奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

縁側で庭を眺めながら旅館で過ごすような時間を過ごす、ホテルライクのような暮らしの空間等様々な価値かる暮らしを間取りと共にイメージする事は生活の環境をよりよくします。

2024年03月31日 | 家 住まい 間取り プラン

 

縁側で庭を眺めながら

旅館で過ごすような時間を過ごす。

※廊下から眺める中庭の風景

 

その言葉の通り、

廊下等でもそうですが

移動だけの空間ではなくて

過ごす場所として

廊下や縁側をデザインする事。

※広縁から眺める中庭の風景

 

環境の良い場所を

間取りで調整して

部屋+αとすることで

廊下や縁側の過ごし方の価値も

自由度も上がります。

※広縁自体も過ごしやすい部屋のような空間にデザインした和モダンの家

 

縁側が暖かくて

すごく快適であれば

そういう空間になります。

 

大袈裟かもしれませんが、

廊下を暮らしの中心に考えると

過ごし方も変わります。

 

中庭をデザインしたり、

風景である庭をデザインして

その周辺を囲うように設けるように。

 

移動空間でもある廊下や縁側は、

その内側にリビング、ダイニング、

和室と部屋が続く構成も

間取りの効能を

底上げします。

 

縁側・広縁は

庭と室内とをつなぐ場所として

道路と居間との緩衝材のひとつとして

夏の厳しい熱環境を

和らげるクッションのような空間として

そして冬の暖かい陽射しを受け止める

窓辺の居場所として

いろいろな役割として

機能してくれたらと

設計の工夫を施す場所。

 

その場所で日常の中の

少し特別な時間を

過ごしていただけるように。

 

そこで暮らす人達が

それぞれの感覚で

お気に入りの居場所や

過ごし方を見つけて

それがどんどん増えていく

そんな家づくりの

お手伝いができたらいいなと思っています。 

 

想像を膨らませながら

暮らしの価値について

「気持ちがいいな」「居心地がいいな」と

感じられるポイントを

随所にちりばめながら

いつも丁寧な暮らしの設計をと思います。

 

住まいの新築・リフォーム

リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は

■やまぐち建築設計室■

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気軽にご連絡ください。

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奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

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注文住宅の間取りのなかでも配慮が重要なトイレスペースの検討内容、扉の開閉や換気、冬場はお湯が使える状態に計画するのかしないのかも含めての過ごし方に関係する性能的な空間の考え方も大切に。

2024年03月29日 | 家 住まい 間取り プラン

注文住宅の間取りのなかで

配慮も重要な

トイレスペース。

 

そしてそのトイレ空間の印象となる

デザインの方針にも

色々な意味と居心地をご提案しています。

 

一見、

「トイレなんてどこでもいい」と

思われそうですが、

実はトイレの間取りは

よく考えないと

暮らしそのものに

失敗しやすい部分です。

 

 

 

注文住宅のトイレの間取りで

失敗しないためのポイントも

いくつかありますので、

そのうちの一部を

少し考えてみたいと思います。

 

1つ目は位置関係について。

 

単純に玄関から近い位置に

設置してしまうケースや

リビングと接しているトイレ、

脱衣所の中に

トイレを設置する場合などが

あるかと思います。

 

 

 

それぞれに

必要な配慮は異なりますが、

例えば、

玄関近くにトイレを設置する場合だと

ドアを開けた際の状態が

気にならないように、

トイレ掃除の際の状態を

思い浮かべる事も重要です。

 

 

また音や常時での臭いの対策などは

状況判断が難しいところです。

 

 

リビングはご自身や家族が

生活する場所の中心であり、

そのリビングに接していると

近くに誰かいる可能性が高く、

気にしてしまうかどうか?。

 

 

家族だけでなくて、

友達を呼んだときも

その他のお客様を

リビングに招待するケースも

あるでしょうから

その際も含めた

配慮の設計をどのように

工夫しておくのかは重要です。

 

 

脱衣所の中に

トイレの入り口があるケースでは、

トイレの設置個所数にも

よりますが、

誰かがお風呂に入っている間は

トイレに行けなくなってしまう

事態もあります。

 

またそれだけでなく、

お客様がいらっしゃった際にも

洗濯物を綺麗に

片付けておくような

必要があります。

 

プライべート用と

パブリック用を分けて

考えておく事もポイント。

 

使いやすいトイレになるように

設置場所を決める。

 

設置場所で気にすべきことは

やはり「トイレの音」も人によっては

重大な事項になります。

 

実際にトイレの音を聞かれても、

平気という人もおりますので

価値観の

状況判断は必要ですが・・・・・。

 

出来ればですが

あまり音が気にならないような場所に

設置するのが

ベストだと言えます。

 

トイレの設置数を

きちんと考えるという事。

 

一般的には一階に1カ所、

二階に1カ所の合計二か所という事も

多いかと思います。

 

ですが家族の人数と行動等を考慮して、

1番よい設置数を計画するように。

 

各階に二か所と一か所を

振り分けるというケース、

お客様用トイレと

自分達用トイレと

複数を使い方に分けて

計画するケースもあります。

 

近い将来の事を考えて

寝室に近づけて

防音と臭気対策という計画も

実際よく行っています。

 

トイレはできるだけ

我慢しないほうがいいので、

いつでも使える設置数がベストです。

 

必要な広さを持ったトイレにする。

場合によって

トイレの広さは変わってきます。

 

一般的な長方形の畳のサイズを

目安にすると、

基本的には0.75帖分~1帖分の広さが

多いかもしれませんが、

少し広さを意識して

間取りを考えたり、

身体的な考え方も

そこに付随させて

ドアの開閉から移動を含む

一連の動きから解析して

広さを求める事も大切です。

 

車椅子を使用している方や

日頃から動作が大きい方に、

手を洗う際の動作も含めて

考えた場合は

少し大きめのトイレの方が快適です。

 

このように、

場合によって適切な広さを

考える事がポイントです。

 

掃除の事もありますが、

小便器と大便器を

分ける事も考え方の一つです。

 

それぞれの暮らしの特徴や

ライフプランに応じて

計画する事を丁寧にと思います。

 

間取り検討の際には

そういうところも考える事で

随分と暮らしやすさも変わります。

 

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家造りと部屋の構成、過ごし方のシーンを思い浮かべる事は大切です、間取りと同時に部屋のコーディネートについて意識する事で毎日の過ごし方も良い方向へ、例えば寝室のインテリアも。

2024年03月28日 | 家 住まい 間取り プラン

家造りでは様々な部屋のイメージを

まとめながら暮らしについて

考えるかと思いますが、

毎日使う場所だからこそ、

それぞれの役割を持った部屋について

こだわりたいですよね。

理想的な寝室を計画する為に

考えておきたい事も

色々とあると思います。

 

このブログでも様々な事を

18年近く間書いてきていますが

今回のテーマ-も

皆さんにとって

少しでも家造りの

参考になればと思います。

 

おしゃれな寝室計画には

色と小物と照明が大切。

色についてです。

寝室は文字通り寝る場所なので、

気持ちを落ち着かす事の出来る

コーディネートが良いかと思います。

 

あまり派手な色は使わずに、

落ち着いた雰囲気でまとめると

気持ちも安らぎやすく・・・・・。

 

特に壁は

部屋の中で最も

存在感があるので、

色選びは慎重に。

 

2つ目は小物。

小物は自然素材の置物や

温かい色合いの

ファブリックアイテムがお勧めです。

 

具体的には、

観葉植物を置けば、

クリームや木材を基調とした部屋には

馴染みやすくなります。

 

また、

綿や麻といった素材の

ファブリックアイテムを取り入れれば、

さらに落ち着いた雰囲気を

演出する事ができます。

 

大きな壁がある住宅には、

気に入っている写真や画像を

掛けるのもいいです。

 

3つ目は照明。

寝室には一般家庭にも多く採用される

シーリングライト(天井に直に取り付ける照明)の他に、

間接照明を計画する事で

雰囲気が随分変わります。

 

ランプはやわらかい

電球色のものを使うことで、

落ち着いた雰囲気を作り出せます。

※LED照明では調光調色といって

 色も明るさも同器具で調整可能なタイプもあります。

 

寝る数十分前には、

シーリングライトから間接照明に切り替え、

気持ちを落ち着かせると

眠りやすくなります。

 

寝室には安眠効果のある

カラーを取り入れるように。

 

ここからは、

寝室のデザインでも

特に重要な色について。

 

寝室におすすめの色は

青や緑、茶です。

 

それぞれについて少し説明を。

 

まずは青色です。

青色には睡眠導入効果や

リラックス効果があるとされています。

 

疲れた体を落ち着かせる寝室には、

ピッタリの効果。

 

更に、

青色には血圧を下げる

効果もあるため、

眠りにつきにくい方は、

取り入れたい色の1つです。

 

次に緑色。

緑色は目を休ませる

効果があるとされています。

 

小物の1つとして

観葉植物を置けば、

インテリアとしておしゃれなだけでなく、

目を休ます事もできます。

 

オフィスワークで

毎日パソコンを使用する方は、

部屋に緑を取り入れると良いです。

 

最後は茶色です。

茶色系は、

緊張をほぐす効果が

あるとされています。

 

寝室は基本的に、

この茶色を中心に

計画していくと良いかと思います。

 

ただ茶色だけでは、

薄暗い寝室になってしまいますので、

青や緑を少しずつでも

取り入れてみる事も検討に。

 

これらの色以外にも、

好きな色はあると思いますが、

寝室にはあまり色を

増やさないように

心掛けると良いかと思います。

 

寝室はやはり

落ち着いた雰囲気が大事なため、

色が増えてしまうと

その分リラックスしにくくなってしまいます。

 

原則としてですが、

基調とする色は

あまり増やさずに、

3~5色程度でまとめると

良いですね。

 

寝室は、

眠りにつく場所であるため、

部屋全体のデザインと

リラックスのバランスを考えながら、

インテリアコーディネートを・・・・・。

 

またインテリアやベッドの選び方、

その他に考えておくべき

ポイント・おすすめのレイアウトについて

気になる方は、

インテリアコーディネートの

お問合せをいただければと思います。

 

暮らしの空間が変わる事で

不思議と気持ちも変わるものです。

 

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最近はお問合せの段階で平屋の住まいを検討する事も多くなっているので木造平屋建て住宅のメリット、デメリット、適正価格での選択肢について少しこのブログでも書いてみたいと思います。

2024年03月27日 | 家 住まい 間取り プラン

 

木造平屋建て住宅のメリット、デメリット、

適正価格での選択肢について。

※平屋建ての家デザイン提案事例・間取り鳥観図

 

家を建てるに際して

木造平屋住宅に興味がある方、

平屋の家を建てようかと

検討されている方に

少しでも参考になればと思います。

 

木造平屋は、

多くの魅力を持っています。

 

以下では、

そのメリットについて・・・・・。

 

スキップフロアや

屋根裏などが実現できやすい。

木造平屋の一番の魅力は、

建物内での高低差を利用しやすい事です。

上下階が存在しない分

極論二階建てまでの

天井高さを設ける事も可能になります。

 

そういう意味で天井高さを大胆に活用した

空間を考える事も可能になります。

※構造補強は必要です。

 

1階だけではなく、

屋根裏を有効活用することで、

収納スペースや

リラックススペースを確保できます。

 

広々とした空間を楽しむための

ポテンシャルが広がります。

 

生活動線がシンプルで

暮らしやすいという事。

平屋住宅は、

階段がないため

生活動線が非常にシンプルです。

 

キッチン、リビング、

寝室などが一つの階に集約され、

家事や移動が水平移動のみになり

楽になります。

 

特に家族が多い場合や

身体的に負担が多い場合には、

上下階階の移動がない事は

大きな利点です。

 

一般的な2階建てと比べて

メンテナンスコストが低いという事。

木造平屋は、

2階建て住宅に比べて

メンテナンスコストが低い事が魅力です。

 

屋根の修理や外壁の塗り替えなど際、

比較的経済的です。

 

それにより、

長期間にわたって

住宅を維持する費用を

節約しやすくなります。

 

木造平屋のデメリット。

木造平屋には多くのメリットがありますが、

デメリットも考慮する必要があります。

 

以下では、

そのデメリットについて。

 

ある程度広い土地が必要。

木造であれ鉄骨であれ

鉄筋コンクリート造であれ

平屋を建てるには、

すべての部屋を一階に集約するため、

ある程度の広い土地が必要です。

 

広々としたリビングスペースや

個人の部屋を平屋に確保するためには、

それなりの土地の広さが

要求されます。

 

狭い土地に平屋を建てる場合は、

間取りの工夫が必要です。

 

中心部に採光しづらい平屋は、

周囲の建物や樹木によって

中心部の採光が

制限されることがあります。

 

平屋の中心部にも

採光を確保するために、

計画的な配置や窓の工夫が必要です。

 

明るく快適な空間を計画する為には、

建物のレイアウトとサイズを

考える段階から注意が必要です。

 

平屋の注意点。

平屋を建てる際には、

以下の内容にも

留意することが大切です。

 

家族間のプライバシー確保に注意する。

平屋は開放的である一方、

家族間のプライバシー確保が

課題となることがあります。

 

個々の部屋の配置や

適切な仕切りを検討し、

各個人がプライバシーを守りながら

過ごせるように。

 

防犯対策。

平屋住宅は一階に

住環境が集約されるため、

防犯対策が二階建てよりも

重要です。

 

セキュリティカメラや防犯窓、

外部の照明などを設置し、

家族の安全を確保できるように。

 

日当たりと風の通り道を確保する。

平屋は日当たりと

風の通り道を確保することが

特に重要です。

 

窓の位置や通風を考慮して、

快適な居住環境を実現するには

建物サイズと共に

採光がポイントになります。

 

また、

庭やテラスなどの

アウトドアスペースも検討要素です。

 

土地の建蔽率と容積率を確認する。

こちらの内容はもっとも基本的な事であり

専門的なことでもありますが

土地の建蔽率や容積率は、

建築に影響を与える重要な要素です。

 

地域の規制に従い、

建物の大きさや配置を

今一度確認を・・・・・。

 

建築確認やその他法令での

許可を取得する際にも

確認が必要です。

※面積に算入する算入しないという位置関係は

 柱・壁・屋根の関係プランにより

 変わる事もありますので注意が必要です。

 

構造は木造の方が

鉄骨構造や鉄筋コンクリート構造に比べて

コストが低く、

住宅の価格を抑えることができます。

 

地域の気候や耐震性を考慮しながら、

木造を選択することで

予算を節約できます。

 

水回りを一カ所にまとめる。

水回り(キッチン、バスルーム、トイレなど)を

一カ所にまとめることで、

配管工事や設備の設置費用を

削減できます。

 

効率的なプランニングにより、

コストを抑えながら

使いやすい住宅を実現できます。

 

シンプルな外観や間取りにする。

外観や間取りをシンプルにすることで、

建築コストを抑えることができます。

 

贅沢なカタチや複雑な構造を避け、

自分達にとって

何が必要なのかを見直しながら

予算内で木造平屋を

実現する方法を考える事が重要です。

 

住宅設備関係は特に

初期投資とランニングコスト、

そして機械寿命を意識しておくと良いです。

 

十数年経てばどういう

況になるのか?。

 

今の暮らしを考えると

見えてくる事もあると思います。

 

エアコンやテレビ、

給湯関係は分かりやすいですよね。

設備関係の入れ替え等も

必要になる事を意識して

暮しにとって大切なものは何なのか?。

 

大げさかもしれませんが

家造りの際には人生プランを考える

キッカケにもなりますから。

 

そういう事も含めて

人生プランと住まいの事を

丁寧にと思います。

 

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機能的で美しいという事、ほんの少しの事かも知れないけれど大きく変化する感情と心地に語り掛けるような過ごす空間を考えるように、間取りだけではなくて考え方と空間と暮らす人に機能的である美しい暮らしの設計。

2024年03月27日 | 設計の事デザインの事

 

機能的で美しいという事。

寒い日が続くなと思っていたら

なんだか急に

春めいた気温が続く日も多くて、

奈良県でも県境で

標高も高く

気温が冷える地域でのリフォームもあり、

スタッドレスタイヤを新調したのですが

本領を発揮せぬまま

役目を終えそうな気がしてならないくらい

季節が進みました。

 

本来の機能を果たせず、

ただただすり減っていくことに

切なさを感じます。

 

そんなタイヤには申し訳ないですが、

好きな言葉のひとつである「機能美」について

少し触れてみたいと思います。

 

機能美とは、

建築・工業製品などで、

余分な装飾を排して

無駄のない形態・構造を追求した結果、

自然にあらわれる

美しさのことを指すことが多い言葉。

 

使いやすさと

見た目の美しさを兼ね

備えデザインされたものは

日常に溢れています。

 

例えば、

毎日使用するであろう

キッチンツールなどは

秀逸なものがたくさんあると思います。

日本におけるプロダクトデザインの第

一人者である柳宗理さん。

 

彼のデザインするキッチンツールは

美しい流線形が目を引きます。

 

トングやレードルなどは

一見するとごく普通の形状に

見て取れますが、

先端をほどよく尖らせ、

掴みやすいのに

食材を傷つけにくかったり、

丸ではなく楕円形にすることで

より注ぎやすくするなど、

僅かな形状の違いで、

普段何気なくしている動作を

少し楽に、

そして美しくしてくれる

そんな工夫がなされています。

 

インテリアのジャンルでも

機能美溢れる

プロダクトがたくさんあります。

1958年発売以来、

世界中で愛されている

傑作ペンダントライト「PH5」(ルイスポールセン)。

 

一度見れば忘れられない

特徴的なシルエットは、

外側のどこから見ても

電球が見えない

独自設計のシェードにより、

眩しさの抑えられた

優しい光を灯します。

 

単なる形態だけのデザインにとどまらず、

人と空間を美しく見せ、

幸せに暮らすことができる

光を醸し出すよう設計されていることから、

PH5は「モダン照明の父」とも

呼ばれています。

 

仕事や勉強に

毎日使う文具にも

面白いものがあります。

10個のキューブが

チェッカーフラッグのように

重なり合った

ユニークなデザインの消しゴム。

 

その名も「カドケシ」。

 

1つのカドがなくなってきたら、

ちょうどいいタイミングで

別のカドがあらわれ、

何度でも新しいカドで消す快感を

味わえるというもの。

 

消しゴムを日頃から

使っている皆さんからすると

気になる商品ではありませんか?。

 

空間や暮らし方をデザインする家も

機能的なデザインが

佇まいを美しいものとし、

生活において使い勝手が良い。

 

1つの方向に振り切っていても

良いのかもしれませんが

それぞれの家族や暮らしの方向性にとって

ほどよく馴染み、

バランスの取れたものであることを

心掛けたいと思います。

 

暮らしそれぞれにおいて

大切な空間の役目を

考えているところです。

 

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住宅の間取りと暮らし方の価値観、住まいの新築やリフォーム・リノベーションで暮らしやすいリビングを計画するコツ暮らしの環境や周辺状況とそれぞれの価値観を反映した間取りと設計プランが大切。

2024年03月26日 | 設計の事デザインの事

 

住宅の間取りと暮らし方の価値観。

新築やリフォーム・リノベーションで

暮らしやすいリビングを計画するコツ。

注文住宅を検討する際に、

間取り全体も重要なのですが

特にリビングについて

気になっていませんか?。

リビング空間は一般的に

生活の中心であり、

快適で魅力的な空間にすることは

非常に重要です。

生活の質を向上させるための

コツやメリット、デメリット、

さらには階段や収納、

照明計画についても

すこし書いてみたいと思います。

 

リビングを過ごしやすくて

使いやすい設計にするための

ヒントになれば幸いです。

暮らしやすいリビングのコツ。

生活動線を考える事・・・・・。

新築やリノベーション

リフォームの際に

リビングを快適に過ごすためには、

生活動線を考えることが大切です。

キッチンやダイニング、

リビングなどのスペースが

効率的につながっていると、

家事や家族との

コミュニケーションがスムーズに行えます。

 

料理をしている最中でも、

子供たちの様子を見ながら

会話が楽しめるのは、

魅力の一つです。

勿論夫婦間でもそれは同じです。

リビングのレイアウトは、

家族のライフスタイルにあわせて

検討する事が大切です。

ソファやテレビの配置、

ダイニングセットの位置などを

工夫することで、

リビングを使いやすく

魅力的な空間とすることが出来ます。

 

リビングの家具の配置によっては、

部屋が広く

感じられることもあります。

 

開放感と閉塞感のバランスを考える。

リビングは家族がくつろぐ場所であり、

開放感があることが大切ですが

それだけではなくて

それぞれの暮らしや

環境に応じた

閉塞感も実は重要です。

開放感を優先する場合は

大きな窓や吹き抜けを

リビングに設けることで、

自然光がたっぷり入り、

明るく気持ちの良い空間になります。

また、

広々としたリビングは

家族全員がストレスなく過ごせる

ポイントでもありますが、

近隣の住宅事情や

視界の状態によっては

閉塞感を優先して

ところどころに

開放感をデザインする事による

心地良さへの設計での

解決策もあります。

 

そのあたりのバランスは重要です。

 

適切な収納計画を考える。

収納はリビングの快適さに直結します。

 

家具や雑貨をすっきりと片付け、

スッキリとした空間を

保つために

収納計画を練る事は重要です。

新築の際でもリフォームの際でも

リビングには、

小上がりの床下収納や

壁面収納、

リビングクローゼット、

階段下収納など、

状況に応じた効率的な

収納スペースを工夫する事がポイントです。

照明計画を考える。

照明はリビングの雰囲気を

大きく左右します。

 

リビングには調光・調色できる照明を選び、

シーンに合わせて

明るさや色温度を調整できるように。

また、リビングに適切な

窓計画を行う事で、

自然光と人工照明を組み合わせて

快適な照明環境を

つくり出すことができます。

リビングを吹き抜けにするメリット。

リビングを吹き抜けにすると、

さまざまな魅力がうまれます。

リビング吹き抜けのメリット。

リビングが開放的で

広々とした空間になります。

 

高い天井が、

リビング全体に開放感をもたらし、

圧迫感を軽減します。

部屋が明るくなる。

リビングの吹き抜けに

方位や周辺環境を考えた窓を配置すれば、

自然光がたっぷりと

部屋に差し込みます。

色の反射効果も計画して

壁や天井、床に反射率の高い

色や素材を活用する事で

より明るさが担保されます。

 

明るいリビングは生活の質を向上させ、

視覚的にも魅力的です。

また、日中の電灯の使用を減少させ、

エネルギーの節約にもつながります。

 

風通しが良くなる。

吹き抜けは空気の流れを促進させ、

室内の空気が

新鮮で清潔な状態を保ちます。

 

それに連動して

季節に応じた快適な室温を

維持しやすくなります。

 

家族間のコミュニケーションが弾む。

吹き抜けは家族間の

コミュニケーションを活性化させます。

 

2階と1階が視覚的につながっているため、

家族が声をかけやすく、

互いに気配を感じやすくなります。

 

子供の様子を見守りながら、

会話を楽しむことができます。

※それぞれの家族の環境に応じた

  距離感が重要ですので

   一人になれる空間も同時に考えておくことが重要です。

 

リビングを吹き抜けにするデメリット。

リビングを吹き抜けにする際には、

いくつかのデメリットも考慮する必要があります。

 

掃除やメンテナンスコストが上がる。

吹き抜け空間は高い位置にあるため、

清掃やメンテナンスが難しくなります。

 

天井や壁のお手入れ、

照明器具の交換などが

手間とコストがかかる可能性があります。

 

特に、

吹き抜け部分に埃やクモの巣が

たまりやすいため、

定期的なメンテナンスが必要です。

 

臭いや音が気になる。

吹き抜けは階下と上階の

音や臭いが伝わりやすくなります。

 

階段を使って移動する際の足音や、

上階からの声や音楽が

下のリビングに響くこともあります。

 

また、調理中のにおいや

煙も上階に広がり、

リビングに影響を及ぼす可能性があります。

それらのデメリットに対して

対策を計画しておくことが重要です。

 

2階のスペースが狭くなる。

リビングに吹き抜けを設けることで、

2階のスペースが基本的には狭くなります。

 

特に、

吹き抜けの部分を通ることができない為、

2階の部屋の配置や

利用に制約が生じることがあります。

 

1階から見上げた際には

2階のプライバシーにも配慮が必要です。

 

建物の強度への意識が重要。

吹き抜けを設ける際には、

建物の強度に注意が必要です。

 

強度的な補強に関しては

余裕をもった計画性が重要。

 

地震などの自然災害に対する

耐久性が低下しないように、

当たり前ですが、

適切な補強や設計が必要です。

 

リビング階段の間取り採用。

リビングに階段を取り入れることには、

多くの魅力的なメリットがあります。

 

リビング階段のメリット。

家族間のコミュニケーションが増えます。

例えば、

子供が外から帰ってきたときにも、

子供部屋が2階にあれば

必ずリビングを通ります。

 

そのため、

リビング階段は家族との

コミュニケーションの機会を増やしてくれます。

階段に居心地をよくする工夫を凝らせば

歓談そのものが

セカンドリビングのような魅力を持つようにもなります。

 

リビング階段は

リビングのスペースを

有効活用できる手段です。

リビング階段下のスペースを

収納として使うことで、

物の整理整頓がしやすくなります。

 

また、

階段自体がデザイン要素となり、

リビングを個性的で

魅力的な空間に演出します。

 

階段下収納としては

カスタム収納や本棚、

子供のおもちゃの収納など、

様々な用途に合わせて利用できます。

 

これにより、

リビングがスッキリと片付いた状態を

維持しやすくなります。

 

リビングに階段を設ける際には、

いくつかのデメリットも

考慮する必要があります。

 

リビング階段には

吹き抜け空間もポイントになるので

それと同様の注意が必要です。

 

リビングの収納計画のポイント。

 

ただし何事にも

量の適切化は重要です。

壁面収納。

リビングの壁面を有効活用して

収納スペースを確保する事。

システム収納を活用する事も

デザインの奥行きです。

 

場合によっては

リビングの壁面に棚板を設置して、

本や雑誌、飾り物などを収納できます。

リビングクローゼットを設置することで、

衣類や季節のアイテムを

整理しやすくなります。

 

引き出しやハンガーロッドを備えた

クローゼットが

比較的重宝されます。

 

リビングの照明計画のポイント。

調光・調色できる照明を選ぶ。

照明はリビングの雰囲気を左右します。

 

調光・調色ができる照明を選び、

シーンにあわせて

明るさや色温度を調整できるように。

 

リビングは家族や友人との

素敵なひとときを過ごす場所です。

 

生活動線やレイアウト、

収納計画、

照明計画など、

様々な要素を考えて

過ごしやすく暮らしに馴染む

空間となるように。

 

SNSのDMなどでのご質問も多いので

注文住宅の計画を考えている皆さんの

参考になれば幸いです。

 

住まいの新築・リフォーム

リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は

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キッチンには収納力も重要なポイントです、間取り計画の際に考えておくキッチンのサイズとレイアウトと共に生活や家事空間としてのプランとしての生活収納とレイアウトの重要性。

2024年03月25日 | 家 住まい 間取り プラン

 

キッチンには収納力も

重要なポイントです。

※アイランド型キッチンのレイアウトと暮らしに合わせた収納計画レイアウト事例

 

キッチンが果たす役割は

もはや料理を作る場に留まらない、

というのはこれまでも

多くの場で言われていることです。

 

家族やゲストとのコミュニケーションの場であり、

インテリアとして

住まいの印象を左右する存在ともなっています。

 

キッチンというものを

構成するうえでは

どれもおざなりになってはいけませんが、

重要視するものは

それぞれに異なります。

 

デザイン性を重視する、

掃除のしやすさなどの

機能性を重視する、

あるいは機器の

配列などを含めた使い勝手を重視する、

それぞれのニーズがあると思います。

 

その中で軽視されるべきでないのが

「収納力」です。

 

キッチンには

食材、キッチンツール、

食器・調理家電など

パッと思い浮かべてみるだけでも、

非常にたくさんのものが混在しており、

それらが機能的に配置され、

収納されていることが

望ましい状態です。

 

収納力を欠いたキッチンは

必要なものを十分に収納できずに、

その周辺は乱雑で

使いづらい場所になる

危険性が高くなります。

 

キッチンの面積が

広くなりつつあるのも

収納の必要性から。

 

キッチンにおける

収納力向上の必要性の認知の高まりは

新築やリフォーム(リノベーション)の際

キッチン面積の増加という点に

て取れます。

 

キッチンを使用する人が増えた、

つまり一人のみが

キッチンを使用していた時代から

家族で男女関係なく

皆もキッチンに立つことが

珍しくなくなってきているという

時代の流れも一因としてあります。

 

しかし、

やはりキッチン面積の増加は

収納性を求めた結果にあると

言って良いかとおもいます。

 

間取りに余裕があれば

パントリーなどの

収納庫を設けることも

もはや一般的になっています。

 

また、

時短調理のための

冷凍食品のストックに使用される

「セカンド冷蔵庫(冷凍庫)」は

家電販売店でも人気商品となっていますが、

その配置場所が

必要になる=キッチンスペースの広大化に

繋がるというのは

言うまでもありません。

 

災害に備えた備蓄や

防災用品の置き場所が

キッチンということも多く、

それらを「収納しておく」という意味で

間取りにおけるキッチンの面積は

広くなっています。

 

収納力を増やし、

活かすために必要なこととは

方でキッチンの収納は

単純にキッチンスペースが大きればよい、

というわけではありません。

 

収納とは

「使ったものを仕舞う」

「仕舞っているものを出す」

「普段使用しないものを仕舞っておく」

というものです。

 

それらの行為において、

目的のものが出し入れしやすいか、

あるいは

その場所が普段の動線の中で

使いやすいかどうか、

そして住まい全体と

バランスがとれているかが重要であり、

それはキッチンでも同様です。

 

つまり、

キッチン収納というものは

このようなことを満たしたうえで、

必要なものを

十分に収納できる容量があれば

申し分の無いものになるという事です。

 

そしてそれは何らかの理由で

十分なキッチン面積を確保できない

といった場合でも同様であり、

その場合は

「何を取っておいて」

「何を手放すか」という選択も

重要になります。

 

「8割収納」をめざすキッチンに限らず

収納の基本的な考え方として

収納スペースの

約8割程度に収まるようにものの

所持を抑えるという

セオリーがあります。

 

常にスペースを満杯にしておかない、

つまり収納スペースに

余裕を持たせることがポイントです。

 

食品や食材のストックは

一時的に増えることも多くあります。

 

セールなどで

賢くまとめ買いを行ったとしても

収納スペースにゆとりがあれば

置き場所に困ることも、

収納しきれずに

そのまま外に出ていることもありません。

 

キッチンツールも

その種類は実に多岐にわたります。

 

それらもスペースにゆとりがないと

ついつい煩雑な

収納になりがちです。

 

そしてそれは必要な時に

すぐに取り出すことができない、

あるいは見つからないと

いったことも招きます。

 

まずは

「使いづらいと感じているもの」

「セットの一部が欠けてしまったもの」

「買ったはいいが一度も使っていないもの」といった、

「頻繁に使用しないもの」を

手放すだけでも

ある程度のゆとりができるはずです。

 

普段の動作をイメージする

収納物を少なくして

余裕を持たせたうえで、

次に決めるのはそれらが

どこにあれば使いやすいのか、

という事です。

 

つまり「収納場所を決める」

作業になります。

 

現代のシステムキッチンや

それに伴う一般的な

キッチンスペースの設計は、

これまでに蓄積されてきた

データに基づいた

「最大公約数」ともいえる

使い勝手を求めたものでもあります。

 

つまり、

収納機能についても

ある程度の使い勝手は

約束されています。

 

そのうえで「ここがもっとこうだったら」と

思うことがないかどうかを突き詰めて、

その問題を解消させることが

自身にとって

本当の意味で使い勝手や

収納力を兼ね備えた

キッチンとなるはずです。

 

具体的に言えば、

手の届く範囲に

よく使用するものがあることが

理想です。

 

特に頻繁に使う

キッチンツールや食器類は

腰の高さから目線までの範囲に

収納することで、

出し入れの動作も

よりスムーズになります。

 

使う頻度に応じてよく使うものは

腰高から目線の高さ、

その次に使う頻度が高いものや

重さのある鍋やフライパンなどは

腰より低い高さ、

使用頻度の低いものや

軽いものは手を上に伸ばせば

届く高いところに。

 

まずは使用頻度に応じた

「上・中・下」を決める事は大切です。

こふぇは一般的な

収納スペースでも同じです。

 

このような

自分にとっての使いやすさ、

個々に異なる事情に応じた収納力や機能を

求めるのであれば、

やはり理想はオーダーキッチンです。

 

使い勝手や収納機能を

細かい部分まで追求しながら、

機器の配列や設備の仕様なども指定でき、

組み合わせることができる

自由度はやはり

魅力と言えます。

 

闇雲に理想を詰め込むだけでは

本当の意味での

完成度は低くなる可能性もありますが、

様々な事例を知り、

空間と一緒に考える事で

それらの不安はある程度解消されます。

 

暮らしに有効な考え方を

キッチンの計画でも丁寧に。

 

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住宅設備の機能的な良さを活用する暮らし、浴室(バスルーム)で使用する暖房・乾燥・換気・涼風等の機能を活用して生活環境の改善に室内環境も機能的に向上する選択肢で家の中で暮らしの安全も大切に。

2024年03月25日 | 住まいの水まわり住宅機器

 

住宅設備の機能的な良さを

活用する暮らし。

 

暖房・乾燥・換気・涼風等の機能付きバスルームという選択肢。

※浴室換気暖房乾燥機付きバスルーム(システムバスルーム)

 

浴室換気暖房乾燥機を

上手く使って

入浴事故をなくすように。

※浴室換気暖房乾燥機付きバスルーム(現場造作バスルーム)

 

入浴中の事故は交通事故よりも多い

という統計があります。

 

入浴中の急死・急病の原因は

心肺停止、脳血管障害、

一過性意識障害(失神)、

溺水・溺死とされており、

冬場の寒冷地にとくに多く見られます。

 

暖房の効いた部屋から

寒い脱衣室に行って服を脱ぎ、

熱いお風呂に入る。

 

こうした温度差は

血圧の乱高下や脈拍の

急激な変化をもたらし、

脳出血、脳梗塞、

心筋梗塞などを

引き起こす「ヒートショック」が

起こりやすくなります。

 

このようなことが原因で

亡くなる人は

推定年間1万人以上とされ、

交通事故死の2倍以上にもなります。

 

ヒートショックから身を守るには

急激な温度差をなくすこと。

 

家の中でどのような温度環境を

イメージしておくのかも重要で

特に冬の寒さに関しては

考慮が必要です。

 

そのうえで

例えば浴室換気暖房乾燥機は

浴室の換気・暖房・乾燥などが

目的ですが、

ヒートショック対策にも

一役買っています。

 

暖房機能で

入浴前に浴室を暖めておけば、

浴室に入ったときの

ひんやり感が緩和でき、

急激な温度変化をなくせます。

 

浴室換気暖房乾燥機は

便利でメリットも多く、

導入を希望されるご家庭は

少なくありません。

 

暖房機能のほか、

換気・乾燥の機能は

湿気を抑えてカビや結露の発

減らしてくれます。

 

衣類乾燥機能は

雨の日でも夜でも

洗濯物を乾かせるので、

忙しい家事の強い味方にもなります。

 

最近ではミストサウナ機能、

カビ抑制機能、涼風機能などより多機能になり、

消費電力を抑える

省エネタイプや静音タイプもあります。

 

洗面脱衣室にもそういった機能を

付加させることも可能です。

 

実際にそういった空間にも使用可能な

ミニマムなエアコンも

実は住宅設備機器として

建材メーカーも開発しています。

 

予算やライフスタイルにあった

機種を選ぶには、

間取りと機能面から

住み方に対して

イメージを持つことが大切です。

 

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収納上手な家づくりについて、スッキリと片付いた空間となる間取りの計画には、どのような場所でどのように物を使い収納するのか?という収納計画と紐づけて考える事が大切。

2024年03月24日 | 家 住まい 間取り プラン

 

収納上手な家づくり。

※LDKの死角となる部分に収納スペース+テレビボードを設けた事例

 

素敵に見える空間の理由のひとつは、

室内がすっきり

片付いているからという理由もあります。

 

我が家を常に

すっきりさせておくには

収納が肝心ですが、

収納スペースは、

ただ多ければよい

というものではないのが

難しいところです。

 

仮に、

奥行きの深い収納が

たくさんあれば

収納スペースは増えますが、

問題はそこに何を収納するかです。

 

布団や座布団を入れても

スペースが余るからと、

頻繁に使用する物を

奥に入れてしまうと

取り出すだけでひと苦労です。

 

逆に、

ほとんど使わない物を入れておけば

収納の中に何があるのか?

を随分探さなくてはいけまくなります。

 

例えば、サーキュレーターや

ファンヒーターのような

「季節品」を収納するなら

押入れを減らして、

もう少し奥行きの浅い

収納をつくっておくと便利です。

 

一方、

掃除機やモップなどの「日用品」は、

リビングやダイニングに

収納スペースを設けておくと、

汚れに気付いたときに

短時間で手際よく掃除できます。

 

新築工事や

リフォーム・リノベーション工事を

計画する際には、

どのような持ち物、収納物があり

どのような時に使うのか?

そこに何を収納するのかを

ある程度まで検討しておく事は大切です。

 

「季節品」のほか、

お客様用の布団や座布団、

雛人形など

特定の時期にしか使わないものほど、

きちんと採寸して

確実に収納できる場所を

確保しておきたいものです。

 

片付けることを

意識した家づくりをしておけば、

ライフスタイルにあった

「収納上手な家づくり」を

実現することが可能になります。

 

設計をご依頼いただいた際に

皆さんに

手渡しをさせていただいている

書類には

そのような「内容」をご自身でも

把握できるような状態になっています。

 

手間の掛かる作業ですが、

事前に収納計画を意識しておけば

住み始めてからの

整理整頓や収納等が

とても楽になります。

 

断捨離というほどでもなくても、

必要なものとそうでは無いものを

分別しておくことで

自分たちの暮らしにとって

必要な収納サイズもみえてくると思います。

 

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和モダンスタイルの住まい造りと空間の彩を考えるように、暮らしのスタイルをどのようにイメージするのかで住まいの考え方は変化します、モダンスタイルという現代的な暮らしに和のエッセンスをデザインするように。

2024年03月24日 | 和モダン 思想

 

和モダンスタイルのつくり方。

 

※外観にタイルを採用しながら和モダンの佇まいを持つ住まいの外観デザイン事例

 

日本だけでなく

海外でも人気の

和モダンスタイル。

 

外観もそうですが、

インテリアのスタイルというものには

実に様々なものが存在します。

※現代的な和のスタイルを情緒感じるようデザインを施した玄関応接

 

昔から存在する

オーセンティックなものだけでなく、

※それが定番的な人気を

 得るかどうかは別として・・・・・。

 

新しいトレンドによって

生まれるものもあり、

まさに「百花繚乱」という状況です。

※空間に余白をつくる事で和を感じる空間にデザインを施したLDK

 

その中で人気が高く

定番的なもののひとつに

「モダンスタイル」があります。

 

モダンという言葉には

「現代的」「近代的」といった意味があります。

 

インテリアでいう

モダンスタイルとは

余計な装飾を省いた、

シンプルで飽きが来ないものを

指します。

 

いわば「無駄をそぎ落とした」スタイルです。

※和の趣を現代的に感じるよう空間の重心を下げたデザインを施したメインリビングのデザイン事例

 

このモダンスタイルに

「ジャパニーズテイスト」、

つまり日本独特の「和」の精神や

それを感じさせる素材を

掛け合わせたものが「和モダン」

あるいは「和モダンスタイル」と呼ばれます。

 

「和モダンスタイル」は

海外でも高い人気を博しますが、

特に私たち日本人にとっては

自国の文化に根付いたものと

強く関連することから

馴染みやすく支持を得ています。

 

和モダンスタイルの定義と

必要なものとは?。

 

和モダンスタイルとは、

日本の伝統的なものや考えを

エッセンスとしながら

欧米で生まれた

洗練されたスタイルとを

融合させたものです。

 

伝統的な和風

あるいは和の雰囲気を活かした

インテリアに、

スタイリッシュで

現代的なデザインを

合わせたスタイルと

言っても良いです。

 

いわば日本伝統の様式に

現代の新しい様式を

織り交ぜたものという言い方もできます。

 

ここで明確にしておきたいのが

「和風インテリア」と「和モダン」の違いです。

 

一見似ていますが

伝統的な日本のインテリアを取り入れ、

それのみで構成された空間が

和風インテリアで、

そこに現代風の要素を

組み合わせたのが「和モダンスタイル」です。

 

日本独特の伝統的な「侘び・寂び」の文化や

シンプルで洗練されたものは

流行に左右されることなく、

いつまでも古さを感じさせないことが

大きな魅力のひとつです。

 

リビングから寝室、

キッチンまで場所を問わずに

取り入れることが可能です。

 

基本的に「和モダンスタイル」を

体現するには

自然素材を取り入れる

色調は落ち着いたものに

家具などのデザインは

シンプルでスタイリッシュなもの

という点を抑えておくことが

重要と言われます。

 

これらはどれも「和を感じる要素」であり、

「素材」「色使い」「家具などのアイテム」を

上手く取り入れることができれば、

静謐さを感じさせながらも

温かみのある空間を演出できます。

 

どのような素材を使用するのか?。

素材の選定については、

空間全体とそこに入る家具などの

調度品双方で見ていく

必要があります。

 

空間については

完全な和とならないような

バランスで全体を作りあげていきます。

 

家具にも経年変化が美しく、

自然な色合いが

和モダンスタイルにピッタリな

無着色仕上げ等の

無垢材家具を取り入れることで

和モダンスタイルが

体現しやすくなります。

 

ガラスや金属など

透明感や光沢のある素材を

随所に使用して

変化を加えるのも良いです。

 

色使いのポイント・・・・・。

 

次に重要なポイントとなる「色使い」ですが、

一般的なモダンスタイル同様に

白や黒、グレーなどの

モノトーンカラーを重用しながらも、

「詫び・寂び」を表現する

くすんだ色合い=茶色や薄茶色を

ベースカラーとするのもお勧めです。

 

ベースカラーの次に

多くの面積を占めることになる

アソートカラーを差し込むなら

畳や竹といった「和」を体現しやすい

色がおすすめです。

 

アクセントカラーを

取り入れるなら

暗めの色の方が

全体をまとめやすくなります。

 

どのような家具を選べばよいのか、

そのうえで家具などの調度品は

デザインがシンプルで

スタイリッシュなものとします。

 

和モダンの特徴は

天然素材が多く使われていること、

「詫び・寂び」を含めた経年による、

そこに置いてあるものの状態の

変化を楽しむことにあります。

 

シンプルで普遍的な

デザインの無垢材家具であれば、

無着色仕上げによる

自然の色合いの美しい変化を

楽しみつつ、

飽きが来ないデザインのものが

多数あります。

 

格子などの和の意匠を取り入れた

ダイニングチェアなども

和モダンスタイルの

体現に一役買うはずです。

 

同時に圧迫感の少ない、

開放的な空間とするには

家具は高さを抑えたものを

多く取り入れるとよいです。

 

高さを抑えた家具は

視界を遮ることなく、

重心が低くなることで

天井との距離感が生まれて

空間を広く見せる効果を持っています。

 

収納家具なども

腰の高さくらいまでのもので

揃えておくと効果的です。

 

和モダンテイストをつくる上で

大切なことは

ここに挙げたものですが、

そのうえで「やりすぎないこと」が

もっとも重要なものとなります。

 

それは家具やアイテムの

配置についても同様です。

 

空間に余白を残し

開放感を演出すること、

使う色もできるだけ少なくすることを

心掛けると雰囲気を醸し出せます。

 

和モダンスタイルの体現に

効果的な活用法、

美しい見せ方もインテリアからも

ご提案しています。

 

和モダンの空間づくりを

検討している方は

ぜひご相談ください。

 

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インテリアコーディネート、ダイニングチェアはデザインを「揃えるべき」か「揃えないべき」か?。複数のダイニングチェアを異なるデザインとする事も暮らしやすさや空間設計デザインでの雰囲気のつくり方。

2024年03月23日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

ダイニングチェアは

デザインを「揃えるべき」か「揃えないべき」か?。

※ダイニングチェアにそれぞれ個別の椅子を提案(ファブリックの色違いと背もたれ付ベンチシート型)

 

複数のダイニングチェアを

異なるデザインとすること

暮らしやすさや

雰囲気のつくり方の考え方の一つ。

※ダイニングテーブルとは別の対面式カウンターにも雰囲気の異なる椅子の提案

 

いわゆる「ダイニングセット」という文字を

目にする、

あるいは耳にすると

ひとつのテーブルを複数の

同じデザイン・同じ色の椅子が

囲んでいるものを

想像する人も多いかと思います。

 

ダイニングテーブルには、

それとデザインやテイストを

揃えた椅子を合わせるのが

一般的なスタイルと言えます。

 

そして、

その椅子が複数あるのであれば、

そのデザインや色合いは

すべて「揃っている」ものでないといけない、

と考えてはいないでしょうか?。

 

ダイニングテーブルと椅子、

つまりダイニングチェアを

同じデザインやテイストのもので

セットで揃えると、

まとまりのある印象になり、

それは往々にして

良い印象を与えます。

 

人は統一感のあるものには

好感を抱くためです。

 

しかし、

現代のダイニングセット選びは、

あえてダイニングテーブルと

ダイニングチェアの雰囲気を

異なるものにする、

あるいは複数の

ダイニングチェアを

異なるデザインとすることもあります。

 

それはダイニングテーブルや

ダイニングルームの役割が

以前とは変わってきていることや、

個々に異なって

当然である「座り心地」が

重視されるように

なってきたことにも起因します。

 

同じダイニングチェアで

揃える考え方が始まった理由とは?。

 

日本では長い間、

床に座って座卓を囲んで

食事をとるスタイルが主流でした。

 

しかし、

戦後の住宅改革にともなう

ダイニングキッチンの定着は

特に高度成長期にわたって

爆発的に国内に広がり、

椅子に座ってテーブルで

食事をするスタイルも

決して珍しいものではなくなりました。

 

それは今まで無かった

生活スタイルの広がりを意味し、

家具業界は

ダイニングテーブルと

ダイニングチェアの生産を

増やすようになります。

 

そのような流れの中で

求められることは、

生産の効率化でした。

 

より多くの家庭の需要を満たし、

業績を上げるべく行ったことは

いわゆる「セット売り」であり、

同じものをたくさん生産することです。

 

そのスタイルでの

販売方法が主流となれば、

今よりも

情報を得る機会の少ない時代の

消費者は

それが当然と思うようになります。

 

また、

大量生産を行うなかでは

家具は「着色」されることも多くなりました。

 

特に木製のものは

着色することで

木の木目や色目を整える必要はなく、

大量生産は容易になります。

 

大量生産と着色を施さないことで

デザインやテイストを

揃えたものを前面に押し出すことは、

いつしかダイニングテーブルと

ダイニングチェアは

揃っていないといけないのでは?

という考え方を定着させました。

 

ダイニングチェアは

すべて揃いのものでないといけない

というのが定番の

選び方となったのです。

 

ダイニングチェアにも

自分に合ったものを

求めるようになってきた時代は進み、

最近ではダイニングチェアを揃えない、

もしくは揃っていなくても良い、

という選択をする人も

多くなっています。

 

「揃えない」「揃えなくても良い」と

考える人が増えてきた最大の要因は、

多くの人が椅子選びの本質を

理解しはじめたからではないでしょうか?。

 

椅子の本来の役割は

着座することによって

体の負担を減らす道具である、

というものです。

 

インテリアである以上

デザインや見た目は

非常に重要ですが、

椅子は人が身体を預けて

寛ぐものであり、

その前提はしっかりと

確立されているべきです。

 

たとえ家族であっても

体型も違えば、

その場所での過ごし方、

過ごす時間などもそれぞれです。

 

いわゆる「座り癖」というものも

当然そこには存在しています。

 

僕が受託の設計や間取りに取り掛かる前に

家具ショールームへご案内するのは

そういった分部をどのように

暮らしに反映するべきか?

というところを「体感」し

イメージしていただく為でもあります。

 

勿論「家具」と「間取り」の

スケールを確認する事も含めて。

 

話をもとに戻すと、

現代において

ダイニングテーブルは

非常に多用途な家具となっており、

リビングダイニングで過ごす時間も

比較的長時間化しています。

 

ということは

そこで使用する

ダイニングチェアに座っている時間も

長くなるわけで、

それぞれ自分に合ったものが

欲しくなるのは

当然の流れとも言えます。

 

その結果として、

ダイニングチェアは

デザインが揃っていなくても構わない、

と考える人が増えてきたのです。

 

使い勝手を考えて

椅子を変えるという考え方、

そして、

ダイニングチェアを

暮らしの道具として見た場合に、

その使いやすさや

機能性は軽視できません。

 

例えば、

肘掛けのあるアームチェアは

その場で寛ぐには

非常に有能なものとなります。

 

一方で立ったり座ったりが

多い場合には、

肘掛けの分だけ

椅子を後方に

出さなくてはいけなくなり、

これが特に慌ただしい朝や

食事の準備で忙しい場合には

ちょっとしたストレスにもなります。

 

そういったことから

同じテーブルで

キッチンに近い方に

アームの無いアームレスチェアを、

キッチンから遠い方に

寛ぐことのできるアームチェアを置く、

というスタイルを提案する事もあります。

 

統一感を出すには

雰囲気が揃っていれば大丈夫です。

 

統一感というのは

空間を演出する上では、

比較的容易に

上級感を演出できるものとしては

おさえておきたい要素です。

 

ダイニングでこれを行うのであれば、

ダイニングチェアの

デザインを揃える必要こそなくても、

色合いを揃えることで

空間に落ち着きと

統一性が生まれやすくなります。

 

例えば、

色合いやテイストを揃えておけば、

仮に4つの椅子が

全て異なるものだったとしても

決してちぐはぐな感じにはなりません。

 

デザインの選択肢と

イメージのつくり方次第で

全体に調和がとりやすくなります。

 

それさえ守っておけば

ダイニングチェアのデザインが

すべて異なっていても

問題はありません。

 

やはりある程度

揃っていた方が安心する、

ということであれば

2脚ずつ変える、

などの規則性を持たせると、

座り心地や使い勝手

も満たしたうえで

統一性をより出しやすくなります。

 

セット販売のものは

量販品になることも多く、

その場合はコスト面を

抑えることもできるでます。

 

また、

色々と探す手間や

時間を掛けずに済む

というメリットもあります。

 

しかし、

一方で整ったダイニングセットは

空間を彩るインテリアとしては、

どこか味気なさを

感じてしまうこともあります。

 

最近、

街中のカフェやインテリアショップなどで、

あえて揃えないチェアの

組み合わせを見かける事も増えました。

 

インテリアでよく目にするこのスタイルは、

逆にこだわりや洗礼された

印象を与えます。

 

また、一脚一脚、

気に入ったデザインや

自分に合った座り心地のものを

選べるという

楽しさもあります。

 

座り心地の良いダイニングチェアは、

その場所での

居心地よさを生み出します。

 

家族皆が居心地の良い

ダイニングとなるような

椅子選びを行って、

日々の暮らしを

より快適なものにしてみませんか?。

 

住まいの新築・リフォーム

リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は

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住まいをつくる事から始まる暮らしと人生の夢を叶える事、家造りの先に生まれる暮らしの環境とそこで生活する事で得ることが出来る暮らしの価値を設計してデザインで叶える人生。

2024年03月22日 | 家 住まい 間取り プラン

 

住まいをつくる事から

始まる暮らしと人生の夢を叶える事。

※和モダンな暮らしの雰囲気を味わうインナーガレージのある家

  夜の外観実例

 

家族一人ひとりの大切な夢と

一生をともにする

幸せへの価値観。

 

住まいを建てることは

暮らしを描く事です。

※和をモダンにデザインン提案した玄関と玄関ホール

 障子の効果で光が柔らかく拡散して程よい明るさをつくりだします

 

まだ世の中にない

ただ一つの理想と、

暮らしに感動を生み出す

器となるように、

一軒、また一軒と、

少しずつ、でも確実に、

それぞれの暮らしを考えた

体温のある住まいの計画をと考えています。

※LDKのリビングエリア・縁なし畳をリビングの中心にデザインして

 意識的空間を感じる工夫を天井面にも施しています

 畳リビングにすることで家族の変化に応じて

 多様性のある暮らし方も実現しやすくなります

 

だからこそ建築には、

まだ見えていない

未来を実現する力があるのだと、

僕は考えています。

※畳リビング空間と対を成すLDKのダイニングキッチンエリア

 グレージュインテリアに馴染む黒のデザイン家電と

 ナチュラルな木質家具をレイアウトして味わいを楽しむ空間に

 

建築は、

未来を変えます。

 

温度、湿度、空気、

光、風などのことも大切に。

 

健康長寿の要。

住環境は温度、空気、光、風など

様々な「環境要素」で構成されています。

※二階は家族構成やライフスタイルの変化にも柔軟な対応がな濃になるよう

 フリールームのワンルーム化したデザインに

  但し将来的なリフォーム等に対応しやすい骨組みとなる設計

 

人は環境要素の影響を常に受けながら

生命活動を維持しているため、

これらが適切でないと、

心身の不調や病気のリスクを

高めることに直結しかねません。

 

例えば間仕切りを計画せずに

ワンフロア計画にして

室内の温度差を減らすとより

家の中での移動時の負荷を減らすような事も。

 

特に床暖房などを使用した場合、

活動量が数千歩増え

適度な運動になり

冬場のヒートショック、

心筋梗塞や脳卒中の発生リスクの軽減、

また身体的な負担も低くなります。

 

夏と冬では異なる

太陽高度の変化や

隣家の形状考慮しながら

開口部計画(窓等)を行い、

自然光(直射・反射・天空光)

自然通風を積極的に

室内に届ける工夫は

室内に見える環境のデザインとなり

心地良さを生み出します。

 

また、庭などを

積極的に取り入れることで、

自律神経のバランスを整え、

ストレスを軽減・緩和させる

作用がある空間に。

 

主観的健康感(リラックス効果)を高める。

 

室内の設えの45%程度を

木質化することで、

良質な睡眠をもたらし、

日中の知的生産性の

向上にもつながるという

研究結果があります。

 

人はもともと

自然環境で暮らしていた

生き物なので、

自然の「ゆらぎ」に囲まれると

副交感神経が優位になり、

リラックスする効果があります。

 

照明計画でも、

ストレスコントロールを行っており、

必要に応じた

間接照明(暖色)にしたり、

明暗を調整できたりする

照明器具で灯りによる環境デザインも

間取と同時にご提案しています。

 

また、目には見えませんが

質の悪い騒音は

健康を害するもとです。

 

特に寝室については、

騒音レベルを40dB以下になることが

望ましいと言われます。

 

プライバシーや騒音に配慮した

設計と計画を提案する事も重要で

遮音性の高い

断熱材などを使用し、

又はその他の専用部材建材を活用し

外部からの騒音にも

配慮がどれだけ必要なのか?

暮らしの場所と暮らし方に

程よい状態を考えています。

 

そして適度に歩くことが

健康維持には欠かせません。

 

間取計画では

家事動線や生活動線とは別に

住まいの中や外に、

体を動かす仕組みをつくることで、

自然とさまざまな

生活習慣病の予防を

行うことができます。

 

階段の上り下りや

庭への動線などの

無理のない運動環境を

暮らしの中に取り込む

動線計画が必要です。

※ご相談の上決定します。

 

階段の上り下りや

お風呂掃除などが

中強度の活動にあたります。

 

軽い運動は脳の活性化や

ストレスの軽減にも役立ちます。

 

無理をせず、

毎日少しずつでも

継続的に続けることが大切です。

 

コミュニケーションがとれる工夫で

良質で楽しい食事を。

 

(風景)と照明と空間環境は

味覚に大きな影響を与えます。

 

特に、

緑を眺めながら食事をすると

よりおいしく感じられることが

実証されています。

 

アウトドアリビングや

テラスなど、

建物に隣接して

緑が見えている空間があると

リラックスしやすく、

食事がよりおいしく、

贅沢に感じられますし、

気持が穏やかになる環境づくりは

大切だと考えています。

 

住まいの事暮らしの事

そういった観点も大切に

家の事の先にある暮らしの質を

丁寧にと思います。

 

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建築計画やインテリア計画では、人間の行動の癖とか心理的な距離感を意識して基本的な設計をイメージしています、間取りにも様々な理由があり、デザインや設計時には暮らしの本質を紐解くように。

2024年03月22日 | 家 住まい 間取り プラン

 

建築計画やインテリア計画では、

人間の行動の癖とか

心理的な距離感を意識して

基本的な設計をイメージしています。

※テラス化するウッドデッキで繋がる生活空間を提案した

 多世帯生活の家設計デザイン事例(外観イメージCG)

 

居心地に行動特性と

インテリア空間の関わりについて

考える事は本当に大切。

 

先ずは人の行動特性について。

 

ポピュレーション・ステレオタイプとは?。

ドアノブを目の前にして、

あなたはどちらへ

回して扉を開けますか?。

 

インテリア空間のコーディネートや

建築計画を行う上で

意識しておかなければならないことに、

人間の行動の癖(くせ)や

心理的な条件などがあります。

 

人間の行動に見られる、

ある程度共通した

癖や行動特性のことを

ポピュレーション・ステレオタイプといいます。

 

例えば右利きの人に見られる

ドアノブは右に回せば開く

という行動特性は

世界的にも共通してみられ、

このような特性は

スピーカーのダイヤルは

右に回せば大きくなる等の

操作機器の設計にも応用されています。

 

操作機器の

ポピュレーション・ステレオタイプの一例。

「右に回す、押す、上や右にずらす」と

電源オン、増加、加熱、

ネジやボルトなどで締めるという効果がある。

 

ポピュレーション・ステレオタイプは

地域や民族により違いがあることもあり、

また「右利き」と「左利き」の違いだけでも、

かなり使い勝手が

違ってくることも

理解しておかなければなりません。

 

デザインが良くて

形が気に入っても、

使う人にとって「使いにくい」モノでは

困ってしまいます。

 

特に外国製の機器や

設備を選ぶ際には、

よく確認する事が大切。

 

パーソナルスペース。

アメリカの環境倫理学者の

ロバート・ソマーは、

1969年に出版した著書の中で

他人に侵入されたく無い

空間である「パーソナルスペース」を提案しました。

 

パーソナルスペースとは、

他人に近付かれると

不快に感じる空間のことで

「パーソナルエリア」、「個体距離」、

「対人距離」とも呼ばれます。

 

意外かもしれませんが、

一般に女性よりも

男性の方がパーソナルスペースは

広いとされていて、

男性は人が前方にいるのを嫌い、

女性は周囲から

他人に見られるのを嫌う傾向がみられます。

 

男性のパーソナルスペースは、

前方を集中して見る特性があることから

前方に長い楕円形で、

後ろや横の半径が短い形をしている。

 

女性は視野が広く全体を

見渡す特性があることから、

前後左右が均等な円形をしている。

 

また、パーソナルスペースは

親密な相手ほど狭く、

ある程度近付いても不快さを感じない、

逆に面識の無い相手などに対しては

広くなっていて、

社会文化や民族、

個人の性格やその相手によっても

大きな差があります。

 

この「パーソナルスペース」という言葉は、

たびたび「縄張り、領域」という意味の

「テリトリー」という言葉と

混同されることがありますが、

パーソナルスペースは

中心に居る人間とともに移動するものに対し、

テリトリーは人間が移動しても

その場に存在し続けるものです。

 

「テリトリー」はもともと動物生態学上の

「縄張り」という意味で

使われていた言葉です。

 

徐々に日本の漫画やアニメで

「パーソナルスペース」と同じような意味で

頻繁に使われるようになって、

混同されるようになったようです。

 

人と人との関わり合いの中での距離には、

物理的な距離と

心理的な距離があります。

 

1966年、

アメリカの文化人類学者

エドワード・ホールは、

人間のコミュニケーションに関わる距離を

以下の4つに分類しました。

 

密接距離(Intimate):最も親しい関係。

体を密着させたり、

手で触れ合える距離。

 

個体距離(Personal):親しい友人程度。

相手の表情が詳しくわかる。

 

社会距離(Social):知らない人同士が会話をしたり、

商談をする場合に用いられる距離。

 

公衆距離(Public):2者の関係が個人的なものではなく、

講演者と聴衆と言うような場合の距離。

 

嫌いな相手に対しては、

距離に関わらず

視認できるだけで

不快に感じるケースもある

 

ソシオペタルとソシオフーガル。

家族で集まったり、

パソコンで仕事をしたり、

カフェで休んだり・・・・・。

 

人間が集団で行動する場合、

目的に応じて様々な型を形成しますが、

企業オフィスでの机の配置方法は

その好例といえます。

 

例えば、

常に社員同士のコミュニケーションが図られ、

連絡や相談が

頻繁に行われることによって

社員が活性化するような業務では、

お互いの顔を見ることができる

ソシオペタル型の机の配置が

取られることが多いです。

 

一方、

設計や製作といった

ある一定の個人での

集中した仕事を

行われるような部署では、

お互いの顔が見えない

ソシオフーガル型の机の配置が見られます。

 

オフィス以外でも、

向かい合って

コミュニケーションがとりやすい状態の型を

ソシオペタル、

互いに干渉することが無い

状態の型をソシオフーガルと呼びます。

 

これらの配置は、

イギリスの精神科医である

ハンフリー・オズモンドが

自身の精神病院の

待合室に座っている

患者さんを観察することにより

考案されました。

 

余談ですがハンフリー・オズモンドは、

合成麻薬とかを使ったら

見えるという幻覚の形容表現の

「サイケデリック」という言葉を作った人物です。

 

サイケデリックは

音楽ジャンルの一つにもなっていて

「サイケ」っていう略語でも有名です。

 

人間の行動特性、

パーソナルスペース、

集団の中の配置のかたち、

空間要素には

そういった目に見えない意識の部分も

設計の中に組み込むことが

大切だと考えています。

 

オフィス設計や工場建築、

勿論商業建築や公共建築・福祉建築にも

そういった考え方は重要ですし

なにより住宅設計については

それぞれの家族の関係性や

暮らし方の価値基準を

大切な要素に含めて間取りと暮らしを

丁寧に考えています。

 

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家造り住まいの設計デザインの際に必要な色選びや素材選び、システムキッチンに洗面化粧台、玄関扉や外壁など住まいには多くの色があり、その色や素材を検討する際のイメージとビジュアル検討と色選定の環境づくり。

2024年03月21日 | 設計の事デザインの事

 

知っておきたい「色選び」や「素材選び」のコツについて。

 

システムキッチンに洗面化粧台、

玄関扉や外壁など、

住まいにはたくさんの「色」が

使われています。

※外壁塗装色候補の提案用に色サンプル帳を屋外で垂直に立てて検討(日当たり)

 

※実際に塗装を施した家外観(数寄屋を意識した和風住宅)

 

※設計時のデザイン提案イメージ参考外観CG

 

※外構・門屋完成後の実際の外観

 

家づくりでは

これらの色選びを

行う事になるのですが、

色にはそれぞれが持つ特徴があります。

 

例えば「赤」は

交感神経を活発にするため

暖かく感じ、

反対に「青」は

副交感神経を刺激するので

体温を下げる効果があるといわれています。

 

「緑」は疲れた目や体に

一番やさしい色です。

 

色は今ここで挙げた以外にも

さまざまあり、

人間の目で見分けることが出来るものは

約700万色もあるそうです。

 

ですが人は

これだけの色を区別する

色名を持っていません。

 

そのため家づくりでは、

サンプルを見て

色選びをすることが多くなります。

 

ここで知っておきたいのが

「面積効果」というものです。

 

これは同じ色でも

面積が大きくなると

実際にサンプルで見ている色よりも

薄く見えるという

現象のことをいいます。

 

サンプルで選んだ色と

実際に完成したときの色が

違って見える

原因のひとつでもあります。

 

その他にもその色を選んだ時に見ている

照明の色や周辺の明るさ

外の太陽光でみているのか

それとも室内でみているのか?

 

色を見る際のサンプルの表面の質感や

視界に入る「色サンプル」以外の情報・・・・・etc。

 

そういった周辺情報と共に

組み合わせの色変化も

視野に入れる事が重要です。

 

家造りの設計をご依頼いただいた際、

サンプルをご覧いただく際に

僕がいつも話しをしている事は

使うシーンと同じ状況を加味して

サンプルを見る事。

 

壁紙などは影の影響や光の影響を加味して

テーブルの上だけで

サンプル帳を見るのではなく

天井の場合、

壁の場合と「角度」を同じにして

サンプルを見る事。

 

勿論照明も加味して・・・・・。

 

同時に周辺色の影響範囲も

お話しさせていただいています。

 

それは「床」で使用する色の反射が

壁にも色の見え方として影響する事。

逆に壁の色や天井の色が

床に反映され、

もうひとつ掘り下げると

窓に設置するカーテンやブラインド類の

ウインドートリートメントが

その色の見え方にも関与するという事。

 

つまり単体の色情報ではなくて

空間として構成される要素を含めた

色の検討が印象を左右するという事です。

※設計提案デザイン時のLDK室内イメージパース(内観パース)

 

※実際に完成し家具をレイアウトしたLDK内観仕上がり

 

そのため、僕は設計デザイン提案の際に

通常設計事務所が

行っているであろう以上の「室内パース」や「外観パース」

外構パース等を出来るだけリアルな

素材システムを使い

角度も変え設計としてデザイン提案の中に

組み込んでいます。

 

※設計提案デザイン時のLDK室内イメージパース(内観パース)

 

※実際に完成し家具をレイアウトしたLDK内観仕上がり

 

提案の質の違いは「イメージの理解度」にも

影響します。

 

大切なツールである

設計図書。

 

どれだけ詳細な設計図を描いても

情報密度を上げても

プロ同士、

業者間では伝わっても

住まい手さんには把握できない情報です。

 

 

イメージ図(参考まで)のビジュアルの方が

理解度が高いという事です。

 

寸法値も含めて

数字等でもそうですが

事実を書いていても

なかなかイメージは出来ません。

 

普段の仕事でも

会社などでも見慣れている

グラフ等が付いていた方が

数字だけみるよりも

分かりやすいと思いませんか?

 

住まい造りでも

情報とはそういう事です。

 

判断基準をデザインする事も

そういった家造りの際には

大切な時間となります。

 

なので、

家造りの際には

サンプル、

見本の打ち合わせも

本当に大切だという事。

 

打ち合わせの密度と時間と

設計のデザインと

提案行為自体の付加価値と

上質の意味を丁寧に。

 

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家事をシンプルで楽にできる間取りの工夫とデザインの方向性、洗濯ランドリールーム(洗濯室)と脱衣所の関係性は日常生活と切っても切れない生活空間の基本となる部分。

2024年03月20日 | 暮らしの事イロイロ
 
家事をシンプルで
楽にできる間取りの工夫。
 
 
※洗面脱衣を兼ねたランドリースペースは換気扇の他にも
  壁面取り付け型の暖房兼送風機も設置
 
 
 
洗濯ランドリールーム(洗濯室)と
脱衣所の関係性。
 
※洗面器の背面側には洗濯物やその他衣類等を収納する
 壁面可動式収納スペースをレイアウト
 
 
入浴の際、
脱いだ衣類を隣接ランドリールーム内の
洗濯機で洗って
その場で室内干し。
 
すぐに乾かしたいものは
部屋の乾燥機を使う事も視野に。
 
そしてその場にある収納へ
サッと片付けして
終了となります。
 
一般的には
洗面脱衣室として約1坪で
計画する事も
多いかと思いますが、
当たり前を考え直して
生活のバックヤードを
どのように充実させることによって
何を得ることが出来るのか?
という原因と結果の関係性を
見直すことで
家に対する色々な常識の
見え方が変化します。
 
自然光が入り、
自然換気が行う事の出来る
広々とした部屋にすることも。
 
清潔感あふれる
ホワイトで統一しながら、
居住性という考え方も
家事を行う時間は
どのような気分を味わうべきか?。
 
気分晴れやかに
行うことができるように。
 
ランドリールームへ入る手前には
洗面台を設けていて、
扉で仕切らずに
オープンスペースに設置しているから
いつでも誰でも使用可なんです。
 
場所をきれいに保つ工夫も
それぞれに。
 
ランドリールーム内の設備としては
洗濯機、天井物干しバー、
収納もどのように
レイアウトを考えるのかで
片付けの具合も変わります。
 
広々した部屋の中に配置して、
壁面も活用して考える事で
レイアウトと使い勝手も
両立ができます。
 
リフォームやリノベーションを含めて
注文住宅として新
築するなら
自分達のライフスタイルを考えた
スペース配分や
生活動線の計画が
可能になります。
 
暮らしの事、
生活全般をイメージして計画する事で
過ごし方にも良い環境づくりが
出来るようになります。
 

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