奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

暮らしの原点と家族の未来を紡ぐリノベーションの計画デザイン設計、耐震・断熱性能と動線計画を活かした空間づくりのプロセスで住まい手さんご夫婦との空間イメージと暮らしの環境デザインの打ち合わせ

2025年02月05日 | リフォーム・リノベーション

 

住まいのリノベーションについて

ご相談をいただいている

住まい手さんご夫婦と打ち合わせ。

※住まい手さんご夫婦とのリノベーション計画の打ち合わせ

 

現在のお住まいを

視察させていただいた際の

写真と暮らしの方向性を検討する

素材のカタログも一緒に見ながら

暮らしの質感も・・・・・。

 

「暮らしの原点を見つめ直す」

それは家族の未来を思い描く、

かけがえのないプロセスです。

 

今回のアトリエでの

打ち合わせは、

まさにその一端。

 

日々の生活をより美しく、

より快適に、

そしてより自分たちに

フィットした空間へと変えていく

リノベーションには、

多くの可能性と

喜びが詰まっています。

 

住まいのリノベーションを

検討するとき、

そこには新築同様に

暮らしへの思いが存在します。

 

打ち合わせの際

実際に現在の暮らしの環境を

意識しながら

「次はこんな空間にしてみたい」

「この素材感が好き」といった

具体的なイメージを共有すると、

よりリアルな未来の暮らしが

見えてくるものです。

 

今回も事前にご家族で話し合いながら

記入していただく

生活チェックシートの内容を含めて

暮らしの現状を

意識しながらの打ち合わせの時間。

 

暮らしの原点を考える

リノベーションの

方向性をいろいろと相談中です。

 

おしゃれなデザイン

というだけはなくて

暮らしの価値観と

ライフスタイルを大切に。

 

現場の環境を

いろいろと整理整頓しながら

ご夫婦にとって

自分たちの暮らしを

ことん見つめ直す

貴重な時間。

 

その空間づくりの

アイデアやデザインコンセプトは、

住まい手さんの

希望を大切にしながら、

耐震・断熱性能や

動線計画などの

専門知識をミックスして、

世界に一つだけの

住まい手さんにとっての

リノベーションプランを

創り上げていきたいと思っています。

 

暮らしの趣をまずは紐解きながら

整え方の整理整頓を。

 

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
やまぐち建築設計室
ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから
気軽にご連絡ください。
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 建築家 山口哲央
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住まいと暮らしの快適性と環境を上質に変化させるリフォーム・リノベーションの価値基準、家事動線が変わる後悔しないキッチンリフォームの間取り変更、暮らしと家事に馴染む機能の調和提案

2025年02月04日 | リフォーム・リノベーション

毎日の暮らしを

美しくデザインする

キッチン周辺や家事動線を考えて

リフォームで後悔しないための

間取り変更の意味・・・・・。

※ホテルライクをイメージした変則的なⅡ型キッチンレイアウト・キッチンハウス展示事例

 

キッチンは、

日々の食卓を支え、

家族の時間を育む

大切な空間です。

 

使い勝手はもちろん、

家全体との調和を図りながら

快適性を高めるには、

間取りとレイアウトが

大きく影響します。

 

キッチンの選択肢にも

いろいろあるのですが

大切なのは家事動線と

キッチンでの作業内容

そして間取りとの価値融合。

 

そういった意味でも

代表的なキッチンレイアウトの特徴と、

リフォームやリノベーションにおける

留意点を少し書いてみたいと思います。

※よくお問い合わせをいただく変則的なペニンシュラ型レイアウトでのキッチン事例

※よくお問い合わせをいただく変則的なペニンシュラ型レイアウトでのキッチン事例

 

キッチンについての「お問合せ」で

blogやInstagramなどを通じて

ご相談をいただく事もありますので

ぜひ、

リフォーム計画等の

参考になさってください。

 

キッチンレイアウトの基本形──6つのプラン

  1. Ⅰ型キッチン

シンク・コンロ・作業スペースが

一直線に並ぶ、

最もシンプルなレイアウトです。

 

限られた面積でも導入しやすく、

動線が単純で

扱いやすいのが利点。

 

一方で、

横長のため端から端まで

移動が必要になり、

調理時の癖や使い方によっては

家事の作業効率が

下がる場合があります。

 

また、

オープンに見せる設計の場合は

手元や調理器具が

視界に入りやすく、

空間の見せ方にも独自目線が必要です。

  1. Ⅱ型キッチン

Ⅰ型キッチンを

2列に配置したスタイルで、

シンクとコンロを

分けることで

作業スペースを広く

確保できます。

 

調理器具が多いご家庭でも

ゆとりを感じられ、

複数人での

作業もしやすい点が魅力。

 

ただし、

左右のスペースに分割するため、

リビングやダイニングの広さに

影響が出ることがあります。

 

振り向き動作が増えるため、

背後のスペース確保にも

注意が必要です。

 

  1. L型キッチン

シンクとコンロが

L字に配置されるレイアウトで、

Ⅰ型よりも

キッチンでの作業動線となる

ワークトライアングルを

コンパクトにまとめやすいのが

特徴です。

 

※ワークトライアングルとは、

キッチンでシンク、冷蔵庫、

コンロを結ぶ作業動線のことを指します。

この三つの機器が

バランスの取れた距離で配置されていると、

効率的に作業を進めることが

できるとされています。

 

L字配置の場合

複数人での同時調理も

比較的スムーズに行えます。

 

ただし、

L字の内角部分が

デッドスペースになりやすいので、

収納や作業台の配置に

工夫が求められます。

※システムキッチンの

商品によっては

デッドスペース部分を

改善したタイプも

発売されています。

 

また、

設置にはある程度の

キッチンスペースが

必要になります。

 

  1. U型キッチン

シンク・コンロ・作業台を

U字に囲むレイアウトで、

作業や収納スペースを

豊富に確保できるのが

最大のメリット。

 

料理が趣味の方や

本格的にキッチンを

使いこなしたい方に理想的です。

 

一方でキッチン空間そのものを

広く取る必要があり、

U字の角に

デッドスペースが

生まれやすい点が

課題となります。

 

  1. アイランド型キッチン

独立したカウンターを

中心に据えたレイアウトです。

 

開放的でデザイン性も高く、

ダイニング・リビングとの

一体感を演出しやすいのが魅力。

 

しかし、

シンクとコンロが分散しやすく、

作業動線が

長くなりがちです。

 

また、

空間に余裕がないと

導入が難しい場合もあります。

 

  1. ペニンシュラ型キッチン

アイランド型キッチンの一部を

壁面に接続したような

イメージのキッチンスタイルです。

 

完全に独立していない分、

比較的コンパクトなスペースでも

導入可能で、

リビング側への

開放感も得やすいのが

メリット。

 

ただし、

カウンターが壁と接するため、

アイランド型ほどの

フレキシビリティや

視覚的開放感は抑えられます。

 

後悔しないキッチン間取り変更のポイント

  1. 適切なキッチンサイズを見極める

キッチンの間口(横幅)や高さは、

使い勝手と快適性を

左右する重要な要素です。

 

間口は各メーカー商品によりますが

数センチ単位で選べる製品が多く、

冷蔵庫や食器棚との

兼ね合いを考慮して

決めるようにすると

スッキリとした空間になります。

 

作業台となる

カウンター高さは、

もっとも頻繁にキッチンに立つ方の

身長とリーチに合わせるのが

望ましく、

一般的には80cmから5cm刻みが主流です。

 

JIS規格で推奨される

「身長÷2+5cm」をカウンター高さの

目安にすると、

長時間の作業でも

疲れにくいと言われています。

※実際には作業や姿勢によって変わるので

参考程度です。

 

  1. 水回り全体の動線を意識する

キッチンは暮らしの中心にもなる

スペースだけに、

洗濯機・浴室・トイレなどの

水回り設備とも

近接配置が理想的です。

 

これにより

家事全般の動きが

スムーズになるだけでなく、

配管の延長工事を

最小限に抑えられ、

リフォームやリノベーション時の

費用の削減にもつながります。

 

水回りを分散してしまうと、

家事効率も下がり、

コストも意図せずに

増える事があります。

 

  1. 冷蔵庫の位置関係を再確認する

キッチンの使いやすさを

左右する要素として、

シンク・コンロ・冷蔵庫の

配置が挙げられます。

先にも書いたように

これらを結ぶ三角形を

「ワークトライアングル」と呼び、

動線が長すぎず、

かつ交錯しない

位置関係に

調整することが大切です。

 

冷蔵庫から

食材を取り出して洗い、

調理・盛り付けを行う

そういった流れに

無理が生じないよう、

通路幅や移動時の動きを

ご自身でも

十分に理解する事が大切です。

 

自分らしい暮らしにあわせた

キッチンのスタイルを

プランニングする事。

 

キッチンレイアウトは

ご家庭のライフスタイルや

空間条件によって、

最適解が異なります。

 

料理を楽しむのか、

時短を重視するのか、

家族で同時に利用するのかなど、

日常のシーンを

想像しながら

間取りと暮らし方に

融合するレイアウトを

検討する事が大切です。

 

さらに、

キッチンのみならず

水回り全般の

配置やサイズ・高さにも

目を配り、

生活動線をトータルで

イメージすることが、

後悔のないリフォーム・リノベーションを

実現する鍵となります。

 

ポイントを意識したうえで、

ご自身やご家族の過ごし方と

無理なく融合する

キッチンスペースをイメージしてください。

 

きっと毎日の暮らしを

さらに心地よく、

豊かなものにしてくれると思います。

 

過ごし方を意識した暮らしを

丁寧に思い描いてみませんか?

リフォームやリノベーションは

設備の更新ではなくて

新築と同じく

暮らしの環境を

よりよくするための選択肢です。

 

丁寧に質の良い

暮らしの環境を考えてみませんか?。

生活環境に

ゆとりを考えた

間取りと動線設計を大切に。

 

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
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中古住宅と暮らしの価値を高めるリフォーム・リノベーションの持つ意味の提案、断熱性・耐震性・雨漏り対策を考慮しつつ暮らしの効能を意識した住まいの再構築と選択肢の判断を。

2024年12月22日 | リフォーム・リノベーション

中古住宅を買って、

リフォーム・リノベーションする際の

注意点。

※リノベーションにより古民家を暮らしやすく安全面と健康面に配慮した住まいに提案

 

リフォームやリノベーションを

依頼する会社は色々あり、

工事予算や

要望内容によって

依頼する業者も

変わるかと思います。

 

価格だけではなくて

どのような価値があり

どのような結果を

もたらすのか?。

 

相談する業者によっても

結果は大きく変わります。

 

木造の一戸建て住宅でも

2025年4月からは

法改正で新制度にもなり

リフォーム・リノベーションで

今までは

法令順守のうえで

許可不要だったものも

建築確認申請の対象になります。

 

勿論以前からの

リフォームや

リノベーションの制度も

一部許可不要だっただけで

法律に基づいて

制度や基準を守った

工事や間取り計画

必要だった訳ですが

「好き勝手」している

ケースが多そうです・・・・・。

 

中古住宅を購入された方へ

古い住宅は

新築住宅と比べて、

多くの異なる部分があります。

 

それが原因で

価格が比較的安くなる一方、

快適な生活を送るためには、

購入後、入居前に

一定の改修が必要となります。

 

しかし、

改修には当然ながら

費用が発生します。

 

水回りも綺麗にしたいし、

使い勝っても変えたい。

リノベーション費用は

どれだけあっても

足りない感じがします。

 

僕が提案する

リノベーションの設計は、

それぞれの

ご家庭の価値観も考慮しながら

暮らしやすさを

重視しています。

 

しかし、

それよりも先に、

必ず行うべき

改修点を考えています。

 

それは、

家の長寿命化に直結しますし

安全面や

ご家族の健康にも

関連する内容だからです。

 

何でもやりすぎは

よくありませんので

バランスを考えたうえでの

方針としています。

 

特に重視するポイントは

次通りです。

  1. 断熱性の向上
  2. 気密性の向上
  3. 2階ベランダ・テラスの雨漏り対策
  4. 雨漏りの改修
  5. 構造の問題

まずはこれらの点を改修、

または向上させることを

お勧めしています。

1.断熱性を上げる

まず目的を

明確にするために

先に説明を・・・・・。

断熱性を向上させるためには、

単に高性能の

断熱材を設置するだけが

解決策ではありません。

 

別の重要な要素が存在します。

 

それは、

空気の移動を制限する

ということです。

 

簡単な例ですと、「隙間風」です。

なぜなら、

空気は熱を伴って

移動する性質があるからです。

 

そのため、

この空気の自由な移動を

抑制することが

重要となります。

これが「気密性」と

呼ばれるものです。

古い家は、

床が直接地面に

接しているため、

床下を通る冷気が

室内を冷やす

一因となります。

 

この問題を

解決するための

効果的な手段について。

  1. まず、床下の隙間を閉じ、間仕切りから冷気が上がってくるのを防ぎます。
  2. 次に、高性能な断熱材で床下全体を覆い尽くします。

これらの対策で、

床下が冷えるのを抑制し、

室内の快適性が

大幅に向上します。

  • 外壁の断熱
  1. a) 外断熱:外断熱工法は、外壁の外側から断熱材で包む方法です。柱やその間にある壁全体を覆います。特に土壁で構築された外壁の場合、壁内部に断熱材を入れることが難しいため、この外断熱工法が効果的です。施工も比較的容易なため、お勧めの方法です。
  2. b) 内断熱:内断熱は、外壁の壁内に断熱材を充填する方法です。しかし、土壁の場合、断熱材を入れるための空間が存在しないため、室内側に断熱材を設置します。その結果、壁が内側に向かって突き出る形となります。
  • 屋根・天井の断熱

古い中古住宅では

屋根や天井に

断熱材が

設置されていないケースは

意外と多いです。

 

適切な厚さと性能の

断熱材を

新たに敷き込むことにより、

室温を快適な状態に

保つことが可能となります。

  • 開口部の改修について

窓(サッシ)の断熱性能は

非常に重要で、

可能な限り

高性能なサッシに

交換することを

お勧めします。

 

ただし、

既存のサッシを

交換する際には、

それなりの費用が

発生します。

 

サッシ周辺の外壁部分を

一部切り取り、

サッシを取り外した後、

外部と内部の補修が

必要となりますから。

 

冬場、

ストーブなど

室内で作られた

熱の大部分は、

ガラス部分を通じて

外に逃げてしまいます。

皆さんも

窓際で暑さや寒さを感じる事

ありませんか?。

 

そのガラス部分を

高断熱ガラス等の

性能が良いものに

交換することにより、

冬季の寒さ対策に効果的で、

費用対効果が

大きく上昇します。

 

特に古いサッシの場合は、

交換が最適な選択です。

 

また、

小さな窓については、

インナーサッシ(後付けの内窓)を

設置することも有効です。

 

ただし、

頻繁に出入りをする場所や

開け閉めのするのでは、

2枚建てのサッシを

開け閉めする必要があり、

日常生活では

少々面倒かもしれません。

 

2.隙間を閉じる(気密性能の向上)

  • 屋根裏は隙間が多い

屋根裏は蜂の巣ができたり

奈良県だどコウモリやイタチ、

猫が出入りできるほど

隙間が多い部分です。

 

また、

室内で温められた空気が

高い屋根裏から

外に抜けてしまい、

室内の空気が

冷えてしまう

象もあります。

 

これを防ぐため、

気密性をある程度

向上させる目的で、

屋根裏の外壁面にある隙間を

埋める工事を行う事も多くあります。

※必要な隙間はきちんと設けます。

  • 壁や窓の隙間

特に古民家に多く見られます。

建物が傾いていると

柱の上下に隙間が生じ、

その隙間から

外の風景が

見えることもあります。

 

これらの隙間を

無くすためには、

建物の傾斜を修正し、

冷気の侵入を防ぐことが重要です。

しかし、

柱の歪み(傾斜)や

沈下を本格的に補修すると、

既存の建具や外壁も

修理する必要が出てきます。

  • 床下から間仕切りの中を通って入る冷気

 

3. 2階のベランダ・テラス

  • 家の傷みの大きな原因

2階のベランダ・テラスは、

改修時に解体すると

大抵雨漏りにより

階下が損傷していることが

見られます。

 

ボルトは錆びて緩み、

内壁や断熱材が

カビが生えたり

落下してしまっていることが

多くあります。

 

本来、

露出した2階ベランダや

テラスに施されている防水は、

紫外線や風雨にさらされ、

長期間にわたって

保持できるものでは

ありません。

 

10年以上経過していれば、

メンテナンスが必要で

防水の再施工が

必要と考えるべきです。

  • 軒・庇を伸ばすか雨よけの屋根を架ける

直射日光と

雨風にさらされる

ベランダやテラスは

防水が難しいので、

軒や庇を伸ばす、

または雨よけの屋根を

設置することで、

直接雨が降り注ぐことや

直射日光の影響を

軽減することが可能です。

 

ベランダ・テラスを

増築する場合は、

階下の梁の補強、

建物全体のバランス、

屋根や壁の接続部からの

雨漏り等、

建物構造全体を考慮した

プランニングが必要です。

 

施工が適切でないと、

そこからも

雨漏りを引き起こす

可能性があるため、

増築は慎重に行うべきです。

  • 下屋根にして洗濯物干場を屋内につくる

ベランダやテラスに

新たに下屋根を

設けることで、

洗濯物を屋根下で

干せる場所を

計画する事もできます。

 

これにより、

雨天時でも洗濯物が

干せるとともに、

雨漏りの心配も解消されます。

 

4.雨漏りの改修

  • 過去何度も雨漏りの補修をしている家は、雨漏りが常習化している家

何度も雨漏りが発生する家は、

その根本的な問題が

解決されていない

可能性が高いです。

 

そのような場合、

専門家に依頼して原因を調査し、

根本的な雨漏りを

防止するための

対策を取る事が重要です。

 

一時的な応急処置は、

あくまで業者の

営業活動に過ぎません。

 

雨流入防止の材料を

いろいろな場所に

大量に塗りつけて

雨水を防ぐような

短期的な対策を推奨する業者は

避けるべきです。

  • 屋根の葺き替えも視野に入れる

屋根材が劣化している場合、

この機会に屋根の「葺き替え」を

検討することも一つの考え方です。

 

費用はかかりますが、

新しい屋根材は

耐久性が高く、

根本的な

雨漏り対策にも効果的です。

 

ただし、

大きな古民家などでは、

屋根の葺き替えだけで

数百万円の

費用がかかることもあります。

 

必ず見積もりを取って

工事の内容と効能を

確認するように。

  • 漏水場所の原因は、雨漏り部分の上部ではないことがある

雨漏りの原因は、

必ずしも漏水部分の

真上ではないことがあります。

 

特に風の強い場所に

建つ家では、

外壁に当たった雨水が

壁を伝って上昇し、

軒下や屋根の

上部隙間から

室内に入ることがあります。

  • 屋根の上に乗っているものは降ろす方がいい

古くなり使われていない

太陽熱温水器などは

屋根の上にありませんか?

放置すると、

屋根を傷め、

雨漏りを引き起こすだけでなく、

落下による事故を

引き起こす事もあります。

 

使われていない温水器は、

そのタイミングで

撤去するほうがよいかと思います。

 

撤去の機会を逸すると、

後々機器類だけではなくて

構造的なトラブルの

原因となるかも知れません。

 

5.構造の問題

建物の耐震性を向

上させる改修を

検討することも重要です。

  • 間取りの変更や柱の撤去は勝手にしない

DIYによる間取りの変更や、

柱が邪魔だと感じての

無計画な撤去は避けるべきです。

その柱が

どのような力を受けて

どのようなささえ方をしているのか

いるのかをしっかり確認し、

撤去しても問題ないか、

また補強が必要かどうかを

判断する必要があります。

 

壁や柱を撤去することで

耐震性が大きく低下するため、

必ず補強や

変更後の構造計画を

同時に考慮する事が重要です。

 

このような判断は

構造を考慮できる専門家と

相談した上で行ってください。

  • 既存部分の安全性や耐震性はあるかどうか

古い家はほとんど

確実に耐震性が低いです。

耐震診断を実施すれば、

よくわかると思います。

 

建物単体ではなくて

土地の状態や敷地の安全性も含めて

そのまま住む場合も

リフォームやリノベーションする場合も

事前に建物の状態を確認し、

必要な場合は

敷地の安全性の確保も含めて

耐震補強工事等を

行うことを推奨します。

  • 2000年より前の木造住宅は、基本的に耐震補強が必要

一般的には、

1981年5月までの建築物(旧耐震)は

耐震補強が

必要と言われていますが、

2000年以前に建てられた

木造建物は

現行の法規制以前のものであり、

基本的には

耐震補強が必要となるケースが

多いです。

※法改正後はまた基準も変わります。

 

古い建物であれば、

木造の平屋を除いて

ほとんど確実に

耐震補強が必要です。

 

  • 大きな地震が来た際、倒壊してしまうと住む場所を失う事を知る

地震が発生したときに

建物が倒壊すると、

自分たちの住む場所を

失ってしまいます。

 

大切な家が一瞬で廃墟と化し、

命からがら逃げ出し

一時的に避難所に行くとしても、

帰るべき家はもうありません。

 

設計の際に

耐震性を高めることを話すと、

大きな地震まで

耐えられれば良いという

考えになりがちですが、

倒壊せずに耐えてくれれば、

手を入れる事は必要ですが

再び住むことができるという点を

考える必要があります。

 

地震が起きたときにわかる、

費用対効果が

分かりにくい改修予算ですが、

大きな地震があった後、

倒壊せずに

しっかり立っている

自宅を見ると

その価値がわかります。

※定期的な維持管理とメンテナンスが前提条件です。

 

中古住宅を購入して

リノベーションを行う場合、

既存の建物の

劣化具合や痛みが

今後の安全性や快適さに

大いに関わるため、

これらを正確に

評価することが重要です。

 

今回、特に重要だと思われる点

提案しましたが、

もちろん他にも

基礎や床下の状態、

シロアリの存在、

水回りの土台の劣化など、

チェックすべき項目は多数あります。

 

そのため、

具体的な改修ポイントを

絞ることが重要です。

古い住宅の耐久性は、

建設時の施工会社の考え方や

技術により、

また、

以前の住人の

メンテナンス状況により

大きく変わります。

 

業者選びにあたっては、

建物の状態を調査・理解せずに

予算に合わせた

見積もりを出す業者ではなく、

建物をしっかり調査し、

必要な部分を修繕し、

予算を考慮しつつも

法令を遵守するのは

当たり前ですが

本当に手直しや補強が必要な部分を

正直に考慮して

意見を出してくれる

そして快適な空間づくりも

提示してくれる

業者を選ぶことが重要です。

 

新築でもそうですが

その先にある暮らしの目的を

どのように考えるのかで

選択肢も内容も大きく変わります。

 

安全面からも

暮らしのここちからも

丁寧に住まいを考えてみませんか?。

 

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暮らしの趣を丁寧に考えつつ安心して暮らすことが出来る環境をつくりだすリノベーション・リフォームに中古物件から考える住む行為を見直す事で見えてくる未来像を考えてみませんか?

2024年11月16日 | リフォーム・リノベーション

住まい造りについていろいろと。

安全に暮らせることが

何よりも大事・・・・・。

※リノベーション・解体をして骨組みを補強しながら間取りと窓や仕組みを新たに計画

 

新築でもそうですが

特にリフォームやリノベーションを

考える際に。

 

安全な暮らしを考える時に

様々な考え方や

現実問題に

直面すると思います。

 

手掛けさせていただく

リフォームやリノベーションは、

新築と同様に

意匠性(見た目の仕上がりの良さ)にも

拘りを持っていますが、

意匠性(デザイン)が

最優先とは考えていません。

 

オシャレだったり

格好良いだけで

住んでから

すぐにダメになってしまうような

暮らしの環境を

提案する訳ではありません。

 

勿論「安易な価格」計算もしません。

 

人が住むにあたって

何よりも大事なことは、

安心して

暮らしていける

安全性の確保。

 

そして、

夏は涼しくて、

冬は暖かく暮らせる

住宅性能と設備、

美的特徴を指す意匠性は、

安全性と快適性が

確保できて

ようやく検討できるので、

修繕箇所が多い

築80年以上の古民家などは、

安全を確保するための

修繕と快適に過ごすため設備に

費用が掛かり気味になる事もあります。

 

物件選びのポイント

中古物件を探すときに、

最も注意するポイントは

建物の築年月日です。

1981年以降に

建築された物件は

「新耐震物件」と言われておりますが、

実際には基準的に考えると

それは2000年、

比較的現在の法律にも適合し、

耐震強度が

確保されているであろう

物件ですので、

雨漏りなどで傷んでいない限り、

余計な補修や

補強工事などに関しては

安全性の担保も

比較保障され、

安全に住むことが

出来る確率も高くなります。

 

※実際には調査を行います。

 

それ以前の物件、

いわゆる「旧耐震物件」の場合は、

耐震補強を施す必要がある他、

建物がシンプルに古いので

経年劣化が進んで

傷んだ状態を

補修するためのコストが

膨らんでしまいがちです。

 

もうひとつの選択肢。

新築戸建・マンションに変わる

もうひとつの選択肢として、

中古物件リノベーションが

注目を浴びる理由。

 

人気エリア、

住みたい場所に住みやすい。

通勤に便利な地域、

人気の学校区、

実家から近いなど

エリアを選ぶ理由は多様です。

 

人気のあるエリアで

新築となると

物件数が限られますが、

中古住宅も含めれば

広い選択肢の中から

物件を選べて有利です。

※計画内容によっては解体して更地により

新築となるするケースもあります

 

予算を抑えて暮らす。

日本の不動産は

古いほどに建物の価値が低く、

土地のみの価格に近い金額で

購入という運びが多いです。

 

ただ、

古過ぎると改修に

予想以上の費用が

掛かってしまうため、

ちょうど良い塩梅で

物件を目利きすることが出来れば、

新築では

予算的に叶わなかったことも、

建物の特徴や基準によっては

叶えられるかもしれません。

 

リフォームやリノベーション、

中古物件の

質的な向上を

多角的に考えて

暮らしに馴染むように。

 

中古物件を

購入するに当たっての

お悩みとして多いのが、
・建物の状態が大丈夫なのか?
・どんなプランが出来るのか?
・自分がやりたいことが出来るのか?
・物件費用と工事の費用のバランスはどうすればいい?

このようなお悩みはよく

ホームページの

お問合せからもいただきます。

 

何に基準をもって

家造りや暮らしを考えるのかでも

大きく選択肢が

変わるところです。

 

どのような暮らしを意識して

住まいや住み方を

考えるべきなのか?。

 

家造りはご自身や

ご家族の価値観を

一旦見直す機会にもなります。

 

人生の趣を意識するように

暮らしを考えてみませんか?。

 

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
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リフォームやリノベーションを計画するべきなのか、建て替えた方が良いのか悩む事もあると思いますが現地の状態、ご自身の考え方によってもその選択肢は変わります、先ずは状態の整理整頓が大事。

2024年10月20日 | リフォーム・リノベーション

リフォームやリノベーションを

考えるケースと

建て替えに迷う事もあるかと思います。

※築約80年の古民家・リノベーションを施した事例

 

実際に現地の状態と

暮らし全体を含む

ライフプランからも、

迷った時の判断基準にも

色々な考え方があります。

※築約80年の古民家・リノベーションを施した事例

 

住宅を建ててから数年、

数十年と年月が経過していくと、

多くの方が

建物の維持管理の

悩みに直面いたします。

 

はじめのうちは

小規模なメンテナンスや

部分的なリフォームで

対応できることも多いですが、

30年を経過する頃には

ライフスタイルの変化もあって、

大規模なリフォームや

建物自体の

建て替えを検討される方も

出てこられます。

 

勿論実家を再活用して

Uターンを考えるケースも

あるかと思います。

 

よく相談をいただくのは

リフォーム(リノベーション)と

建て替えのどちらを

選択すべきか?。

というお悩みです。

 

実際に問合せも

多い内容なので

リフォームと建て替えの選択に

迷ったときの判断基準、

築年数による選択肢の違いも

少し書いてみようかと思います。

 

リフォームと建て替えの違い

住まいの建て替えと

リフォームは

既存の住宅を改善するための

代表的な選択肢ですが、

その違いについて。

 

住まいのリフォーム

リノベーションとは、

老朽化した建物を

新築に近い状態に戻したり、

現状に修繕や改修を行って、

建物の機能や

美観を向上させることを指します。

 

老朽化した外装の修繕、

使い勝手や

ライフスタイルの

変化に合わせた

間取りや設備の改修、

古くなった内装の改善等が

主な項目です。

 

大規模な改修を行って

建物の機能性やデザインを

根本的に見直し、

用途や価値を向上させる、

リノベーションは

住みやすさを向上させるという

意味合いが強いです。

 

建て替えとは、

既存の建物を

完全に解体して更地にした後、

新しい住宅を

建築することを指します。

 

基礎や柱などの

構造躯体を含めて

家全体を解体し、

更地にしてから

全く新しい建物を

建てることになります。

 

ゼロから全く新しい建物を

自由に設計することが

可能ですが、

法律上の制約や法の改正により、

新たな基準に従うと

以前よりも狭い建物しか

建てられなかったり、

建物の配置を見直す必要が出てきたり、

最悪の場合は

建て替え自体ができない場合も

ありますので注意が必要です。

 

建て替えと比較して、

ある意味では

費用を抑えながら

住まいを改装できる点が

リフォームのメリットです。

 

建築躯体(骨組)や基礎は

基本的に残したままの

工事となるため、

状態によっては

駆体や基礎も活かして

工事を行うことができます。

 

愛着のある家を活かせる

長年住み続けてきた家には

少なからず

思い出や愛着があるかと思います。

 

リフォーム・リノベーションを

選択することで、

外観や雰囲気を

維持したまま

現代的な機能や

要望を追加できるという

融合のデザインも

考えることが出来ます。

過去と未来の調和を

実現したいとお考えの場合は

メリットとなる可能性も

高い選択肢です

 

リフォーム・リノベ-ションは

基本的に

躯体(骨組み)や基礎を

活かして行うことになるため、

計画の内容によっては

間取りの変更や

デザインに限界があります。

 

家を支える柱や壁の

存在している状況によっては

取り壊すことができないため、

思い通りの間取りや

広さを実現できない

場合があります。

 

大規模な間取り変更や

自由な設計を求める場合は、

それなりの費用も必要ですし

対応が難しく、

建て替えが必要になることがあります。

 

根本的な解決について、

建物が老朽化していたり、

構造的な問題がある場合、

リフォームやリノベーションでは

完全な解決ができない

というケースもあります。

 

例えば、

基礎や耐震性に

問題がある建物は、

部分的な改修では

十分な安全性を

確保できないことがあります。

 

問題によっては

大規模リフォームを行うよりも、

建て替えた方が

結果的に安価で

長持ちする場合もあります。

 

予期せぬ追加費用が

発生するという事。

リフォーム・リノベーションでは、

工事中に予期せぬ問題が

発覚することがあります。

 

勿論、事前にどこまで解体して

調査を行うことが出来るのか?

という事にもよりますが、

壁を取り壊した際に

シロアリ被害や腐食が見つかることや、

配管や配線が

想定以上に老朽化している場合、

事前の調査段階で確認できない範囲で

修繕が必要となり、

当初の見積もりよりも

コストが増加するリスクがあります。

 

工事が進むにつれて発生する

予期せぬ追加費用は、

予算を超えてしまう原因となり得ます。

※事前に予備費を計算しておくことがポイントです。

 

計画の内容によりますが、

現在の間取りに大きな不満がなく、

大規模な変更を必要としない方。

予算に限りがあり、

少しでも予算を抑えたい方。

現在の家に愛着があり、

昔ながらの雰囲気を大切にしたい方。

 

それぞれにあるリノベーションや

リフォームの理由はどうですか?。

 

 

建て替えのメリット・デメリット

住まいを建て替えされる場合の

メリットとデメリット。

 

ゼロから住宅を設計・建築できる

建て替えでは

既存建物の配置や

間取りに制約されることがなく、

白紙の状態から

間取りやデザイン、

素材選びができることが

大きなメリットです。

 

もともと住んでいた土地での

建て替えなので、

既存建物での問題を

考慮しながら

周辺環境や生活スタイルに

最適なプランを考える事になります。

 

選択によっては

最新の耐震・断熱性能に対応できる

 

建て替えにより

最新の耐震基準に準拠した

住宅を建てることができるため、

地震災害に対する

安全性が高まります。

 

また、

近年では省エネや断熱性能の向上が

重要視されており、

新築では特に最新の状態を取り入れた

居住環境を実現することが可能です。

 

将来的なメンテナンスの減少も

建て替え(新築)の際には有効な内容です。

 

建て替えのデメリット。

建て替えは、

基礎を含む家全体での

解体費用と

新築費用が必要となるため、

リフォームよりも

高額になるのが一般的です。

※費用については状況により逆転現象もあります。

 

家の解体費用も少し前と比較して

値上がりしています。

新築費用に加えてこの解体費用が

リフォーム・リノベーションよりも

多く必要になってきます。

※アスベスト調査や産業廃棄物処分場への費用を含む

 

建て替えは、

解体作業から始まり、

設計・申請・施工・検査までの

プロセスが、

リフォーム・リノベーションに比べて

長くなり、

早くて半年から1年、

通常は1年~2年程度の期間がかかります。

※建物の構造や立地条件によっては3~4年

 

その間の仮住まいの

家賃が発生したり、

現在の住まいから仮住まい、

仮住まいから新居へと

2回分の引っ越し費用も必要です。

※大規模なリノベーションの場合も同様

 

マンスリー賃貸以外は

半年~1年程度の短期間の契約に

対応していない場合も多く、

仮住まい探しが難航するか、

通常よりも高い価格で仮住まいする事もあります。


法律上の制約

建築基準法や都市計画法の

規制が細かく適用されるため、

場合によっては

以前と同じ規模や配置で

建物を建てられないことがあります。

 

特に、

容積率や建ぺい率、

接道義務などの規制により、

以前よりも小さな建物しか

建てられなかったり、

最悪の場合は

建て替え自体が

不可能な場合もあります。

 

建物が老朽化して、

建物基礎や地盤から

耐震性や安全性に不安がある方。

ライフスタイルの変化などに伴い、

大幅な間取りの変更が必要な方。

建物の建っている土地に問題があり、

根本的な改善が必要な方。

家族構成が変化して、

多世帯住宅を検討されている方に関しては

建て替えのほうが良いかと思います。

 

築年数によるリフォームと建て替えの選び方

リフォームか建て替えかを判断する際、

特に重要なのが

築年数と耐震基準です。

 

築30年の場合

築30年以下の建物は

キチンと設計されていれば

建物の構造部分も

しっかりしている事が多いため、

構造的な問題がない場合は

リフォーム・リノベーションを

選択することが良いかと思います。

 

屋根や外壁、

雨樋など外回りの修繕も

併せて行うことが、

建物の寿命を伸ばす上で

有効的です。

 

また断熱性能に

不安がある場合は

断熱リフォームも

効果的だと考えられます。

 

リノベーションでも対応が難しい

状態の場合は、

建て替えを検討することも必要です。

 

築40年以上の建物は、

1981年以前の「旧耐震基準」で

建てられていることが多いため、

耐震性が不十分で

大地震における倒壊リスクが

高くなります。

 

また、

建物の老朽化も

だいぶ進んでいる可能性が

高い時期となるため、

よほどしっかりと

定期的にメンテナンスされた

住宅でない場合は、

大規模なリノベーションや

建て替えを

検討することが合理的です。

 

内容としては耐震リフォーム、

断熱リフォームに加えて

外回りの修繕や水回り設備の刷新も

欠かせないため、

ほぼ新築並みの費用を

考えた方が良いかと思います。

また2025年4月からの

法改正により手続きも変わりますから

早めの準備で

情報を正確に把握しておかないと

引っ越し時期や予算に関して

難しい判断をしないといけない事に

なるかもしれません。

 

既存の建物の新築時が

子育ての最中だった方の場合は

家族構成やライフスタイルも

大きく変化している事も

重なる時期になるため、

大幅な間取り変更が

必要な場合は

迷わず建て替えを

検討されることも大事かと思います。


築50年の場合

築50年以上経過している建物は、

ほとんどが旧耐震基準で

建てられているため、

過去に大規模なリフォームが

行われている場合や、

建物に歴史的な価値や

愛着がある場合を除いて、

建て替えを視野に入れる方が

よいかもしれません。

 

リフォーム・リノベーションを

行う場合は

維持管理やメンテナンス費用も

考慮しながら

慎重に検討されることを

おすすめいたします。

 

リフォームと建て替えの判断基準、

築年数に応じた考え方、

リフォームか建て替えかでお悩みの際は、

まずは「現状の建物の状態」を

把握する事が重要です。

 

自分たちの暮らしのイメージと

過ごし方に対して

どのような計画がよいのか?。

 

考える為の判断材料の

整理整頓は大切です。

 

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面影を残しつつ新しく暮らしの環境をデザインする古民家リノベーション・リフォームから生まれる暮らしの味わいを心地よく、住む場所の価値と質を向上する家造り。

2024年08月11日 | リフォーム・リノベーション

面影を残す

リノベーションでの味わい。

リフォームやリノベーションの

価値基準にもよりますが

構造となる骨組みの柱や梁、

基礎などの構造部分を

できる限り生かしながら

耐震上の安全性を補いながら、

床下や天井や

壁体内の断熱性能と気密を高め、

内部は驚くほど

新たな姿に生まれ変わる事。

ご家族代々住み継がれてきた

古い家の面影を残すのも

また良いものだと思います。

 

特に古き良き和室に必ずあった

欄間や障子は、

今や同じものを買い求めることが

難しかった

新たに作ろうとすると

大変に高額になったりと、

とても貴重な存在です。

 

また、

経年変化によって生まれた

飴色の色彩も独特の風情があります。

 

新たな家となる空間にも

リフォームやリノベーションだからこそ

生まれる味わいを

考えてみることも暮らしの価値向上に。

深い味わいと

心地よい古民家空間を

暮らしの味わいに。

 

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建築確認・検査・審査省略制度の対象範囲が変わります、リノベーションやリフォームでも詳細な打ち合わせと工事中の変更の有無によって住まい手さんの入居時期との関係性も。

2024年02月08日 | リフォーム・リノベーション

リフォームやリノベーションの事、

建築基準法等、

法律に基づいて考慮していて

手続き不要だった内容にも

来年の4月から建築基準法が改正され、

今までやっていた

リノベーションが

手続き不要ではなくなる

ケースもあります。

 

建築の設計実務者界隈では

話題になっていますが、

実際にリノベーションを検討している

エンドユーザーさん(住まい手さん)にとっては、

全然知らない情報かもしれません。

 

工事業者さん、

リフォーム業者さんも

知らないケースもありますね。

 

勿論、構造やリフォームする内容

地域によって以前からも

手続きは必要でしたが

以前手続き不要だった

工事内容でのリフォームも、

2025年度からは

詳細を検討して

確認申請が必要になります。

 

まずは状況整理が先決です。

 

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リノベーション、大体どれくらいのお値段で出来ますかというご相談も寄せられます、いつも営業トークではなくて本音でお話しをさせていただいています。

2023年11月23日 | リフォーム・リノベーション

 

リノベーション(リフォーム)って、

だいたいどれくらいのお値段でできますか?

というご相談もよく寄せられます。

※リノベーション案件での解体現場・解体工事で再度精密に現場を調査する事は重要

 

※床下調査をした際に不審だった部分も解体して調査して、このような状態を改善します(新しく基礎をつくる)

 

※リノベーション工事で基礎補強と土台補強・構造補強を含めたリフォーム

 

実際に僕のアトリエにも

新築に限らず、

リフォーム・リノベーションでの

ご相談に来られる方々も

多くいらっしゃいます。

 

※解体工事・解体調査前の和室の状態

 

※家全体のリノベーション計画なので細部まで解体時に調整と調査

 

※和室部分全体のリノベーションの完成状況・家全体のデザインと性能共に改善

 

様々な事情から

「リフォーム・リノベーション」を

皆さん検討されています。

※玄関ホール部分の解体工事・調査前の状態

 

※解体調査後の補強工事・柱や梁・筋交いといった骨組みの補強中の様子

 

※玄関・ホールのリフォーム・リノベーション後(和室の障子建具はクリーニングと障子の張り替えで古い味を残すプラン)

※玄関・ホールのリフォーム・リノベーション後(和室の障子建具はクリーニングと障子の張り替えで古い味を残すプラン)

 

暑さや寒さに関して改善を考えておられたり

設備機器類、キッチンやトイレ、洗面、

バスルームなどの老朽化、

建物の安全や構造の不安、

そもそも家族構成が変わり

住み方が変化している、

使い勝手が悪く感じるようになった等、

そのライフスタイルの変化や

建て物の経年経過・・・・・etc。

※建物外壁・外周部も補強のため解体して構造補強を施す工事・外観の仕上げも一新

 

実際に「したいこと」と

「するべきこと」によって

金額は幅広く変わるという事。

 

※既存DK+廊下+廊下奥のトイレ・浴室・階段等の位置を変えて間取りを一新する計画で現場調査と補強計画

 

※解体後の耐震補強工事+断熱材等の入れ替えで温熱環境・省エネ・リフォームも同時展開

 

※階段の向きも変更しリビング階段に取り込み、閉鎖的なDK+廊下・水まわりの構造補強を施し開放的なLDK空間にリノベーション

 

※階段の向きも変更しリビング階段に取り込み、閉鎖的なDK+廊下・水まわりの構造補強を施し開放的なLDK空間にリノベーション

 

ひとくちにリノベーション(リフォーム)

といっても、

どこからどこまでするか?

それによって金額は大きく変わります。

 

例えば、仮にトイレのリフォームを例にとっても

便器だけの設備的な交換

最近は節水型も多いので排水経路も

リフォームする

床や壁も含めて空間を一新。

断熱や遮熱を考えて

窓も入替またはリフォーム用窓の増設

逆に壁を増やして

耐震というように、

希望内容や行うべき工事内容が異なれば、

単純に「トイレ」といっても

金額も10万円台〜100万円台までと

値段も大きく変わってくるので、

一概に言えません。

※トイレスペースのリノベーション・配管ルートからも位置変更

 

僕の経験談からいえば、

節水型のトイレに入れ替える場合、

排水状態の確認や

排水パイプのルートや傾斜の確認、

見直しは「マスト」です。

 

節水ですから・・・・・。

節水型の便器内では流れても

排水ルートで流れずに

「場合によっては」という事もありますから。

 

節水は良い事ですが

トイレの使用時も

便器掃除の際も

流す回数は逆に増える事もありますよ。

余談ですが、

実際に節水型トイレを使用したり

トイレ掃除をすると

よくわかると思います・・・・・。

 

少し話しはそれましたが、

話をもとも戻すと、

同じ間取りであっても使う

「材料・素材・建材・設備・仕上げ」で

価格は変わります。

車のグレード等とよく似ています。

同じ車種でもその車種のグレードによって

価格も性能も車内の仕上げも

異なりますよね。

 

家全体のリフォーム予算によって

見た目はキレイな家に「新築そっくり」に

という場合もあれば、

本来の「リフォーム」や「リノベーション」を

行おうとする「手段」と「目的」を考えて

現在の内装や外装を解体をして

断熱や耐震などの性能もアップしたい

となれば、使う材料や設備、

窓の入れ替え箇所などによって

考え方も価格も・・・・工事期間も

変わるという事です。

 

いずれにしても、

見た目だけの

リノベーション(リフォーム)を行うのは、

後々余計に

費用がかかってしまうケースが多いです。

 

せっかく「リノベーション」や

「リフォーム」の

機会があり

改善を行うのですから、

しっかり今の状態を見据えて

「今」と「この先」を見越して

リノベーション(リフォーム)することを

おすすめします。

 

そのためには、

契約の為ではなくて

正直に内容について話し、

親身になって相談にのってくれる

不動産会社だったり

工事を行う事の出来る

適正な工務店を見つけることが大事です。

 

皆さんの仕事と同じように

不動産会社や工務店にも

得意・不得意がありますから。

 

正直でありつつ、

価格だけにとらわれずに、

しっかり現地を見たうえで

内容を説明してくれるような

価値観の共有も出来て

営業トークではなく「本当の事」を

話してくれる

「よい店」「よい会社」を見極めて、

後悔のないリノベーション(リフォーム)を

してください。

 

皆・・・「話すことが異なる」ので

判断を迷うとは思いますが

「結婚の決め手」のような状態を

想像すると

分かりやすいかもしれません。

 

ご相談・ご質問・ご依頼は

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最近ご相談の多い内容で 「空き家活用」について お問い合わせを受ける事もあります。リフォームやリノベーション・古民家活用でセカンドステージや週末住宅、遊び場計画も一つの価値観です。

2023年10月09日 | リフォーム・リノベーション

最近ご相談の多い内容で

「空き家活用」について

お問い合わせを受ける事もあります。

 

先々週も、古民家を活用しての

自分たちにとっての

休日の「遊び場」を

つくりたいというご相談案件が

入っていたり

事業活用したいとの

ご相談をいただいたり。

 

※古民家リノベーション・リフォームで生まれ変わった空間

 

そういう事もあり、

空き家の活用に

お困りの方へ・・・・・。

 

※古民家リノベーション・リフォームで生まれ変わった空間

 

大切にしてきた

実家や住まいもそうですが

空き家を活用したいけど

どうしたらいいか分からない。

 

そんなご相談が

徐々に増えつつあります。

 

※古民家リノベーション・リフォームで生まれ変わった空間

 

古民家活用もそうなのですが

日本の心地良い美がある空間を

テーマとして、

手間をかけた手仕事や

地域の美しさを

継承することも

大切に考えています。

 

先代からの思いを受け継ぎ、

空き家に再び生命を吹き込み

地域の魅力を活性化

する事も丁寧に提案しています。

 

用途は宿泊施設や

ギャラリー

週末住宅なども含め

飲食店や地域交流の場としてもそうですが

最近は「遊び場」としても

ご相談をいただくケースもあります。

 

勿論例えばですが「商店」や「事業活用」も

一つの考え方ですし

週末にのんびりする「セカンドハウス」や

「趣味を満喫する別宅」も

空き屋利用の価値観の一つです。

 

空き家を再活用したい

というご希望をお持ちの方は

お気軽にご相談ください。

 

古民家を中心に

中古住宅の再活用も

拠点活用の手法になります。

 

自然が豊かな場所も魅力だと思います。

対応地域

奈良市/生駒市/大和郡山市/天理市/宇陀市/桜井市/橿原市/大和高田市/香芝市/葛城市/御所市/五條市
生駒郡[平群町/斑鳩町/三郷町/安堵町] 北葛城郡[王寺町/河合町/上牧町/広陵町] 磯城群[川西町/三宅町/田原本町]
山辺郡[山添村] 高市郡[明日香村/高取町] 宇陀郡[曽爾村/御杖村] 吉野郡[大淀町/下市町/吉野町/川上村]

※奈良県外の場合もご相談ください。大阪・三重・京都・和歌山など、奈良県近郊も実績があります。
大阪府[枚方市/池田市/門真市/箕面市/松原市/堺市/八尾市/羽曳野市/富田林市/河内長野市/太子町/河南町/千早赤坂村/和泉市]
三重県[名張市/伊賀市]
京都府[精華町/木津川市]
和歌山県[橋本市/かつらぎ町/紀の川市/岩出市/新宮市/熊野市]
兵庫県[神戸市/西宮市/芦屋市/尼崎市]

 

 

空き家や古民家をご活用したい方は、

HPのお問合わせまたは、

DMにてご連絡ください。

 

いただいた情報には、

順次ご連絡をさせていただきます。

 

「和の心地良い美がある暮らし」をテーマに

フルリノベーション設計の提案。

 

ご提案するプランは

和の暮らしに長く親しまれてきた

素材や知恵を

大切にしています。

 

丹念な設計と

職人による手仕事により、

お客様や利用者様が

日々の生活の中で

特別な時間を味わい

暮らす事で

栄養を補えることができるような

空間設計を基本に。

 

新築、建替え、リフォーム
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暮らしを豊かに環境を上質に変化させるリノベーション・リフォームに大切な性能の向上とデザインの向上という両輪の考え方、どちらも大切な意味を持っています。

2023年09月24日 | リフォーム・リノベーション

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※住まわれていた家屋をリノベーション・既存建物一部解体リノベーション

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※和室2間+縁側(広縁)を取り込みLDKとして庭も改修工事を施したリノベーション事例(性能向上も含むリノベ)

 

家造りの選択肢に新築や建て替えは勿論ですが

実家リフォームや中古住宅リフォーム

また・・・現在、

住んでいらっしゃる住まいの

リフォームやリノベーション等の選択肢があります。

※中古住宅購入時のDK+廊下・水回り周辺

 

※リノベーション解体中

 

※リノベーション完成後のLDK(元DK+廊下+水回り)

 

リノベーションやリフォームを行うならば

出来る限り暮らしやすい状態を

つくりたいと思いますよね。

 

しかし、デザイン性を重視しすぎると、

暮らしに対する良い環境、

快適な生活が送れなくなることもあります。

 

なので、デザイン性を重視しながら

リノベーション・リフォームを行う上で

気を付けたい点について少し。

 

まずはリノベーションや

リフォームの魅力についてご紹介します。

 

誰しもこんな家に住みたい

といった理想を

持っていることだと思います。

 

リノベーションでは、

新築のそれと同様に

空間全体のデザインはもちろん、

壁紙や水道の蛇口の形一つまで、

こだわりたいところを

全てデザインできます。

 

リノベーションでは

このような細部までこだわれるため、

理想的な家をカタチに出来ると思います。

 

コストを抑えられる

リノベーションは

中古物件を購入して、

理想の住まいを実現していくため、

新築を購入するよりも

費用を抑えられるケースも多くあります。

 

理想的の住まいを

実現しやすくなるうえに

コストを抑えられることは

大きな魅力だといえます。

 

ですが、

理想的なデザイン重視の

リノベーションで

気を付けたい点が存在します。

 

それは「機能性」を同時に考えた

デザインを施さないと

生活動線が不便になったり、

構造部分に手が回らなくなったり、

素材の特徴を

生かせなかったりしてしまいます。

 

特に、構造部分や設備の劣化や

洗濯を後回しにしてしまうと、

水漏れが生じることや

断熱性が不十分な家に

なってしまうこともあるため

注意が必要です。

 

デザイン性ももちろん重要ですが、

機能性を考慮しなければ、

どれだけデザインが良く

素敵な家であっても、

それぞれの価値観にとって

快適には暮らせませんから。

 

リノベーションする際には、

間取りの機能性や構造部分、

素材の特徴を考慮して、

機能性にも優れた家の目標を定める事が重要。

 

そして開放的な場所ばかり求めすぎると

本来必要な収納スペースが

足りないという事態にもなります。

 

空間デザインを優先する際に、

収納スペースを削ってしまうと

物があふれる家になってしまう

可能性がありますから。

 

希望の間取りや設備を取り入れるために、

収納スペースは

後回しになってしまいやすいですが、

生活の快適さや

普段いる場所に

どのような空間を広げるべきか?

家のきれいさを維持するためにも、

収納スペースは

自分たちにとっての最適解で

確保するように。

 

リノベーションを行う際は、

デザイン性も重要なのは勿論ですが、

住まい手である自分達が

快適に生活するために

価値観に応じた

機能性や収納スペースの確保が必要です。

 

憧れも大切なのですが

そういった日常にある「使い方」を

家造りの際には見直しながら

打ち合わせをするように。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問合わせフォームから専用メールにて

気軽のご連絡ください。
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家造りにも様々な選択肢とアプローチが存在します、例えば中古住宅を選択肢に物件探しをする場合の事、建築家目線だからわかる事もあります、理想的な暮らしを考える中古住宅。

2023年08月26日 | リフォーム・リノベーション

※リノベーション工事前・中古住宅購入時の外観

※リノベーション後外観

最近「問い合わせ」にて

中古物件のご相談が増えましたので

このブログ「blog」でも

そのことについて触れたいと思います。

 

中古の家は、

沢山あり様々な検討要素もありますから

探すのが難しいかと思います。

 

新築の注文住宅とは購入までの流れが異なります。

〇希望条件を決める

〇購入予算を決める

〇物件の情報を収集する。

〇内覧する申し込みをする。

〇ローンの事前審査を受ける。

〇売買契約をするローンを契約する。

〇残金の決済し引き渡しを受ける。

というのが簡単な流れです。

 

まずは、条件を決める事。

家族構成や通勤・通学の距離などのほかにも、

将来を見越して考えることが大切です。

エリア、物件タイプ、間取り、

価格、資金計画のバランスをとることが重要です。

絶対に譲れない条件と

妥協点を意識して、

予算の範囲内で叶う希望を

リストアップするように。

 

購入予算を決める事。

即金の場合もあるでしょうし

住宅ローンを

利用する事も有ると思います。

 

即金の場合は

その後中古住宅の購入後に必要になる

家具や生活のための準備

手を加えたい範囲を考えておく範囲も

十分に検討が必要です。

 

住宅ローンを利用する場合は

毎月の返済が無理なくできる金額を

設定する必要があります。

 

中古物件の購入は、

住宅ローンの融資額が低いことが一般的です。

物件の情報を収集する実際に、

リストアップした条件をもとに

物件を探し始めます。

探す方法は、以下の手段が一般的です。

〇インターネット検索

〇不動産会社

〇新聞広告

〇情報誌

〇知人の紹介等。

まずは、インターネットの物件情報で

相場感を知ることから

始めるのが良いかと思います。

 

いきなり不動産会社に行くのは、

おすすめしません。

相場観がない状態で不動産会社に行くと、

物件の価値がわからないため

判断の良し悪しがつかないためです。

 

情報収集する際の、インターネットと

不動産会社のメリット・デメリットは

以下のとおりです。

 

〇インターネットの場合でのメリット

時間と場所を選ばない

利便性・膨大な情報量 

〇インターネットの場合でのデメリット

未公開の情報に対応できない

情報にタイムラグがある

 

〇不動産会社窓口の場合でのメリット

希望に沿った情報が得られやすい

情報の鮮度がよい

 

〇デメリット

複数の店舗に行くのが大変

比較的契約を急かされる

 

ほかにも色々とあるのですが

ひと先ずはそれ位のところで。

担当者への質問が具体的になり、

より条件のよい物件に出会える確率も

高くなります。

 

建物を実際に見学(内覧)をすると、

ネットや紙媒体ではわからなかった

詳細を見ることが出来ます。

 

ただし・・・実際に内覧すると、

見えることに集中してしまい

大事なことを見落としがちです。

 

事前にメモしておくことをお勧めします。

 

具体的なチェックポイントは、

建物のみに限ると

以下のとおりです。

 

窓の位置・間取り・内装・水回り・床の歪み

基礎や外壁

気になることは、

同行する担当者に質問した方が良いです。

担当者の対応を見れば、

仲介業者の質がわかります。

 

購入したい物件が見つかったら、

売主に買う意思を伝える「申し込み」を行います。

正式な契約ではありません。

申し込みは、

物件を購入する優先順位を示すものです。

 

購入する意思を明確にするため、

金額や条件をはっきりさせ

口頭ではなく書面で行います。

最初に申し込んだ人が、

その物件の購入を優先されます。

仲介業者によっては、

申込金が必要になる場合があります。

 

次に ローンの事前審査を受ける。

物件の購入に

住宅ローンを組む場合は、

事前に金融機関の

審査を受ける必要があります。

 

購入時に審査がとおらないと、

お金を用意できないため

事前に行います。

 

審査対象は以下のとおりです。

 

信用情報・返済能力・物件の価値・収入

勤続年数・健康状態など。

 

事前審査と本審査を通過すると、

融資が受けられるので

売買契約が結ぶことになります。

住宅ローンの選び方については、

各金融機関により資料が異なるので

窓口となってくれる不動産会社に

問い合わせする事がよいです。

 

色々な状況を加味して

複数の中から選択肢を出してくれると思います。

 

実際に購入する際に重要なのが

売買契約となります。

 

住宅ローンの事前審査を無事に通過したら、

購入前の重要事項説明を受けることになります

 

即金の場合も同じく

購入前には事前の説明として

重要事項説明という時間があります。

仲介業者は、

購入物件の契約前に

重要事項を宅地建物取引士が説明する義務があります。

物件そのものの説明や法律的内容についてです。

引越しが多い1〜3月は金融機関の繁忙期で、

審査に時間がかかるので

注意したほうが良いです。

 

引き渡しに立ち会う人は

売主

買主

仲介業者

融資を受ける金融機関の担当者

司法書士となります。

 

同席した司法書士が、

登記に必要な書類を作成します。

 

プロに相談すれば、

より詳しい中古物件購入の流れを

教えてもらえます。

中古住宅を買うまでの流れだけでなく、

住宅ローンや返済シミュレーションも

一緒に行ってもらえます。

 

少し見方を変えて

中古の家を買う前に確認すべき事柄。

中古住宅は、

物件価格が新築より安く、

選択肢が多いのが魅力です。

 

しかし、物件選びを間違えると

設備の老朽化や修繕で

多額の費用がかかります。

庭などについても同じです。

買ってから後悔しないために、

しっかりチェックしておくように。

 

例えばですが

物件が売られた理由や

耐震基準、住宅周辺の環境について、

建築基準法による状況等。

 

転勤や家族構成の変化、

一般的な老朽化によるものであれば

問題ありません。

 

売却理由が、

以下のような場合であれば

注意が必要です。

 

事件・事故ご近所トラブル

住宅・地盤などの欠陥・・・・・。

不動産仲介業者に聞くと、

教えてくれるはずです。

 

売られた住宅に住む人が、

心理的に不安や不快を感じる理由は、

法律で告知する義務があるので

積極的に確認すべきです。

 

耐震基準耐震基準は、

地震が起きたとき

住宅が損傷しにくい耐震性を示した基準です。

1981年に改正され、

新耐震基準の家は

震度6〜7の地震でも出来る限り

安全性を確保できるようなつくりになっています。

 

大きな地震を経験するたびに、

基準が厳しくなっていくんです。

基準に満たないときは、

住宅の基礎や壁・柱などの補強工事を実施して

クリアするケースもあります。

 

住宅周辺住むうえで、

生活環境は重要な要素です。

 

住宅を購入すれば、

周辺の環境が悪くても

住み続けなければなりません。

購入する前に、

物件の周辺をチェックを済ますように。

生活時間帯・治安・駅や学校へのアクセス

日用品の買い物場所・緊急時の避難場所

公共建物や施設・病院や診療所

悪臭や騒音

人によってはお墓や高圧線・焼却炉などの有無。

救急車や消防車両が入れるのか?

最近ではファザードマップも簡単に閲覧できるので

それらも参考に。

 

時間帯を変えて複数回行くと、

違った状況を確認できます。

天気の状態、平日や週末によっても

現地の状態も変わりますから。

 

建築基準法の事など。

中古物件の中には、

売主がリフォームや増築した物件があります。

費用が抑えられるからといって、

リフォーム済みの物件を

契約する際には注意が必要です。

 

違法建築だと、

場合によっては

融資が受けられないこともあります。

 

建築物には、

敷地面積に対する床や建物の面積

高さなどが建築基準法で決められています。

仲介業者に、

建築確認の有無や検査済証があるか、

何か対策はあるのかを必ず確認するように。

 

中古の家を買うときの注意点で

中古物件は理想の家が安く買える反面、

トラブルが多いのも事実です。

 

中古物件を買うときの注意点をもう少し・・・・・。

購入予算の注意点。

内覧時の注意点

売買契約に関する注意点。

購入予算の注意点中古物件は、

新築よりも安くマイホームが買えるため

予算を低く設定しがちです。

諸費用も考慮して予算を決めることが重要です。

 

住宅の購入には、

家の価格以外にも

不動産登記費用や仲介手数料などの諸費用や、

忘れがちな引越し代などがあります。

 

建物や設備が古く、

リフォームや買い替えなどがあると

費用が増えます。

 

元々リフォームや

リノベーションを見込んでいる場合でも

中古物件は新築よりも諸費用が多くかかります。

予算を超えてしまわないように、

物件以外の費用を算出しておくように。

 

 

良い意味で理解が深まれば、

物件探しの質が上がり理想の

マイホームを手に入れる事が出来るようになります。

※中古住宅購入時の玄関ホール

 

※リノベーションを施した玄関ホール+間取り・各部屋への動線整理

 

※中古住宅購入時のDKの状態

 

※現場解体リノベーション工事の最中

 

※DKをリノベーション後のLDK・構造補強を行い間取りを拡張

 

じっくりと予習して

適切な窓口を選択してみてください。

※中古住宅購入時の和室8畳+縁側

 

※リノベーションを施した和室8畳+縁側

 

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もとある暮らしの空間を残しつつ新しい暮らしの選択肢としてリノベーションの設計デザインで環境を整えて暮らしと時間の豊かを手に入れるように。

2023年08月01日 | リフォーム・リノベーション

よく考えた住まいは暮しが楽しくなる。

マイホーム(注文住宅)の計画をする際に

色々と気になる事もあるかと思います。

 

リフォームやリノベーションのこと。

※一階全体でのリノベーション計画・こちらのエリアは元和室4間続きと縁側(広縁)部分を解体+補強

 

僕が考えるリフォームや

リノベーションとは

家に暮らしを合わせるのではなく、

暮らしに家を合わせる事。

※和室と縁側(広縁)を優雅なLD空間に・庭も風景としてリフォーム

 

程よく融合する距離感。

 

計画を練る際に

大切にしていることは

住まい手さんの「ライフスタイル」です。

※解体途中の様子・和室4間+縁側(広縁)+廊下+階段+LDK部分

 

「子供とどう関わっていくのか」

「家族で大切にしている時間は何か」

「5年後、10年後、どんなライフスタイルが理想か」

ということです。

 

暮らし方は千差万別です。

※和室部分の名残を活用して間接照明で欄間を間接照明に活用・壁の裏側は和室2間を旅館のように有効活用+階段をリビング階段とし延長距離のあるLDK空間へリフォーム

 

だからこそ、

しっかり想いを共有することが

大切だと考えています。

 

おしゃれな雰囲気だけど、

なんか暮らしにくいよね。

となってしまっては、

元も子もありませんから・・・・・。

 

家造りの際に僕は行う事は、

まず話を聴くところから始まります。

※キッチンから眺めるダイニングエリアとリビングエリアを緩く仕切るリビングアクセス階段(もともとは分断された階段室・廊下だった部分をLDKに取り込む間取りデザインに)

 

住まい手さんの

暮らしはどんなものなのか?。

将来的にどんな風に生活が変わっていくのか?。

現在何に困っているのか?

不自由な状態はあるのかないのか?

 

掘り下げて拡張して

ロジカルにもラテラルにも

聴き込んでいきます。

 

少し書いていただく「現状把握」のような

所謂「問診票」のような

「暮らしのアンケート」も

そういった意味で書いていただき

家族の中で共通点があるのかないのか?

考え方の差の有無など言葉からと文字から、

そして・・・・今まで住まい手さんが

家造りの計画し始めて

考えたり話したりしたことのない内容まで。

 

そうして見つけた

住まい手さんご家族にとっての

「暮らし」を空間というカタチにしていくのが、

住まいの設計というか

暮らしを設計する

建築家としての仕事です。

 

そして新築ではなくて

リフォームやリノベーションという選択肢。

 

自分の好みに合わせて洋服を選び、

好きな食べ物を食べているのに、

衣食住の「住」だけは

我慢して暮らしている。

 

そうはならないように・・・・・・。

 

今ある家を良さを引き継ぎながら

しっかりリノベーションしても

新築の注文住宅よりも

良い空間・家族に馴染む

空間になる事も

設計の創出による工夫や技術。

 

さらにリノベーションでは、

自分たちの暮らし方に合わせて、

自分たちのセンスを加えながら、

どんどん空間価値を

上げていくことが可能です。

 

無理をせず、

こだわりの住まいを実現する魅力です。

 

大切なのは全体の計画。

 

リフォームする事、

新築する事を目的として

考えるのか

それともリフォームや新築を

行った結果で

どのような暮らしや時間を

得ることが出来るか?

という事をイメージするように。

 

そうする事で自分らしい暮らしが実現します。

 

意味のある時間の最大値と適正化を

暮らしの中にデザインしてみませんか?

 

暮らしをもっと自分らしく。

 

◻︎住宅相談など各種お問い合わせは

ホームペ―ジ(WEB)問合わせより

受け付けております。

 

※すでにご予約が入っている日時がありますが

ご希望の日時がございましたら

ホームページ(WEB)問合わせ又は

インスタグラムのDMよりご連絡下さい。
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サロン・サードプレイスへのリノベーションプラン・現場での工事が進み補強工事もある程度終えたところ、設備・電気配線工事が進んだところで机上打ち合わせから現場での確認。

2023年05月05日 | リフォーム・リノベーション

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

サロン・サードプレイスデザインリノベーションの現場。

 

※補強工事をある程度終えて電気設備関係の配線をほぼ終えた状態

 

美容室オーナー Mさま

設計監理 建築家 山口哲央

施工管理 株式会社 伊勢田工務店

 

※補強工事をある程度終えて電気設備関係の配線をほぼ終えた状態

 

既存建物の補強工事もある程度終えて

まだ仮設の状態の部分もありますが、

壁の中に隠れてしまう配線設備機器類、

スイッチやリモコン、

コンセント類の現場打合せを

美容師オーナーご夫婦立会っていただき

確認または考慮する時間。

 

※現場にて美容師のオーナーご夫婦を交えてスイッチ・コンセント類・設備系の現場確認

 

予め設計段階にて

机上での打ち合わせ済みですが

現地で詳細を再確認。

 

柱の右左や床からの高さ、

扉との関係を再確認していただく時間。

 

日常的に使用する間取りや家具と同じく

スイッチ・コンセント類は

家電や日頃使用する「移動ルート」等と

キチンとリンクしておくことが重要。

※リモコンとスイッチの壁への並びを再確認(スイッチ+コンセント用壁二ッチ)

 

家具のレイアウトや家電の使用する目的や場所

様々な情報を再確認しながら最終決定。

 

 

実際にその場のリアルな広さを認識することで

使い勝手の部分をご自身でも

再認識していただく時間。

 

DXが進んだとしても

こういったっ分はリアルという「アナログ」でしか

認識できない範囲もあります。

 

実際に体を動かし

自身の利用目的やサロンを利用する顧客の内容等。

 

一通り設備機器類の現場確認と

打ち合わせを終えた後は

次回・・・内装仕上げの再確認の為の準備を整えつつ

工事は順調に。

 

経過の違いは質の違いに反映されますよ。

 

カタチの結果を生み出す

クリエイティブな質は重要・・・・・。

 

新築も勿論そうなのですが

特にリノベーションは解体後の時間が大切。

 

日常的に「考える時間」は

設計の密度への変換作業

その密度を大切に。

 

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リノベーションの現場にて手壊しの丁寧な解体工事も徐々に終盤に、現状把握と立案、変更、精査を繰り返すリノベーション独特の工程を整えながら設計デザインの感度を落とし込むように。

2023年03月26日 | リフォーム・リノベーション

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※二階解体部分・一部既存を残しつつ段階的に解体作業中(一部補強工事・配線作業を同時進行)

 

リノベーションを進めている

会員制サロンデザイン設計の現場。

※二階解体部分・一部既存を残しつつ段階的に解体作業中(一部補強工事・配線作業を同時進行)

 

美容室オーナー Mさま

設計監理 建築家 山口哲央

施工管理 株式会社 伊勢田工務店

 

美容室オーナーさんが

二階の空きスペースにも多角経営拠点を・・・・・。

というところから

お問い合わせをいただいたリノベーションデザイン案件。

 

昨年梅雨明けの

初期面談から「リノベ」の特徴と

ある程度予測される「事態」も含み

ご相談段階から順次、

プラン・設計・工務店選定・実施へと「調整」を

させていただいていましたが

この段階では絶えず変動が発生するところ。

 

そして解体作業は機械ではなく

リノベーション独特の

丁寧な解体には

実際に作業を行う大工さんも参加して行い

部位ごとの検証を行いながらですので

よくあるテレビ等での「パフォーマンス的解体」ではない旨・・・・・。

 

実際にはものすごく「地味」で「丁寧」な解体です。

 

※二階解体部分・一部既存を残しつつ段階的に解体作業中(一部補強工事・配線作業を同時進行)

 

まだ途中経過ではありますけど

美容室オーナーである

クライアントにも現場を

解体中の室内は危険なので

少し離れた位置から全体をご覧いただき

進捗とイメージを・・・・・・。

 

※解体工事・一部補強中は危険なので外階段の部分から内部をご覧いただく(美容師さんご夫婦)

 

ちなみに、やはり「びっくり」されていました。

普段から壁で覆われた中を

見る事もありませんし

傷み具合と骨組みの現状・・・・・・。

 

まだ段階的に解体する部分は残っているのですが

一部「補強」も既に始めています。

 

そのうえで、解体中の様子を現地で

リアルでご覧いただいたうえでの「説明」と「補足」

そして「方針」の範囲を色々と。

 

2階の床は全部剥がしますよ、

そして床下の補強と防音対策をしつつ

新たな床を構築します。

 

最初から「すべて」ではなくて

段階的の意味も、

こういう「状況」が見えることで

重要なことの意味が分かりやすくなります。

 

特に「なんちゃってリフォーム」や「リノベーション」ではなくて

僕たちが行う「リノベーション」の根底の部分を

机上で説明する以上に「こういう場」では

意味をもった「解決策」として、

そして間取り計画や設計デザイン時の

最初の段階で説明済みの「フローチャート」が

クライアントにとって「ヒント」になりますから。

 

※一階営業中の美容室天井部分関連作業の打ち合わせ中(工務店現場監督・現場代理人より関連作業を改めて説明中)

 

ある程度、二階での状況確認が済んでから、

二階工事部分と関連する一階の美容室に降りて

2階の床下部分1階の天井部分、

干渉する範囲等も予めの想定部分と

現実的部分とを精査しながら

予測の範囲内で「実施方法の構築」を

施工を依頼している工務店からも

現場監督(現場代理人)の意見を吸い上げて

精査し整理整頓の途中・・・・・。

 

現場には様々な「答え」が存在しています。

机上からリアルに移行することで

調整すべき「内容」も変わります。

 

考える業務の質が仕上がりを

良い意味で激変させますから。

 

カタチの結果を生み出す

クリエイティブな質は重要・・・・・。

 

考える密度と質は

空間の質と結果に比例します。

新築も勿論そうなのですが

特にリノベーションは解体後が

ある意味「スタート」・・・・・。

日常的に「考える時間」は設計の密度への変換作業

その密度を大切に。

 

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リノベーションの記憶を物語に、新築の場合も制作していますが、今回はリノベーション案件での写真集、デザイン設計のカタチと家づくりの過程を住まい手さんのストーリーと共に。

2023年02月08日 | リフォーム・リノベーション

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※完成した写真集(リノベーションの記憶)

 

※写真家による撮影(ポジション取りの様子)

※良い面影を残しつつリノベーションが完成した住まいの玄関・ホールの様子

 

※風情を残しながら新しい息吹をデザインした広縁空間

 

※良い意味で大胆な変貌を遂げた暮らしの空間

 

※程よい空間を感じさせるように階段をLDK内部へ取り込んだリノベーション

 

※つながっていた和室や廊下・縁側等を取り込み一体空間のLDKへデザインしながら構造耐震補強計画も実施

 

※昔の名残もよい意味で歴史をつなぐように和室の欄間をリビング側からも間接照明でモダンに残した空間

 

昨年リノベーション工事を終えて

暮らしの為の家具等の搬入が済んでから

竣工写真(完成写真)の撮影を終え

住まい手さんとも

どんな写真を使って「写真集」をつくるかを相談していた件、

僕の方でも工夫を凝らして

工事着工までの期間の

ご相談の様子や建材や

インテリアショールームでの打ち合わせ

実際、工事に着工してからの現場の様子や

ビフォー・アフターの比較を盛り込んで

ストーリーとなる写真集に・・・・・。

※制作した写真集の抜粋

 

※制作した写真集の抜粋

 

※制作した写真集の抜粋

 

※制作した写真集の抜粋

 

 

※制作した写真集の抜粋(ビフォー・アフターの様子)

 

 

思い出がよみがえりつつ

昔の住まいの面影、

新しい暮らしの空間が

どんな風に出来上がりつつあったのか?

 

人生の拠り所である住まいの「ストーリー」を

愉しみながら

暮らしていただけるように。

※写真集の最後のページ・今回はこんな一言を添えさせていただきました

 

理想だけではなくて

暮らしの現実と

家と全体を生活のスタイルを

デザインすることが住まいには大切。

 

それは新築でもリフォーム(リホーム)でも

リノベーション・イノベーションも同じこと・・・・・・。

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

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