奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

玄関設計の趣と過ごす意味を見出す暮らしやすいオーダーメイドの注文住宅を実現するための玄関レイアウト、収納力と暮らしの自由度を兼ね備えた玄関の利点と開放的な空間、方角別の日当たりと風通しの最適化。

2025年01月23日 | 家 住まい 間取り プラン

注文住宅を

建てることを検討し始めると、

間取りについて

様々な悩みを

抱えるようになります。

※ホテルライクなデザイナーズ住宅の設計デザイン提案事例(玄関・ホール・中庭に続く視線デザイン)

 

特に玄関は家の顔であり、

日頃からの家への出入りの際や

来客の第一印象を

大きく左右する重要な場所です。

 

後悔しないためにも、

玄関の間取りもしっかりと

計画を立て、

理想的に暮らす空間を

実現することが大切です。

 

注文住宅、

玄関間取りのポイントについて。

 

注文住宅の玄関の間取りは、

生活環境や

ライフスタイル、

収納性、おしゃれさ、

広さや開放感、

動線、方角など、

様々なポイントを

考慮して決める必要があります。

 

それぞれのポイントについて。

1:収納性 玄関は、靴や傘、

カバンなど、

様々なものを収納する事も

想定するべき場所です。

 

収納スペースが不足していたり

ライフスタイルに

そぐわない場合は、

玄関が散らかりやすく、

見た目の印象も

悪くなってしまいます。

 

限られた空間を

有効活用するためには、

生活スタイルや収納の計画との

親和性が重要です。

 

2:自分たちにとっての好き嫌い

玄関は家の顔であり、

来客時の第一印象や

日々の暮らしの中で

自分達(住む人)の

出勤や通学、

帰宅時に気持ちを

大きく左右する重要な場所です。

 

自分たちにとってスキが詰り

おしゃれな玄関は、

家の雰囲気をガラリと変え、

住む人にも良い影響を与えます。

 

3:広さや開放感

玄関は、

家の中に入ると

最初に目にする場所です。

 

比較的使い勝手の良がよく

移動時や作業時の動作に関して

支障がない広さのある玄関は、

家に帰ってきたときに

リラックス効果をもたらします。

 

4:動線

玄関は家の中と外を繋ぐ

重要な場所です。

スムーズに動くことが

できるように、

玄関からリビングやキッチン

自分の居場所への動線を

考慮することが大切です。

※動線とは人が移動するルートの事です

 

5:方角

玄関の方角は、

日当たりや風通し、

人の移動や環境にも、

様々な影響を与えます。

※家相に関して気になるケースは方位も重要

 

それぞれのメリットと

デメリットを理解した上で、

最適な方角を

選ぶことが重要です。

 

玄関はどこに配置すればいい?

玄関は家の顔であり、

家の印象を大きく左右します。

道路の向きや敷地の形状

隣地の状態や外的な要素も含めて

方角によって

メリット・デメリットがあるため、

それぞれの特性を理解した上で

最適な位置を決める

必要があります。

 

あくまで隣地の状態や

ロケーションを加味せずに

敷地(土地)の方位のみに関して考えると

1:南玄関 南玄関は、

日当たりが良く

明るい玄関を実現できます。

しかし、

南向きの部屋が

狭くなるという

デメリットもあります。

 

2:東玄関

東玄関は、

朝日が差し込み、

比較的明るい玄関になります。

しかし、

夏場は西日が入るため、

暑くなる可能性があります。

 

3:西玄関

西玄関は、

西日が入りやすく、

夕方に明るい玄関になります。

しかし、

夏場は暑くなる可能性があります。

 

4:北玄関

北玄関は、

日当たりはあまり良くありませんが、

風通しが良く、

落ち着いた雰囲気の

玄関になります。

 

注文住宅を考える際に

玄関を含む間取りは、

好き嫌いやライフスタイルを含めた

親和性を考慮して

収納性や、おしゃれさ、

広さや開放感、

動線、方角など、

様々なポイントを

考慮して

決める必要があります。

※他の部屋も同じです。

 

玄関の使い勝手や

暮らしの趣も考慮しながら

他の部屋の間取りとの

融合も視野に

暮らしと価値観に応じた

間取りとなるよう

玄関の位置関係にも

生活習慣の配慮を丁寧に。

 

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
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夫婦二人暮らしの理想を叶える中古住宅リフォームで実現するオープンプランLDKと快適性のあるリビング計画、リノベーションで変化する暮らしの環境を間取と生活環境から考える設計提案。

2025年01月17日 | 家 住まい 間取り プラン

夫婦二人暮らし。

中古住宅で

理想的なリビングを実現するためにも、

新築同様に

広さや間取り、

使い勝手を

考慮した計画が大切です。

※空間に余裕と家事動線のショートカットをつくる壁付けキッチンのLDK提案

 

2人のライフスタイルに合わせて、

快適で機能的な

リビング空間を・・・・・。 

1:オープンプランで開放感を確保

比較的小さなスペースであっても

部屋を一体化できるように

空間を兼ねるLDKスタイルは

夫婦二人暮らしにも

最適解となるケースが多いです。

 

リビングとダイニングを

一体化させた

オープンプランの間取り。

 

広々とした空間を確保することで、

開放感が生まれ、

日常生活が

より開放的になります。

 

中古住宅の場合、

元々の間取りが

壁で区切られていることが

多いですが、

リフォームで壁を取り払って

オープンプランにすることで、

スペースを有効活用できます。

 

勿論構造的な補強や

全体計画として

新築同様の考え方を

反映する事が重要です。

 

このような設計により、

料理をしながら

リビングでくつろぐことができ、

またゲストを招いた際にも

スムーズにコミュニケーションが

取れるようになります。

 

2:機能的な家具配置と多目的利用

夫婦二人の生活には、

より機能的で

多目的に使う事ができる

家具の配置が重要です。

 

例えば、

リビングに置くソファは、

収納機能付きのものを選ぶと、

余分な物を

スッキリと片付けることができます。

 

また、

リビングの隅に

デスクスペースを設けることで、

在宅勤務や

趣味の作業をする際には

比較的

便利な構成になります。

 

さらに、

折りたたみ式の

ダイニングテーブルや、

ベンチシートを活用することで、

スペースを効率的に使いつつ、

必要に応じて

収納や追加の座席を

確保できます。

 

中古住宅では、

考え方によって

既存のスペースを工夫して

多目的に使うことで、

新築同様に

限られた面積を

最大限に活用できる方法も

見つかります。

 

3:リラックス空間の確保

リビングは、

日常の疲れを癒すための

リラックス空間としても

重要です。

 

夫婦二人暮らしでは、

リビングの一部に

落ち着けるコーナーを

計画することをおすすめします。

 

例えば、

深く落ち着いて座る事の出来る

広めのチェアや、

読書灯を置いた

リーディングコーナーを

設けることで、

一体化した空間でありながらも

静かに読書を楽しんだり、

リラックスする時間を

持ったりすることができます。

 

また、

柔らかいカーペットや

クッションを使うことで、

くつろぎやすい空間を

意識する事もできます。

 

中古住宅の場合、

既存の間取りを活かしつつ、

カスタマイズや

アクセサリーで

リラックス空間を

つくりあげることも可能です。

 

4:照明とカラースキームで雰囲気を調整

最後に、

リビングの雰囲気を

調整するためには、

照明とカラースキーム(色彩計画)の

工夫が重要です。

 

暖色系の照明や、

調光機能付きの

ライト(照明器具)を取り入れることで、

ラックスできる

温かみのある空間を

演出できます。

 

また、

カラースキームには

黒、白、グレーなどの

ニュートラルカラーや

やわらかな表情を持つ

落ち着いたトーンを選ぶことで、

心地よい空間を

生み出す事ができます。

 

中古住宅の場合、

リフォームやペイント

壁紙の工夫などでも

手軽に雰囲気を変えることができるので、

ライフスタイルに合わせた

最適な空間をデザインできます。

 

夫婦二人暮らしのリビングでは、

前述のとおり

それぞれの価値観を尊重しつつ

スタイルを考える事は重要です。

 

中古住宅を選ぶ際には、

リフォームやカスタマイズを活用して、

理想的で現実的な暮らしを

実現できるように。

 

中古住宅や

リフォームのことで

気になることがございましたら、

ご相談ください。

 

暮らしの環境に

夫婦それぞれの価値観を。

 

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暮らしを豊かにする住まいづくり、家というカタチや間取りだけではなくて生活や暮らしの中身を丁寧に住まいの価値観に反映する設計事務所との家造りの提案、生活の環境を生み出すコミュニケーション。

2025年01月11日 | 家 住まい 間取り プラン

住まい造りを考えた際、

一般的に

依頼する建築家(建築士)

建築設計事務所を探す場合、

雑誌やSNS、

ホームページをご覧になって

好みのデザインを

手掛けているところへ

問い合わせるかと思います。

※家具も含めた暮らしの提案

しかし、

デザインの好き嫌いだけで

依頼を決めきってしまうことは

一先ず控える方が

良いと思います。

 

建築にはそれぞれの建物に

必要な要素があり、

住宅は特に

暮らしや生活の在り方を

反映する能力が必要です。

 

それの有無が

デザインと共に

とても大切な

選択基準となります。

 

その判断基準は、

話をしていく中で、

意見をしっかり理解し

プランに反映されているか、

プラスαの「必要な何か」を

提案してもらえるか、

真摯に向き合っているかが

分かりやすい基準に

なるのかなと思います。

 

また、

良いことばかり並べるのではなく、

その物事に対して

一般論だけではなくて

住まい手さんに応じた

メリット・デメリットを

しっかり伝えてくれるというのも

大切ですね。

 

多くの設計事務所は

設計と監理の意味を持った

業務をしています。

 

設計については

イメージし易いかと思います。

 

監理というのは

実際に現場が滞りなく進むよう、

作製した図面を基に

現場をチェックすることを指します。

※建築会社や工務店の行う現場管理とは異なります。

 

たとえ設計が素敵でも

監理がしっかりできないと、

違った空間となってしまったり、

生活や暮らしと家の関係性が

悪化してしまうこともあります。

 

ですので、

設計と同じように

監理も大切な業務となります。

 

ハウスメーカーや工務店では

自社内で担当者が

違うこと(設計部隊、現場部隊みたいに)、

効率化され快適な面もありますが、

各担当者によって

熱の違いや想いの差

というのが発生することも

たまにお聞きします。

 

設計と監理を

同一人物が行う環境だと

監理業務に関しても一貫性が出やすい

環境となります。

 

ただ、依頼先を決める

タイミングでは

建築家に

この監理能力があるかどうかは

現場が始まっていないので

非常に分かりにくいです。

 

ですので

打合せを行っていく中で、

コミュニケーションを

円滑にできるイメージが沸くか、

物事に対して

はっきり言うことができるか、

施工会社の選定方法や

資材の流通・コストに関する認識、

現場には

どのくらいの頻度で向かうか等を

感じ取ることが

大事となってきます。

 

また、設計事例を

見る際の注意点ですが、

あまり細かい部分に

こだわらないことです。

 

それぞれ個々の

施主(住まい手)の

暮らしの作法や要望、

解決策を反映して

設計は進んでいくので、

例えば木材の色や、

吊るされた照明など

施主か設計者か

どちらが決め切ったことか、

どのような打ち合わせの結果

その選択肢に

なったのかまでは

分かりませんよね。

 

なので、

設計事例の中から

共通して伝わってくる

イメージや考え方、

デザイン的に

まとまっているかなど

大枠として読み取ることが大切です。


設計者とは

所謂デザインする人と

思われがちですが、

建築の設計は

コミュニケーションの

仕事だと考えています。

 

そして、

人生の中にある

経験値とその周辺。

 

ひととなりの中に

ヒントがあると思います。

 

知っていると

出来るでは意味が違います。

 

車の運転や調理、

掃除に片付け、

洗濯やアイロン掛け、

色々な生活の日常の密度。

 

現在の暮らしでも

「あっ」と思う事はありませんか?。

 

人は基本的に

経験の中でしか

物事を判断できません。

 

家事や生活の事も含めて

「知恵袋」ではありませんが

「生活・暮らし」に関しての意識、

人生の経験値は

毎日の生活が少しでも簡潔に、

便利に・・・さらにその空間が

豊かであれば

よい意味で

人生を変えてしまう力があると

信じています。

 

人は環境に左右されて

生きていますから。

 

住まいの環境をどのように考えますか?。

 

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数年から数十年を意識して考える理想の暮らしへ、間取りや設計に取り掛かる前段階、家づくりを始める前に必ず話し合うべき大切なこと。

2025年01月06日 | 家 住まい 間取り プラン
家づくりを始める前に、
読んでいただきたい事をいろいろと。

家づくりの
第一歩は「家を建てること」
ではありません。

数年から数十年先まで見据えた
理想の暮らし方、
家族の在り方を
考えることが重要です。

家づくりの本質を大切に。

建築計画や
間取り作りの前に
「暮らし」を考えることで、
本当に必要な家が
見えてきます。 

家づくりは
何から始めたらいいのか?

信頼できるハウスメーカー、
工務店を探すること。
設計をゼロベースから
オーダーメイドで考える
設計事務所、
建築家を検索すること。

間取りを考えること。

土地を探すこと。

評判や人気、
口コミ、
ランキングを見ること。

おしゃれな実例を
眺めること。

注文住宅・新築一戸建て住宅の
資料請求や坪単価を
一括でたくさん集めること。

ハウスメーカーや
住宅展示場で
担当営業マンおすすめの
仕様について聞くこと。

その他、
家造りをした友人の話しを
鵜呑みにする事。

基本的に
家造りのスタートラインは
そのどれでもないと
考えています。

まずはご自身が、
ご夫婦が、
家族がこれからも
一緒に歩んでいく
数年間から数十年に渡って、
その時代時代にどう暮らし、
何をしていたいのか?。

自分にとって、
家族にとって
夫婦にとっての
スタンダートは何なのか、
親や子供と一緒に
二世帯住宅を建てるのか、
夫婦だけで暮らすのか。 

子供に残したいものは何か、
子供の将来で
どんな支援をしてあげたいか、
老後にも安心して
暮らすために
今からできることは何か?。

そういったことを
きちんと家族で
話すことから
始まると考えています。

「家づくり」は
家を建てることが
最終の目的ではありません。 

そこでどのような
暮らしをするのか、
「暮らし方」について
考えることが大切なんです。

そのお話を
キチンと聞かせていただいて、
情報や環境を考えること、
土地の特徴や
ロケーションを考えること
生活環境を精査する事
それらを整理整頓して、 
その考えであれば
最適な家、
暮らし方とは
何なのか・・・・・。

暮らしを考える
家造りを
キチンとプロとして
お話をさせていただくことが
始まりになります。 

きちんと考えて、
キチンと整理整頓して、
キチンと建てて、
きちんと暮らす。

暮しに関する充実の密度は
どのように考えるべきなのか?

人それぞれの暮らしの価値観について
キチンと考えた暮らしの時間を
イメージしてみませんか?

過ごし方から考える
住まい造りのご提案。

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住まいの新築計画で大切なゾーニングという過程、住まい手さんご家族と計画地となる土地の特徴の相談を進めながらロケーションや外観の見え方を意識しつつ選択肢のイメージも同時に。

2024年12月30日 | 家 住まい 間取り プラン

家造りをより良い方向に。

 

※住まいの新築計画で相談中のところ、今回はゾーニングも含んだ打ち合わせ

 

住まいの新築で

ご依頼をいただいている住まい手さん

ご家族との「間取り計画前」の

打合せをいろいろと。

 

今回の打ち合わせ後は

一旦間取りのイメージか

距離を取り

家具のイメージや

インテリアレイアウトの方向性、

住宅の設備機器類等

選択肢を吟味するのですが

その前に大事な「ゾーニング」の考え方と

暮らし方のイメージと

土地の特徴を活かす

間取り計画の基本を

相談中・・・・・。

 

 

家造りを始める際、

最初に意識するのは

「どんな家にするのか」

という課題です。

 

しかし、

その課題を現実的に

形にするためには

「ゾーニング」という

重要なプロセスがあります。

 

今回の打ち合わせは

そのゾーニングについて。

 

ゾーニングとは、

敷地の特徴や

暮らしの動線に基づいて

「家のエリア分け」を

計画することです。

 

これを適切に行うことで、

家族が過ごしやすく

快適に暮らすことの出来る

理想的な住まいを

実現できるようになります。

 

間取りの計画を

具体化する前に

大事な土地の特徴や

ロケーションを

最大限に活かした

ゾーニングの

考え方について・・・・・。

 

ゾーニングとは、

住宅をいくつかのエリアに分け、

それぞれのエリアに

どのような機能を

持たせるべきなのかを

決めるプロセスです。

 

一般的に

ゾーニングで考慮するエリアは

大きく分けて

次の3つです・・・・・。

 

パブリックエリア

(リビング、ダイニング、玄関など)

家族が集い、

来客を迎える「家の顔」

となる場所です。

 

敷地の中で

眺めが良い場所や

日当たりの良い場所に

配置するのが理想的です。

 

プライベートエリア

(寝室、子供部屋、書斎など)

家族が静かに

休むための空間、

趣味などに没頭する場所で

どちらかといえば

外からの視線や

騒音を遮ることが

求められます。

 

敷地の奥や

外部と隔てられた場所に

配置することで生活環境を

整える事が

出来るケースが多いです。

 

サービスエリア

(キッチン、浴室、収納スペースなど)

家事動線を考慮し、

効率よく機能するように

配置します。

 

キッチンとダイニング、

浴室と洗濯スペースを

近接させると比較的

移動や作業には便利です。

 

土地の特徴を活かす

ゾーニングのポイント・・・・・。

 

敷地の形状を活かす。

土地、敷地にも

狭小地、旗竿地、変形地など、

理想的な矩形も存在しますが

敷地にはさまざまな

形状があります。

 

それぞれの形状に適した

ゾーニングを行うことで、

無駄のない間取りが

生まれます。

 

例えば、

通路部分を多く持つような

旗竿地では、

玄関を竿部分に配置し、

家の中心付近を

プライベートエリアとする

ゾーニングで

静かな空間を確保できますし、

形の複雑な敷地の場合では、

クローバー動線のように

家の中心部分へ寄せた

近い位置に

サービスエリアを考えて

外側へ向かって

パブリックエリア、

その中間に

プライベートエリアという

外に向かって

展開するような

ゾーニングが有効です。

 

 ロケーション

(眺望・日当たり・風通し)を重視

土地のロケーションを

最大限に活かすことも重要です。

 

たとえば、

借景となるような

眺めの良い自然公園や

眺望が楽しめる土地では、

窓のと距離感を

計算しながら

部屋からの眺望が良い側に

部屋を配置する。

 

南向きの敷地では、

逆に隣地側の状況を

ゾーニングに取り入れないと

敷地と方位だけを

意識する事では

「隣地のサービスエリアの外部」を

眺めながら過ごす状態に

なってしまいますから

「庭」との関係性も

意識することが大事です。

 

環境音やプライバシーを

考慮する・・・・・。

大通りに面した敷地では、

音や外からの視線を

遮るために、

パブリックエリアを

敷地の中央や奥に配置し、

窓の位置を工夫します。

 

中庭を計画して

ゾーニングを

変形させるような計画も

有効です。

 

一方、

近隣住宅と接近している場合は、

窓の配置や

目隠しの設置を

検討する必要もあります。

 

暮らしの動線とゾーニング。

ゾーニングを考える際、

暮らしの動線を

意識することが不可欠です。

 

動線がスムーズであれば、

日々の生活が

格段に快適になります。

 

家事動線。

キッチン、洗濯機、

物干し場を出来る限り

一直線に配置することで、

家事の効率が

大幅にアップします。

 

家族の動線。

家族の自由な移動が可能で

リビングにも集まりやすく、

日頃から

頻繁な移動が可能な

動線を意識します。

 

リビングを中心に

寝室や浴室へのアクセスを

計画することも効果的です。

 

来客動線。

玄関から直接リビングに

アクセスできるゾーニング設計や、

トイレなどの衛生関連の位置を

来客にも配慮した場所に

設置することで、

来客時の快適さを

向上させます。

 

先ずはゾーニングを

吟味することで、

敷地の内容を読み解きながら

間取りの可能性を分割する前に

大まかな位置関係を

検討する時間・・・・・。

 

そこから暮らしのポイントを

整理していくことで

広がりのある暮らしを

楽しむ間取りに

近づくことができます。

 

ゾーニングは、

家造りの基盤とも言える

プロセスです。

 

土地の特徴や

ロケーションを

しっかりと読み解き、

家族の暮らし方に合わせた

エリア分けを計画することで、

過ごしやすい

住まいの空間が完成します。

 

様々な角度や位置関係を

検討するプロセスは

暮らしの意識を育む時間にもなります。

 

結果にたどり着くまでの

大切な時間の密度を

いまは検討し始めたところです。

 

家造りを考える際には、

家族のライフプランを

重要視しながら

土地のポテンシャルを

引き出しながら

快適な暮らしを

デザインする視点を

持つことが重要です。

 

この考え方が、

家造りの際には

最適解に近づく

最良の選択肢を

引き寄せますから。

 

暮らしの環境をつくりだす

ゾーニングのイメージを

まずは意識する時間。

 

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洗練された住まいを実現するリビングアクセス階段という選択肢、暮らしやすさと美しさを兼ね備えた間取りと空間の設計提案、機能性とデザイン性が融合した家の存在感を楽しむように。

2024年12月29日 | 家 住まい 間取り プラン

リビングアクセス階段で叶える

豊かで洗練された暮らし。

※和モダンなホテルライクを意識した吹抜けと融合したLDK空間提案イメージ事例

 

リビングアクセス階段がもたらす

暮らしの変化・・・・・。

 

家族がともに過ごす

時間や空間

そして個人も

プライベートを楽しむ

暮らしの空間。

 

様々な暮らしシーンが

大切にされる今、

住まいづくりにおいて

「間取り」が果たす役割は

ますます重要です。

 

その中でも、

リビングアクセス階段は

ただの動線設計に留まらず、

住空間を

様々な意味で

変化させる効能を持っています。

 

家族間のつながりを深め、

暮らしやすさと

上品なインテリア性を両立する

設計のアイデアは

暮しにどのような

効能をもたらすと思いますか?。

 

リビングアクセス階段が

生みだす間取りの効能。

 

自然と家族が

集まりやすくなる設計。

 

リビングを通じて

下階をつなぐ階段は、

家族同士が

自然に顔を合わせる機会を

増やす設計となります。

 

勿論家族によって

それぞれの

暮らしやすい距離感が

存在すると思います。

その距離を

キチンと設計に取り入れながら

子供も夫婦も

暮らしの時間の中で

成長して

それぞれの部屋を

使うようになっても、

リビングを中心に

人の流れと

交流の場が生まれ、

生活に家族の関係性を

調整するための

間合いを持つ仕組みが

作られます。

 

空間の一体感と開放感。

リビングアクセス階段は、

リビングを

物理的にも視覚的にも

広く見せる

効果があります。

 

吹き抜けや

大きな窓と組み合わせることで、

外からの光が豊かに取り込まれ、

家全体が「自然光」と関わり

窓から繋がる

開放的な空間に・・・。

 

階段をインテリアの

一部として考えることで、

空間そのものが

上質に見えるのも魅力です。

 

設計の自由度を活かした

デザイン性のある素材。

 

階段自体を

デザインの中心に

据えた設計では、

素材や形状にこだわることで、

住まいの印象が

変化します。

 

例えば、

木の温かみを感じさせる

ステップや、

スチール製の

スリムな手すりを

組み合わせることで、

モダンなテイストと

機能性を

両立させることが

可能となります。

 

暮らしやすさを

実現する間取りの工夫。

 

動線を考えた階段配置。

リビングアクセス階段の

魅力を最大限に

活かすには、

人の移動する通路となる

動線計画が重要です。

 

リビング、キッチン、

ダイニングを

自然に結ぶ

間取りにすることで、

生活の中で

無駄な移動が減り、

効率的な暮らしを

実現しやすくなります。

 

その中心に階段が

あることで

移動の際も

シンプルな動きが可能になります。

 

家族が気軽に使える

動線設計は、

生活の中で

家族のライフスタイルを

快適にサポートする

仕組みにもなります。

 

階段下の有効活用。

リビングアクセス階段を

箱型の空間で閉じる場合は

階段下を収納や

趣味のスペースとして

活用できます。

 

例えば、

階段下に本棚を設ければお

気に入りの書籍を

ディスプレイでき、

またワークスペースとして

使用すれば

仕事や勉強、

家事作業の場としても

活用が可能です。

 

限られた空間を

有効活用しながら、

機能的で

過ごしやすい空間を

生み出すことも出来ます。

 

光と風を生かした設計。

階段周りに設置した

窓や吹き抜けを通じて、

自然光を家中に取り込むことで、

空間全体が開放的で、

心地よい雰囲気に包まれます。

 

これにより、

階段がただの移動手段ではなく、

腰掛スペースにもなりますし

読書スペースにも

変化して

多様性のある階段は

家の中心となる存在感を持つ

デザインとなります。

 

洗練された

階段デザインの選び方。

 

素材の選択で家の印象を格上げ。

 

木材:温かみのある雰囲気を

演出して、

床材との統一感を図る。

 

スチールフレーム:モダンで

スタイリッシュな印象を

与える。

 

ガラスパネル:視覚的な

広がりを持たせ、

空間を軽やかに見せる。

 

照明で演出する

階段の美しさ・・・・・。

 

照明を階段に取り入れると、

夜間の安全性を高めつつ、

階段そのものを

優雅なインテリアとして

演出できます。

 

手すり部分や

ステップの上部や下部に

配置した

柔らかな光は、

空間全体を上品に彩ります。

 

家族が集いつつ、

プライベートな時間を

楽しみながら

暮らしが広がる

そんな住まいを考える際に

リビングアクセス階段は、

ただの移動手段としての

役割を超え、

多目的な役目を持ち

暮らしを深める空間、

そして家そのものを

デザインする重要な

要素となります。

 

適切な間取りの工夫と

素材選びによって、

暮らしやすさと

美しさを兼ね備えた

理想の住まいを

実現することができます。

 

これからの

住まいづくりを

検討されている皆様にも

ライフスタイルによっては、

リビングアクセス階段を

取り入れることで

間取りの効能と

暮らしの質が

飛躍的に

向上するかも知れません。

 

上質の意味をイメージしながら

暮らしの価値を高める

空間設計を

考えてみては

いかがでしょうか?。

 

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スキップフロアが生み出す快適な暮らしとオシャレな空間デザインの効能、空間の段差が暮らしを変えるスキップフロアで叶える理想の暮らし、注文住宅だ差から可能になる段差を活かしたホテルライクな空間デザイン。

2024年12月18日 | 家 住まい 間取り プラン

キップフロアで生まれる

暮らしの質の向上。

※スキップフロアのある家デザイン設計提案CG事例

 

「空間の段差」が生み出す

立体的なデザインは、

ただオシャレなだけでなくて、

日常の過ごしやすさや

快適さを大きく変えます。

※段差が必ず良いという訳ではありません。

 

例えば、

リビングに少し

高低差をつけるだけで

空間の使い方が広がり、

家全体が

ホテルライクな雰囲気にも

進化します。

 

スキップフロアは、

限られた敷地や

間取りを最大限に活用し、

開放感と機能性を

両立させるデザインです。

 

そんな「スキップフロアの魅力」と

「暮らしやすさを叶える工夫」を

すこし書いてみたいと思います。

 

スキップフロアとは?

空間の段差がつくる

立体的な魅力・・・・・。

 

スキップフロアとは、

床の高さを

少しずつずらしながら

空間を分ける設計手法です。

 

一般的な平面構造の

間取りとは違い、

段差を活用して

「空間を立体的に活用」します。

その空間のズレが

付加価値を生み出します。

 

主な魅力としては

視覚的な広がり・・・・・。

 

段差を設けることで、

天井の高さや

窓からの光の入り方に

変化が生まれます。

 

限られた面積でも、

視覚的に「斜め」が拡張され

広く感じるデザインとなります。

 

空間ごとの役割分担。

リビング・ダイニング

キッチン・ワークスペースを

緩やかに区切ることができ、

それぞれの空間に

機能性と一体感が共存します。

 

暮らしの動線を最適化。

家族が自然に集まりつつも

別々の時間も楽しめる

程よい距離感を

スキップフロアで

変化をつけてデザインし

生み出すことが出来ます。

 

スキップフロアで

ホテルライクな空間づくり。

 

ホテルのような

「洗練されたデザイン」と

「機能美」を叶える

手段のひとつとして、

スキップフロアを

効果的に配置する。

 

開放感を生む「吹き抜けと大きな窓」

見出しにもある画像のように

スキップフロアを取り入れると、

上階と下階が緩やかにつながり、

吹き抜けのような

開放感を生みます。

 

さらに、

計算された大きな窓を

適所に設置することで

自然光が降り注ぎ

風景を取り込む

ホテルのように

洗練された空間を

得る事も出来ます。

 

リビングの立体デザイン。

例えば、

下階: リラックスできるリビング空間

中階: ワークスペースやライブラリ

上階: 寝室やプライベートゾーン

 

家族構成や関係性によりますが

段差を活かして

空間を区切りながらも、

視線がつながるデザインで

家族のコミュニケーションを

保ちやすく設計することも出来ます。

 

暮らしやすい

スキップフロアの設計ポイント

安全性への配慮・・・・・。

子供や高齢者がいる家庭では、

手すりや段差の幅を工夫して、

転倒防止のデザインを

取り入れます。

 

収納スペースの確保。

スキップフロアの

下部空間を

収納スペースとして

活用することで、

家の中をすっきり保つことも。

 

シーズンオフの

荷物や子供のおもちゃなど、

収納用途に合わせて

工夫することが出来ます。

 

光と風の通り道

段差を活かした

吹き抜け構造は、

自然光を活用しつつ

陰影も生まれ、

風の通り道を作り出します。

 

エアコンの効率も向上し、

夏でも涼しく

冬でも暖かく

快適な空間に・・・・・。

 

快適な段差のある住まい

例えば、

リビングに設けた

小上がり空間で

「寛ぎの場」をつくり、

※LDK・リビングの一部に小上がりを設計して階段とつながりを持つ設計事例

階段途中の踊り場を

利用して

隠れ家のような

「読書スペース」や

「ワークスペース」を設計。

※階段の踊り場を広く設計して書斎コーナーとワークスペースを設けた設計事例

 

こうした家族や

過ごし方の価値観を設計する工夫で、

家族が心地よく過ごせる

住空間が実現していきます。

 

程よい段差が叶える

理想の住まい・・・・・。

 

スキップフロアは、

空間の立体的な使い方で

視覚的な広がりと

機能性を兼ね備えた

デザインです。

 

段差がつくる

「程よい区切り」と

「つながり」は、

家族それぞれの

時間と空間を大切にしつつ、

自然と周辺に

集まることが出来る

居心地の良さを生み出します。

 

あなたが思う

理想の住まいに、

スキップフロアを

取り入れてみませんか?。

 

それぞれの暮らしの質感に

快適で過ごしやすい

「ホテルライク」な暮らしを。

 

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よりよい暮らしを叶える家づくり、間取り生活動線まで考える住宅プランのポイント間取りやデザインだけでなく家族の生活スタイルに寄り添ったプランニング、動線設計、収納計画も生活の見直しから。

2024年12月12日 | 家 住まい 間取り プラン

間取りだけではなくて

生活のプランとして

家の状態を考えるという事。

※住まい手さんの価値観と暮らしからデザインを提案・LDK内観CG

 

注文建築で建てる家、

どういう暮らしが

思い浮かぶのか・・・・・。

 

広々とした

オープンスペース、

テーブルにも使える

対面式のキッチン、

バルコニーや庭で

くつろぎのひと時、

いろいろな

生活の基準を考えながら理

間取りに描いてみます。

 

そこから

全体の調和を考えて

暮らしをカタチにします。

 

注文住宅のために、

間取りを考える際の

大切な内容を

少し書いてみたいと思います。

 

プランとは

間取りだけではなくて

これからの住まいと

暮らしを計画すること。


暮らしやすい家、

生活の方向性、

間取りを意識しながら

具体化する。

 

〇 これは外せないという部屋から、その近くに必要な部屋をイメージする
〇 遠くに置きたいものを遠ざける
〇 玄関から入ってすぐに欲しいものを考えてみる
〇 一緒に暮らす人の希望も書きとめる
〇 家族それぞれが自分の部屋周りに何が必要なのか整理整頓する
〇 住む人の気持ちを整理する
〇 外せないこだわりから希望まに優先順位もつけてみる

朝起きてから何をするのか

玄関から入って

どこへ行くか

駐車場から荷物を抱えての出入りは?。

人の動きにあわせて

間取りの中に

動線を引いてみます。

 

朝の気ぜわしい時も

ぶつからない、

気兼ねなくお茶を入れたり、

トイレに行けたりといった、

生活のリズムと見直してみる。

 

絶対外せないポイントから、

ささやかな希望も

話してみる。

 

現在の生活環境で

困っている事を

整理してみる。

ちなみに設計する際には

耐震性や建築基準法、

都市計画法や

地域の市町村条例や県条例、

消防法や土地の事情から

いろいろな制限も判断します。

 

また、採光や通気性、

構造や安全性、

近所との兼ね合いなど、

機能的な面から

調整をしていきます。

 

そして実際にかかる

建築費用も提示します。

 

間取りで押さえるポイント。

間取りを

確定させるまでに

家具や電気製品も

大事な要素になります。


家具や大きな電化製品で、

今あるものを

使うなら

そのサイズや

配置したい場所も考えます。

※窓の位置関係や扉の位置関係も重要ですから。


新しく買うなら

カタログからサイズを

写しておきます。

また使いたい電気製品、

電気器具の位置も

書いてみます。

洗濯機、テレビ、冷蔵庫、

食洗器、

台所用品(ミキサー、炊飯器、オーブンレンジ、湯沸しケトル…)、

充電器などです。

 

使うであろう電気機器を挙げます。

 

IT機器を

使うスペースも書きこみます。

ここから次の位置と

数を考えていきます。

〇 LAN端子(モジューラージャック) 
〇 TV端子
〇 電気コンセント
〇 照明
〇 スイッチ
家具やスイッチの位置を見ながら

次の事柄を

ひとつひとつ

確認をします。

〇 室内の動線に無駄がないか
〇 家具が障害物にはならないか、スペースは充分あるか
〇 収納はどこに必要か
〇 収容はどのくらいの大きさにしたいか
〇 コンセントの必要数と位置
〇 スイッチの位置

実際に手や足を動かして、

距離感を確かめるように

決めていきます。

 

外の自動点滅照明も

必要ならば

書き足します。

 

こういった内容を基本に、

間取りが決定したら、

内装や外装、

建築素材や仕上げの話しも

徐々に増えてきます。

 

住み心地のいい間取りを

計画する為にも、

多方面から

考える必要があります。

 

土地の条件にも

紐づけして

全体像を考える事が

重要です。

〇 家の外の音や家の中の生活音で安眠が妨害されないか
〇 日当たりがよすぎて家の温度が上がりすぎないか
〇 料理の匂いがキッチンから家の中に充満し過ぎないか
〇 風呂、トイレはプライベートが守れるか
〇 来客のあった時、家族は自由に動けるか
〇 道や隣からの視線はどうか
〇 隣の換気扇やクーラーの室外機はどこにあるか

また、

こだわりの裏側にある

マイナス点も

しっかり見極めるように。

そして、
〇 希望を100%叶えるよりも、優先度の高いこだわりを確実に生かせるような家にする
〇 住む人のニーズに応える、ライフスタイルに合った家にする
また、
〇 ライフスタイルに合う家を考える
〇 プランニング以外の打ち合わせにも情報の共有を大事にする

暮らしやすい家を

建てるために、

必要な生活の質

を見直す時間は重要です。

 

いろいろなアイデアや

最新の情報が

あったとしても、

それが

「自分たちにとっての住みやすさ」に

結びつくかどうかは

別問題です。

 

自分たちの暮らしにとって

必要な要素は何なのか?。

 

憧れや理想だけではなくて

暮らしの本質に沿う

家造りが重要ですから。

 

丁寧な

暮らしの意識も

大切にと思います。

 

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低い家具と配置の工夫で叶える広がりのある住空間、住まい造りやインテリアの要素に視覚効果でつくる上質で快適な暮らしの設計と過ごし方の意識を心地よくする家具のレイアウト。

2024年12月09日 | 家 住まい 間取り プラン

家具選びと配置の工夫で、

広さを感じる空間を

計画することで変化する心地良さ。

※ホテルライクな暮らしの空間をイメージした中庭のある家・提案CG

 

家づくりで「空間の広さ」を

感じさせることは、

間取りだけでなく、

家具選びや

配置の工夫によって

大きく左右されます。

 

家が狭くて物が多いから仕方ない。

そんなふうに

諦める前に、

ちょっとした選択と

配置の工夫で、

広くて快適な空間を

手に入れることが

できようになります。

 

普段からも

インテリアコーディネートの

ご相談も受けておりますので

その実例も踏まえて

主要な家具は

低いものを選び、

配置を工夫することで

広さを感じる空間を

つくる方法について

少し書いてみたいと

思います。

 

これから家を建てる方も、

すでに家を持っている方も、

日々の暮らしに

取り入れる事の出来る

実践的なアイデアに

なるかと思います。

 

家具選びの基本として

低い家具が広さを生む理由。

 

視線の抜けが

空間を広げるという事。

 

高さのある家具が

煩雑に部屋に

並んでいると、

視線が遮られて

部屋全体が

窮屈に感じられます。

 

一方で、

低い家具を選ぶと

視線の抜けが確保され、

部屋全体が

広く感じられるように

なります。

 

特にリビングでは、

ソファやテーブル、

収納家具を

低めに揃えることで、

空間要素に

部屋の天井高さや

窓の広がりを

強調できます。

 

具体例としては

高さ40cm以下の

ローボードを

テレビ台として活用する

 

ローソファや

フロアクッションを選ぶ


ローテーブルや

スツール型の

収納家具を採用する

 

天井高と

低い家具の相乗効果。

 

一般的な住宅の天井高は

約2.4m~2.6mが多いですが、

低い家具を

使用することで

「縦方向の余白」が生まれ、

実際の天井高以上に

広く感じる

効果があります。

 

もし吹き抜けや

梁(はり)と呼ばれる

構造部材の見える部屋なら、

さらに強調された

がりを演出できます。

 

逆に低い天井高さを活用して

横方向の広

ワイドを強調する設計を

提案させていただく場合も

あります。

 

ポイント・・・・・。

部屋のテーマに合わせた

低い家具を選び、

壁や床と調和する

色味にすると

一体感が生まれます。

 

配置の工夫・・・・・。

広さを引き出すレイアウトとして

家具を壁際に寄せない。

 

部屋の家具を

壁際に寄せすぎると、

中央が広がる反面、

周囲が圧迫感を

生むことがあります。

 

家具の一部を

壁から少し離すことで、

空間に奥行きと

リズムが生まれます。

 

例えばソファを

壁から30cm程度

離して配置し、

後ろに観葉植物や

間接照明を置くことで、

視覚的な抜けが

強調されます。

 

具体例としては・・・・・。

ダイニングテーブルを

窓際ではなく

中央に配置し、

背後に通路を確保

 

ベッドを壁から少し離し、

後方に

デコレーションスペースをつくる

 

窓や出入口の周辺を開ける

 

窓や出入口周辺に

家具を配置すると、

人の動きである

動線が阻害されるだけでなく、

空間全体が

重たく感じられます。

 

特に窓周りは、

自然光が差し込む場所を

優先して開けておくと、

部屋の明るさや

開放感が増します。

 

ポイント・・・・・。

カーテンやブラインドを

軽やかな素材で選び、

光の通り道を

確保する事。

 

空間を引き立てる

アクセント。

 

視覚効果とデザインの工夫。

カラーバランスで

広さを演出する。

 

色の選び方によっても

空間の印象は

変わります。

 

明るい色や中間色。

白、ベージュ、

ライトグレーなどは、

視覚的な広がりを

生み出しやすい色の

選択肢です。

 

一方で、

暗い色の家具や

アクセントを

取り入れる場合は、

広さの感覚を

求めるのであれば

一箇所にポイントを

絞るのがコツです。


壁際に低い白の

収納棚を配置し、

アクセントとして

グリーンの観葉植物を飾る。


床と同じ色味の低い

家具を揃え、

一体感を強調する。

 

照明で空間の高さと

奥行きを強調する。

 

低い家具を選ぶ場合、

照明計画も重要です。

 

天井から吊るす

ペンダントライトや

スポットライトで

高さを意識するだけでなく、

足元や壁面に

間接照明を

取り入れることで、

視線が自然と

部屋全体に広がります。

 

実際にどのように

活用するのか?。

 

ワンルームマンションの場合。

ワンルームマンションでは、

ベッド、ソファ、

デスクを低めに揃えると、

狭さを感じさせずに

リラックスできる

空間を作れます。

 

また、

折りたたみ式の

ローテーブルを

取り入れれば、

使わない時には

しまえるため

より一層広さを感じるのには

便利です。

 

ファミリー向けリビング。

家族が集うリビングでは、

収納力も重要です。

 

低いキャビネットを

配置し、

中央には高さ

30~40cm程度の

ローテーブルを置きます。

 

床に近い家具は

子供も使いやすく、

安全性も高いです。

 

書斎や趣味部屋。

書斎には

低めのデスクや

床に座って

作業できるスタイルが

広さの拡張性を

もたらします。

 

床にクッションチェアを

置いたり、

可動式のサイドテーブルを

取り入れることで、

用途に合わせた

自由な使い方が

可能になります。

 

低い家具を選び、

配置を工夫することで、

視覚的にも

実際の使いやすさの面でも

広さを感じる

空間が手に入ります。

 

これらのアイデアは、

シンプルでありながら

効果的で、

誰でもすぐに

実践可能です。

 

まずはお持ちの家具の

高さや配置を見直し、

改善ポイントを

見つけてみてください。

 

「広さを感じる家」は、

必ずしも

大きな家でなくても

叶えられます。

 

心地よい暮らしのために、

インテリアを空間から

見直してみませんか?。

 

丁寧な暮らしの空間に

ご自身にとって

心地い空間の比率を。

 

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家族が心地よく暮らしながら集う美しい暮らしのスタイルにデザインと機能を極めるアイランド型キッチンのレイアウト設計と間取りとの融合提案、生活の質を底上げする家の設計と暮らしのスタイル。

2024年12月07日 | 家 住まい 間取り プラン

アイランド型キッチンを

レイアウトする暮らしの空間。

※デザイン提案の一例・ホテルライクでモダンな暮らしの空間をイメージしたアイランドキッチンのあるLDK

家族が集まり、

会話が生まれるキッチン。


アイランド型キッチンは、

調理場としての

機能を果たすだけでなく、

家族や友人が集まる

「居場所」としての

役割も担います。

 

そのオープンなデザインと

使い勝手の良さから、

実際に採用に

至るケースも多い

レイアウトスタイルですが、

採用に関しては

間取りとの融合や

暮らしの方向性に関して

様々な独自の工夫必要です。

 

今回のblogでは

そんなアイランド型キッチンを

効果的に

レイアウトするための

ポイントや、

それが暮らしに

どのような付加価値を

もたらすのかを

少し書いてみたいと

思います。

 

オシャレだけではなくて

実用的な空間を目指して、

理想的な暮らしと

住まいづくりの

参考になればと思います。

 

アイランド型キッチンとは?。

その特徴と魅力。

アイランド型キッチンとは、

壁に接する部分がなく、

キッチン本体が

独立した島(アイランド)のように

設置されたスタイルの

キッチンです。

 

このデザインの

主な特徴は

以下の通りです・・・・・。

開放感のある空間設計

キッチンをリビングや

ダイニングとつなげることで、

視覚的にも実際にも

広々とした印象を与えます。

 

コミュニケーションのしやすさ。

調理中でも

家族やゲストと

顔を合わせながら

会話を楽しめるので、

孤立感がありません。

 

インテリア性。

デザインの自由度が高く、

モダンな雰囲気や

ホテルライクな雰囲気

ナチュラルなスタイルなど、

家全体のインテリアに

調和したキッチンが

実現できます。

 

 

アイランド型キッチンの

レイアウトを

成功させるポイント

 

動線を意識する「三角ゾーン」。

調理を効率的に

行うためには、

シンク、コンロ、

そして冷蔵庫の配置が

重要です。

 

この3点をつなぐ動線を

「ワークトライアングル」と

呼びますが、

これを短く保つことで

スムーズな作業が

可能になります。

 

キッチンの幅は

一般的よりも少し広く

90cm以上を確保。

 

狭すぎると動きづらく、

広すぎると

疲れやすくなります。

 

アイランド型キッチンを

中心に据えた場合、

周囲に少なくとも

1m以上のスペースを

確保しておくと、

キッチンでの作業中も

人の行き来が

しやすくなります。

 

収納スペースを最大限に活用する。

オープンキッチンは

見せる収納と

隠す収納を

組み合わせることで

美観を保つのがコツです。

 

引き出し式収納。

アイランドの下部に

広めの引き出しを

設けることで、

大型の調理器具や

食器をすっきり

片付けられます。

 

パントリー。

食材や頻繁に使わない

調理器具を

収納するために、

スペースに近い位置で

パントリーを設置するのも

工夫のひとつですです。

※全体像を考えた間取りの計画性が重要

 

ライフスタイルに合わせた

素材とデザイン選び。

 

アイランド型キッチンは

頻繁に目に触れる

場所です。

 

そのため、

家族のライフスタイルや

趣味に合わせた

素材とデザイン選びが

大切です。

 

子育て世代には、

汚れが付きにくく

耐久性の高い

人工大理石の

カウンタートップがお勧めです。

 

木目調の仕上げでの場合は、

温かみのある

ナチュラルな雰囲気を

出する事が出来ますします。

 

暮らしを豊かにす

アイランド型キッチンの

メリットと注意点

 

暮らしの質を高めるメリット。

家族の時間が増える。

家族が自然と

集まりやすくなるため、

日常的な

コミュニケーションの場として

活用できます。

 

趣味を楽しむ空間。

アイランド型キッチンは

比較的カウンターが広いので

パン作りや臨時の家事室、

書斎スペースなど、

趣味の時間を

より豊かにしてくれます。

 

インテリアとしての魅力。

キッチン自体が

家の主役になり得る

デザイン性を持っています。

 

設置時の注意点。

換気設備の設置。

オープンな分、

油煙が広がりやすいため、

強力なレンジフードを

導入することが必要です。

 

生活感の露出。

見せたくないものを

隠す収納の工夫や、

日々の整理整頓が

求められます。

 

アイランド型キッチンは、

調理場としての

役割だけでなく、

家族や友人との

コミュニケーションを

生む空間として

暮らしの中心に

位置します。

 

デザイン性や

機能性を両立させることで、

家全体の空間価値を

高めることができます。

 

よりよい空間として

成功させるためには

動線や収納計画、

換気設備などの計画を

意識しておくことが重要です。

 

自分たちにとって

過ごしやすくて

日々の暮らしが

向上する

住まいづくりの

第一歩として、

アイランド型キッチンの

導入も検討してみてください。

 

どんな空間で過ごしたいのか?

どのような暮らしを楽しみたいのか?

を明確にすることで、

きっと理想の

家が近づくと思います。

 

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和室のある暮らしが叶える癒しと機能美に過ごし方の提案と自由度のある間取り、家族の時間を豊かにする現代的な住宅の間取りにも和室や畳コーナーの存在が暮らしの効能をよりよくつくりだします。

2024年11月24日 | 家 住まい 間取り プラン

 

和室のある暮らし。

 

癒しと機能を両立する

家づくりの提案に

座面自由さと

視線の変化が生み出す

暮らしの効能。

生活の変化に対して

実は柔軟に対応する

空間としての

価値を持つ和室。

 

家づくりの計画を進める中で、

リビングやキッチンの

デザインに

時間を割くケースは

多いかと思いますが、

「和室」について

真剣に考えたことは

ありますか?。


現代の住宅で

和室を採用することは、

一見すると

時代遅れに

思えるかもしれません。

 

しかし、

実は和室は

暮らしに安らぎと

利便性をもたらし、

計画次第で

家族のライフスタイルや

環境変化にも

柔軟に対応する

空間になります。

 

設計のご相談で

お問合せをいただき

家造りを通じて

住まい手さんの

暮らしを考える際に

「和室」が

暮らしの悩みを

解決する事も多くあります。

 

そういう事も踏まえて、

和室の魅力や

その多様な活用方法、

さらに現代の家づくりに

和室を取り入れる

工夫を少し

書いてみたいと思います。

 

和室は単なる

「和風インテリア」ではなく、

住まいの価値を高める

鍵となる空間です。

 

家族の時間を

大切にしながら

喜怒哀楽を

意識した家づくりを

考えるならば、

最後まで

お読みいただければと

思います。

 

和室がもたらす

「心地よさ」と「つながり」

 

和室の最大の魅力は、

「心と体が安らぐ空間」である

和の要素が

存分に詰まっていることです。

障子を通して

差し込む優しい光、

そして自然素材が持つ

調湿作用。

 

こうした要素が合わさり、

和室は一日を終えた家族が

心からリラックスできる

場所ともなります。

 

特に現代の住宅では、

リビングや

ダイニングの一角に

和室や和コーナーを設ける

スタイルが

多くなったかと

思いますが

個室化した和室も

リビングや動線と

どのようにつなぐのか、

間取りの構成でも

その存在価値は

変わります。

家族が日常的に

使える場所として、

リラックスしながらも

一緒に過ごせたり

距離を置いたり、

使い方によって

和室が別用途へと

臨機応変に

変化したりする

空間となります。

 

子どもが畳の部屋で遊び、

大人は昼寝を楽しんだり

和の風情を持った

趣味を楽しんだり

静かに写経をしたりする。

 

そんな和室は

家族の過ごし方に

自由を与える

場にもなります。

 

多機能性が生まれる

和室の使い方も重要です。

 

和室はその柔軟性も

大きな魅力です。

 

必要に応じて

用途を変えられるため、

家の中で

限られたスペースを

最大限に活用できます。

例えば

ゲストルームとして。

お客様が訪れたとき、

布団を敷くだけで

即席の寝室に変化します。

 

使わないときは

障子や襖を閉じれば、

空間を無駄にせず

日常生活に溶け込みます。

 

在宅ワークスペースとして。

最近では、

テレワーク・リモートワークの

需要が増えています。

 

和室は、

静かで集中しやすい

仕事場として最適です。

 

必要に応じて

机を出したり、

畳に座って

リラックスしながら

仕事をすることもできます。

 

キッズスペースとして。

畳は柔らかく

安全性も高いので、

小さな子供がいる

家庭にもおすすめです。

リビングの一角に

和室・和コーナーを設ければ、

少し気分を変える時にも

役立ちます。

 

現代の住宅と

調和するデザイン。

 

和室をつくると、

家全体のデザインが

古臭くなるのでは?

と心配される方も

いるかもしれません。

 

しかし、

和室は現代建築とも

十分に調和する

デザインが可能です。

例えば、

縁なし畳・琉球畳を

使用することで

スタイリッシュな

空間に仕上げたり、

床の間を壁収納として

デザインするなど、

伝統とモダンを

融合させた

アプローチも考え方の一つです。

 

また、

自然素材の持つ

温もりは

モダンインテリアとの

相性が良く、

家全体の雰囲気を

和モダンに高めます。

さらに、

畳の部分を

部分的に上げ床にする

「畳リビング」や

逆にリビングの中心に

畳を敷く

「家具が少なくなる仕掛け」

としてのデザインも

暮らしの自由度を

高めるには

有効です。

 

段差を活かして

収納スペースをつくり、

機能性を高めながら

家族の集まる場所として

活用する事も

片付けしやすい家の工夫。

 

持続可能な家づくりにも貢献。

本格的な和室に

使用される自然素材は、

環境に優しいという

メリットもあります。

 

畳のイグサは

再生可能な素材であり、

使い終わった後も

土に還る

エコな選択肢です。

 

また、

調湿機能によって

エアコンや除湿機の

使用頻度を下げる効果も

期待できます。

 

こうした点から、

和室は

持続可能な家づくりの

観点でも

注目されています。

 

和室は、

日本の伝統的

美しさと

機能性を兼ね備えた

空間です。

 

家族の過ごし方や

価値観を

整理しながら

心地よく暮らせる

家をつくるうえで、

和室は非常に有用な

選択肢となります。

 

旅館のような

和の風情を楽しむ事も

家時間を上質にします。

 

風情ある

モダンな住宅デザインと

調和させることで、

見た目にも

実用性にも

優れた家づくりが

可能です。

 

家づくりに

和室を取り入れることで、

暮らしにどんな変化が

訪れるか

想像してみてください。

 

和室が生み出す

過ごし方のアレンジは

毎日を豊かに

してくれると思います。

 

和室のある間取りで

質の良い暮らしと

過ごし方の柔軟性を。

 

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
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和風住宅・数寄屋の家、自然と調和する美と機能を備えた理想の住まい設計に和の工夫を繊細に設計した情緒と佇まいを楽しむ暮らし、奈良県の気候風土を活用しつつ和を味わう暮らしの提案。

2024年11月23日 | 家 住まい 間取り プラン

和風住宅・数寄屋の家を考える。

繊細な美と

豊かな暮らしを叶える住まいのカタチ。

「和風住宅」という言葉を

耳にしたとき、

多くの人が思い浮かべるのは、

静けさの中に漂う

洗練された美や、

自然と調和する

落ち着いた空間という

イメージが多いかと思います。

その中でも特に「数寄屋造り」は、

茶室建築を起源とする

日本建築の粋を極めた

風情を持った

住まいのカタチです。

細部にまで趣向が凝らされ、

現代でも

その美しさと

実用性から

多くの人々を魅了しています。

今回のblogでは

奈良県の立地条件や

地域性からも

和風の住宅でのご要望も多く

設計実例の

「もてなしの家・和のエスプリを継ぐ家」や

「おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家」

についてのお問合せも多いので

和風住宅の中でも特に

「数寄屋の家」に焦点を当て、

その魅力や設計の工夫、

そして

暮らしに与える影響について

書いてみたいと思います。

 

 

 

家造りを始めたいけれど、

和風のスタイルを取り入れたい

という方や、

和の美を日常に取り入れたい

と考えている方にとっては

役立つ情報になるかと思います。

和風住宅と数寄屋の家の違い

まずは、

数寄屋造りが持つ

独特の特徴を理解するために、

一般的な和風住宅との違いを。

 

和風住宅の概要。

和風住宅は、

日本の伝統的な

建築スタイルを基盤とした

家屋全般を指します。

 

畳や襖、

障子といった

内装材を取り入れつつ、

現代のライフスタイルに合わせた

モダンな要素が

融合しているものも

多いです。

 

庭園とのつながりを重視し、

木材や自然素材を

多用する事も多いです。

数寄屋の家の特徴

 

一方、数寄屋造りは

諸説ありますが

「茶の湯」の精神を取り入れた

建築様式で、

茶室建築を取り入れて

発展した建築様式ともいえます。

そういう意味もあって

以下のような特徴があります。

非対称性と自然素材の活用

随所に自然の風合いを

活かした設計が施され、

どこか未完成の美、

侘び寂びを感じられます。

ディテール(詳細)

建具や造作の細部にまで

美意識が込められており、

手作業で仕上げられる事も多く

手仕事の温かみがあります。

空間の広がりと景観。

庭や自然と一体化するような

設計が重視され、

窓からの眺めや

外とのつながりが強調されます。

 

数寄屋の家に込められた

美学と設計のポイント。

数寄屋の家の魅力を

さらに深掘りする事で

その設計には、

現代の住まい手にとっても

多くのヒントが隠されています。

 

自然との調和。

数寄屋の家では、

建物そのものが

風景の一部となるような

デザインが重視されます。

 

庭園や坪庭を

取り込むことはもちろん、

窓の配置や

軒の深さまでが

自然を感じるために

考えられています。

 

室内から望む庭に

四季折々の植物を配置することで、

和の風情を意識した

季節の移ろいを

楽しむことができます。

 

素材の選び方。

数寄屋造りには、

木材や竹、

和紙といった

自然素材が欠かせません。

 

これらの素材は、

経年変化による

美しさも楽しむことができ、

住む人の暮らしと

時と共に馴染んでいきます。

 

無垢材の床や、

和紙の障子を取り入れるだけで、

空間全体が

柔らかな光に包まれます。

 

機能美と間取りの工夫。

数寄屋の家では、

見た目の美しさだけでなく、

実用性や

住み心地も追求されます。

 

畳敷きの空間を

柔軟に活用できるように

設けられた襖や、

収納スペースを工夫した

臨機応変な

使い勝手のある設計が

挙げられます。

 

また、

固定化しない部屋の使い勝手が

古風な縁側の設計にも宿り、

現代のライフスタイルにも

意外に馴染むことができます。

 

数寄屋の家での暮らしの魅力。

 

数寄屋の家は、

自然素材と

開放感のある設計が相まって、

忙しい日常の中で

静けさや癒しを

感じられる空間となりやすく、

忙しい現代人にとって

大きな価値があります。

 

文化を感じる日々。

数寄屋造りは、

日本の伝統文化を

継承するスタイルでもあります。

 

茶道や生け花といった

和の趣味を楽しむ暮らし

としても最適です。

 

たとえば、

小さな茶室を計画したり

温泉宿のような部屋のつながりも

一つの考え方で、

自分だけの「リトリート」空間を

持つことも可能です。

※リトリートとは

日常から離れて心身をいやす為の活動や

その場所を指す言葉です。

 

資産価値の高さ

数寄屋造りの家は、

その美しさと耐久性から、

資産価値が

高いと言われています。

 

丁寧につくられた家は、

住む人に愛されるだけでなく、

次世代へ受け継ぐ

価値ある住まいとしても

魅力的です。

 

数寄屋の家で和の

豊かな暮らしを味わうという事。

 

数寄屋の家は、

単なるありふれた

部屋割のある家ではなく、

和の美と和の機能、

そして和の心地よさを

兼ね備えた

特別な空間です。

 

自然との調和を大切にし、

細部にまで

和の繊細美と

心を配った設計は、

日々の暮らしに

繊細な空気感から生まれる

暮らしの豊かさを

もたらします。

 

和の情緒を感じながらも

現代的な快適さを持つ家に

住みたいと考えているなら、

数寄屋造りは

理想的な選択肢だと思います。

 

暮らしの情緒を

数寄屋の繊細な空間美から

味わってみませんか?。

 

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家の間取りとライフスタイルの連動を考える際に家事動線や生活動線などの回遊性をどのように考えるべきなのかをイメージする事は大切です、回遊動線だから何でも便利という訳ではありませんから。

2024年11月04日 | 家 住まい 間取り プラン

家の間取りを考える際に

移動する位置関係を考慮した

回遊動線で

家事をスムーズにしながら

楽な生活環境をつくりだす

間取りとなるように。

※廊下を使いつつも部屋を通り道にする回遊動線のある住まいの間取り提案事例・提案時の朝刊鳥瞰間取りCG

 

家事楽になる

よい間取りの条件として

回遊動線とよく言われます。

※廊下を使いつつも部屋を通り道にする回遊動線のある住まいの間取り提案事例・提案時の鳥瞰間取りCG

 

回遊動線とは

家の中を行き止まりが無く

一筆書きのように

ぐるっと回ることのできる

動線計画のある間取りのことです。

 

必ず回遊動線は

よい間取りになるとは限りません。

 

回遊動線だと

何が便利で

どういう間取りだと

家事楽な回遊動線なのか

具体的に想像することが

大事です。

 

そのうえで

自分たちの暮らしには

回遊動線がよいのかどうなのか?

 

回遊させればいい、

という訳ではないんです。

 

よく考えておかないと

無駄すぎる

間取りになる場合も

ありますから。

 

回遊動線の

メリットとデメリット。

 

家事楽になる

回遊動線にするには

どうしたらよいのか?。

 

どのような回遊動線なら

自分達にとって

よい間取りになるのか?。

 

回遊動線とは、

読んで字のごとく

回遊できる間取りです。

 

回遊ができるということは

あっちからもこっちからも

移動ができる

出入りが出来る

という間取りです。

 

では回遊できる間取りは

なぜ家事楽で

よい間取りとなるのか?。

そうではない場合も

発生するのか?。

 

家事動線が短くなる。

家事楽な間取りにするには

基本的には

移動の範囲が単純で

移動距離を短くすることが必須です。

 

回遊動線にすると

必ず家事動線を

短くすることが

できる訳ではなりません。

 

キッチンに行くことは

買い物帰りに

重い荷物をもって

玄関ホールから

行きたいこともあれば

ランドリーで

洗濯ものを片付けてから

行くこともありますよね。

 

別の部屋に移動するときに

行く必要がないのに

通らないといけないルートが増えると

家事動線は複雑化します。

 

キッチンから

ランドリーに行きたいのに

キッチンから

リビングに戻るような

ルートを通って

ランドリーに行かないといけない。

 

各家庭により

家事時間も家事の方法も

暮らし全体も大きく異なります。

 

そういった意味で

家事時間を

スムーズにできるように

考える際には

こういう動線(移動)の方法を

確認することが重要なんです。

 

そういう意味で回遊を

どのように考えるべきなのか

ということです。

 

回遊動線をつくると

わざわざ戻るルートを通らずとも

あっちにもこっちにも

行くことができるケースもあるし

そうではないケースもありますから。

 

移動に便利な状態を

設計できるのかどうなのか?

というところがポイントです。

なんでも回遊ならよい

という訳ではないので・・・・・。

 

便利とは何か?

を考える事が重要です。

そのうえでの

回遊の条件整理が大事。

 

例えばですが

家族の移動が多い時間帯も

移動途中での

衝突を避ける事ができる。

 

朝の身支度の時間帯には

洗面からキッチンに行く人

2階からキッチンに行く人

洗面からトイレに行く人

いろいろなルートで

人は移動します・・・・・。

 

そのたびに皆が

同じところを

通らないと行くことができない

となると

そのルートで

人がすれ違う必要があります。

 

それが毎日おこるとなると

ストレスを感じる

原因にもなります。

 

家の中で人がぶつかりそうな

ルートは少ないほうが便利です。

 

ですが廊下の幅が

十分確保できたり

ホールを中心に移動が便利な間取りだと

回遊に拘らなくても

生活しやすい移動が

可能だったりします。

 

行き止まり感がなく広く感じる。

回遊できるということは

行き止まりがなく

部屋ごとの移動が

スムーズになります。

 

家のなかの移動が

スムーズだと

心理的に空間を広く

感じることになります。

 

数字上の床面積は

大きくなくとも

狭さを感じることなく

生活しやすくすることができます。

 

ですが、

その逆のケースもあります。

 

広さと生活習慣上のバランス。

回遊動線の間取りのデメリット

移動ルートが増える

あちこち行くことができる

という事は基本的には

その分通路となる部分が

増えるということです。

 

通路=廊下という訳

ではありません。

 

極力廊下を無くすと

部屋が広くなるので

廊下がない間取りを

考える事もあります。

 

トータルの床面積を増やさず

部屋の広さを

確保するためには

廊下をなくすことは

有効だからです。

 

ですが廊下を少なくして

生活上の部屋の中

移動スペースを確保する場合

見た目の畳数は広くても

通路部分が多いと

家具の配置に困ったり

実質使える部分が

少なくなり

畳数の割には使いにくい

ということがあります。


LDK内で通路部分が

あっちにもこっちにもあると

リビングで

テレビを見ているところを

人が横切ったり

家事でばたばたと通ったり

気になるかもしれません。

 

そういう事も想定した

家具や家電の配置と

生活で寛いでいる際

邪魔にならないような

動線を考えるべきだと思います。

 

収納が減るという事。

通路が増えると

その分収納が

減ることがあります。

 

行き止まりになりそうな

部分というのは

収納になることが多いです。

 

キッチンの

収納を無くして

出入口にすると

隣りの脱衣室などに

行くことができる

という計画を行う事もあります。

 

収納が減っても

大丈夫かどうか

収納を減らしてまで

通路にするメリットが

ある間取りなのかどうかを

見極める必要があります。

 

扉が増えるという事。

一部屋から

あっちにもこっちにも

移動できるということは

一部屋に扉が

あっちにもこっちにも

存在するということです。

 

狭い空間の場合は

あっちにもこっちにも

扉があるのは

ごちゃごちゃして

見た目もあまりよくないことが

多くなるかと思いますし

その場合は扉のデザインに対しても

それに応じた考え方が重要です。

 

移動ルートを

考える際には

そういった範囲も

考慮して

扉の開閉も

考える事が重要です。

 

回遊動線にも

向き不向きがあり

家の構造や広さ、

暮らし方などの要因も含めて

最適解がどちら側なのかを

考慮することを忘れずに。

 

回遊出来た方が

便利なのか不便なのかという

範疇も忘れずに。

回遊動線で

家事楽の間取りにする場合

収納を通路に使う

回遊動線にするために

廊下をつくるのべきなのかどうか?。

 

ファミリークローゼットや

パントリーといった

収納スペースを

通路に兼ねるように

する事が

よいのかどうか?。

 

玄関ホール⇒パントリー⇒キッチン

玄関ホール⇒ファミリークローゼット⇒リビング

といったルートの考え方も重要。

 

収納部屋を

行きどまりにしない

というのは

余分なものを

溜め込むことが減り

片付けもしやすくなる

というケースもあります。

 

日頃から「そこ」を通るので

散らからないように

意識し始める

という事の効能です。

 

小さすぎる回遊にしない。

キッチン⇒脱衣室、キッチン⇒ホール、脱衣室⇒ホール

となっていたら便利

といっても

脱衣室にキッチンへ行く扉と

ホールに行く扉が

すぐ横に並んでいるのは

便利とはいえません。

 

近すぎる出入口だと

回遊のメリットは

それほどありません。

 

むしろドアが増える

通路部分が増える

というデメリットのほうが

上回るかもしれません。

 

小部屋で回遊動線にする場合は

頻繁に通る部分が

ショートカットになる場合のみ

採用する価値が

あるかと思います。

 

玄関→キッチンまでを

回遊させる。

 

回遊動線で

家事楽になる間取りで

圧倒的に多いものが

玄関から

キッチンまでのルートが

回遊できる間取りです。

 

間取りの多くは

玄関からキッチンまで

玄関 ⇒ ホール ⇒ リビング ⇒ キッチン

というメインとなる

ルートがあります。

 

これとは別で

玄関 ⇒ 土間収納 ⇒ パントリー ⇒ キッチン

とか

玄関 ⇒ ホール ⇒ ファミリークローゼット ⇒ キッチン

など

収納を通る裏動線があると

家事楽な間取りに

プラスの効能も生まれます。

 

ですが、そもそも玄関を

どのように考えるのか?

という間取りの考え方もあります。

 

それによっては

ルートの考え方そのものが

もっと単純化されて

家の中での

別ルートが不要になる

という場合もあります。

 

自分たちの暮らしが

そもそもどういった状態なのかを

整理整頓することで

そういった内容も

具体化しやすいと思います。

 

朝起きてから寝るまで

どこを通って

何をするのかをイメージすると

分かりやすいと思います。

 

行ったり来たりする部分の

距離が長ければ

動線が長くなります。

 

ですが住まい手さんの価値観や

生活スタイルによっては

その長さが必要な

暮らしの環境がよい間取り

になるかもしれません。

 

そういった意味で

間取りの構成要素には

日常的な生活のスタイルを

キチンと盛り込むことが

大切だと考えています。

 

間取りから考えるのではなくて

生活環境を

整理整頓することから

考える住まい造りが大事だと

考えています。

 

生活基準は

回遊動線の内容だけでは

ありません。

暮らしを丁寧に

イメージする時間を大切に。

 

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家事動線や日頃の暮らし方を考えながらキッチンのレイアウトによる家事の違い、過ごし方の違いと間取りの工夫提案でL型キッチンやコの字型キッチンも検討する事で良い意味での家事時間の変化も。

2024年10月28日 | 家 住まい 間取り プラン

L型キッチンや

コの字型キッチンの

コーナー部分の使い方にも

いろいろな優位性があります。

※設備建材メーカー・Panasonic L-CLASS コの字型キッチン商品展示(奈良ショールーム)

 

間取りと共に考える

キッチンの計画性と

使い勝手に対する

それぞれの家事プランから紐解く

選択肢のデザイン提案を大切に。

 

L型キッチンや

コの字型キッチンを

ご検討している方の中には

コーナースペースが

どのように活用できるのかを

悩む方もいるかと思います。

 

L型/コの字型キッチンの

コーナー部分は、

デッドスペースになりがちですが、

実は収納や

作業スペースとしても

有効活用ができます。

 

キッチンのコーナーを

有効活用するための

間取り別の考え方やレイアウト、

キッチンコーナー部分での

収納について

少し書いてみたいと思います。

 

 L型キッチンや

コの字型キッチンのコーナーは、

使い方が難しいと思われがちですが、

工夫次第で

快適な空間になります。

 

間取り別に

最適なレイアウトもあり、

コーナー部分の使い勝手を

向上させる

アイデア次第で

実用性も変わってきます。

 

作業スペースとして活用。

コーナー部分は、

作業スペースとしても

活用できます。

 

カウンターを設置することで、

作業スペースを

広げることができます。

 

調理の際に

食材を置く場所として

便利というスペースでもあります。

 

シンクを置く。

シンクをコーナー部分に

レイアウトすることで、

洗い場としての

作業スペースを広げることができます。

 

それによって

洗い物や

野菜のカットなどを

コーナー部分を

活用することにより

効率的に行えます。

 

間取り別のレイアウト。

キッチンのコーナーは、

間取りによって

使い方が変わってきます。

 

リビングと隣接している場合

リビングとのつながりを

意識したレイアウトにすると

比較的I型キッチンと変わらない

対面方式での

開放的な空間になります。

 

ダイニングと

隣接している場合、

ダイニングと一体感のある

レイアウトにすることにより、

食事の準備が

スムーズになります。

 

これはアイランド型キッチン

などでも

よくレイアウトする

横移動可能な

間取りプランと同じ状態です。

 

キッチン横にも

独立したキッチン収納スペースを

充実させやすくなり、

使いやすく効率的な

レイアウトにすると、

籠り部屋のような

家事作業に集中できる

キッチンになります。

 

L型キッチンや

コの字型キッチンの

コーナー収納は、

限られたスペースを

最大限に活用することが

重要です。

 

使いやすく美しい収納を

実現するために、

効率的な収納方法と

おすすめの収納アイテムも

存在します。

 

収納アイテムを

活用することで、

コーナーの

収納スペースを

より効率的に使えます。

 

引き出し式収納ボックス。

積み重ねて

収納できるので、

スペースを有効活用できます。

 

回転式収納ラック。

コーナー部分に

設置することで、

奥のものを

取り出しやすくなります。

 

パントリー型の収納等も

キッチンシステムに

組み込まれた商品もあります。

 

ワイヤーバスケット。

通気性が良く、

整理整頓しやすいので、

食材や食器の収納に

最適です。

 

収納の仕分けコーナー。

収納は物を整理して

収納することで、

使いやすくなります。

 

頻度別に収納。

よく使うものは

手の届きやすい場所に、

あまり使わないものは

奥に収納する。

 

分別する整理収納。

収納調味料、

食器、食材など、

カテゴリー別に

収納することで、

探しやすくなります。

 

ラベルを貼る。

収納ボックスや

引き出しに

ラベルを貼ることで、

中身が一目でわかります。

 

キッチンのコーナー収納は、

様々なアイデアで

使いやすくできます。

 

コの字型収納。

コーナー部分に

コの字型の棚を設置することで、

収納スペースを増やせます。

 

壁面収納を設置することで、

コーナー部分の空間を

有効活用できます。

 

オープンシェルフ。

オープンシェルフに

収納ボックスや

収納ケースを置くことで、

見た目もスッキリと

整理できます。

 

アイランド型の

キッチンなどに比べると

比較的家事動線が

スムーズになりやすいので

キッチンのコーナーは、

収納や作業スペースとして

有効活用できます。

 

間取り別に、

そして家事の動線や

キッチンの好みなど

最適なレイアウトを検討し、

収納アイテムを活用することで、

使いやすく美しい収納を

実現することができます。

 

コーナー部分の

収納アイデアを

取り入れることで、

L型キッチンの魅力を

最大限に引き出しつつ

快適な家事空間にも近づきます。

 

それぞれの家庭での

家事の考え方や

間取りの方向性により

選択肢は異なりますが

L型のキッチンの特徴を

最大限活用する事も

家造りの最初の段階で

検討に入れて

家での暮らし全体を

イメージする事で

家事時間やリビングでの過ごし方、

暮らし方の価値観も変化します。

 

事前にキッチンや

バスルームなどの

商品販売メーカーショールームへ

ご案内したり

家具などインテリアの選択肢

ご覧いただくのは

そういう意味も含んでの

家造りと

暮らしの環境づくりを

考えての事です。

 

家事の認識や

過ごす場所意識をデザインする事も

大切な家造りに関する

時間の価値です。

 

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暮らしの心地をイメージする家造りと注文住宅だからできる居心地の創出を多角的に考える間取り提案、暮らしの環境づくりを各家庭の生活感や暮らしの文化から紐解く設計の提案を大切に。

2024年10月27日 | 家 住まい 間取り プラン

心穏やかに暮らす。

日々の暮らしを

穏やかにと思います。

※ライフスタイルを重視した回遊動線を設計した間取り鳥観図事例

 

家族が心身ともに

健康で暮らせる大きな要素。

 

それは、

家で過ごす時間帯が

穏やかであることです。

 

家庭円満や人生円満は、

心持ちを

穏やかに保つところから

始まります。

 

住まいに関して

ここちよい空間づくり、

使い勝手、

そして+αの工夫、

心に配慮する設計をと

考えています。

 

風を通す、光を透かす、

視線を抜く、

気密・断熱、換気、調湿、

これらは当たり前の

ことではありますが、

その当たり前を

複合的に設計し、

実際のここちよさに

落とし込むことは

簡単ではありません。

 

そういう意味もあって

単なる間取りの話しではなくて

家族にとって

何が重要かを

整理できるように

ライフスタイルや

生活環境について

お話しをしています。

 

風を通す・陽を取り入れる

遮るそして使い勝手。

 

各所の使い勝手を

考慮すると

ストレスの軽減にも

繋がります。

 

お客様動線、

パジャマ動線、

洗濯動線・・・・・etc。

 

生活のスタイルによっては

回遊できる間取りと

動線も大事なのですが、

単に「回る」のではなく、

洗う、干す、

たたむなどの機能を持たせつつ、

日々の暮らしを反映した

回れる動線であることが重要です。

 

+αの工夫

心が穏やかであるために、

日常細かなストレスがないよう、

家づくりに活かす方法を

各家庭のライフスタイルから

考えます。

 

来客時の状態、

お客様をどうお迎えするか、

家族間で

コミュニケーションが

取りやすい空間か、

家族と言えども

パブリックとプライベートは

確保できているのか、

行き先々に

居場所があるのか、

何気ない日々の行動ひとつが、

満足になるか、

ストレスになるかは

この配慮でも大きく異なります。

 

暮らしの環境を

どのように考えるべきなのかは

過ごし方を

イメージするところから

大切にと思います。

 

住まいの新築・リフォーム
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■やまぐち建築設計室■
 建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
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