理想のマイホームに近づけるための発想にも
色々とアイデアの存在が必要になります。
質の良い設計とデザインで
人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。
※壁全体に珪藻土を採用した住まい・クシベラ模様仕上げ
質の良い設計とデザインで
人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。
※壁全体に珪藻土を採用した住まい・クシベラ模様仕上げ
室内の壁を仕上げる素材として
珪藻土の選択肢もありますが
それを選択すべきかそうではないか?
全てにおいて適切な素材
という訳ではないので
仕上げの吟味は大切・・・・・。
珪藻土壁のメリットデメリットについても
色々あるかと思います。
場所や雰囲気、
メンテナンスの事など
それぞれ優先順位が皆さん一緒
という訳ではありませんから。
※二階・階段ホール壁全体に珪藻土を採用した住まい・クシベラ模様仕上げ
どんな暮らしで
どのような空間を望み
どのように住んでいくのかによって
その選択は様々です。
※二階・階段ホールから続くエレベーターホールまで壁全体に珪藻土を採用した住まい・クシベラ模様仕上げ
様々な価値観や暮らしを設計してきて
分かる特徴や
インテリアの印象を大きく左右する部屋の内壁。
新築やリフォームの際、
自然素材の塗り壁が気になる・・・という方も
多いのではないかと思います。
※二階・階段ホールから続く廊下壁全体に珪藻土を採用した住まい・クシベラ模様仕上げ
珪藻土壁って実際どうなのか?。
普段の掃除は?。
自分で補修は出来るのか?。
内装の半分以上を珪藻土壁にし事例ですが
提案前にも住まい手さんに
良し悪しの判断として
メリット・デメリットをお伝えしたうえでの採用の中身。
珪藻土壁にして良かった事としては
調湿効果は壁紙やタイルのそれとはずいぶん異なります。
吸水性にも優れ、
バスマットとしても使う事の出来るタイプも存在していますが
人気がある珪藻土には、「調湿」の効果があります。
珪藻土に開いた小さな穴が、
呼吸するように
余分な水分を出し入れして
比較的快適な湿度を保ってくれます。
梅雨のシーズンもどちらかといえば
湿度によるベタつきとは無縁です。
消臭もしっかりしていて
珪藻土には部屋の嫌なにおいを吸着する効果もあります。
ペットが居る家でも、来客からは
「犬のにおいがしない」といわれることもあったり。
インテリア性にも魅力があり
塗る際に職人さんの技量にもよりますが
様々な模様のパターンも可能です。
そして日差しや照明の反射が柔らかな珪藻土壁は、
部屋を壁紙や和紙、石やタイル、木製壁とはまた異なった
優しい印象にしてくれます。
カラーバリエーションが豊富なので、
部屋ごとの印象操作での塗り分けや、
アクセントウォールを作ることも可能。
淡い色での櫛引き仕上げも魅力的です。
このような遊びが出来るのも、
塗り壁の面白さです。
デメリットとしては
汚れやキズに弱いこと
水拭きが出来ない事など
珪藻土壁は水分を吸収しやすいため、
汚れても気軽に水拭きが出来ません。
手垢や鉛筆などの軽い汚れ、
物がぶつかった時のこすれ跡などは、
消しゴムやメラミンスポンジでのお手入れが有効ですが、
範囲が広いとなかなかの重労働となります。
また、時間の経った汚れやシミも落としにくく、
少しずつ濃くなっていくスイッチ周りの手垢汚れなどは、
気付いた時には手遅れになります。
そして・・・トイレや洗面などの壁は要注意です。
おそらく「消臭効果」を期待して、
採用する場合もあるかと思いますが
洗剤なども含めて
飛び散りがありますから
壁等に飛沫のシミは残ります。
なのでそれらは年々濃くなって行きますから
配慮が必要となります。
どこでも「珪藻土」が良いわけではありませんから。
選択や提案にも意味があります。
※珪藻土壁を採用しているWC(トイレ)飛び散りを警戒して使用範囲を構成
そういった場所では
水拭きなどしやすい素材で腰壁などを造り、
上方のみ珪藻土にするべきです。
そして最大の注意点はキズがつきやすい事。
珪藻土壁は予想以上に簡単に
キズがついてしまいます。
物を少しあてたり当たったり
ぶつけて出来たこすれキズや、
ペットの引っかきキズなど、
大小様々なキズがそのまま残ります。
掃除ロボットなどとはまた別に
コーナー部位等に
掃除機をぶつけてしまったりすると
大きく削れてしまうことがあるので、
掃除や大きな荷物などを運ぶ時は要注意となります。
日頃のメンテナンスに
少し手間のかかる珪藻土ですが、
自分で塗り直しが出来るという大きなメリットがあります。
ローラーで手軽に塗れる
ペイントタイプの珪藻土材の倍は
DIYでも補修が可能です。
珪藻土壁の家に
デメリットを感じる場面もありますが、
珪藻土ならではの機能や
独特の質感は何よりの魅力となります。
素材や空間との付き合い方も吟味すれば、
ご自身にとっては
メリットの方が上回るという事も多いと思います。
自然素材・珪藻土に限らず
どのような理由でどのような暮らしを求めて
その素材を吟味するのか?。
便利や簡単も大切ですが
家を持つ目的と意味を考えながら
素材を検討する事をお勧めします。
勿論・・・家造りや暮らしを考える際に
行っている「僕からの提案」も
そういう意味を持っていますから。
暮らしに馴染む
大切な空間の在り方をイメージしながら
日常に程よい上質を。
家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、
理屈だけではなく
感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。
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やまぐち建築設計室
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やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
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