奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

キッチンのレイアウトと家の間取りに関連する暮らしの充実感と生活のしやすさ、家全体のバランスを考える暮らしの趣とキッチン周辺で過ごす時間のイメージを大切にしながらの家づくり。

2024年09月19日 | 家 住まい 間取り プラン

暮らしの隙間と

間取りを考える際の

キッチンレイアウト について。

※中庭に向かって開放感を楽しみながらリビングと一体化したキッチンプラン提案CG事例

このブログでも

キッチンのレイアウトや

間取りや生活との関連性について

色々と書いていますが、

blog等をご覧になられて

直接キッチンの

ご相談をいただく事もありますので

キッチンや間取り周辺で

不便な思いをされている事も

多いのだと思います。

 

キッチンに関するプランや、

設備機器、

素材のことなど色々あると思いますが

これから家づくりをしていく方に

少しでもお役立つような

内容になればと思いますのでご参考までに。

 

今回の内容は「BAROS」等の

オーダーキッチンをお考えの方にも

参考にしていただけると思います。

 

キッチンプランの種類。

プランの種類は

キッチンとダイニングや

リビング等他の部屋との関わり方、

並び方によって分けられます。

 

キッチンの計画をするにあたって

最初に考えることの一つで、

家全体の間取り計画にも

関わってくる大事なところです。

 

クローズ(独立)プラン。

キッチンだけで

一つの部屋になっているタイプです。

ダイニング(食堂)に

隣接していることが多いですが、

壁で間仕切られています。

 

調理をする事に

特化したプランでもあり、

巣篭もり感、「私の城」感の高い

プランとなります。

 

セミオープン(対面)プラン。

キッチンがダイニングやリビングに

向かって配置され、

腰壁や垂れ壁などで

間仕切られるプランです。

 

昨今の主流でもあり、

キッチンとしての独立性を

保ちながらも

家族とのコミュニケーションが

取れる事が人気の理由だったりします。

 

オープン(壁付)プラン。

ダイニング等と一体化した

キッチンプランで

壁に向かって

キッチンを配置するプランです。

 

省スペースが魅力的で

調理に集中しつつも、

家族の気配を感じる事ができる

そんなプランです。

 

それぞれメリットもあれば

デメリットもあります。

 

それぞれの特徴を見比べて、

自分にあったプランを

イメージしてみてください。

 

クローズ(独立)プラン

メリットとしては

・調理に集中できる
・匂いや音、汚れ等を最小限に留める事ができる
・急な来客や食事中にキッチンの散らかりが気にならない
・小さな子どもやペットにとって危険なキッチンに近寄らせない

デメリット
・配膳の動線が長くなりがち
・調理中は家族とのコミュニケーションがとりにくい
・窓が小さく、暗くなりがち
・部屋として一つ必要になり、家全体の床面積が大きくなる
・匂いがこもりがちで換気に注意が必要

セミオープン(対面)プラン

メリット
・家族とコミュニケーションがとりやすい、目配りがしやすい
・部屋を見渡すような開放感があるプランがしやすい
・手元を隠せば、ある程度の散らかりは隠せる

デメリット
・匂いや音、汚れが部屋に充満しやすい
・配膳の動線が長くなりがち
・プランによっては広いスペースが必要

オープン(壁付)プラン

メリット
・省スペースでプランできる
・ある程度調理に集中できる
・配膳の動線が短い
・ダイニングとの一体感が大きい
・広々と動ける
・明るい

デメリット

・家族に目配りがし難い
・匂いや音、汚れが、部屋全体に充満しやすい
・急な来客や、食事中にキッチンの散らかりが目につきやすい。

我が家にあった

キッチンレイアウトを検討するには

それぞれの特徴はわかったけど、

いざ選ぶとなると迷ってしまう。

そんな方も多いかと思います。

判断基準の一端としては、

家の広さや間取り、

予算、常に料理に関わる人数、

掃除の頻度などがありますが、

一番大事なのは

「楽しく暮らせるか」という事です。

 

くつろぎの場に

家事の場を持ち込みたくないのか?。

子どもや家族と会話をしながら

家事をしたいのか?。

家族や仲間と

ワイワイと作業したいのか?。

 

これは家造り全体にも

共通して言えることでもありますが、

それぞれの

デメリットは

人によっては気にならに事だったり、

少しの工夫で

改善されることも多くあります。

 

一つ一つの特徴にとらわれず、

キッチンで何をしたいのか?。

そこでどんな暮らしを

家族と営みたいのか?。

 

若しくは

自分自身の

暮らしに対する

価値観や人生観は

どうなのか?。

 

それをキチン計画に

反映する事が大切です。

 

喜怒哀楽に寄り添いつつも

「楽しい暮らしの時間」が

生まれるように。

 

暮らしづくりを丁寧に考える

お手伝いをさせていただければ

幸いです。

 

豊かな暮らしの意味を大切に。

 

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ライフスタイルと人生観を大切に考えて住まいと暮らしをデザインするように、間取りの考え方も色々なデザインのカタチがありますが理想と現実のバランスを設計する事が大切。

2024年09月09日 | 家 住まい 間取り プラン

住みやすい家の特徴を考える。

※多世帯で暮らす住まいのカタチ提案事例

間取りやデザインの工夫、

これから家を建てることを検討している、

理想の住まいを

実現したいと考えている皆さんへ。

 

住みやすい家の特徴、

間取りやデザインの工夫、

家づくりの注意点を考える事は大切です。

 

理想的でありつつも

生活の「現実」をどのように考えるべきなのか?

それによって暮らしの質も

大きく変化します。

 

住みやすい家の特徴。

住み心地が良い家の間取りや

デザインには、

日常の生活の質を向上させるために

生活動線をスムーズにする工夫や、

家族のコミュニケーションを促進する工夫、

一人の時間を

キチンと楽しむ事が出来る

空間が存在する等

生活の基準に柔軟に対応できる

設計の工夫が存在しています。

 

生活動線をスムーズにする工夫。

例えば、

洗濯動線を短縮する工夫として、

洗濯機置き場、

ベランダ、

室内干しスペース

ユーティリティールームや

家族クローゼット空間等を

同じフロアに

状況にあわせて

無理なく移動できる配置とすることで、

洗濯に要する時間を短縮し、

家事の負担を軽減できます。

 

また、

キッチンからリビングや

ダイニングへの移動する動線を

スムーズにすることで、

家族とコミュニケーションを取りながら

家事ができる、

また集中して家事を行う事が出来る等、

時間軸に応じて

生活の質を高める事が

出来るようになります。

 

家族のコミュニケーションを促進する工夫、

またその逆も大切に。

 

リビング周辺の間取りの検討手法により、

家族が自然と顔を合わせ、

会話が生まれやすくなったり

また、

リビングにオープンな

書斎やワークスペースを設けることで、

家族の活動の様子を共有し、

一体感を高められますし、

リビングダイニングと一体になった

オープンなキッチンは、

家族のコミュニケーションを促進し、

食事の準備や片付けも

スムーズに行えます。

 

それぞれのパーソナルエリアとなる

距離感を

間取りから生み出すことで

各々の暮らしの質を

担保することが出来るようになります。

 

勿論それには、

質感に応じた防音・遮音という

「音」に対する考え方も

香りだったり臭いだったり「におい」に関する事も

デザインとして施すように

考える事が重要です。

 

その他の工夫として、

リビングに変化をもたらし、

くつろぎの空間を生み出す事も。

 

小上がりは、

畳を敷いたり、

クッションを置いたりすることで、

多様な用途に利用できますし

幼児期の子育てスペース

子供遊びスペースとしても最適です。

 

住みやすい家を実現するための注意点。

住みやすい家を建てるためには、

高性能を備えるための費用や、

有害物質の発生、

収納の過剰な設置など、

注意すべき点がいくつかあります。

 

これらの点をふまえて、

予算や健康、

生活空間のバランスを考慮して、

理想の住まいを

実現するための

計画を立てることが

重要です。

 

高性能を備えるための費用。

断熱性能や気密性能を高めることは、

快適な住空間を

実現するために重要ですが、

同時に建築コストも高額になります。

 

予算と性能のバランスを考慮し、

必要な性能を確保した上で、

費用を抑える方法を

検討することが重要です。

 

有害物質の発生。

建材や家具に使用されている

接着剤や塗料、

防腐剤などから、

有害物質が放出されることがあります。

シックハウス症候群を防ぐためには、

これらの物質の

含有量を調べるなど、

適切な対策を

講じる必要があります。

 

収納の過剰な設置。

収納スペースを過剰に設置すると、

部屋が狭くなり、

生活空間が

圧迫されてしまいます。

 

また、

収納場所が多いと、

物が増えがちになる

傾向があります。

 

収納スペースは、

家族の生活スタイルや

物の量に合わせて、

必要な分だけ

確保することが重要です。

 

住みやすい家は、

生活動線をスムーズにし、

家族のコミュニケーションと

個人の時間を大切にする

両面性を持ち

暮らしの機能を

促進する工夫が

凝らされた間取りと

デザインが大切です。

 

しかし、

高性能な住宅を実現するには

費用がかかり、

有害物質の発生や

収納の過剰な設置など、

注意すべき点もいくつかあります。

 

これらの点を踏まえ、

予算や健康、

生活空間のバランスを考慮して、

各家庭の生活文化と価値観に

沿った住まいを実現するための

計画を立てることが重要です。

 

住まいと人生観が融合するように

暮らしの趣

丁寧に紐解く設計が

大切。

 

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ホテルライクな暮らしを現実的に設計する考え方を整理整頓する際にイメージする事、間取りだけではなくて暮らし全般の過ごし方のイメージとインテリア、照明器具、採光等と連動した空間構成を丁寧に。

2024年09月07日 | 家 住まい 間取り プラン

ホテルライクな住宅とは?。

※住まいのプラン提案事例・内観LDKイメージ

 

住宅のご要望を

お伺いする中で

よく「ホテルライクな住宅にしたい」という

お話を聞きます。

 

それぞれに異なる

「ホテルライク」があると思います。

 

その具体的な意味は

住まい手さんにより

勿論大きく異なりますが、

おしゃれなインテリア、

生活感がない、非日常的、

といったイメージを

思い浮かべる方が

多いのではないでしょうか?。

 

ホテルライクな住宅を

実現する上で大切なポイント

このブログでも

少し書いてみたいと思います。

 

整理された動線

ホテル=居心地が良いと感じる

最大のポイントは、

空間がいつも綺麗に

片付けられ整っている点。

デザインや仕様を

どれだけホテルっぽくしても、

片付いていない部屋では

心地よさは得られません。

 

だからと言って、

片付けや整理ばかりに

時間を取られては、

ますますリラックスからは

遠のいてしまいます。

 

重要なのは、

いつも綺麗に整っている空間を

いかに無理せずに

キープできるかということだと考えます。

 

忙しい日常の中では

なかなか難しいことですが、

この実現のためには、

整理された設計動線 が

ポイントになってきます。

※動線とは人の動き・移動を示すもの

 

自分の生活リズムや

行動パターンに合った動線を知り

整理することができれば

余計な動作や負担を軽減し、

無理なく片付く空間づくりが

実現できます。

 

住まい手さんそれぞれの

価値基準や暮らしの文化

そしてまだ見えていない未来に関して

対話の中でそれぞれにあった

動線を見つけ出し、

無理せず片付く空間づくりの

お手伝いが出来ればと思います。

 

少しのゆとり寸法

住宅を計画する際、

それぞれの空間は

必要性に応じた寸法で

計画されることが多いかと思います。

 

でもこれに

少しのゆとり寸法を

プラスすることで、

よりホテルライクな印象に

近づけることが出来ます。

 

例えば廊下。

少しのゆとり寸法をプラスして

幅にゆとりを持たせます。

 

壁にアートを飾り

間接照明を設ける計画、

ただの通路だった廊下が

部屋と部屋をつなぐ

ギャラリースペースへと変わります。

 

もちろんご予算、

土地も含めたスペース的な問題も

状況によっては存在しますので、

何を優先し大切にするのか、

バランスをとる必要がありますが、

一見すると

無駄に思えるようなスペースが

空間に広がりと余裕を与え、

“贅沢感” を得る上で

想像以上の効果を発揮します。

 

そしてそのように感じる空間構成を

考える事が重要です。

 

あるはずのものがない

ホテルのように

スッキリと洗練された

印象の空間を目指すには、

(住宅には必ず)あるはずのものがない事が

効果的です。

 

例えば、冷蔵庫、レンジフード、

洗濯機、エアコン、

天井照明器具など。

 

これらの設置方法を工夫するだけで、

一気に生活感を感じさせない

ホテルライクな空間に

近づけることができます。

 

もちろん使いにくければ

意味がないので、

実用性も兼ね備えた

プランであることが重要です。

 

例えば、

洗面脱衣室から

洗濯機の存在をなくし、

その分洗面カウンターを

広く取ることで

印象は大きく変わります。

 

洗濯機は物干し場に繋がるエリアに

洗濯室を設けることで、

動線も整理され、

家事の効率も良い意味で変化します。

※ホテルでいうバックヤードです

 

あるはずのものがないは、

コストをさほどかけずに

ホテルライクな空間に

近づけることが出来る事も多いので、

僕もよくホテルライクな

イメージが暮らしに必要な際には

そういった提案を

間取りや空間構成、

そしてプランの中で

適所に盛り込んでいます。

 

シーンに合わせた照明

ホテルや商業施設設計の際にも

そうなのですが、

住宅の場合も

計画する上で照明計画は

非常に重要です。

 

意匠的なデザイン以上に、

照明は過ごしやすさや

居心地良さに

影響を与えると考えます。

 

僕はその灯りの事を

二次的なデザインと呼んでいます。

外からの明るさ・影等もそうです。

 

ホテルでは時間帯や

過ごすシーンに合わせて

明るさや雰囲気を

切り替えられるよう、

一つの空間でも

数パターンの照明設定が

用意されていることが多いです。

 

照明の使い分けによって、

より非日常的な空間へと変化し、

リラックス感漂う雰囲気が

演出できます。

 

住宅でも照明に拘る方が

少しづつ増えてきましたが、

それでもまだ、

シーリングライトで

空間を全体的に照らす

全般照明が主流かと思います。

 

全般照明は明るくて

空間に安定感を与えてくれる一方、

どうしても単調で

面白みのない雰囲気に

なってしまいがちです。

勿論それが悪いという訳ではありません

照明を計画する際、

ホテルと同様に

時間帯やシーンに合わせた

照明計画までをご提案します。

 

また、

空間に合わせた照明器具

ペンダントライトや

スタンドライトなども

設計の際には

コーディネートいたしますので、

ODELIC(オーデリック株式会社)、

KOIZUMI(コイズミ照明株式会社)や

DAIKO(大光電気株式会社)

NEW LIGHT POTTERYといった

照明器具メーカーや

ショールームのご案内も

気軽にご相談ください。

 

プラスαな過ごし方

ホテルといっても様々ですが、

最近ではライフスタイルホテルのように、

宿泊+食事だけではない

様々な過ごし方を提案する

ホテルが増えています。

 

プラスαな過ごし方があるだけで、

日々に変化が現れ、

いつもとちょっと違う

特別な時間を

体験することが出来ます。

 

例えば、

リビングに薪ストーブや

暖炉を設けて

見た目も温まる計画にしたり

ロウリュウもできるサウナを

ご自宅にも導入して、

デッキテラスで「ととのう」事ができるなど。

 

LDKから続く

広々とした土間テラスでしたら、

ハンモックで外気浴、

夜にはお酒を飲みながら

ナイトシアターを楽しむなど、

様々な過ごし方が広がります。

 

自分らしいプラスαを

暮らしに取り入れることで、

ホテルライクな家時間を

ぜひ満喫してください。

 

ホテル企画設計ではありませんが、

生活の価値観に

密着した空間でありつつ

住まいが日常で生み出す

大切な時間のデザインであり

毎日が特別感で溢れるような、

そんな住宅づくりの

お手伝いができればと思っています。

 

まずは住まい手さんとの対話の中で、

目に見えない部分を

一つ一つ見出しながら

最善であり最適解の提案を

丁寧にと思います。

 

暮らしが人それぞれの

ゆとりと豊かさを生み出すように。

 

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暮らしのシーンをイメージしながら未来の事を考える時に過去を振り返る時間も大切です、現在に至る過ごし方と同時に過ごしてきた時間の中身を大切に考えてみる事。

2024年08月31日 | 家 住まい 間取り プラン

家づくりをしようと思った時に、

どんな話をするのでしょうか?。

※暮らしのイメージを具体化中の打ち合わせ

 

「明るく開放的なダイニングにしたい」

「家事動線を楽にしたい」

「落ち着きのあるリビングにしたい」など

新しい家では

こんなことをしたいと

未来へ向けて

お話をすることが

多いのではないかと思います。

 

勿論それはすごく

重要なことだと思いますが、

少し考え方を変えてみて

ある意味で過去に思いを馳せる

という視点を持ってみる事も

重要なのではないかと思うんです。

 

家づくりは単純に

家を造るだけでなく

その場所での暮らしと絆を

いっしょにつくっていると考えています。

 

例えば、

家づくりのお話と絡めて、

ご夫婦で付き合っていた頃の

思い出を話し合ってみるのは

いかがでしょうか?。

 

一緒に行ったレストランは

ご飯もおいしかったし素敵だったよね、

また行きたいね。

とか

自然に囲まれながら過ごしたカフェでの

静寂な時間は贅沢な時間だったよね

とか・・・・・。

 

そういう話しをすることで、

家族の生い立ちや過ごし方を

振り返りながら

人生観を

もう一度考えるきっかけになったり、

価値観の共有がどのようになされてきたのか?

家づくり自体がより暮らしの本質に対して

近くなったりするのでは?。

 

そして、

もしよろしければ

そういった話を

僕にも話していただけますと嬉しいです。

 

住まいの設計を行うという事は

ただ住むための箱を造っているのではなく、

家族の思い出を

蓄積していく

暮らしをデザインするという事だと

考えていますので。

 

住まい手さんの家を

より良くしていく要素があると、

それだけ設計の質も上がり、

より鮮明に

暮らしの本質を考えた

彩り豊かな暮らしの場となります。

 

暮らしの本質が磨かれて

より豊かな暮らしの空間となるように

住まい造りの事を

そういった観点からも

丁寧にイメージしてみませんか?。

 

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暮らしの質を考える時に大切な考え方として日常を意識するという事、見えていない範囲を見るという意味で「見る意識」も変える事は大切、そのうえで考えるモノゴトの本質を暮らしに提案。

2024年08月23日 | 家 住まい 間取り プラン

日常を何気なくではなくて

真剣に意識して考えてみる。

※狭小住宅にあえて中庭の提案意図をビジュアル化する為に制作したスタディ模型

 

空間の見え方を意識するという事。

日々の暮らしの中でも

気付かない事が色々とあると思います。

 

例えば同じ景色を見ていても、

人は結局見たいものしか

見ていないという事。

 

皆さんもそういう経験はありませんか?。

 

例えば、毎日通っている道なのに

車で走っている時、助手席から見る時

バイクで走っている時

自転車で走っている時

歩いている時

そして意識している時。

 

それぞれ同じような場所を通っていても

見るスピードや見る位置関係

そして意識するのかしないのかでの違い。

 

知らないもの、

関心のないものは見えてない。

 

全部同じに見えてるという思い込み。

 

でも、

何か知っていたら、

知ろうとしていたら

見え方が変わってくると思います。

 

日々の暮らしでも

そういった分部を意識する事で

良い意味で変わる関係性もありますし

暮らしの質も

そういった意味では

良い意味で変わると考えています。

 

過ごし方と捉え方のデザインも大切に

住まい造りの事を

中心に暮らしを丁寧にと思います。

 

 

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壁の厚みを利用するニッチのある暮らしと間取り、生活の基準を整理整頓しながら住みやすさの利用価値を考えた壁際の付加価値と提案構成にも色々なデザインと設計の工夫があります。

2024年08月21日 | 家 住まい 間取り プラン

スイッチ ニッチを

暮らし方にあわせて考えてみるという事。

※二階LDK・アイランドキッチン横通路壁にデザインしたスイッチ・リモコン用ニッチ

 

どうしてもスペースを取ってしまう

ドアホンモニター

その近くに配置しやすいスイッチ。

そのような部分に「スイッチ ニッチ」を

設けたくなる人も多いかと思います。

※二階LDK・アイランドキッチン横通路壁にデザインしたスイッチ・リモコン用ニッチ

 

ドアホンモニターや

給湯器リモコン

第一種熱交換換気システムリモコン

照明スイッチ、コンセント等

壁に取り付けるスイッチやリモコン類も

様々あるかと思います。

 

例えばですが、

通路の部分に対して

ドアホンモニターが

一番出っ張ってしまうので

身体に当たったりするのを

気にされる方は

壁の厚みを活用した

「ニッチ」を検討してみるのも

良いかもしれません。

※LDK・リビング階段下ワークコ-ナー壁に設けたスイッチ・リモコン用ニッチ

 

壁をくりぬいて、

壁の中にスイッチ群を引っ込めて

配置することができます。

※LDK・リビング階段下ワークコ-ナー壁に設けたスイッチ・リモコン用ニッチ

 

この時に注意したいところは、

ニッチの下部分は、

板を配置すること。

 

二ッチにしても、

埃は溜まりやすいので、

雑巾などでサッとふき取るためには

下端部分は板(カウンター材)を

配置して水拭きを行いやすい計画に

することがおススメです。

 

そして内部に配置するスイッチや

モニター類は

商品メーカーや用途が異なれば

サイズがバラバラなので、

何に基準を合わせるかが

難しいところです。

どの高さにどのスイッチ・モニターを

配置するべきか?。

しっかりと決めておくことが大切です。

 

 

※玄関から続く廊下に設けた暮らしの備品置場となるニッチ(鍵・印鑑・飾り棚)

 

その他にも外出時に持ち歩く、

「鍵」などもフックで

引っ掛けておきたい場合など

壁にフックが取り付けられるように

壁部分に下地を設けておくなど

事前に打合せをしながら、

「使い方」を計画することがおススメです。

 

「どうやって暮らすか」、

「どうやって使うか」を

打合せで一生懸命イメージするのは、

少々大変ですが、

ここは、しっかりと考えておかないと、

ただ、「スイッチ ニッチが欲しい!」だけだと、

デザインだけで、

壁からの出っ張りが少なくなっていい感じ。

それだけになってしまいがちです。

 

せっかく計画するのですから、

もう一息、「こうしたいかな。」、

「こんな風にすると、使いやすいかな」という

プラスアルファを加えてあげると、

「思い入れ」や、「こういう使い方ができるんだ」という

実用性を兼ね備えたデザインが完成します。

 

使いやすいという事は

日常生活にとって本当に大切。

 

皆さんも色々な経験があると思います。

デザインは良いけど使いにくいという逆効果。

そうならない為に

実用性とデザイン性を

兼ね備えた暮らしの空間への

アクセントとなるように。

 

勿論、設計する側からも

ご提案しますが、

ここは暮しに対する優位性であったり

家事の負担軽減であったり

毎日の暮らしやすさに繋がるように

日常を詰め込めるポイントですので

ぜひ一緒に考えてみませんか?。

 

毎日の暮らしに程よいご提案という

暮らしのデザイン。

 

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それぞれの家族のライフスタイルと生涯設計を考えながら暮らしやすさの意味を提案するように生活環境をどのように意識して間取りや生活水準をデザインするべきかを考えるように。

2024年08月19日 | 家 住まい 間取り プラン

住みやすい家の特徴。

間取りやデザインの工夫を

どのように考えて

反映するべきなのか?。

※間取り設計デザイン提案時の内観イメージCGパース

 

これから家を建てることを

検討している、

理想の住まい

実現したいと考えている皆さんも

多いかと思います。

※完成したやさしい和モダン空間を意識したLDK空間の実例

 

住みやすい家の特徴、

間取りやデザインの工夫は

家族構成や生活文化、

価値観によって様々です。

 

家づくりの注意点を

予め整理整頓することで、

理想的な暮らしを

実現する事が可能にある

様々なヒントが生まれるかと思います。

 

そんな皆様の参考になれば幸いです。

 

住みやすい家の特徴

住み心地が良い家の

間取りやデザインには

生活動線をスムーズにする工夫や、

個人を大切にしつつ

家族のコミュニケーションを

促進する工夫などがあります。

 

生活動線をスムーズにする工夫。

例えば、

洗濯動線を短縮する工夫として、

洗濯機置き場、

ベランダやバルコニー、

室内干しスペースを

同じフロアに配置することで、

洗濯に要する時間を短縮し、

家事の負担を軽減できます。

 

二階建てや三階建ての場合は

ホームレエレベーターの設置を

視野に入れる事も重要です。

 

また、キッチンから

リビングやダイニングへの

動線(移動経路)をスムーズにすることで、

家族とコミュニケーションを取りながら

家事ができるなど、

生活の質を高める事にもつながります。

 

家族のコミュニケーションを

促進する工夫。

リビングイン階段を採用することで、

家族が自然と顔を合わせ、

会話が生まれやすくなります。

 

また、

リビングにオープンな書斎や

ワークスペースを設けることで、

家族の活動の様子を共有し、

一体感を高める事にもつながります。

 

さらに、

リビングダイニングと一体になった

オープンなキッチンは、

家族のコミュニケーションを促進し、

食事の準備や片付けも

スムーズに行えるようになります。

 

その他の工夫として

小上がりのスペースを設けることで、

空間に変化をもたらし、

くつろぎの空間を生み出せます。

 

小上がりは、

畳を敷いたり、

クッションを置いたりすることで、

多様な用途に利用できます。

 

また、子供の遊びスペースとしても

最適です。

 

住みやすい家を

実現するための注意点。

 

住みやすい家を建てるためには、

高性能を備えるための費用や、

有害物質の発生を抑える、

収納の過剰な設置など、

注意すべき点がいくつかあります。

 

これらの点を踏まえて、

予算や健康の事、

生活空間のバランスを考慮して、

理想の住まいを実現するための

計画を立てることが重要です。

 

高性能を備えるための費用。

断熱性能や気密性能を高めることは、

快適な住空間を実現するために

重要ですが、

同時に建築コストも高額になります。

 

予算と性能のバランスを考慮し、

必要な性能を確保した上で、

費用を抑える方法を

検討することが重要です。

 

有害物質の発生。

建材や家具に使用されている

接着剤や塗料、

防腐剤などから、

有害物質が放出されることがあります。

 

勿論法律上の規制はありますが、

建築基準法のように

法律による

最低限度の規制ではなく

それぞれの家庭環境や

アレルギーなどを個別に

生活環境としてどうなのか?

というところを考慮して

個々に適切な対策を

講じる必要があります。

 

収納の過剰な設置計画。

収納スペースを過剰に設置すると、

部屋が狭くなり、

生活空間が圧迫されてしまいます。

 

収納スペースが少なすぎてもまた

散らかる事にもなり、

収納場所が多いと、

物が増えがちになる傾向があります。

 

収納スペースは、

家族の生活スタイルや

物の量に合わせて、

余力なども見込みつつ

必要な分だけ

確保することが重要です。

 

住みやすい家とするためには、

生活動線をスムーズにし、

族のコミュニケーション、

プライベート空間のそれぞれを

促進する工夫が凝らされた

間取りとデザインが大切です。

 

勿論・・・家族間での

親密度の距離感も

デザインとして取り入れる工夫も。

 

高性能な住宅を実現するには

費用がかかり、

有害物質の発生や

収納の過剰な設置など、

注意すべき点もいくつかあります。

 

これらの点を踏まえ、

理想と現実のギャップを

どのように吸収して

予算や健康、

生活空間のバランスを考慮して、

理想の住まいを実現するための

計画を立てることが重要です。

 

大切なのは

自分たちにとっての

暮らしと環境を

丁寧に考える事だと思いますよ。

 

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リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
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気軽にご連絡ください。
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間取りと土間利用空間と土間収納、家事動線や暮らしの動線を考慮しながら収納スペースと連動する生活のスペースとしてイメージする土間的な役割を持った玄関の考え方も大切に。

2024年08月14日 | 家 住まい 間取り プラン

自分好みの家づくりがしたいと

お考えの方の中には、

土間収納を検討している方も

いらっしゃるのではないでしょうか?。

※家族玄関につながる玄関土間収納スペースのある家設計事例

 

一方、

いざ土間収納を作るとなると、

何に気をつければ分からない

という方も多いかと思います。

※玄関も土間の余白空間の一部として設計した住まいの事例

 

土間収納のある間取り、

土間収納の

間取りのポイントについて

少し書いてみたいと思います。

 

土間収納のある間取りとは?。

 

土間は、

屋内でありながら

靴を履いたまま

自由に移動できるスペースです。

 

従来の日本の伝統的な玄関や

勝手口から続く土間の台所が、

昔ながらの

印象を持たれることがあります。

 

近年では、

ライフスタイルに合わせて

デザインされた土間が、

主に玄関やインナーガレージの

出入り口としても増えています。

 

和モダンな雰囲気が人気であり、

内と外をつなぐ

自由空間としての

緩衝エリアという視点でも

利便性を持っています。

 

子供の遊び場や

趣味の作業場だけでなく、

アウトドア用品や

靴を収納する

シューズクロークを望む

家族からも

支持を得ている空間となっています。

 

土間収納の間取りのポイント。

広さは収納アイテムに

合わせる事。

 

土間収納の広さは、

収納したいアイテムに

合わせることが肝心です。

 

通常、

1畳から2畳ほどの広さが

適しているとされていますが、

収納したいアイテムの大きさや

量によって

必要なスペースは異なります。

 

勿論、内側と外側の中間的な

利用空間のデザインとしてまとめる場合は

どのようなフリースペースとして

考えるべきなのか?

という事も大切に・・・・・・。

 

具体的に「何を収納するか」を明確にし、

アイテムの寸法や

余白を考慮することで、

適切なスペース取りが可能になります。

同時に、

土間収納の広さを決定する際は、

アイテムの大きさだけでなく、

スムーズな出し入れを考えた

スペースの確保も重要です。

 

アイテムの寸法に50cmを

加えた広さが理想的とされています。

 

土間スペースが狭い場合でも、

上部に可動棚を設置するなどの工夫で

スペースを効果的に使えます。

 

使い勝手を考慮した動線を構築。

土間収納の配置は、

生活動線や家事動線に

配慮することも大切です。

 

玄関からも室内からも

アクセスできる2WAY動線を

備えた配置にすれば、

アイテムの出し入れが

スムーズになります。

 

さらに、

土間収納を

玄関とキッチンの間に配置すれば、

野菜やストック品を

簡単にキッチンに運べる

兼用のパントリースペースとしても

活用する事ができます。

 

家族と来客用の玄関を

分ける配置もおすすめです。

 

家族用の玄関には

洗い用のシンクや

コート掛けを設ければ、

汚れを気にせずに

室内に入れる利便性が向上します。

 

出し入れしやすい扉計画。

土間収納の出入り口は、

アイテムを取り出しやすい

引き戸が理想的です。

 

開き戸や折り戸では

扉の開閉にスペースが

必要となり、

有効なスペースを

確保できないという事もあります。

 

特に、

大きなアイテムを

収納する場合には、

標準よりも大きな引き戸を

使用することで、

使い勝手が向上します。

 

土間は、

屋内でありながら

靴を履いたまま

自由に移動できるスペースです。

 

土間収納の間取りのポイントとして、

広さを収納アイテムに合わせる、

使い勝手を考慮した動線を構築する、

出し入れしやすい

大きな引き戸を設置する

という事が基本的な計画内容として

考慮しておくことをお勧めします。

 

土間収納を検討する

参考になれば幸いです。

 

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リビングの階段下活用方法と暮らしと間取りの工夫、使い勝手を考えた階段下のあるリビングアクセス階段の魅力提案。

2024年08月12日 | 家 住まい 間取り プラン

リビングの階段下の活用方法と収納方法。

快適で暮らしやすい

家づくりがしたいと

お考えの方の中には、

リビング階段を検討の方も多いかと思います。

※LDK・リビング階段に本棚の活用プラン

 

リビングの階段下の活用方法について

少し書いてみたいと思います。

※LDK・リビング階段に本棚の活用プラン

 

階段のデザインに着目する。

階段下の効果的な利用を考える前に、

階段自体のデザインが鍵となります。

 

階段は直線的なものや

途中で折り返すもの、

また素材も多様です。

※リビング階段下にくぼみをつくりワークスペースにデザイン提案を行った事例

 

階段下を有効に活用する際には、

階段のデザインや

LDKの使い方をイメージして

戦略を練る必要があります。

 

素材を調和させたり、

階段の形状を

利用する方法もあります。

※リビング階段下にくぼみをつくりワークスペースにデザイン提案を行った事例

 

デザインだけでなく、

利用するスペースの広さに

も適したアイデアを

考慮することがポイントです。

 

一方で、

階段下の利用方法が

決まっている場合は、

それに合わせて階段を

選定することもあります。

 

隣接する部屋に調和させる。

階段が配置される場所も、

階段下の有効な利用に

影響を与えます。

 

土間に面している場合、

趣味のスペースや

リビングにテレビ台を組み込んだり、

書斎として活用するなど、

階段下のスペースにも

遊び心を含んだ

イメージを持つと

有効性も高くなります。

 

設置場所を考慮して

最適な利用方法を見つけることで、

魅力的なスペースを

作り出すことが出来ます。

 

プラスアルファの用途を

追加する。

 

階段下のスペースを

単なる収納にとどめず、

おしゃれに活用する場合は、

常の利用では

考えられないようなアイデアを

取り入れることがおすすめです。

 

日当たりの良い

階段下を利用して、

リビングとは異なる

くつろぎのスペースを作り出すなど、

通常ではない贅沢な空間を。

 

この際、

床の素材の変更や

段差を設けて

ベンチを配置するなどの工夫が、

素晴らしい空間を

演出してくれます。

 

リビングの階段下の収納方法。

階段下の収納スペースは、

ストック品や掃除道具の

収納にも最適です。

 

階段下収納スペースには

扉がついていることがありますが、

これを利用して

物入のように

活用するのもおすすめです。

 

普段使わないアイテムや

ストック品をすっきりと隠せます。

 

特に掃除用具の

収納場所としても優れています。

 

収納ケースの選び方も重要で、

階段の形状に合わせて

ピッタリの収納アイテムを

選ぶことで見た目も整います。

 

用途に応じて

収納アイテムを変えることで、

スペースを無駄にすることなく

効果的に利用できます。

 

収納アイテムの色を

統一することで、

すっきりとした印象を

保つこともポイントです。

 

さらに、

階段下のスペースを

収納兼フリースペースとして

活用するアイデアも良いかと思います。

 

空間が広く使える場合、

異なる使い方を組み合わせて

階段下を有効に利用できます。

 

オリジナルな本棚を作ることも、

階段下スペースを

最大限に活かす手段です。

 

キャスターを使用して

スペースを有効活用する

方法もあります。

 

コンテナや棚を

キャスターに乗せることで、

スムーズな出し入れが可能になり、

デッドスペースを

最小限に抑えられます。

 

掃除用具やストック品など、

見た目がすっきりするような

整理術を取り入れる事も。

 

階段下収納を

子どものクローゼットや

セカンド冷凍庫置き場として

活用するアイデアも魅力的です。

 

スペースに合わせた工夫や

アイデアを取り入れて、

階段下を快適で

使いやすい空間に仕上げるように。

 

リビングの階段下の活用方法としては、

階段のデザインに着目する、

隣接する部屋に調和させる、

プラスアルファの用途を

追加することが挙げられます。

 

リビングの階段下の

収納方法を検討する参考になれば

幸いです。

 

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平屋の家を計画する際に気を付けるべき間取り計画時の注意点と暮らしについての考え方、平屋建てが故に気にすべき生活の視点からの実用面、憧れだけではなくて毎日の暮らしを質よく考えるように。

2024年08月11日 | 家 住まい 間取り プラン

新築で平屋を建てたいと

お考えの方の中には、

家造りでよくある失敗と対策について

知りたい方も多いかと思います。

※平屋建ての家間取りプラン提案鳥観図事例

事前に失敗しやすい

ポイントについて

知っておくことで、

後悔のない家づくりに

近づくことが出来ます。

 

新築の平屋で

失敗するポイントと

失敗しないための対策について

少し書いてみたいと思います。

 

日当たりや風通しが悪い。

新築平屋では、

すべての部屋を

1つのフロアに配置する

必要があるため、

日当たりや風通しの確保が

難しいことがあります。

 

土地の状況や

近隣状況の読み取りにより

考え方を柔軟に持つことが重要です。

 

収納が足りない。

平屋のスペースが制限されるため、

収納不足が起こりやすいです。

間取りの中にどのように

収納領域を取り入れるべきなのか?

立体的な空間利用に

収納面積の広さではなくて

空間の活用方法に

目を向ける必要性があります。

 

動線が悪くなりがち。

家事動線や

洗濯スペースの配置を無視すると、

使い勝手が悪くなります。

 

二階建ての場合もそうなのですが

日常的な暮らしを見直すところから

新しい生活の目的意識を

整理整頓することが重要です。

 

防犯面や外からの視線が気になる。

平屋は開放的であるがゆえに、

防犯やプライバシーの問題が

発生することがあります。

適切な目隠しを

どのように考えるのかが

重要です。

 

洗濯物を干すスペースがない。

洗濯物の干し場所を

確保することも重要です。

空間の割り振りにも

自分たちなりの

最終寸法を考えておくべきです。

 

新築の平屋で失敗しないための

対策音・ニオイへの対策。

廊下をどのように考えて取り入れるのか?

余白空間を

どう間取りに組み込むのかということで、

LDKと各部屋の距離を対策として考える。

 

廊下や対策としての距離と空間があれば、

音やニオイの影響が軽減されます。

 

また、

ニオイ対策や音対策を考えた

素材や建材を考える事も重要です。

 

先にも書きましたが

防犯や周囲からの目線への対策。

平屋の住宅では、

外からの視線や

防犯の面を二階建て以上に

考慮する必要があります。

 

建物と駐車スペースの間にも

目隠しを施工することで、

外部からの視線を遮りやすく

寸法を考えておくことも重要です。

 

木目のフェンスや格子を活用して、

建物周辺を

目隠しすることで

プライバシーを確保しやすくなります。

 

また、

窓の配置にも注意し、

道路からの視線を考慮した

床からも高い位置に

窓を計画する事もあんが得るべきです。

 

窓の高さや配置を調整することで、

室内からの視線を

適切に制御できます。

 

プライベートな時間を

設けるための対策。

 

平屋は各部屋の距離が近いため、

家族の生活音や

会話が気になり、

プライベートな時間を

過ごしにくくなることがあります。

 

LDKからの音も考えた

位置関係に

個室を設ける事も一つの考え方です。

 

廊下を通って

遠くの部屋にアクセスすることで、

家族の生活音を軽減できます。

 

また、

ロフトの採用も考慮することで、

1階との視線をずらしながら

プライバシーを守りやくすなります。

 

動線の対策。

家事の優先順位や

生活スタイルに合わせて、

動線を検討するように。

 

例えば、

キッチン横に家事室や

パントリーを配置することで、

水回りへのアクセスが

スムーズになります。

 

パントリーには扉を設け、

通り抜けができるようにすることで、

玄関からの動線も改善できます。

 

収納の対策。

リビングなどの細々したものが

多い場所には、

コンパクトな収納を設けることも対策。

 

テレビ裏やダイニング横に

収納を計画する事で、

日用品や小物を

スッキリ収納できます。

 

洗面脱衣所にも

十分な収納を考慮し、

タオルや化粧品などを

整理するスペースを

確保する事も忘れずに。

 

洗濯物を室内干しする場所。

建物の面積が許すなら、

専用のランドリールームを

設けることも。

 

室内干しスペースを確保することで、

雨の日や寒い季節でも

洗濯物を手軽に乾かせます。

 

もしランドリールームが難しい場合は、

脱衣所と兼用するか、

乾燥機などの補助を

考えておくことも重要です。

 

平屋でよくある失敗として、

日当たりや風通し、

防犯面、動線の

失敗が挙げられます。

 

よくある失敗とその対策を踏まえつつ、

平屋の新築計画を進めることで、

より快適で満足度の高い住まいを

実現できようになります。

 

平屋という建築と

土地の立地条件

暮らしに対する認識不足からの

よくある失敗と対策について

理解を深める参考になれば幸いです。

 

暮らしと建築の融合を丁寧に。

 

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雑多なものを置くことが出来る収納スペースを日常生活の場に計画しておくだけで片付けや整理収納が簡単になり綺麗をキープしやすくなるという事、間取り計画時から考える日常生活。

2024年08月01日 | 家 住まい 間取り プラン

雑多なものを置くスペース又は

収納できるスペースを考えておく。

※ダイニングテーブル周辺壁にインテリアとしての収納棚を計画した提案CG事例

 

DM(ダイレクトメール)や

日々の生活で多くなる郵送物や

小物など。

ついついダイニングテーブルの上や

玄関の下駄箱・靴入れの棚など上に

置きっぱなしになりがちなもの。

ティッユBOXや薬、

読みかけの新聞やステーショナリー類

日用品等、雑然と置きがちなもの。

 

これらの定位置を定めておくと

普段から綺麗をキープしやすくなります。

 

勿論、片付けや整理整頓も・・・・・。

 

収納を小分けできるような棚や

BOXを置けるようなスペースを

設けるだけで

片付けやすさも随分変わります。

 

種類や用途別、サイズ別等、

それぞれ別けやすい方法がとれるように

間取りの計画段階から

イメージしておくだけで

過ごし方も

綺麗のキープも随分変わります。

 

家族それぞれに片付けの

得意苦手があります。

 

そんな情報分析も

住まいの計画前には

大切な検討要素です。

 

暮らしの中身を

どれだけ考えることが出来るのかによって

家を建てた後の「生活の質」が変わります。

 

暮らしの中身を

丁寧に考える事が出来ていますか?。

 

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なぜ家を建てるのかという根本的なところも大切に、家を建てる事が目的なのか?それとも暮らしを考えたら家が必要となるのか?暮らしの意味を考えて住まいを考えると生活は楽しくなる。

2024年07月22日 | 家 住まい 間取り プラン

住まい造りの事色々と。

 

趣味を住まいに取り入れるのは、

とても楽しいことですね。

※釣り竿やリール、釣り道具をコレクションとして収納する部屋・道具の手入れや釣りの話もこの部屋で楽しむように

ただ生活するための

場所というだけでなくて、

暮らしの近くに

趣味があると

もっと毎日を楽しむことができますね。

 

車が好きな方はガレージのある家に、

音楽が好きな方は

気兼ねなく音楽を楽しめる住まいを。

 

絵が好きな方には

アトリエのある家等、

嗜好やライフスタイルを

存分に楽しむためのスペースづくりも

暮らしの充実につながります。

 

時間を忘れて

好きなことに没頭できるような

心地良い空間、

機能的な空間を考えてみませんか?。

 

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家造りと暮らし、睡眠の環境づくり、窓の選択肢も環境づくりには大切、予めベッドなどの配置も計画時には盛り込みながら音や光の影響もイメージしながら。

2024年07月19日 | 家 住まい 間取り プラン

部屋と窓の関係性、

特に寝室についての窓の配置。

※ホテルライクをイメージした寝室デザインプランCG・窓との距離感に余白と壁全体を覆うカーテンプラン

 

 

快適で暮らしやすい家づくりが

したいとお考えの方の中には、

窓の配置を心配な方も

いらっしゃるのではないでしょうか?。

 

リビングやダイニングスペースもそうですが

特に寝室の環境は

睡眠に影響を及ぼすため、

寝室の窓には

考慮すべきポイントが

いくつかあります。

 

なぜ寝室の窓の配置が重要なのか?。

寝室の窓のタイプや

配置の決め方について

少し書いてみたいと思います。

 

寝室は日々の活動の疲れを癒し、

質の高い睡眠を促すための空間です。

 

そのため、

皆さんも経験があるように

窓の検討次第で

良し悪しが変わる事も多くあります。

 

他の居住空間と異なり、

寝室に求められる

要素や配慮事項が異なるため、

実はベッドの位置関係も含めて

慎重な選定が必要です。

 

まず、

寝室は明るさよりも

落ち着きのある暗さが

求められる空間です。

 

昼間においては

ある程度の明るさが

望ましいこともありますが、

基本的には

寝るための空間であるため、

眩しい光や過度な

輝きは避けるべきです。

 

これには近隣の道路事情や

街灯等も含め

近くにどのような建物があるのかも

重要な要素となります。

 

大きな窓や過剰な窓の数は、

就寝時に光の過剰な取り込みを

招く可能性があります。

 

また、

窓の位置や大きさによっては

外気の影響を受けやすく、

寒さや暑さが

睡眠に悪影響を

及ぼす可能性があります。

 

これを避けるためには、

外気の影響を

最小限にする窓の配置や

断熱性の高い窓を

選択することが重要です。

 

さらに、

寝室の窓の選び方では、

プライバシーの確保や

外部からの目線や

音の遮断も考慮する必要があります。

これは寝室全体の考え方で

間取り上の性質も検討が重要です。

 

寝室はプライベートな

活動が行われるため、

適切な窓の性能を選ぶことが重要で

快適で安全な選択が必要です。

 

窓のタイプや配置によっても

防犯やプライバシー、

快適な睡眠環境を考慮できるように。

 

寝室に適切な窓タイプ。

間取りの位置関係的な内容もありますが

不法侵入のリスクを考慮し

防犯性の高い窓を、

窓の大きさや高さを工夫して

防犯対策を施すという考え方も

昨今は重要になっています。

 

また、

外からの視線を避けるために、

型板ガラスと呼ばれるもので

窓の内側、外側が

丸見えにならない窓も有効です。

 

視線位置を考えたうえで

部屋の高い位置に設けた窓でも、

プライバシーを確保できます。

 

窓を設置する位置。

ベッドの配置と窓の位置を調和させ、

採光が睡眠に

影響しないように工夫を。

 

ヘッドボードの近くに

大きな窓を避け、

寝室の冷気や朝日の眩しさに注意します。

※窓の内側に開閉用の扉を検討する場合もあります。

 

外の音に敏感な場合、

通りに面した窓の設置は慎重に。

 

場合によっては壁面を伝ってくる

ガス給湯器等の音も

視野にするべき場合もあります。

 

寝室に適切な窓の数。

換気が必要なら2つの窓を設け、

採光が主な目的なら1つでも十分です。

 

窓の数よりも大きさを重視し、

寝室のレイアウトに合わせて

配置すると良いです。

 

大きな窓への対策。

大きな窓を希望する場合は、

防犯、寒さ対策、

遮音対策を考慮して

適切な対策を講じるように。

 

場合によっては

極端にサイズの大きなカーテンを

壁全体を覆うように計画する事も

寝室の最適化の一つの手法です。

 

強化ガラスや

断熱性のあるガラスを選び、

機能性を活かす事も

心理面に大きな安心を生み出します。

 

先ずはこれらのポイントを考慮して

寝室の窓を検討する事で、

安心で快適な空間を

実現する事に繋がります。

 

寝室は日々の活動の疲れを癒し、

質の高い睡眠を促すための空間です。

 

そのため、

寝室の窓の選び方は特に重要です。

勿論その他の素材も

バランスよく検討する事で

総合的に自分たちにとって

眠りやすい環境を整えるように。

 

過ごしやすい寝室に

適切な窓のタイプ、

設置する位置、

窓の数について考えることで、

安心して深い眠りにつくことも

暮らしの空間としての価値創出です。

 

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家の間取りを考える前に間取りの根本的な意識を考えるように、暮らしやすさや生活のしやすさを空間の雰囲気や壁の距離感から立体的に価値を探しながら過ごし方を反映するように付加価値から設計するように

2024年07月15日 | 家 住まい 間取り プラン

家の間取りを考える前に

間取り とは?。

注文住宅や

分譲住宅・建売、

そして売り建ての住宅、

ハウスメーカーの住宅において、

よく間取りという言葉が使われています。

間取り(まどり、英: house plan)は、

主として住宅における

部屋の配置のこと、

およびそれを決めることをいいます。

 

今日では、

間取りという言葉を

平面図または平面計画という意味で

用いることが多くなっています。

 

つまり建築物の設計段階において、

その建築物内部の部屋や

区画の配置を計画する行為もいい、

これは「平面計画」「ゾーニング」とも

呼びます。

 

つまり間取りという言葉は、

計画や設計行為、

そしてその結果としての平面図(プラン)、

をも意味している事が多いです。

 

間取り = 住宅ではないという事。

 

間取り図は住宅情報の本とか

不動産屋さんのチラシとかには

必ず載っているので、

多くの人が

見慣れているものなのだと思います。

 

WEBでは延床面積や建物の階数、

部屋数、玄関の方位といった

条件を入れれば、

敷地の間口や奥行ごとに

いくつもの間取り図が出てくるよう

便利なサイトがいくつもあります。

 

すでに建物の構成の大枠が

決まっている

ハウスメーカーの家や

マンションにおいては、

間取り図はある一定程度の

参考にはなるはずです。

 

だから戸建て住宅を

ゼロから考えて建てようとしている時も、

間取り図をもとに判断したり、

人によっては自分らしい家をと思い、

自ら間取り図を考えようとしたりする人も

中にはいるのだろうと思います。

 

今では間取りの検討が

簡単にできるソフトとかアプリも

存在しています。

※使用に関しては実体的に危険であっても自己責任です。

 

そういう僕自身も

建築士(建築家)としての修業時代は、

設計を間取り(プラン)から

考えていたような時もありましたけど、

建築士(建築家)として独立して

様々な住宅を設計した今だから

理解できるのは間取りから

住宅(建物)考え始めるのも、

間取りだけで住宅(建物)を判断したりするのも、

実際には間違いだろうという事。

 

間取り =設計でもない。

 

どうも間取りというと、

ある形と大きさの平面形の中での、

各部屋の陣取りゲームというか、

パズルのような扱いがされているような気がします。

 

設計はパズルのようなゲームではなく、

むしろゲームのテーマ(構成)や

ルール自体を決めること。

 

各部屋の広さのバランスも良く、

廊下の長さも最適解であり、

そういった合理的な間取りが出来たとしても、

その状態が住まい手にとって住みやすいのか?

暮らしやすいのか?

そこに合理性以外の意味、

こういった暮らしと魅力を持った

過ごし方の出来る場所、

という建物全体としての

大きなテーマや構成の意味が無ければ、

その人や家族(住まい手)にとって

暮らしを考えた魅力的な家にはならないなと。

 

実際、

住まい手さんの理想だけを詰め込んだ家は

暮しと歯車がかみ合わず

暮らし始めると

理想と現実のギャップにより

生活や家事が困難になる

というケースがほとんどなので

そういう意味で間取り以外にも

暮らしや生活環境といった

情報整理は重要です。

勿論価値観から紐解きつつですが。

 

こういった家で

どのような暮らしが生まれるのか?。

それを決めることが設計なのだと思います。

 

寸法という暮らしの空間に関する数値も

参考にしつつも

その家族にとっての

パーソナルスペースという

感覚も設計に反映しつつ。

 

誤解を恐れずに言えば、

「間取り」だけでは

暮らしの趣も状態も

視野が狭くなってしまうという事。

 

大きな構成それ自体が

そのままプランであるような

状態が大切だと考えています。

 

間取り (プラン) は

結果として生じるもの。

 

基本設計時は

構成ルールを見つけることだと

考えています。

 

その構成ルールを導き出す根拠は、

住まい手の価値観や生活観

予算、敷地周辺の環境、

構造形式など。

 

そこに存在が見える

構成ルールの結果として

生じるプランに無理があるなら、

構成ルールの適用の仕方を

微調整するか、

もしくは別の構成ルールを探す。

 

そういったかたちで

いくつもの案を作成し比較検討をして、

提案に絞り込んでいく。

 

プラン(間取り)から設計を

始めることはしません。

 

プランは大きな構成ルールの

結果として生じるものであって、

その逆ではないと

考えているので。

 

間取り からの解放。

ネットで見られる間取り図の多くは、

やたら壁で区切って

空間を細分化している印象があります。

 

例えば1FがLDKだとすれば、

2Fは廊下に面して

2つの子供部屋と主寝室が並んでいて、

ドア一枚だけでそれぞれの個室が

他の空間と完全に縁が切れている、

そんな間取り図が多い気がします。

 

それは、

他人同士が暮らしている

アパートのような感じがして、

家族が暮らす住宅としては

似つかわしくないのではとも

思ってしまいます。

 

むしろ間取り図からは離れて、

そういったところから考え始めるのが

本当の設計だと思います。

 

これから家を建てたいと考えられている方は、

一度間取りからは

解放された方がいいように思います。

 

自分たち家族にとって

どんな家がいいのか、

どんな家にするべきなのか、

漠然としたものでもいいから、

暮らしや生活環境について

そういった自分たちならではの思いから

家づくりを考え始めた方が、

そして後悔のない

価値のある家づくりが

できるのではと思います。

 

そういった住まい手の

漠然とした思いや生活とか、

住む人の心理や

価値観といった目には見えないものを、

寸法と線によってカタチとして整え、

提案する事によって

新しい暮らしが生まれるという

建築家の思考です。

 

心地よい暮らしのイメージを丁寧に。

 

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
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階段の工夫で間取りも家の広さも使い勝手も動線も変化します、広さの感覚や使い勝手の良さなどを暮らしの価値観からも手繰り寄せて階段の持つ機能性と役割に設計とデザインの工夫を提案。

2024年07月04日 | 家 住まい 間取り プラン

リビングなどの空間を拡張する場合

あえてリビング階段を考えて

階段はスケルトンにする。

 

普段、何気なく利用している階段。

※兼ねる要素をデザインした狭小住宅でのリビング階段提案事例(スケルトンタイプ)

 

二階建てや三階建て

場合によっては四階建ての住宅の場合

階段は意外にスペースをとる部分。

 

間取りの構成にもよりますが

ある程度のスペースは必要になります。

 

廊下に階段を設けたり

ホールに階段を設けたりする場合

ホールそのものを部屋として

活用できるように

設計することもありますが、

全体の広さや面積のバランスもあります。

 

建物の中では階段スペースは

意外に面積を必要とします。

 

そういった場合に

暮らし方や価値観を相談したうえで

リビング階段を

採用することも多いです。

 

兼ねる空間として

階段をスケルトンの状態で

見通しをよくして

リビングの機能的な面にも

アプローチするような設計案で。

 

ただ上下階に移動するだけの

階段ではなくて

視界を調整する役割を持たせたり

陰影を楽しむギアとしたり

居心地を生み出す

デザインとして採用したり

居場所を生み出すスペースとして

活用したり。

 

様々な展開を

デザインすることができる

階段の要素。

 

間取りの関係性で

階段にも様々な役割が生まれます。

 

スケルトンとすることで

段板と段板の隙間から

階段の向こう側を見渡せるため

空間に広がりも生まれます。

 

玄関や廊下に階段を計画することで

生まれる間取りの良さもありますし

逆にリビング階段として

空間の意味と過ごし方を拡張することも。

 

様々な可能性と選択肢から

階段のイメージと役割を

考えてみませんか?

 

暮らしに程よい階段のイメージ。

 

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