奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

キッチンと家事と食洗機を考える暮らしの提案、家事時間の様々な考え方の中に食洗機を設置することで変化、キッチン周辺から派生する余裕がうまれるように、海外製の食洗機の魅力も。

2024年10月31日 | 住まいの水まわり住宅機器

最近では海外製の食洗機が

日本のキッチンに

採用されるケースも

増えてきています。

※BOSCH食洗機を採用したアイランドキッチンの過去事例 

 

そんな中でも

特に注目されている

ドイツの総合家電メーカー

BOSCH社が開発した

ビルトイン食器洗い機。

 

機能性とデザイン性を

兼ね備えた製品です。

※BOSCH食洗機を採用したキッチンメーカー・キッチンハウスのアイランドキッチン過去事例 

 

海外で絶大に支持されている

ボッシュですが

日本の食洗機との違いや

日本の食卓に

合うのかなども踏まえて

ご相談をいただく事もありますので

少しその食洗機について

書いてみたいと思います。

 

 BOSCH(ボッシュ)は、

ドイツのシュトゥットガルト近郊

ゲルリンゲンに本社を置く

多国籍

エンジニアリング・テクノロジー企業です。

1886年にロバート・ボッシュが

シュトゥットガルトで操業し

世界最大級の規模を

誇っています。

 

実はシュトゥットガルトは

日本にも馴染み深く、

日本企業が優に50社を超え

日本人約2000人程度

在住しています。

 

1893年に設立された

名門サッカークラブにも

過去に多くの日本人選手が

在籍していました。

 

ボッシュは世界最大の

自動車部品サプライヤーでもあり、

製造業の企業としても

世界最大級の規模を

誇っています。

 

事業領域はモビリティ、

消費財(家電製品等)、

インダストリアルテクノロジー、

エネルギー、

建築テクノロジーの

4つの事業分野にまたがっています。

 

日本でも工具などで

ボッシュは有名ですよね。

 

少し前置きが長くなりましたが

食洗機について・・・・・。

 

余熱乾燥方式。

日本製の食洗機は、

電力でヒーターを暖めて

温風を作り出し

乾燥させる方法が

多く採用されています。

 

しかし、

海外製は余熱乾燥方式を

採用している食洗機が

主流となっています。

 

では余熱乾燥方式が

どういうものなのか?。

 

すすぎ時にお湯を使い食器を暖める

最終すすぎでは

食器を高温のお湯55度~70度ですすぎ、

乾燥しやすく

乾燥仕上げ材が投入されます。

 

庫内の食器が高温になる

すすぎ工程が終わると、

すすぎに使ったお湯は

排水される。

 

食器から水分が蒸発していく

温まった食器からは、

水分が蒸発していく。

 

いくら高温になっても

それ以上食器は

乾燥しないので次の工程です。

 

蒸発した水分を結露させる

食器洗い機の庫内壁は、

他の場所より先に

冷める様にできている。

 

庫内壁で冷やされて

結露し水に戻る。

 

冷やされて水に戻った分だけ、

庫内は乾燥する。

 

その分だけ食器からさらに

水分が蒸発できるわけです。

 

食器と庫内壁の温度差を

作り出す事で、

食器が乾燥する。

 

これが「余熱乾燥方式」です。

 

ゼオライトとは

 

天然鉱物のゼオライトとは

アルカリまたはアルカリ土類金属を含む

含水アルミノケイ酸塩です。

 

ゼオライトは骨格構造に由来する

細孔による分子ふるい効果に加え、

イオン交換能や触媒能、

吸着能などの特性をもっています。

 

そのため、脱臭、

水質に改善、土壌の改質、

家畜の整腸作用があります。

 

発ガン性もなく、

農業や園芸用途にも

安全に用いられています。

 

湿気を吸着すると

熱を発生する特性を持ちます。

 

BOSCH食洗機の製品について

ボッシュの

ビルトイン食洗機の種類はシンプル

大きく分けて

60cm幅タイプと45cm幅タイプがあります。

 

60cm幅タイプ

84点 4人家族 約3食分 

ゼオライトシリーズで2種類。

 

45cm幅タイプ

62点 4人家族 約2食分 

ゼオライトと余熱乾燥方式が

各1種類づつ。

 

合計4種類から

製品を選ぶことが出来ます。

 

ボッシュと他社の大きな違いは

余熱乾燥方式に

ゼオライトという鉱物を

採用していることです。

 

ゼオライトは

ボッシュが特許を取得しており、

独自の技術で

乾燥を促進する役目を

果たしています。

 

あくまで促進するもので

機能ではありません。

 

しかし、

ガゲナウには

ゼオライトシリーズが存在します。

それはガゲナウとボッシュは

同じ会社だからです。

 

ゼオライトシリーズは

余熱乾燥方式+ゼオライトを使った

乾燥促進方式で、

1.1~1.2kg程度食洗機の中に

設置されています。

 

60cm幅モデルは2種類あり、

コントロールパネルが正面にあるタイプと

コントロールパネルが

ドアを開けたところにあるタイプに

分かれます。

 

コントロールパネルが

ドアを開けたところにある

フルドアタイプは

正面からみると

面材しか見えないので

比較的スタイリッシュです。

その他はほぼ一緒です。

 

コントロールパネルが

正面にあるタイプ。

 

コントロールパネルが

ドアを開けたところにあるタイプ

 

ゼオライトシリーズは

45cm幅モデルもあります。

ゼオライトは洗浄時、

庫内温度を高め、

乾燥時は食器や庫内から放出される

湿気を吸収して

食器を素早く乾かします。

 

ゼオライトシリーズは

洗浄が終わっても

自動でドアは開かず、

開けた場合もほぼ湯気がでません。

(洗浄コースよって湯気が出る場合もあり。)

 

ゼオライトは交換と

補充する必要がないので

メンテナンスの心配もありません。

 

余熱乾燥方式は

スタンダードシリーズと言い、

45cm幅モデルのみあります。

 

こちらは、

ゼオライトシリーズの

45cm幅モデルの機能は同じで

ゼオライトを使うか使わないかの

違いとなっています。

 

規格サイズについて

45cmタイプ

外形寸法(mm) W448 D573 H813

開口寸法(mm) W450 D573 H815-875

バスケット3段

洗浄容量 8人分

総重量 41㎏

 

60cmタイプ

外形寸法(mm) W598 D573 H813

開口寸法(mm) W600 D573 H815-875

バスケット3段

洗浄容量 約12人

総重量 49㎏

 

洗浄時間の差も気になるところですが

1回にかかる洗浄時間は

洗浄コースにより異なり

エココース

オートコース

パワフルコース

3種類の洗浄コースで

約2.5~4時間前後ですが

汚れ具合により前後します。

 

1日分の食器を

寝る前に洗浄をスタートし、

朝起きた時には洗い終わっている。

 

そんな使い方が多いです。

 

 

寝ている時に洗浄をするとなると、

運転音がどれくらいか

気になるかと思います。

60cmモデル 42dB

45cmモデル 44dB

これは実は

図書館の静けさと

ほぼ同じです。

 

個人差にもよりますし

間取りにもよりますが

基本的には

静かな方だという考え方です。

 

洗剤はヨーロッパでは

タブレット型が主流となっていて、

そちらを使うか、

国産の粉のタイプでも

問題はありません。

 

しかし、

液体洗剤はNGとなっていますので

ご注意ください。

 

また、乾燥機能がない

海外製の食器洗い機なので、

乾燥仕上げ剤として

リンス剤が使われます。

 

国産メーカーにはないものですが、

グラスに水滴が付かないように

撥水してくれて、

乾燥の仕上りが

全然違うので

使用するほうが良いかと思います。

 

製品の高さ

ボッシュの食洗機の高さは

81.3cmとなっています。

 

日本のキッチンは

天板を合わせて

85cmを選択する方が多いかと思います。

 

ボッシュの食洗機を

採用する場合は

開口高さは81.5cm以上が

最低ラインとなってきます。

 

キッチンの天板(カウンター)の

厚みがあるので

85cmでは厳しい可能性が

高いので注意する必要があります。

 

 

日本製食洗機との違い

 

前述でも説明しましたが

日本と海外では乾燥方法が異なります。

 

日本製の食洗機は、

洗浄後にヒーターで

温風をつくり

庫内に行き渡らせることで

食器を乾燥させる仕組みです。

 

日本製の食洗機は

予洗いが想定されているため、

事前に予洗いが必要です。

 

海外製は予洗いが不要です。

 

海外の食卓では

1日分をまとめて洗うので、

朝や昼に使った食器でも

高い洗浄力で

きれいに洗いあがります。

 

海外製は余熱乾燥方式を

採用しているので、

湯気が少ないことが特徴です。

 

ボッシュ食洗機のメリット

①節水・節電効果で環境に優しい

②高いデザイン性

③予洗い不要

④静かな動作音

⑤高い洗浄性能

⑥ゼオライト機能つき

⑦大容量・多機能

 

水道代や電気代を

年間で35%節約できる

効果的な設計が特徴です。

予洗いが不要なため、

ひと手間省かれますし、

節水・節電効果に加え、

環境に優しい素材や技術が

採用されています。

 

やはり一番の特徴は音です。

ドイツ製ということだけあり、

動作音は日本製に比べても

かなり静かです。

 

ボッシュ食洗機のデメリット

 

①金額がそれなりに高い

②キッチンメーカーが限られる

③高さが決まっている

④お皿によって乾燥が不十分

 

また海外では

器の浅いお皿が主流です。

ですが日本の食卓では

欠かせない

どんぶり鉢用には

製造されていない為、

底に水が溜まるので

どこに置くか

工夫を凝らす必要があります。

 

食器の置き方を変える事で、

きれいに洗え、

乾燥も問題も行えます。

 

高さが81.3cmと決まっているため

キッチン高さが85cm以上のものしか

合わないこともデメリットです。

ここは間違わないように

計画性をもっておかないと

いけないところです。

 

どちらにしても

それぞれの家族にあったものを

選んでいただくことが一番です。

 

国内製品や別の海外製品とも

比較しながら

ライフスタイルにあったもの

ご提案できればと思います。

 

家事時間が

楽になることは

時間のゆとりだけではなくて

生活のゆとりにも直結します。

 

暮らしの中のアイテムにも

ゆとりを生み出す工夫を

丁寧にと思います。

 

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キッチンの選択肢で変化する間取りと暮らしと空間の使い勝手、家事動線や暮らしの趣を考えながらもキッチンそのものの形態とレイアウトの関係性で変化する家と部屋のイメージ。

2024年07月14日 | 住まいの水まわり住宅機器

キッチンの選択肢で変化する

間取りと暮らしと空間の使い勝手。

※建材設備メーカーPanasonicショールーム大阪・キッチン空間展示(I型・アイランドキッチン)

 

スマートなキッチンスペース。

I型キッチンのレイアウトで引き出す

シンプルな魅力。

 

新築やリノベーションの際に、

限られたスペースを

有効活用したいと

お考えの方も多いかと思います。

 

特にキッチンは、

毎日使う大切な空間だからこそ、

機能性とデザイン性を

兼ね備えたレイアウトを

実現したいものです。

 

そういった意味では

採用するキッチンの型により

キッチン周辺の空間構成も

随分変わります。

 

シンプルな場所の魅力を

考えたうえで

I型キッチンの基本的な特徴や

メリット・デメリットを

少し書いてみたいと思います。

 

I型キッチンの基本。

I型キッチンとは、

コンロ、シンク、調理スペースが

一直線上に配置された

キッチンのことを指します。

 

その姿が、

まるでアルファベットの

「I」のように見えることから、

この名称で呼ばれています。

 

日本の住宅事情を考慮すると、

限られたスペースを

有効活用できるI型キッチンは

非常に合理的な選択肢と言えます。

 

I型キッチンが日本で普及した背景には、

以下のようなメリットが挙げられます。

 

空間効率の良さ。

I型キッチンは、

他のタイプと比べて

コンパクトに設置できるため、

比較的狭い住宅でも

導入しやすいという

大きな利点があります。

 

限られたスペースを

無駄なく活用できるので、

スマートなキッチン環境を

実現する事が可能になります。

 

コスト面。

シンプルな形状ゆえに、

I型キッチンは

他のタイプよりも

比較的リーズナブルな価格で

設置が可能になる事が多いです。

 

予算に限りがある場合でも、

質の高いキッチン環境を

手に入れやすいかと思います。

 

キッチンを使う際の家事動線の短さ。

I型キッチンは

一直線上に調理スペースが並んでいるため、

移動距離が短くて済む

というメリットもあります。

 

効率的に家事を進められるので、

忙しい家事時間を

過ごしていっる方には

メリットも多いかと思います。

 

ただし、

I型キッチンにはデメリットもあります。

 

例えば、

横幅が狭すぎると

作業スペースが窮屈になってしまうことや、

逆に横幅を広くしすぎると

動線が悪くなってしまう等です。

 

自分の調理スタイルに合わせて、

適切な幅を

設定することが大切です。

 

I型キッチンの実例から学ぶ

適したレイアウト。

 

I型キッチンは、

壁付けと対面式の

どちらのレイアウトでも

設置可能です。

 

それぞれの間取りの特徴を理解し、

自分のライフスタイルに適した

内容を吟味してみてください。

 

壁付けレイアウト。

壁付けI型キッチンは、

壁に面してキッチンを設置するため、

スペースを効率的に使用できます。

 

また、

壁の方を向いて

調理に集中できるので、

料理に没頭したい方にはおすすめです。

 

ただし、

リビング等との一体感は薄れるため、

家族とのコミュニケーションは

取りづらくなります。

 

対面式レイアウト。

対面式I型キッチンは、

リビングやダイニングに向かって

調理ができるので、

家族との会話を楽しみながら

料理が可能になります。

 

オープンな雰囲気を演出でき、

こどもの様子を見守りながら

家事を進められるのも魅力です。

 

ただし、

壁付けと比べると

広めのスペースが必要になります。

 

アイランド型レイアウト。

LDK等の空間を

一体的な空間とする際に

島のようにキッチンを

壁から離してI型のキッチンを

配置するプランです。

 

開放的で洗練された印象を与え、

キッチンを中心とした

コミュニケーションが

生まれやすくなります。

 

ただし、

十分な広さの確保が必須なので、

部屋の広さと

バランスを考える事が重要です。

 

I型キッチンは、

コンパクトながらも

効率的で洗練された印象を与える

キッチンレイアウトです。

 

空間効率の良さやコストの低さ、

動線の短さなどのメリットがある一方で、

横幅の設定には注意が必要です。

 

自分のライフスタイルや

住環境を考えながら、

最適なI型キッチンのレイアウトを

選ぶことが大切です。

 

大切な暮らしの質を

キッチンのレイアウトからも吟味するように。

 

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住宅設備の機能的な良さを活用する暮らし、浴室(バスルーム)で使用する暖房・乾燥・換気・涼風等の機能を活用して生活環境の改善に室内環境も機能的に向上する選択肢で家の中で暮らしの安全も大切に。

2024年03月25日 | 住まいの水まわり住宅機器

 

住宅設備の機能的な良さを

活用する暮らし。

 

暖房・乾燥・換気・涼風等の機能付きバスルームという選択肢。

※浴室換気暖房乾燥機付きバスルーム(システムバスルーム)

 

浴室換気暖房乾燥機を

上手く使って

入浴事故をなくすように。

※浴室換気暖房乾燥機付きバスルーム(現場造作バスルーム)

 

入浴中の事故は交通事故よりも多い

という統計があります。

 

入浴中の急死・急病の原因は

心肺停止、脳血管障害、

一過性意識障害(失神)、

溺水・溺死とされており、

冬場の寒冷地にとくに多く見られます。

 

暖房の効いた部屋から

寒い脱衣室に行って服を脱ぎ、

熱いお風呂に入る。

 

こうした温度差は

血圧の乱高下や脈拍の

急激な変化をもたらし、

脳出血、脳梗塞、

心筋梗塞などを

引き起こす「ヒートショック」が

起こりやすくなります。

 

このようなことが原因で

亡くなる人は

推定年間1万人以上とされ、

交通事故死の2倍以上にもなります。

 

ヒートショックから身を守るには

急激な温度差をなくすこと。

 

家の中でどのような温度環境を

イメージしておくのかも重要で

特に冬の寒さに関しては

考慮が必要です。

 

そのうえで

例えば浴室換気暖房乾燥機は

浴室の換気・暖房・乾燥などが

目的ですが、

ヒートショック対策にも

一役買っています。

 

暖房機能で

入浴前に浴室を暖めておけば、

浴室に入ったときの

ひんやり感が緩和でき、

急激な温度変化をなくせます。

 

浴室換気暖房乾燥機は

便利でメリットも多く、

導入を希望されるご家庭は

少なくありません。

 

暖房機能のほか、

換気・乾燥の機能は

湿気を抑えてカビや結露の発

減らしてくれます。

 

衣類乾燥機能は

雨の日でも夜でも

洗濯物を乾かせるので、

忙しい家事の強い味方にもなります。

 

最近ではミストサウナ機能、

カビ抑制機能、涼風機能などより多機能になり、

消費電力を抑える

省エネタイプや静音タイプもあります。

 

洗面脱衣室にもそういった機能を

付加させることも可能です。

 

実際にそういった空間にも使用可能な

ミニマムなエアコンも

実は住宅設備機器として

建材メーカーも開発しています。

 

予算やライフスタイルにあった

機種を選ぶには、

間取りと機能面から

住み方に対して

イメージを持つことが大切です。

 

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洗面脱衣室を快適空間にするためのポイントにも色々な考え方があります、間取りを考える際に暮らし方のイメージを見直しながら洗面脱衣室の収納と身支度の時間。

2024年02月23日 | 住まいの水まわり住宅機器

 

間取りと暮らしの環境を考えるように。

※バリアフリーのカウンタータイプと収納量に余裕を持たせた洗面化粧台

 

洗面脱衣室を

快適空間にするための

ポイントにも色々な考え方があります。

※足元にも収納スペースを設けた収納容量重視のシステム洗面化粧台

 

多くの場合、

洗面室は浴室の横に配置され、

脱衣室として、

ランドリースペースとしても利用されます。

※朝の混雑時には二人並んでも使用可能なタイプのシステム洗面化粧台の採用

 

狭い空間には

洗面、脱衣、洗濯、

収納スペースが詰め込まれ、

顔を洗う、化粧をする、

服を脱ぐ、

洗濯をする、収納する

といった暮らしに直結した場所なのに、

実際はプランづくりの際には

意外と後まわしにされがちです。

 

しかし、

家族構成によっては

使用頻度や使うタイミングが異なり、

求める機能も人それぞれなので、

十分に検討しておかないと

ドライヤーの置き場所がない

コンセントの数が足りない

洗濯洗剤などをストックする場所が足りない

といった不自由を

感じることにもなりかねません。

 

そんな洗面脱衣室で

ポイントとなるのが洗面化粧台です。

 

洗面化粧台には

ウンタータイプや洗面器一体タイプ

といったものがあります。

 

カウンタータイプは

空間に合わせて自由に選び、

組み合わせる事が

出来やすい商品です。

 

一方の洗面器一体タイプは

比較的コンパクトで、

価格が手ごろなものが多いことが魅力。

 

化粧やヘアドライヤー、

ひげそりはどこでするのか、

家族が多い場合には

朝の洗面ラッシュに対応できるのかなど、

家族の行動を

客観的に振り返って

間取プランを考えたいものです。

 

また脱衣室を兼ねる場合には、

バスタオルや

下着の置き場所が

必要になるかもしれません。

 

さらに見落としがちなのは換気です。

 

お風呂から人が出た瞬間、

お風呂の湿気は

一気に洗面脱衣室に流れ込みます。

 

ですから浴室だけでなくて

洗面脱衣室も、

窓や換気設備で

湿気対策をしておくことが大切です。

 

具体的な生活シーンを

想像しながら

プランを検討する事で、

暮らし始めてからの使い勝手が変わります。

 

色々な暮らしのシーンを

理想だけではなくて

現実を確認しながら

考える事が大切です。

 

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リフォーム・リノベーションの場合も新築の場合でも間取り検討時には取り入れ方をどのように考えるべきなのかを暮らしのカタチと家事から考えるキッチンの可能性と使い勝手。

2024年01月25日 | 住まいの水まわり住宅機器

 

 

壁付けキッチンと対面キッチン。

 

※キッチンハウスアイランド型キッチン採用での配置事例

 

注文住宅で新築やリフォーム(リノベーション)、

間取りを考える際に

関連する選択肢。

カタチはどうなのか?

 

レイアウトと使い方等

家の間取り単体ではなくて

設置する設備機器類でも

使い勝手は大きく変わります。

 

例えば

壁付けキッチンと

対面キッチンでの違い。

 

キッチンは

毎日の糧となる

食事を作る大事な場所。

 

いまやその役割は

それだけに留まらず、

家族や来客との

重要な

コミュニケーションツール

ともなりますし

インテリアの要素にもなります。

 

暮らしの中にも

存在感を発揮しています。

 

その証拠に

昔は家の一番端(これにも相応の理由はありますが)にあり、

あるいは壁で仕切られた

一つの空間として

独立性を持たせていたことも

多かった「台所」は、

いまや住まいの顔である

LDの中心に添えられることも

珍しくなくなってきました。

 

キッチン自体は

どのような形態の

住居においても「設備」として

ほぼ必須で

備え付けられているものですが、

この配置には

様々な指向と形態があります。

 

実際僕も、

間取りプランや

生活のデザインを提案する際には

使い勝手や機能性だけではなく

暮らしに馴染むかどうか?

間取りと過ごし方に対して

どうか?

という観点も含み

イメージを整えています。

 

様々なキッチンがあるなかで、

大別すると

壁を向いて設置されている

「壁付けキッチン」か、

いくつかのバリエーションは

あるものの

作業を行う人と

それ以外の人が

正対できる「対面キッチン」に

分けることが可能です。

※クローズド間取りで対面を外して計画したI型キッチン提案配置事例

 

それぞれの特徴としては

壁付けキッチンとは

その名の通り

壁にキッチンの長辺片側が

接する形に配置するキッチンを指します。

 

キッチン自体が

部屋として独立した

クローズドタイプ、

ダイニングと繋がっている、

つまりLD(リビングダイニング)側に

背中を向けての

作業にはなるが

間続きである

オープンタイプの2種に

大別されます。

※I型対面式キッチン配置事例

 

対面キッチンとは

壁付けキッチンと異なり、

長辺は壁に接することはなく、

キッチンを挟んで

人と人が対面できることを

可能にするキッチンです。

※アイランド型キッチン・LDK間取りレイアウト事例

 

四辺のどこも壁に

接することがない

対面式のキッチンは

アイランド型キッチン(アイランドキッチン)、

短辺の片側を壁面に接して

配置したものは

ペニンシュラキッチンと呼ばれます。

 

 

※片側を壁付・間取り上は回遊可能プランとしたペニンシュラ型キッチン提案事例

 

現在の日本の住まいでは、

その多くが

リビングダイニングと

キッチンをひとつの空間に

まとめていることが

多く見られます。

 

いわゆるシステムキッチンが

普及したのは

公団住宅をはじめとした

集合住宅が増加したのと

同じタイミングであり、

その大部分は

壁面に備え付けられ、

壁に向いて作業を行う

壁付けキッチンでした。

 

上水道の使用・排水や排気

ガスの供給などで

壁面に備え付けられていることが

効率的であったことも

関係しています。

 

壁付けキッチンは

住宅の形状を問わず

広く一般化し、

現在でも少なくない

ニーズと供給が行われています。

 

一方で、

対面キッチンの

一般家庭への浸透は

集合住宅における

第5次マンションブーム

1986~1989年以降にあると

言われています。

 

それまでも国内において

対面キッチンが

一般の住まいに

無かったわけではありませんが、

インテリアデザインへの

こだわりが大きく一般化するのと、

住宅供給という

ビジネスの中で

多くの部屋数を提供するためには

無駄のない間取りを

実現させるための策が

それを後押ししたかたちです。

 

キッチンは隠す場所

という意識が一般的である

これはある程度

築年数を経た

マンションなどを見ると

明らかで、

吊戸棚や造作壁で

キッチンを覆い

LD側から見えにくいように

配慮されていたことがうかがえます。

 

状況は徐々に変化をしながら

戸建においても

ファミリータイプの

2LDK~3LDKのマンションでも、

対面式(主にペニンシュラ)の

キッチンを配した間取りを

多く見かけるようになりました。

 

それぞれの使い勝手を確認する事。

 

実際にどちらが便利か、

という点については

様々な意見があり、

いわば使う人の事情や

感性によるとも言えます。

 

壁付けキッチンは

限られた空間を

活かすことが可能。

 

壁面を向いての作業となるため、

集中して作業に

取り組むことができる。

 

窓と正対する、

あるいは近くにあることも多く

手元が明るい

といった面を

メリットとして挙げる声が

多く聞かれます。

 

あるいはオープンタイプの

壁付けキッチンであれば

キッチンの背面に

ダイニングテーブルを

配置することも多く、

食事の用意などは

動線が短くできる(振り返るだけ)

ということもあります。

 

クローズドタイプのキッチンは

どうしても配膳の際

動線は長くなりますが、

仕切られていることで

音や匂いが

リビングダイニングに

届きにくい点を

メリットとして

考える人もいます。

 

対面式キッチンは

どうしても

広さが限られてしまう

国内の住宅事情において

LDKを無駄なく

空間利用ができることにある点も

さることながら、

配膳・片付けといった作業を

キッチンとダイニング(あるいはリビング)を

往復せずに

カウンターなどを挟んで

行うことができるという

家事動線における部分、

そして常にLD側の

相手が見える・会話ができる

というコミュニケーションの

円滑化を最大の

メリットとして挙げる声も

多くあります。

 

選択の際に

気を付けること。

 

一方で壁付けキッチンでは

常に壁の方向を向いての

作業となるため、

ダイニングや

リビングの方には

視線が向かず、

コミュニケーション性、

あるいは家族や

来客の様子を

確認しづらいという点は

多く指摘されることです。

 

あるいは

特にオープンタイプの場合は

ダイニングテーブルに

着座している人から

キッチンの様子が

丸見えとなるため、

来客の際には

気を使うことが

多くなるかもしれません。

 

この問題を解決するには

間取りや家具の

レイアウトの工夫、

あるいは

キッチンとダイニング部の間に

アイランドタイプの

キッチンカウンターを

用意する事も一つの工夫です。

 

対面キッチンは

窓が近くに無いことが多く

手元が暗くなりがちです。

 

照明計画などには

しっかり配慮して

使い勝手を損なわないように

したいものです。

 

また、

周囲が視野に入るため、

料理に没頭したいという人には

向かないかもしれません。

 

リビングダイニングに

料理の臭いが

向きやすいのも

要注意です。

 

自身の暮らしのスタイルを

よく考慮する事。

 

壁付けキッチン、

対面キッチン、

いずれの場合においても

その選択には

一長一短があります。

 

やはり間取りと家族構成、

ダイニングやキッチンで

どのように

過ごして

どのように暮らしたいのか?

という点が重要。

 

自分の住まいや

暮らしに合うキッチンの配置が

どうかるべきか?

 

理想だけではなくて

実際に使う状態を

イメージして

過ごしやすさの意味を

考えてみる事も大切。

 

住まいのリフォーム・リノベーション

模様替えや増改築について

ご相談・ご質問・ご依頼は

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気軽にご連絡ください。

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 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

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家を建てる、リフォームする際に考えておきたい暮らしの習慣と日常生活、リビング・LDKや個室だけではなくて間取りとして家全体での質的な改善は大切に。例えば水回りと呼ばれる洗面脱衣室等。

2023年12月21日 | 住まいの水まわり住宅機器

 

家を新築するケースでも

リノベーションやリフォームを

検討する際にでも

リビングや個室に対して

注力する事は多いと思います。

※建材設備メーカーLIXIL・システム洗面化粧台の採用事例・洗面脱衣室に設置

 

ですが、家全体での生活空間として

間取りの中での暮らし方を

よりよく考える際には

水回りや移動の空間も

同様に全体でバランスよく

暮らしに馴染むように・・・・・。

 

そういう意味で

例えばですが洗面脱衣室を

快適空間にするためのポイントも。

 

多くの場合、

洗面室は浴室の横に配置され、

脱衣室として、

ランドリースペースとしても

利用されます。

 

狭い空間には

洗面、脱衣、洗濯、

収納スペースが詰め込まれ、

顔を洗う、化粧をする、

服を脱ぐ、洗濯をする、

収納するといった

暮らしに直結した場所なのに、

実際はプランづくりの際に

意外と後まわしにされがちでは?。

 

しかし、

家族構成によっては

使用頻度や使うタイミングが異なり、

求める機能も人それぞれなので、

十分に検討しておかないと

「ドライヤーの置き場所がない」

「コンセントの数が足りない」

「洗濯洗剤などをストックする場所が足りない」

といった不自由を

日々感じる事となり

家事や日常生活で

余計なストレスをため続ける事にも

なりかねません。

 

多くの機能を

詰め込むことになりがちな

洗面脱衣室で

ポイントとなるのが

洗面化粧台です。

 

洗面化粧台には

「カウンタータイプ」や

「洗面器一体タイプ」といったものがあります。

 

カウンタータイプは

空間に合わせて自由に選び、

組み合わせることで

使い勝手も部屋の効能も

大きく変わります。

 

一方の洗面器一体タイプは

比較的コンパクトで、

機能的につくられている事が魅力です。

 

身支度を行う事も多い

洗面化粧台周辺で

化粧やヘアドライヤー、

ひげそりはどこでするのか、

家族が多い場合には

朝の洗面ラッシュに

対応できるのかなど、

家族の行動を客観的に振り返って

プランを考えたいものです。

 

また脱衣室を兼ねる場合には、

バスタオルや下着の置き場所が

必要になる事もどの程度まで

想定しておくべきなのか?。

 

さらに見落としがちなのは換気。

 

お風呂から人が出た瞬間、

お風呂の湿気は

一気に洗面脱衣室に流れ込みます。

 

ですから浴室だけでなく

洗面脱衣室も、

出来れば窓や換気設備等で

湿気対策をしておくことが大切です。

 

具体的な生活シーンを

想像しながら

プランを検討する事で、

暮らし始めてからの

使い勝手が変わります。

 

間取りと暮らし方考える

機能性と充実度の目安を丁寧に。

 

住まいの新築・リフォーム

整理収納アドバイス・模様替え等

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間取りと家電とキッチン周辺の家電レイアウト、実際の調理時間や料理の際に考えておくべき日常生活の使い勝手、コンセントの位置関係で変わる暮らしの自由度と住みやすさ。

2023年12月08日 | 住まいの水まわり住宅機器

 

実際の生活を

シミュレーションしておくことは大切。

 

もう少しじっくり

考えておけばよかった・・・。

と思う人もいるかも知れません。

※よく考え間取りでシミュレーションを重ねた家電のレイアウト

 

打合せをしたにもかかわらず、

実際に暮らし始めてから

見つかる小さな不便とか。

 

家造り、

新築でもリフォームでも

そうですが、

見落としてしまいがちな

小さなことが「多くの不便さ」を

生み出します。

 

そんな中のひとつに

キッチン周辺のコンセントがあります。

 

家電や家具については

色々と考えていても

キッチン周辺のそういった分部は

意外に見落としがちだと思いますよ。

 

設計者も家事や料理を

するタイプの人なのか

そうではないのかにもよりますが

自身での「シミュレーション」も大切です。

 

キッチンでは、

電子レンジや炊飯器、

電気ポットにコーヒーメーカーなど、

コンセントを必要とする

電気製品がたくさんあります。

 

そのためコンセントを

多めにつけたにもかかわらず、

実際に電気製品を

所定の場所に置いたら、

コードの長さが足りずに

コンセントまで届かない・・・といった

不具合が発生することも

あるかと思います。

 

コーヒーメーカーを

キッチンのバックカウンターで

使用される方もいれば、

ダイニングテーブルで

使用される方もいるように、

その使い方や生活スタイルは

人それぞれです。

 

そのため、

建築業者が思う

当たり前の位置と

実際に使用する位置での

基本的なコンセントの条件が

十分でない場合が多々ありますし

逆に「現在の家」と

「これから暮らす家」の違いを

どのように打ち合わせを

してきたのかで

常識の違いと行動の差も生まれます。

 

こうした失敗を減らすには、

実際の生活を

シミュレーションしてみる事と、

現場での確認作業が大切です。

 

間取りを決めながら

電気配線やコンセント

スイッチ類の打ち合わせ時には

持ち込む電気製品や家具などを

簡単に図面の中に書き込み、

その図面を見ながら

生活や家事時間を

イメージしてみるように・・・・・。

 

春夏秋冬、

朝から夜まで、

生活の様々なシーンを想像しながら、

わが家の使い勝手を

家族皆でシミュレーションする事で

キッチン周辺の

使い勝手もそうですが

調理家電の使い方も

自由度が増しますよ。

 

日常生活を理想的に

考えてみませんか?

 

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家造り、間取りの計画と密接な関係のある家事動線と洗濯物の扱い方、例えば物干しに関しての家事作業をどのように家造りの中で捉えるのかによって暮らし時間も変わります。

2023年11月25日 | 住まいの水まわり住宅機器

 

家で過ごすことを考えた時に

家事をどのように考えるのかによって

間取りや部屋の位置関係にも

色々と繋がる部分があります。

※Rinnai 乾太くんカタログより抜粋

 

特に洗濯などの時間を

どうい考えるのかによっては

洗濯脱衣室をメインの洗濯場とするべきなのか

それとも部屋干し部屋や

家事室を考えるべきなのか

色々な間取りプランの方向性が

存在します。

 

家づくりを検討されている方のなかには、

現住居の動線が不便、

家事に費やす時間が長いなどの

家事ストレスを抱えている方も

いらっしゃるかと思います。

 

家事ストレスは

間取りで解消することもできますが、

設備を入れ替えることで

解消することもできます。

 

負担の大きいと感じる

家事の一つ「洗濯」に関連する事。

 

例えばですが設備機器での

ガス衣類乾燥機。

 

ガス衣類乾燥機とは

共働きで洗濯をするタイミングが

限られている方や、

家族が多かったり

スポーツをしていたり

着替えが多く必要だったりで

1日に何度も洗濯をする必要がある方などは、

洗濯にストレスを

感じているのでは?。

 

一連の洗濯作業の中でも

特に負担の大きい作業が「乾かす」です。

 

洗濯機から離れたところに

物干し場がある場合、

洗った後の脱水した状態でも

濡れて重い洗濯物を運ぶのは重労働で、

干す作業も手間がかかります。

 

最近では花粉やPM2.5などを気にして、

室内干しや洗濯乾燥機で

洗濯から乾燥までを

完結されている方もいらっしゃいますが、

この場合、

室内干しだと生乾きの臭いが気になったり、

洗濯乾燥機だと

乾くまでに時間がかかり、

1日の洗濯回数が限られるため、

不便さを感じている方も多いと思います。

 

また防犯の事や突然のゲリラ豪雨等も

環境の変化によって、

最近では衣類乾燥機の設置を

検討要素に入れる事も増えています。

 

特にガスを使用して

洗濯物を乾燥させる「ガス衣類乾燥機」はパワーがあり、

5㎏の洗濯物だと約1時間弱で済むなど、

電気式に比べて約1/3の時間で

すばやく乾かすことができ、

加えて洗濯機と乾燥機が分かれているため、

洗う・乾かすが同時並行で行え、

物干し場への移動や

洗濯物を干す・取り入れる作業が

省けることで

家事の時短化につながるなどの

メリットが多く、

家造りの打ち合わせの際には

基本的に「会話」の中「対話」の中に

盛り込ませていただくようにしています。

 

ガス衣類乾燥機の特長としては

家事時間を大幅短縮が出来るという事。

 

先にも書きました、

仕分け洗濯をされる場合や

1日の洗濯量が多いとき、

洗濯機と乾燥機が独立していると

洗濯機が2回目の洗濯をしている間に、

乾燥機で1回目の乾燥を行えて効率的です。

 

また、ガス式は

電気式よりも短時間で

乾かすことができるため、

家事時間を大幅短縮できます。

 

仕上がりが気になる臭いについても、

ガスならではのパワフルな温風で

乾燥しながら生乾き臭の元となる

菌の発生を抑制するため、

気になる方が少ないのも事実です。

 

手間を掛けずに

ふっくらやわらかな

気持ち良い仕上がりになる

というメリットもあります。

 

物干し場が小スペースになるということ。

 

衣類乾燥機を上手く活用できると、

間取りの中で

物干しスペースを

それほど大きく取る必要がなくなるため、

その分リビングを広くしたり、

ユーティリティや収納にゆとりを持たせたり、

間取りにもメリットが生まれます。

 

毎日の洗濯で

ストレスを感じている方、

家事動線で悩まれている方は

そういう部分にも目を向けて

家造りを検討すると

意外に解決する事も増えるかと思います。

 

ガス衣類乾燥機を

検討される場合の注意点。

 

ガス衣類乾燥機はガス機器のため、

設置には専用のガス栓や

排湿のためのパイプを設けるなどの

工事が必要となります。

 

設置条件を満たさない場合は

設置ができないため、

家を建てた後からですと

設置が難しい場合もありますので、

ガス衣類乾燥機を設置する

予定があるようでしたら、

新築時に設置するか、

将来的に設置できるように

計画されることをおすすめします。

 

間取りの工夫と暮らし方の工夫に

ソフト面とハード面からの

アプローチは大切だと思います。

 

暮らすことを考えて

そういう意識を大切に

家造りを楽しんでください。

 

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暮らしと間取りと生活環境をどのように考えるべきか、間取りと暮らしが程よく融合する注文住宅の設計デザインの際に考えるべき水回りの設備への配慮と建築の質。

2023年11月09日 | 住まいの水まわり住宅機器

 

リビングやダイニング、キッチンスペースなどは

間取りの中でプランのメインになる事は多いですが

それだけではなくて家全体で

間取りをどのように機能させるべきなのか?

家全体のバランスと

外構(庭)やエクステリアを含めて

間取りの優位性を考えるように。

プライベートな空間でもあるトイレは、

清潔であることはもちろん、

居心地のよさにも

こだわりたいところです。

また、掃除がしやすい床や壁、

すっきりと片づいた状態を

キープするための収納スペース、

毎日快適に使用するための

トイレの機能など、考えることはたくさんあります。

 

注文住宅を建てるときには、

設置場所をはじめ広さや収納、窓、照明などを

ある程度自由に考える事が出来るからこそ、

どのような空間にするか悩んでしまう

という方もいるのでは?。

毎日使うトイレを快適にするために、

注文住宅での空間づくりの

ポイントについて

少し書いてみたいと思います。

注文住宅を建てる際、

快適で使いやすいトイレ空間を

計画するには、

先ずは以下のポイントを

考慮することが大切です。

 

注文住宅の間取りを考える際に

先ずは間取りとして

「トイレをどこに設置するか?」を

検討する必要があります。

家族が使いやすく、

プライバシーを確保できる場所に

計画することが重要です。

 

生活空間に近くなり過ぎないようにする。

家族の人数やライフスタイルに応じて

複数設置する。

生活動線を考えて

アクセスしやすいようにするトイレは、

流水音や

においが発生する場所となる為、

できるだけほかの生活空間とは

切り離して設置することが

望ましいといえます。

※個室に直接計画するケースもあります。

 

食事をするリビングや音が気になりやすい

寝室の近くを避けることで、

周囲を気にせずに使えるようになります。

※ライフスタイルにより寝室に近く計画する場合は

 防音や臭い対策・扉の対策を調整します。

 

二階建ての場合では

上下階それぞれに設ける事は一般的ですが

平屋になった場合は

一か所になるケースもあるので

よく考える事が大切です。

また二か所と限らずに

実際には3か所、4カ所と

状況を加味して計画する事もあります。

そうしないと

通勤や通学などの

生活時間が同じになる場合には、

朝の身支度や就寝前に

トイレがなかなか使えないと

困ることも。

 

家族の人数やライフスタイルに応じて、

2か所、またはそれ以上に

トイレを設置することも

検討すると良いかと思います。

 

さらに、家族の生活動線を考慮して、

リビングや個室からも

スムーズにアクセスできる場所を

検討するこ事もポイントです。

 

その場合は、

もう一つ独立したトイレを

設置することで

ほかの家族や来客も

気兼ねなく使えるため、おすすめです。

 

広さに関しては一般的なトイレの広さは、

およそ1畳ほどです。

※畳一枚分の広さで0.5坪。

 

手洗いスペースや

収納スペースを確保したい場合には、

1.5畳と少しゆったりめにとると、

圧迫感を感じずに使用できます。

 

場合によっては1坪(畳2枚分)の

トイレスペースを提案する事もあります。

様々な価値観や使い方、

機能のまとめ方もあるので

バランスを考えると

そのような提案となる事もあります。

あまりトイレにスペースを

充てられない場合には、

タンクレストイレ等の中でも

比較的スペースを

広く感じる事の出来る形状もつタイプを

セレクトする事も一つの方法です。

 

タンクレストイレにも

様々な形状があるので、

選択によっては

奥行きに余裕が生まれるため、

スペースを広くとりやすくなります。

 

また、トイレの広さを考える際は、

「便器からドアまでの距離」も重要です。

 

スムーズに出入りして

動きやすくするには、

最低40cm以上の距離を

確保するのが目安といえます。

※個人差があるので間取り検討や打ち合わせの際に

 その都度調整提案します。

 

収納スペースについて

トイレには、

予備のトイレットペーパーや衛生用品、

掃除用品などを

収納するための

スペースを設けることが欠かせません。

意外と忘れがちな部分だと思いますよ。

 

生活感が出やすいモノについては、

扉つきの収納棚を取り入れたり、

蓋つきのカゴに入れたりして

収納することもトイレを

スッキリさせるポイント。

 

収納スペースの設置場所については、

便器や手洗い器の上下に

設けるケースが多いかと思います。

 

収納棚のサイズが大きすぎると、

圧迫感が生まれて

トイレが狭く感じる事もある為

注意が必要です。

 

窓について。

トイレのなかに、

換気や採光のための窓を

設置することがあります。

逆に窓を設置しないケースもあります。

 

窓の見え方や選択、

窓のレイアウトによって

圧迫感が緩和されて、

明るく開放的な空間にもなります。

 

ただし、

窓を設置する際は

プライバシーや音への配慮が大切です。

 

隣家や前の通り、

又はその周辺等から

トイレ内が見えてしまう事が

ないような工夫が求められます。

 

トイレにおすすめの

窓の形状や工夫・・・・・。

窓ガラスをくもりガラス・すりガラス

片板ガラス等にする。

 

外からトイレの内部が

見えないように

床から高い位置の窓や

スリット窓(細長い窓)を選ぶ。

 

窓にカーテンや

ブラインドを取り付ける

等の方法もひとつです。

 

逆に開放感や

外と中のつながりを意識して

坪庭をデザインして「透明」の窓ガラスで

風景を愉しむというケースもあります。

 

照明計画について。

トイレを居心地のよい空間にするには、

照明の色や明るさ、

そしてデザイン性や機能性に

こだわることも重要です。

 

リラックスしたい場合には

オレンジ系の色、

ナチュラルな雰囲気にしたい場合には

昼白色を選ぶのがおすすめです。

勿論LEDの場合は

調光や調色の機能があるので

そういった照明器具を選択する事で

スイッチにより明るさも色も

調整が可能になります。

 

そして明るさや色だけではなくて

照明器具によって

空間の印象ががらりと変わります。

 

これはすべての部屋で共通ですが

天井から吊り下げる

ペンダントライトや

足元を照らすダウンライトは、

陰影が生まれて

おしゃれな雰囲気を演出できます。

 

なお、人感センサー機能付きの

照明器具を選べば、

消し忘れの防止にも役立ちます。

 

「手入れのしやすさ」も重要。

デザインの美しさだけでなく、

手入れがしやすい形状の

トイレや壁紙・床材を選ぶことが大切。

 

組み合わせ便器の場合、

価格を抑えやすく、

部分的な取り換えができるという

メリットがありますが、

凹凸が多いことから、

細かな隙間や汚れを

掃除するのが大変になります。

 

一体型やタンクレスの場合、

凹凸がなく

掃除がしやすくなるほか、

スタイリッシュなデザインで

すっきりと見えるメリットがあります。

ただし、

故障したときの修理や

導入費用については、

組み合わせ便器よりも

高くなりやすいといった

注意点もあります。

 

壁紙・床材の選び方。

トイレで気になりやすいのが、

においや汚れ。

 

壁紙については、

こまめに拭き掃除をするとともに、

機能性壁紙を

使用する方法があります。

 

機能性壁紙には、

汚れ防止機能や消臭・抗菌機能、

防カビ・吸湿機能などがあり、

清潔な空間を維持しやすくなるほか、

掃除もしやすくなります。

 

ただし、トイレ使用時の

習慣などにより汚れやすくなるケースもあるので

防水性が高く掃除のリスクが少ない

パネル材等を

採用するのも考え方のひとつです。

 

トイレの床材は、

水や汚れに強いことが重要です。

勿論価値観によっては

無垢のフローリングを使う事もあります。

ですが、

あこがれや理想だけではなく

毎日の掃除やメンテナンス

デメリット部分に関しても

理解したうえでの採用です。

 

消臭や防カビ加工がされたものや

凹凸がなく

フラットなものを選択すると、

手入れがしやすくなり

トイレ掃除時の作業も

らくになりますし

普段から清潔にも保つことが出来ます。

 

注文住宅を建てるには、

土地探しをはじめ、

住まい全体の間取りやデザイン、

設備、資金計画などについて

すべて考える必要があります。

 

ですがそれらは

これからの暮らしをイメージして

環境を良い意味で

変化させる時間となります。

トイレ空間一つとっても

よりよい暮らしを考えるには

実は色々な可能性を含んでいます。

 

オーダーメイドでつくる住まいとしての

注文住宅の選択肢。

 

理想と現実を加味しながら

自分達にとって最適な暮らしを

丁寧に考えてみませんか?

 

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バックヤードとなりがちな洗面や脱衣のスペースをより充実化する事で暮らしの日常的な過ごし方がより便利で快適に変化します、間取り計画と同時に日常の過ごし方のイメージを大切に。

2023年09月26日 | 住まいの水まわり住宅機器

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※浴室と繋がる2.5坪(畳5枚分)の洗面脱衣室(ウォークインクローゼット付き)

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

暮らしの空間として大切な場所。

 

バックヤード的な場所が

心地よくなると

暮らしの質も日常的な過ごし方も

実は随分向上します。

※浴室と繋がる1.5坪(畳3枚分)の洗面脱衣室(可動式収納棚付き)

※浴室と繋がる1.5坪(畳3枚分)の洗面脱衣室(可動式収納棚付き)

 

そういった意味で洗面脱衣室を

快適空間にするためのポイントを少し。

※浴室+LDKに繋がる1.5坪(畳3枚分)の洗面脱衣室(収納スペース付き)

※浴室+LDKに繋がる1.5坪(畳3枚分)の洗面脱衣室(収納スペース付き)

多くの場合、

洗面室は浴室の横に配置され、

脱衣室として

ランドリースペースとしても利用されます。

 

畳二枚分、約1坪と呼ばれる空間には

洗面、脱衣、洗濯、収納スペースが詰め込まれ、

顔を洗う、化粧をする、服を脱ぐ、

洗濯をする、収納するといった

暮らしに直結した場所なのに、

実際はプランづくりの際に

意外と後まわしにされがちです。

 

家族構成によっては

使用頻度や使うタイミングが異なり、

求める機能も人それぞれなので、

十分に検討しておかないと

ドライヤーの置き場所がない

コンセントの数が足りない

洗濯洗剤などをストックする場所が足りない

といった不自由を感じることにもなりかねません。

 

そんな洗面脱衣室で

ポイントとなるのが洗面化粧台の存在。

 

洗面化粧台には

カウンタータイプや

洗面器一体タイプといったものがあります。

 

カウンタータイプは空間に合わせて

自由に選び、

組み合わせることが得意なタイプ。

 

一方の洗面器一体タイプは

比較的コンパクトで、

価格が手ごろなものが多いことが魅力です。

 

化粧やヘアドライヤー、

ひげそりはどこでするのか、

家族が多い場合には

朝の洗面ラッシュに対応できるのかなど、

家族の行動を客観的に振り返って

プランを考えたいものです。

 

また脱衣室を兼ねる場合には、

バスタオルや下着の置き場所が

必要になるかもしれません。

 

さらに見落としがちなのは換気です。

 

浴室(バスルーム)から人が出た瞬間、

お風呂の湿気は

一気に洗面脱衣室に流れ込みます。

 

ですから浴室だけでなく

洗面脱衣室も、

窓や換気設備で

湿気対策をしておくことが大切。

 

具体的な生活シーンを想像しながら

部屋の構成に意識を向ける事で、

暮らし始めてからの使い勝手が

良い意味で変化します。

 

憧れも大切なのですが

そういった日常にある「使い方」を

家造りの際には見直しながら

打ち合わせをするように。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは

暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
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住まいの設計と暮らしの設計デザインに検討する要素、生活のスタイルや価値観に紐づく暮らしのインテリアと暮らしをアシストするパーツとしてのキッチンや収納の考え方も色々。

2023年02月17日 | 住まいの水まわり住宅機器

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※建材設備メーカー・大阪南港LIXILショールーム

 

この日は、久しぶりなのですが

建材・設備総合メーカーLIXILの

大阪南港ショールーム。

 

勉強会を兼ねた春の新商品発表の案内を

メーカーからいただいていた事もあるのですが

住まいの新築提案商品類の検討も兼ねて。

※メーカー商品を活用した空間展示コーナー(室内用タイル・壁材・床材・カウンター等)

 

住まいの新築やリノベーションでは

勿論「住まい手」さんの住まいを計画するのですが

その価値観の紐づけは大切。

 

どのような暮らしの状況が「その空間」に

存在するべきなのか?

※メーカー商品を活用した空間展示コーナー(室内用タイル・床材・化粧材・収納庫等)

 

それぞれに大切にするべき内容は異なりつつ

提案に用いる商品メーカーの選択も

その都度変わります。

 

今回は提案の吟味、

LIXILを検討中・・・・・。

 

部屋のインテリア要素のパーツも

検討しながら

壁際の利用密度をデザインする方向性も

考えていることがあり

そのあたりも検討中。

 

ポイントを絞って

周辺はシンプルに飾り気無く、

でもその周辺には

集中的に壁へ要素をまとめるイメージ。

 

全体的にちりばめるとそれは「雑」になります。

キチンとバランスを取り

良い意味で目的としている効能が生まれる空間に。

※システムキッチンの扉・カウンター・壁用建材など面材サンプル展示

 

そしてLDK空間のキッチンについても

それは同じ。

 

統一させつつも

余白をつくる空間術を今回は

どう考えるべきかを検討しながら

採用の候補としては

RICHELLE SI(リシェルSI)。

※参考商品・システムキッチン リシェルSI展示品

 

似合うバランスの考慮・・・・・・。

 

キッチン本体も重要なのですが

実はキッチン背面の収納ユニットも重要。

※キッチン背面収納ユニット

 

実用性とインテリア性も兼ね備える

という意味で。

 

LDKへの計画性とレイアウトにもよるのですが

端で少し「L型」を意識することで

収納部分の活用率が随分変わります。

 

※収納ユニットのL型コーナーの内部

 

実際にどのようになるかというと、

閉まっている状態では

その奥深さに気付かないかも知れませんが

斜めスペースの活用で

奥行きが生まれることにより

食品庫(パントリー)としての活用が

実用的になっています。

 

※収納ユニットL型コーナー部トールユニット扉全開・パントリー空間の全容

 

既製品の活用でもそのあたりの「使い方」が

随分変わります。

 

日常的キッチンで使う

ストックを考えると「ライフスタイル」や「調理」に

どのような価値観が必要なのかは

各家庭により様々。

 

勿論一般的に最近は「ストック」の概念が

幅広く家づくりに活用されますが

マニュアル的な設計や

コンサルが販売しているノウハウ的な「浅い」内容ではなくて

個々の家庭をきちんと奥深くヒアリングする事で

その根底にある「本当の部分」を

デザインに用いるように。

 

今回はこの「キッチンクローゼット」が

キッチンでの至福の時間を生み出す「スイッチ」として

暮らしの提案に・・・・・。

 

コーナーの活用にも色々とあるのですが

既製品にもそういった感度は十分あるので

検討という事で。

 

過ごす時間と空間を

どのようなパーツでアシストするべきか?。

意識すべき暮らしの根底を丁寧に。

 

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

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オフィシャルホームページ

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暮らしの価値観と生活の基盤、過ごし方に関連するキッチンのスタイル・・・設計デザインの方向性と価値基準のデザインにオープンスタイルとクローズスタイルの違い。

2023年01月26日 | 住まいの水まわり住宅機器

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※オープンスタイルのキッチン商品展示・Panasonic大阪SR

 

※オープンスタイルのキッチン商品展示・Panasonic大阪SR

 

オープンが良いのか

それともクローズドが良いのか・・・・・。

 

※部屋を仕切ることによるオープンスタイルをクローズで使用可能となるキッチン商品展示・Panasonic大阪SR

 

独立キッチンとは、

壁や扉でダイニングや

リビングなどと切り離して

独立させた間取りのキッチンで

「クローズドキッチン」と

呼ばれることもあります。

 

一方の「オープンキッチン」は、

壁や扉がなくダイニングや

リビングとつながった

間取りのキッチンになります。

 

比較的「場」を兼用する暮らし方が

多くなっているので

LDK空間のように一体化した

オープンキッチンですが、

メリットもあればデメリットもあります。

 

またクローズドキッチンも同様です。

 

オープンキッチンでは

料理中でも家族とコミュニケーションが取れる

配膳などの作業がしやすい

空間が広く使える等のメリットがありますが、

一方で

シンクで使う水の音や

洗い物、調理中の音がリビングにいるとき気になる

テレビの声が聞こえない

食洗器や換気扇の音が

想像以上に大きく気になる

料理中のにおいが

リビングに広がりやすいといったところも

気になるところ。

 

クローズドキッチンでは

リビングやダイニングに油やにおいが広がらない

壁面が多いため

収納スペースをたっぷり計画することが出来る

という一方で

壁に囲まれて圧迫感がある

夏場は調理中の熱がこもって暑い

孤独を感じる・・・という側面があります。

 

それぞれのメリットデメリットを

どのような

暮らしの価値観に寄り添わせて住むのか?

 

そういったそれぞれの常識の範囲と

暮らしの価値基準は

家づくりの際には基本となる部分。

 

間取りに対する時間を計画する前に

家づくりの根底にある物事を

見直しておくことは大切・・・・・。

 

家づくりの前に

まずは過ごし方の価値観を

見直す時間が大切。

 

理想だけではなくて

暮らしの現実と

家と全体を生活のスタイルを

デザインすることが住まいには大切。

 

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

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暮らしのカタチイメージする時間、住まい手さんの価値観と暮らしの文化を反映しながら間取りの構成設計デザイン前の情報の整理整頓、水まわりのシステムバスルームの選択肢。

2022年12月01日 | 住まいの水まわり住宅機器

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※Panasonic システムバスルームカタログ抜粋

 

バスルームの検討。

今、住まいの新築について

ご相談をお受けしているのですが、

具体的な住まいの間取り

プランの検討に入る段階。

※Panasonic奈良ショールーム

※バスルームの体感展示コーナー

※バスルームの体感展示コーナー

 

※キッチンの選択提案で住まい手さんをSRアドバイザーと一緒にご案内中(Panasonic・SR)

 

正式に住まいの設計について

ご依頼をいただいて以降、

住まい手さんにとっての

色々な価値観の整理時間を

設けさせていただき、

間取り構成に入る前の「情報の整理整頓」時間。

※Panasonic システムバスルームカタログ抜粋

 

その際にバスルームについても

僕の方のからの提案で

建材・設備メーカーを

ご案内させていただいた中で

お風呂(バスルーム)で必要な価値について

お話し合いの中で見えた

価値の部分を検討すると

今回は

総合メーカーPanasonicのバスルームが

最適解かなと思っています。

※Panasonic システムバスルームカタログ抜粋

 

※Panasonic システムバスルームカタログ抜粋

 

過ごし方の価値シーンを

考えた際に「窓」の存在価値を

どのように捉えるのか?

という部分と同時に

毎日の「掃除」の事

そして今と少し先の事を考えた

ユニバーサルな部分。

※システムバスBEVAS 発売記念講演会場での新商品展示

 

商品名だと「ビバス」。

シリーズだと「ほっとビバス」が

今回はおススメとして最適解だと考えています。

 

※システムバスBEVAS 発売記念講演会場での新商品展示

 

※システムバスBEVAS 発売記念講演会場での新商品展示(今回採用提案予定のポイント)

 

それぞれの住まい手さんの

暮らしに応じた最適解は異なるので

毎回「ゼロからイチ」を生み出す

過程を「考え方」で提案を検討していますよ。

 

※Panasonic システムバスルームカタログ抜粋

 

 

※Panasonic システムバスルームカタログ抜粋

 

結論から考えると

家について何でも100点は

無いと思います。

勿論「付随する設備機器類」もそうです。

 

いえは単体で機能するのではなくて

風景や性能、

機能や体感や気持ちが連動して

結果を生み出します。

 

それは着地点だけの話しではなくて

その結果にたどり着く「経過」も含めて。

ソフト面とハード面のどちらの意味も。

 

そして個々の内容に対して

その家族に応じた

最適な解決策は存在します。

 

極端な話し、

家を建てる今と、これから5年後、

そしてまた10年先では

家族の状況も環境も

関係性も「徐々」に良くも悪くも

変わっていきますよね・・・・・。

 

ジェンダーレスの時代でありつつ

性別、年齢、思考の変化、

今迄暮らしてきた家庭と過程、

そして生活に対する文化。

 

身体的変化も含めて「同じでは無い」訳です。

 

それをある程度柔軟に

受け止める「暮らしの自由度」を

設計して、尚且つ、

リノベーションにもある程度対応できる

準備のデザインもそこには

配慮として「仕込んでおく」スタンス。

 

少し話しは逸れましたが、

暮らしを整えながら

日常がよりよくなるデザインとなる様に。

 

そういうところを考えての

提案と暮らしの整理整頓を

僕は住まい手さんへ

いつも投げ掛けています。

 

その一つの選択肢としての

今回のシステムバスルーム。

 

スペックも大事なのですが

それ以上に「家族の暮らし」にとって

着地すべき解決点の

選択肢からの提案・・・・・。

 

優先順位を考えつつ、

見える範囲の悩み事だけではなくて

その背景にある「家づくりの起点」から

解決策を見つける事も

僕の建築家としての大切な設計の仕事。

 

詰め込み過ぎない

「自由度」と「余白」のバランスも

今回の課題かなと思っています。

 

続きはまたの機会に。

 

選択するべき最適解を

提案する時間も丁寧に奥深く。

 

暮らしを豊かにしつつ

毎日の喜怒哀楽に

程よく寄り添う空間構成を整理整頓。

 

感性が揺さぶられるような

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

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住まいの設計デザイン前の暮らしに関する情報整理、キッチンやバスルーム等の水まわり商品の使い勝手の違いと雰囲気を醸し出す商品の選択肢、住まいの設計デザイン方向性にも大きく関係するキッチン吟味。

2022年11月21日 | 住まいの水まわり住宅機器

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※住まいの水まわり商品メーカー・クリナップショールーム

 

よく考えられた場所は

人の思考や人生に

程よく寄り添います。

※インテリア・空間展示

 

※キッチン対面式腰壁カウンター仕上げの参考例展示(I型キッチン造作カウンター)

 

この日は住まい手さんを

住まいのキッチン・洗面・バスルームの

設備機器ショールーム

商品メーカー・クリナップへご案内して

キッチン(台所)周品機器類、

システムバスルーム等を見学いただき

採用などについの検討の時間。

 

※キッチンの扉面材とカウンターのサンプル検討

 

※キッチンの扉面材とカウンターのサンプル検討

 

長く愛せるキッチン選びのポイント等を

お話しさせていただき

ショールーム・アドバイザーのMさんを通じて

「I型(1列型)」「II型(2列型)」

「L型」「U型」に、

「ペニンシュラ型」「アイランド型」と

キッチンスタイルのご案内を色々と。

※I型キッチンでのショールーム展示品(対面式キッチン)

 

 

キッチンはレイアウトによって

使いやすさや

デザイン性が大きく変化します。

 

思いのほか滞在時間が長く、

使用頻度も高いキッチン。

ある意味、

快適なキッチンにするためのポイントは

いくつかありますが、

長く愛せる好みのキッチンをつくるためには

レイアウト選びから

慎重にしたいものです・・・・・。

 

レイアウトは「ワークトライアングル」とも

密接に関係しています。

 

※I型対面式キッチン(ペニンシュラ型配置又は一般的な対面式想定展示・壁面には平田タイル商品の採用例)

 

 

※アイランド型キッチン(LDK空間展示)

 

ワークトライアングルとは、

「シンク」「加熱調理器(コンロ)」「冷蔵庫」の

それぞれ中心点を線でつないだ

三角形のことで、

三辺の合計が3.6~6mの範囲が

平均的には適切とされています。

 

ここでは個人差を

考慮する配慮が大事・・・・・。

 

そのうえで、

これより長いと

動く距離が増えて

作業効率が悪くなります。

 

「身長÷2+5cm」という計算式。

 

これはキッチンの高さの目安に

使われる計算式です。

 

高すぎるキッチンは腕が疲れ、

低すぎると腰が疲れます。

 

さらにキッチン本体の背後に

配置されることが多い

キッチン収納・・・・・。

 

このキッチン収納には

「引き戸」や「開き扉」の

タイプがありますが、

「引き戸」のほうが

より使い勝手が良いかと思います。

 

引き戸は、

開き扉のように

開閉時に自分自身が

動かなくてすみます。

 

また調理中に戸を開けたままでも

邪魔にならないので、

「調理がスムーズに行える」といった点が

使い勝手と人の移動を

無駄にしないと思いますから。

 

それはキッチン本体の

収納部分にもいえる事・・・・・。

 

いずれも「自分のスタイル」に

合っていることが一番大切です。

 

これらのポイントを参考に

「長く愛せるキッチン」について

この日は色々とショールームで吟味の時間。

 

この吟味の時間としての

体験が後々「家づくり全般」に対して

良い意味で「効能」を

持つ事になりますよ。

 

貴重な価値体験の時間・・・・・・。

 

魅力的な住まいの

カタチへのアシスト。

 

選択するべき最適解を

提案する時間も丁寧に奥深く。

 

暮らしを豊かにしつつ

毎日の喜怒哀楽に

程よく寄り添う空間構成。

 

感性が揺さぶられるような

暮らしの空間のデザインを生み出す

選択と検証の結果に

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住いの計画に付随する設備機器類、価値観と暮らしの充実にあわせて採用するべき住宅設備機器類の融合要素をデザインする時間、間取り設計デザインの前提条件を整える時間。

2022年11月19日 | 住まいの水まわり住宅機器

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

よく考えられた場所は

人の思考や人生に

程よく寄り添います。

※僕のアトリエにてPanasonicliving近畿のお二人と打ち合わせ中

 

バスルームやシステムキッチン

洗面軽化粧台・手洗い、トイレ等、

住まいには水まわりと呼ばれる

セクションがあり

毎日の暮らしに欠かせない設備の存在。

 

勿論それらの設備を更に

アシストする

設備の存在もありつつ

色々な住宅設備が

住まいには必要となるのですが、

今回は、その「住宅設備」についての

関係者ミーティング・・・・・。

 

今回検討中の

住まいの新築計画で「提案採用」を

デザインの中に盛り込んでいる

商品メーカーはPanasonic(パナソニック)。

 

という事もあり、

パナソニック リビング近畿株式会社

奈良支店 主務のK野氏と

事業企画部の照明コンサルタントであり

キッチンスペシャリストのI田さんに

僕のアトリエへ来ていただき

採用しようと検討している商品の

機能面を確認中・・・・・。

 

システムバスルームとキッチンは特に

パーツの組み合わせによる可否は

間取りの構成や使い勝手

勿論・・・価値観にまで

大きく関連するので「慎重に」。

※旅館をイメージした和の趣あるバスルームとその余白空間の採用事例(パナソニック商品カタログより)

 

 

パナソニックの商品だから可能になる

住まいの計画に沿う「優位性」を

僕は今回選択の候補にしています。

 

バスルームに設置する機能面と

オプショナリーが

間取りと質感と

価値観に一致するところ。

 

キッチンから派生する空間の悦び。

 

 

※和とモダンの融合と趣あるLDK空間での採用事例(パナソニック商品カタログより)

 

視野に入るそれらは

空間と一体になり視野に入ります。

それ故に「空間の集合体」に

価値観として

相応しいかどうかも重要。

 

居心地や安心感と

質感につながる付加価値の検討。

 

勿論「性能面・アシスト的な機能」範囲も

打ち合わせで確認しながら

価値観に馴染むかどうか、

採用に関しての検討中・・・・・。

 

表面的に選択の結果として

見えてくる提案の中には

様々な「検討要素」の結果という

積み重ねの密度が存在していますよ。

 

丁寧な暮らしには

それ相応の「丁寧」が大切。

 

緻密な計算の中に「空間の価値」が生まれ

価値観に応じた過ごしやすさと

安心感が生まれますから。

 

複合的要素の検討の結果が

暮らしを支えつつ

その住まい、

その空間で過ごす事による「効能」という

価値を生み出す設計の段階。

 

質の良い暮らしには

質の良い提案・・・・・。

 

設計に取り掛かる前段階での

商品採用を検討するブラッシュアップは

引き続き「濃い内容」へと。

 

僕の精査が持つ意味は

そのまま「暮らしの効能」へ繋がります。

 

暮らしを豊かにしつつ

毎日の喜怒哀楽に

程よく寄り添う空間構成。

 

感性が揺さぶられるような

暮らしの空間のデザインを生み出す

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

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