旅館に住むように和の趣を愉しむ暮らし。
※和の粋を提案した玄関+玄関ホール(数寄屋の家)
繊細な和の趣を
存分に味わう・・・・・。
そんな日常を過ごしてみませんか?。
※前庭+門屋+ガレージ棟+母屋を含む全景外観
おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家。
ご依頼のご連絡をいただき
外構を含み
完成まで約6年の歳月。
住むという事を「どういう価値観」から
デザインするべきか?
というところからスタートして
様々な暮らしの在り方をカタチにした住まい。
※庭と坪庭をゆったりと眺める
和の柔らかさを表現したLDK(リビング・ダイニング・キッチン)
※夜になると陰翳礼讃のように庭を含み
昼と明るさとは別の雰囲気が生まれるデザインの仕掛け
「過ごしてきた人生の集大成」を考えた「終の家」が
住まい手さんからのリクエストでした。
※夜には門屋から玄関までのアプローチに
風情を味わう和の情緒ある空間提案
※母屋の全景と和の趣を愉しむ佇まいに提案
日常的な愉しみが
環境により変化する事を原点に
和の趣が
居心地に繋がるように。
※眺める角度で陰翳の雰囲気も変化する和の佇まい
そんなテーマが「数寄屋」でした。
数寄屋(すきや)とは、
茶室のこと。
数寄屋と呼ばれる茶室が出現したのは
安土桃山時代。
もとは、庭園に面した別棟として造られた
小さな茶室(多くは四畳半以下)のことを
数寄屋と呼びました。
数寄屋建築とは、
日本の建築様式の一つであり、
茶室風を取り入れた住宅の様式です。
数寄(すき)とは和歌、
茶の湯、生け花など
風流を好むことであり、
数寄屋は「好みにまかせてつくった家」
という意味になります。
当時は床の間、違い棚、付書院という
座敷飾りを備えた
書院造(しょいんづくり)が中心でしたが、
茶人たちは
格式ばった意匠や豪華な装飾を嫌いました。
そこで好まれたのが
軽妙な数寄屋というわけです。
数寄屋建築の路地:苔(コケ)を上手に生やす。
江戸時代以降は
茶室から住宅へと広がりました。
現代では、
料亭や住宅でも
数奇屋建築にならったものが
造られています。
そういった背景をベースに
住まい手さんの「和の趣きの好き」を
デザインのテイストに備えつつ
現代と過去の歴史を繋がるように
提案した住まい。
※少し下げた垂れ壁+変木から醸し出す茶室の風情
玄関に施した垂れ壁とムロの「変木」は
天井高さから下げる事で
茶室の「にじり戸」を
イメージさせています。
※天井から下げた垂れ壁と変木で醸し出す和の趣
※隙間に設けた小さな庭にも風情を感じる和室の提案
少しの事ですけど
背景にあるデザインを
カタチにすることで
住む行為自体が
洗練され「深み」を帯びる事も
あります。
勿論「素材の風味」をどのように
空間へ融合させるのか?
という事も含んで。
※雪見障子から庭の風景を眺める座面の妙を提案
心地よい暮らしとは
どういった意味を
指すものなのか?
家族の価値観や
住まい手さんの意識を
丁寧にくみ取りながら
建築家としての自分の応えるべき
デザインと設計の提案を
毎回考えています。
※夜に醸し出す和の情緒を
控えめな灯りと共にデザイン提案
数寄屋の住まいは
和の趣を大切に考えつつ
現代的な暮らしの居心地も
繊細に提案する和モダンの設計。
思いの背景デザインを紐解き
心行くまで住まいでの
暮らし愉しんでみませんか?
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