にいなければならない・・・・
窓から離れるとアムはコックピットに向かう。
アム「低空飛行急いで!!」
「何故でありますか?」
アム「護衛部隊でも防げない相手よ、確実にディスクセンサー改は落とされる。なるべく低空で飛行し、衝撃を抑えなきゃいけないでしょ!!」
「はい・・・・・分かりました。」
コックピットに向かったアムはパイロットに低空で飛行するように指示した。
低空で飛行する理由はディスクセンサー改が撃墜された時に備えて・・・・・・・
上空を飛行していて撃墜された場合に墜落時の衝撃によるダメージを抑えなくてはいけない。
受ける衝撃が大きい程生存率が低下してしまう・・・・・
今の高度で飛行続けて撃墜された場合、この中にいる人の殆どは死ぬ事になるだろう。
アム「チャオ!!」
劉夢華「アムさん、こんな時にどうしたんですか・・・それって・・・・・」
アム「対衝撃チョッキよ、早く皆着て頂戴。」
カゴメ「分かったわ。」
アムは防弾チョッキを持ってきながら、ディスクセンサー改の管制室に入った。
突然のアムの訪問に戸惑う夢華達であったが、防弾チョッキを持っているのを見て全てを悟った。
もうそろそろ撃墜されるのだと・・・・・・・・
エラ「くっ・・・・・護衛対象への攻撃が集中している・・・・」
神楽少尉「このままでは撃墜されてしまう。」
Sv-56はどんどんディスクセンサー改への攻撃を強化した。
どんどん傷だらけになり、機体の上のレドームが破損する。
相沢美弥「いつまで攻撃が続くのかしらね?」
カゴメ「・・・・・」
容赦のない攻撃に女性陣は席に座りながら不安になりながら心配する。
いつまでディスクセンサー改が持ち堪えるのか・・・・・・・
もし・・・・・・・・・ミサイルでも発射されたから、一発で撃墜されてしまう・・・・・・・・
そんな心配をしている中で・・・・・・・・・
劉夢華「うわっ!?」
ディスクセンサー改の右翼に攻撃が集中し、飛行に支障が出た。
どんどん機種が下がっていき、どんどん地面との距離が縮まってしまう。
アム達は衝撃に備えて・・・・・席に座ったり何かに掴まる・・・・・・・・・
ラウラ「皆・・・・・・」
ラウラは心配する目で墜落していくディスクセンサー改を見る。
可変戦闘機パイロットであるパイロットである自分ではもうどうにも・・・・・ならない。
そうでなくても墜落する中ではどうにならない・・・・・
このまま死んでしまうのだろうか・・・・・
共に生死を共にする仲間が・・・・・
「まもなく本機は墜落します。」
アム「しっかりと捕まって、低空なら怪我するけど死にはしないから。」
ディスクセンサー改はどんどん墜落していき森林地帯の中の入り込む。
大きな砂埃と木がぶっ飛ぶが、爆発しておらず・・・・・・・生存している可能性がある・・・・・・・・
果たして無事に生きているのか・・・・・・・・一同はそれに注目する・・・・・・
重傷なのか・・・
劉夢華「死ぬかと思った。」
相沢美弥「なんとか生きているわね。」
カゴメ「えぇ」
生きていた・・・・・・・・・生きていたのを確認できたのは夢華・美弥・カゴメの3人。
いつもの3人が生きていた事にラウラは安心した。
後の面々は生きているのかと言うと・・・・・・・・
アム「なんとか生き残ったわね・・・・・・痛ててててて。」
カゴメ「大丈夫ですか?」
アム「擦り傷を負ったみたい・・・・・・・・かなり痛むけど・・・・・・痛てててて」
アムやその他の面々も生きていたいた。
墜落時にアムは左腕に飛んできたガラスの破片に当たり擦り傷が出来てしまう。
ゼントラーディ人であるアムは大した傷ではないが・・・・
包帯が真っ赤に染まるなど、かなり出血している・・・・・・・・・・
アム「よし出血が治まった。」
相沢美弥「大丈夫なんですか?」
アム「一応大丈夫だよ、一応はね・・・・かなり痛いけど・・・・」
美弥は心配してアムの怪我の容態を聞くと、大丈夫と少し元気ないように返答する。
出血は止まったけど、痛みは治まっていない。
無理に動かすと、かなりの激痛になる・・・・・
アムはそれを理解しており、無理しないように出来るだけ元気な様子を見せないようにする。
当分の痛みが治まるまでは・・・・・・・・・・・
アム「そろそろ離脱するよ、敵はまだ攻撃してくる可能性があるから・・・・・・・とりあえず退避!!」
今後の危機を考え、アムはディスクセンサー改から離れる。
夢華達は一体何が起きるのか分からないままその場から退避するが・・・・・
数分後・・・・・・・・・・
「輸送機はまだ生きている可能性がある止めを指すぞ!!」
「了解!!」
死んだ生き物を喰らうハイエナのようにSv-56.2機がやってきた。
ディスクセンサー改にミサイル照準を合わせ止めを刺そうとする・・・
パイロットはゆっくり、止めを刺せるようにディスクセンサー改を見続ける。
ラウラ「あんたの相手はあたしだよ!!」
「なに・・・・・・ぐあぁぁぁぁぁぁぁ」
ディスクセンサー改を狙っていたSv-56は背後からやってきたラウラに銃撃され、エンジン部をやられ火達磨になった。
もう1機の方もミサイルを撃とうとするが、ラウラにやられてしまった。
このままミサイルを撃たれないで済んだと思ったが・・・・・・・・
ミサイルは・・・・・・・・
ラウラ「くそ・・・・・・2発撃たれた・・・・・・・・間に合え!!」
撃墜される前に発射されてしまった。
ディスクセンサー改に届く前にミサイルを撃墜しようとするが、1機しか撃墜できず・・・・
もう1機のミサイルはディスクセンサー改に命中する。
命中し爆発するディスクセンサー改の姿を見たラウラはダンッ!!と防弾ガラスを叩く・・・・・・・・
劉夢華「恐ろしい・・・・・・・ここまで爆発するなんて・・・・・・・」
目の前でディスクセンサー改の爆発を見届けた乗員は恐ろしい・・・・・・・・
もしもう少し遅れていたら・・・・どうなっていたのやら・・・・
想像するだけでも恐ろしい・・・・・・
ディスクセンサーの爆発の炎はそれを物語っていた。
滑走路を用いる事のないゼロゼロ発進で・・・・・・
起動し熱が発せられ、このままでは護衛部隊に発覚する危険性があるのだが・・・・
これが狙いである・・・・・・・・
急に熱を発して出現する事は安心していた護衛隊の度肝を抜く事になり・・・
十分に強襲と言えるような物に変化する。
カール「敵だと!?」
ゼノビア「地上に次々と反応、かなりいます・・・・数は5個小隊です!!」
Sv-56の反応はゼノビアや他の早期警戒部隊の機体が気がついた。
真下にいる、第29飛行小隊のコマンチが迎撃ポジションを取り始める。
迎撃しようとするが・・・・
メラル「!?ラウラ・・・・・・・・・!?」
上空からラウラ.大樹.神楽の小隊が急降下してきた。
地面に激突するような勢いで・・・・・・
そうしている中で、Sv-56の一部隊が飛び出していく。
ズドドドドドドドドドドドド
ラウラ「くぅぅきつい・・・・・」
双方はガンポッドをお互い向けて発砲した。
物凄い量の銃弾が薬莢を地面に落しながら、相手に向けて向かって行く。
ラウラ達には損害はなく、Sv-56が何機が落ちる。
縦断が命中したんだろう、落ちた何機の殆どは地面に激突し。
2機ほどが、激突せず立ち直るかのような機動をとった。が
桐原少佐「大樹!!命令違反だぞ!!」
吉野大樹「そんな事を言っている場合じゃないです、既に敵別小隊・・・・以上・・・」
桐原少佐「おいこら!!・・・・・若い者は血気盛んだが・・・・まったく・・・」
今のラウラ達の独断行動は茂人からすれば命令違反だが。
一応怒る程度でこれ以上何も言わなかった。
突然、大樹達の小隊が急降下するのは驚いたが..........
すぐ敵に対処できる点ではどの小隊よりも優れていた。
ラウラ「連中!」
Sv-56はラウラ達を足止めすべくバトロイドに変形し足止めをしようとした。
足止めされたらかなり厄介であり、護衛対象を守るのに支障が出る。
このまま敵に苦戦を強いられたら、負けるし護衛対象かが危ない、
どうにかして切り抜けないと。
ラウラ「ぬわぁぁぁ」
「ぬわぁぁぁぁぁぁ、なんだこいつはぁぁぁぁ」
ラウラ「てぇぇい!」
ズカァァン
ラウラはバトロイドに変形し、もうスピードでSv-56に接近する。
まるで狂人かのようなスピードにSv-56のパイロットはラウラに恐怖し怯える。
パイロットからすれば今のラウラの命知らずの突撃は、まるで死神が襲いかかるのようだ・・・・
そしてラウラがぶつかる寸前に立ち止まり、パイロットは固まったままであったが・・・・
我に返り反撃しようとした際に、ラウラがSv-56のコックピットに向けてガンポッドを向けて・・・・・
一発の銃弾を発砲し、Sv-56の動きを止めた。
カゴメ『ラウラへ、敵増援2個小隊確認。』
ラウラ「まだ敵は戦力を隠し持っていたの?」
カゴメ『分からないわ・・・・・でも陸上部隊が潜んであるから気をつけてね。」
ラウラ「了解」
Sv-56の攻撃を退けたラウラ・・・・・
だけど、まだ脅威が消えたわけではない・・・・
増援2個小隊・・・・・・
あの強力なSv-56が6機増えた・・・・・・・・・
それは厄介な事であり、これからも苦しい戦いを強いられる事を意味していた。
ラウラ「よし残りの敵も片付けに行きますか!!」
ラウラは操縦桿を握り、戦場の空へ復帰する。
これから何が起きるのかは分からないが、何としても護衛対象を守り通さないといけない。
どんどんSv-56から攻撃を受けるが、回避し戦闘を継続させる・・・・・・・・・
が・・・・・・・・
戦況は悪くなっていき、護衛対象への防衛線は厳しくなる。
ロザ「くそ・・・・・・突破しやがる。」
エラ「数は少ないのに・・・・・・強い・・・・・・」
アンサーズや第29飛行小隊の奮戦でも自由アルゼンチン軍の進撃を阻止する事ができなかった。
パイロットの技量が高く、完全にカバーするには厳しい状態であり・・・・・
両部隊のパイロットは余裕を持つ事ができなくなってしまう・・・・・・・
防衛線を突破したSvー56の猛攻にファントムⅢはディスクセンサー改から離れる。
追いかける一方で別のSv-56がディスクセンサー改を狙い、銃撃を始める。
アム「うっ・・・・・・・」
「右翼被弾・・・・損傷軽微。」
アム「損傷軽微なら大丈夫ね・・・くそ・・・・・・・・反統合同盟の下衆共め・・・・」
ディスクセンサー改の右翼にSv-56の銃弾が命中する。
幸いにも飛行に支障がない損害だが、油断できない被害・・・・・・
今後攻撃を受けたら、ただでは済まない・・・・・・
それにこの機に武装があれば・・・・・・
アム「ファントムⅢ各機に告ぐ、臨時ロケットブースターを使い全速力で私たちを見捨て南米軍管区司令部に向かえ!!」
『正気でありますか?』
アム「馬鹿を言わないで、ファントムⅢが失われたら全ては終わりよ!!早く行きなさい!!」
『ハッ』
アムはファントムⅢに装着してある使い捨てロケットブースターを使用し逃げるように言う。
パイロット達は戸惑う反応を見せているが、アムの言葉を聞いて・・・ようやく納得。
命令に従うべく、ロケットブースターの着火ボタンを触る。
ディスクセンサー改の窓からファントムⅢの一機を見続けるアムは敬礼する。
ロケットブースターが点火し、ファントムⅢは勢いよく飛び出して行った。
「野郎、逃げやがった・・・・もはや追撃は不可能だ!!」
「せめて輸送機を撃墜しよう!!」
「そうだな。」
ファントムⅢを最優先に狙っていたが、追撃が不可能な程逃げられたのでディスクセンサー改に狙いをつける。
アムは窓を一回見ると、そこから離れる。
これから攻撃が始まる・・・・・・・・
窓の近くにいたら、自分自身の死に関わる事に繋がる・・・・
なるべく被害の少ない所にいなければならない・・・・
窓から離れるとアムはコックピットに向かう。
アム「低空飛行急いで!!」
「何故でありますか?」
アム「護衛部隊でも防げない相手よ、確実にディスクセンサー改は落とされる。なるべく低空で飛行し、衝撃を抑えなきゃいけないでしょ!!」
「はい・・・・・分かりました。」
コックピットに向かったアムはパイロットに低空で飛行するように指示した。
低空で飛行する理由はディスクセンサー改が撃墜された時に備えて・・・・・・・
上空を飛行していて撃墜された場合に墜落時の衝撃によるダメージを抑えなくてはいけない。
受ける衝撃が大きい程生存率が低下してしまう・・・・・
今の高度で飛行続けて撃墜された場合、この中にいる人の殆どは死ぬ事になるだろう。
アム「チャオ!!」
劉夢華「アムさん、こんな時にどうしたんですか・・・それって・・・・・」
アム「対衝撃チョッキよ、早く皆着て頂戴。」
カゴメ「分かったわ。」
アムは防弾チョッキを持ってきながら、ディスクセンサー改の管制室に入った。
突然のアムの訪問に戸惑う夢華達であったが、防弾チョッキを持っているのを見て全てを悟った。
もうそろそろ撃墜されるのだと・・・・・・・・
エラ「くっ・・・・・護衛対象への攻撃が集中している・・・・」
神楽少尉「このままでは撃墜されてしまう。」
Sv-56はどんどんディスクセンサー改への攻撃を強化した。
どんどん傷だらけになり、機体の上のレドームが破損する。
相沢美弥「いつまで攻撃が続くのかしらね?」
カゴメ「・・・・・」
容赦のない攻撃に女性陣は席に座りながら不安になりながら心配する。
いつまでディスクセンサー改が持ち堪えるのか・・・・・・・
もし・・・・・・・・・ミサイルでも発射されたから、一発で撃墜されてしまう・・・・・・・・
そんな心配をしている中で・・・・・・・・・
劉夢華「うわっ!?」
ディスクセンサー改の右翼に攻撃が集中し、飛行に支障が出た。
どんどん機種が下がっていき、どんどん地面との距離が縮まってしまう。
アム達は衝撃に備えて・・・・・席に座ったり何かに掴まる・・・・・・・・・
ラウラ「皆・・・・・・」
ラウラは心配する目で墜落していくディスクセンサー改を見る。
可変戦闘機パイロットであるパイロットである自分ではもうどうにも・・・・・ならない。
そうでなくても墜落する中ではどうにならない・・・・・
このまま死んでしまうのだろうか・・・・・
共に生死を共にする仲間が・・・・・
「まもなく本機は墜落します。」
アム「しっかりと捕まって、低空なら怪我するけど死にはしないから。」
ディスクセンサー改はどんどん墜落していき森林地帯の中の入り込む。
大きな砂埃と木がぶっ飛ぶが、爆発しておらず・・・・・・・生存している可能性がある・・・・・・・・
果たして無事に生きているのか・・・・・・・・一同はそれに注目する・・・・・・
重傷なのか・・・
劉夢華「死ぬかと思った。」
相沢美弥「なんとか生きているわね。」
カゴメ「えぇ」
生きていた・・・・・・・・・生きていたのを確認できたのは夢華・美弥・カゴメの3人。
いつもの3人が生きていた事にラウラは安心した。
後の面々は生きているのかと言うと・・・・・・・・
アム「なんとか生き残ったわね・・・・・・痛ててててて。」
カゴメ「大丈夫ですか?」
アム「擦り傷を負ったみたい・・・・・・・・かなり痛むけど・・・・・・痛てててて」
アムやその他の面々も生きていたいた。
墜落時にアムは左腕に飛んできたガラスの破片に当たり擦り傷が出来てしまう。
ゼントラーディ人であるアムは大した傷ではないが・・・・
包帯が真っ赤に染まるなど、かなり出血している・・・・・・・・・・
アム「よし出血が治まった。」
相沢美弥「大丈夫なんですか?」
アム「一応大丈夫だよ、一応はね・・・・かなり痛いけど・・・・」
美弥は心配してアムの怪我の容態を聞くと、大丈夫と少し元気ないように返答する。
出血は止まったけど、痛みは治まっていない。
無理に動かすと、かなりの激痛になる・・・・・
アムはそれを理解しており、無理しないように出来るだけ元気な様子を見せないようにする。
当分の痛みが治まるまでは・・・・・・・・・・・
アム「そろそろ離脱するよ、敵はまだ攻撃してくる可能性があるから・・・・・・・とりあえず退避!!」
今後の危機を考え、アムはディスクセンサー改から離れる。
夢華達は一体何が起きるのか分からないままその場から退避するが・・・・・
数分後・・・・・・・・・・
「輸送機はまだ生きている可能性がある止めを指すぞ!!」
「了解!!」
死んだ生き物を喰らうハイエナのようにSv-56.2機がやってきた。
ディスクセンサー改にミサイル照準を合わせ止めを刺そうとする・・・
パイロットはゆっくり、止めを刺せるようにディスクセンサー改を見続ける。
ラウラ「あんたの相手はあたしだよ!!」
「なに・・・・・・ぐあぁぁぁぁぁぁぁ」
ディスクセンサー改を狙っていたSv-56は背後からやってきたラウラに銃撃され、エンジン部をやられ火達磨になった。
もう1機の方もミサイルを撃とうとするが、ラウラにやられてしまった。
このままミサイルを撃たれないで済んだと思ったが・・・・・・・・
ミサイルは・・・・・・・・
ラウラ「くそ・・・・・・2発撃たれた・・・・・・・・間に合え!!」
撃墜される前に発射されてしまった。
ディスクセンサー改に届く前にミサイルを撃墜しようとするが、1機しか撃墜できず・・・・
もう1機のミサイルはディスクセンサー改に命中する。
命中し爆発するディスクセンサー改の姿を見たラウラはダンッ!!と防弾ガラスを叩く・・・・・・・・
劉夢華「恐ろしい・・・・・・・ここまで爆発するなんて・・・・・・・」
目の前でディスクセンサー改の爆発を見届けた乗員は恐ろしい・・・・・・・・
もしもう少し遅れていたら・・・・どうなっていたのやら・・・・
想像するだけでも恐ろしい・・・・・・
ディスクセンサーの爆発の炎はそれを物語っていた。