奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

二世帯住宅を計画するべきなのか別の解決策を考えた暮らしよいのか心の土台を再構築して生活の在り方と心の部分を提案する話しを、住まいと家造りと人間関係、気持ちをよりよく考える暮らしのヒアリングを。

2025年02月22日 | 暮らしの事イロイロ

心が変われば

人生が変わる・・・・・。

 

二世帯住宅を希望されている方と

暮らしを紐解きながら

大切な事柄を

話しをしていたのですが

「人生七変化」

心が変われば 態度が変わる

態度が変われば 行動が変わる

行動がかわれば 習慣が変わる

習慣がかわれば 人格が変わる

人格が変われば 運命が変わる

運命が変われば 人生が変わる

 

例えばですが

物事が思い通りに進まない

うまく行かない、

そんな時に

こんな事を考えていませんか?

 

「あの人が変わらなければ自分は変われない・・・」

「環境を変えてもらはないと自分は変われない・・・」

では、

「あの人が変われば本当に自分が変われるのでしょうか?」

「環境が変われば自分が変われるのでしょうか?」

もしかして、

一時はその問題から

解決されるかもしれませんが、

再び同じ状況が起こります。

 

何故なら、

原因の一部は

自分にもあるからです。

 

なので、

原因の根本である

自分が変わらない限り

その状況は

永遠と変わることがないという事です。

 

考え方を変えると

「他人と過去は変えられない」

「自分と未来は変えられる」

なので、自分が変わって

未来を変えるほうが

環境も良くなりますし

住まいの考え方も

全く変わりますよねという話を

それぞれの立場でいろいろと

談笑の時間でした。

 

自分を変えることは、

心を変えること、

心が変われば人生がかわる。

 

ではどうすうれば

「心を変えることができるのか?」

 

残念ながら

「心の変え方」に

正しい答えはありません。

 

心理学者の3大巨頭である、

フロイトもアドラーも「人間の心」

について探求しましたが、

誰もがひとつの

答えとして導きだせていません。

 

それは、

ひとりひとりの心は、

ひとつひとつ違うからです。

 

「オンリーワン」の心だからです。

 

なので、

知ってそうで知らない

オンリーワンの心を

理解することが

一番大切なのではないでしょうか。

 

二世帯住宅を計画する事が

よいケースもあれば

逆に悪いケースもあります。

 

そこはご家族をヒアリングしながら

僕からも正直な計画の方向性や

二世帯同居の「在り方」を

お話させていただくようにしています。

 

そういう意味で

「心」を知るために、

毎日を振り返り、

嬉しかったこと、楽しかったこと、感動したこと。

悔しかったこと、苦しかったこと、辛かったこと。

人生の中で日々起こる出来事に、

どのように感じて

どう行動するのかを

「自分の心」を見つめてみる時間を

大切にと思うんです。

 

自分の心が求めてい

る本当のことを見る事が出来れば、

心は自然と変わり、

人生が色々な意味で

変わっていくのだと思います。

 

心が変われば行動が変わる。

行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。

人格が変われば運命が変わる。

アメリカ心理学者 ウイリアム・ジェームズ

 

そんな会話というか

ヒアリングを今朝からは色々と。

その人にとっての

暮らしを紐解く前の大事な時間です。

 

本当に二世帯住宅が良いのか

同居を考えるのか

若しくはまた別の解決策を

考える方がよいのか?。

 

あなたの毎日がもっと豊かに、

もっと自由になる場所を

形にしてみませんか?。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。

暮らしの意識と時間を丁寧に。

 

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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
ホームページのお問合わせから
気軽にご連絡ください
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暮らしと人生観を丁寧に、オーダーメイドで叶える注文建築というスタンスでの暮らしの提案、未来像を丁寧に紐解きながら今ある暮らしのスタンスを整理整頓する住まいづくりの価値観提案。

2025年02月19日 | 暮らしの事イロイロ

カタチにとらわれない、

本来の心地よさを・・・・・。

※家造りの相談中、趣味嗜好にあわせて色々な素材感のイメージ検討

 

家造りや建築計画のスケジュール、

本当に最初の入り口の部分で

考える事。

 

家造りや事業所(お店・ショップ・事務所)等の

ご相談をいただく際に

大切にしてる考え方。

 

例えば料理の味つけ。

人によって

好みが変わるように、

家づくりや

リノベーションの「心地よさ」も

本当に十人十色です。

 

たとえばカレーひとつ取っても、

具材についてもそうだし

甘口派の方もいれば、

中辛から

本格的な

スパイスを効かせた

辛口派の方もいます。

 

同じレシピに見えても、

各家庭によっても

お店によっても

人それぞれの

好みやスタンスで

出来上がりも

まったく違ってきますよね。

 

家づくりも

まさにそれと同じです。

 

ルールのない

家づくりや店づくり・・・・・。

 

建築の法律によるルールや

都市計画による

公的なルールなどはありますが

家づくりや

お店づくりに、

マニュアル通りの

正解はありません。

 

物件探しだけでも、

すぐに決める方もいれば、

一年以上悩まれる方も

いらっしゃいます。

 

それほど、

住まいや空間に対する

理想や考え方は

多種多様です。

 

だからこそ、

その人のペースや

価値観を

しっかり整理整頓しなければ

本当の「心地よさ」を

考える事は出来ません。

 

勿論住まい手「ご本人」にも

理解できていない事は

いういろありますから・・・・・。

 

会話と現在の

暮らしのなかに見える

本当の答え。

 

コミュニケーションを

大切に。

 

堅苦しいヒアリングだけでなく、

旅行の話や

ご家族との

休日の過ごし方など、

家づくりとは

一見関係なさそうな

話題も大切。

 

そうした何気ない会話からこそ、

その方ならではの

ライフスタイルや

「実はこんなことが好きだった」という

想いが浮かび上がってきます。

 

心地よい空間から始まる、

心豊かな暮らし・・・・・。

 

注文住宅での設計の役割は、

住まい手さんや

家族のなかにあるイメージを

汲み取り、

オーダーメイドで

カタチにすることです。

 

完成した空間は、

それぞれの生き方や

思いを反映した

世界にただひとつのもの。

 

自分らしい空間で

暮らすほどに、

日々の暮らしがより充実し、

居心地の良さを

実感していただけます。

 

パーソナライズされたプラン。

住まい手さん、

ご家族の個性や価値観を

共有しながら、

最適化された住まいとなるように。

 

コミュニケーションの重視。

丁寧なヒアリングを通じて、

「本当の暮らし」をじっくりと。

 

長く愛せる空間づくり。

素材や動線にもこだわり、

完成後もシンプルに

心地よく過ごせる設計提案を。

 

心地よさへの取り組みは

ライフスタイル提案・・・・・・。

 

明確なイメージがない方にも、

こんな暮らしも

楽しいかもしれない

という新しい視点をお伝えし、

将来像を描き起こすように。

 

空間デザインの最適化。

家具や照明、内装と

生活を含めてトータルで

暮らしのコーディネート。

 

雰囲気を大切にしながら、

一体感のある空間を

生み出すように。


完成後の暮らしの変化に合わせて、

将来的な

リノベーションや

模様替えなどの「過程」、

よりよく過ごすことが出来る

心地よい住まいを程よく最適化。

 

すべての方に「これが正解」といえる

家づくりはありません。

 

だからこそ、

じっくりと価値観を重ねながら、

一人ひとり異なる

心地よさを見つけ出す

プロセスを大切にしています。

 

新しい家づくりやリノベーション、

店舗計画や

ご自身の商売等をお考えなら、

先ずは今を見直す時間

確保する事が大切です。

 

あなたの毎日がもっと豊かに、

もっと自由になる場所を

形にしてみませんか?。

 

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暮らしの意識と時間を丁寧に。

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人生の喜怒哀楽に寄り添いながら毎日の暮らしの時間を有意義に心地よく過ごす注文住宅の収納計画提案、長く愛せる上質な空間づくりと成長する暮らしの空間デザイン設計。

2025年02月09日 | 暮らしの事イロイロ

家の中心ともいえるリビングは、

家族が集まり、くつろぎ、

そして時には来客時の

お客様をもてなす特別な空間です。

※LDK内観イメージデザイン設計提案の実例

 

一日の中でも

多くの時間を過ごす場所だけに

「なんとなくモノが溢れがち」

「テーブルの上が散らかってしまう」という

お悩みを抱えている方も

少なくありません。

日常的に暮らしのメインとなる部屋には、

不思議と物が

集まりやすくなるものです。

 

リビングこそ「スッキリとした空間」でありたいと思うのは、

多くの方が共通して抱く

理想かと思います。

 

実際に設計のご依頼をいただく際にも

現在のお住まいで

リビングやその他の部屋での

「散らかり」具合について

悩んでいる旨をお聞きする事も

多いです。

 

家づくりと暮らしの環境づくりに携わる

設計者としての視点から、

リビングにおける収納計画の重要性と、

後悔しないための

ポイントについて

少し書いてみたいと思います。

リビング収納については、

見た目を美しく保つだけでなく、

家事効率のアップや

家族のコミュニケーションを

育むきっかけづくりにも深く関わります。

 

さらに収納の設計一つで、

子供の片付け習慣が育ったり、

人生のステージごとに

必要な機能が得られたりと、

思わぬほど多くのメリットが

生まれるものです。

 

住宅の方向性は「仕来り」から

「自分らしい暮らしを叶える」という

方向へ大きくシフトしており、

細部にいたるまで暮らしに関する

よい意味でのこだわりを

反映した暮らしが

人生を良い方向に導くと思います。

 

家づくりにおいては、

性能やデザインばかりに

目が行きがちかも

知れませんが、

勿論それらも大切にしながら

それぞれの家庭にとっての

暮らしやすさを

快適に保つための収納プランは、

想像以上に重要な役割を担っています。

 

まずは「なぜリビング収納が大切か」

という理由を紐解きながら

リビング収納をデザインする

メリットや押さえるべきポイントを、

そのうえで後悔しないための

工夫をベースに、

実際の家づくりで

気をつけるべきコツを・・・・・・。

 

リビング収納への

意識を高めていただき、

暮らしのメインとなる部屋が

スッキリし続ける住まいを

実現するヒントを

見つけていただければ幸いです。

 

なぜリビングに収納が

必要なのか?

リビングは家族の生活が集約される場所。

 

リビング(LDK)は多くの場合

家の中で最も家族が集まる空間であり、

テレビやソファ、

子どものおもちゃや読書スペースなど、

さまざまなアクティビティが

同時に行われます。

 

さらには、

学校や仕事帰りのカバン置き場になったり、

郵便物やチラシ、

スマートフォンや

リモコンなどのアイテムが

一時的に滞留しやすい

場所でもあります。

 

その結果、

他の部屋よりも圧倒的に

物が増えて整理しにくい状態に

なりがちになります。

 

生活の質とリビング収納

リビングが散らかっていると、

家族全員がリラックスできる時間や

スペースが減少し、

ストレスを感じやすく

なってしまうかもしれません。

 

逆に言えば、

リビングの収納を適切に整備しておけば、

いつでもサッと片づけられる環境になり、

急な来客があっても慌てなくて済む、

心地よい暮らしが手に入ります。

 

家事や育児に忙しい方にとっては、

視界に余計なモノが少ない分、

疲れにくくなる

心理的効果も期待できます。

※子育て中は散らかったものを片付けしやすい工夫を盛り込む

 

空間演出と収納。

収納と聞くと、

“見せない収納”に意識が向きがちですが、

家具や収納そのものを

インテリアの一部として

美しく“見せる収納”の手法を

取り入れることで、

リビングを一段と

洗練された印象に

仕上げることもできます。

 

アート作品やお気に入りの雑貨を

ディスプレイできる

オープンシェルフや、

ガラス扉を採用した

飾り棚などがその代表例です。

 

こうした工夫を

デザイン段階でしっかり組み込んでおくと、

収納が実用性だけでなく、

インテリアの魅力向上にも役立ちます。

 

家族のコミュニケーションが

生まれる収納計画。

家づくりにおいて、

収納とコミュニケーションが

結びつくイメージは

あまりないかもしれません。

 

しかし、

リビング周りで日常的に

使うモノの定位置が

決まっているだけで、

「どこにしまうか」

「どこから出すか」といった

家族同士の小さなやりとりが

スムーズになります。

 

子どもが自分のものを

自発的に片付けるきっかけとなったり、

夫婦間での「これはどこに置いた?」

といったコミュニケーションストレスも

最小限に抑えられたりと、

暮らしの質を

一段階高めるポイントにもなるのです。

 

リビング収納のメリットを深掘り。

スッキリとした空間を保ちやすい。

 

リビングに設置した収納スペースは、

散らかりがちなアイテムの

収まる場所として常に機能します。

 

収納があるだけでなく、

そこに「生活動線に沿った使いやすさ」が

確保されていれば、

家族みんなが

自然と片付けをするようになります。

 

とくにお子様にとっては、

「しまう場所がわかりやすい」

「手が届きやすい」という条件が揃うと、

おもちゃや絵本を

自分で片付ける習慣に

つながりやすいです。

 

収納設計の段階から

「誰がどのように使うか」を意識しておくと、

スッキリとした空間を

保つハードルが

一気に下がります。

 

インテリアのグレードアップ。

家づくりを考えるとき、

多くの方が重視するのは

空間のデザイン性だったりします。

 

無垢材の温もりを

感じるリビングや、

スタイリッシュな

モダンインテリア、

高級感を漂わせる

シックなテイストなど、

理想的なイメージを

お持ちではないでしょうか。

 

リビング収納は、

その空間づくりを

ワンランクアップさせる

重要な要素でもあります。

 

たとえば、

オープンシェルフに

観葉植物やお気に入りの

オブジェを飾り、

アクセントクロスを

背景にすることで

ディスプレイのような

雰囲気を演出すれば、

リビング全体が

洗練されて見えます。

 

モノの定位置が定まり、

探す手間が減る。

スマホの充電ケーブルが見つからない

TVのリモコンがどこに行ったかわからない

など、

日常的に起こりがちな

小さなストレス。

 

こうしたトラブルは、

意外なほど家族の時間を奪い、

イライラの原因となります。

場合によっては

口げんかになったりしませんか?

 

リビングに収納を設け、

細かいアイテムごとに

定位置を決めておくと、

家族全員が「ここにあればいいんだ」と

自然に覚え、

物探しに割く時間が

激減するのです。

 

時間と心に

ゆとりをもたらしてくれる点は、

リビング収納の大きな利点です。

 

子どもの成長や

ライフステージに対応しやすい。

リビング収納は、

子育て世代だけでなく、

子どもが独立した後の

夫婦二人の生活や、

将来親との

同居を考えているケースなど、

ライフステージの変化に合わせても

融通が効きやすいのが

特徴です。

 

可動式の棚板や

引き出しを採用することで、

収納内部を簡単に

レイアウトの変更を

できるようにしておくと、

モノの量や用途が変わっても

柔軟に対応可能です。

 

こうした設計の自由度は、

注文住宅ならではの

メリットと言えます。

 

具体的な収納計画のアイデア。

オープン収納と

クローズド収納のバランス。

 

リビング収納を設計するうえで

悩ましいのが、

「見せる収納(オープン)」にするか、

「隠す収納(クローズド)」にするか、

という問題です。

 

オープン収納には

開放感やディスプレイの

楽しさがある一方で、

常に整理整頓を求められる

側面があります。

 

クローズド収納は、

一度扉を閉めてしまえ

中が見えないので、

多少の散らかりは

目立ちませんが、

扉を開けるという

アクションが増える分、

取り出しづらさを

感じる場合も。

 

そこで、

それぞれの特徴を理解した上で、

オープンとクローズドを

使い分けることが大切です。

 

たとえば、

リビングの一角に

扉付きの収納をまとめて配置し、

日常的に使う頻度が

高いモノだけをオープン棚に置くなど、

メリハリをつけると良いかと思います。

「人に見せたい部分」

「生活感を隠したい部分」を

はっきりさせることで

機能性とデザイン性を両立できます。

 

壁面収納で空間を有効活用。

限られた床面積を

有効に使いたい場合や、

余計な家具を

増やしたくない場合は、

壁面収納を検討する事がよいかと思います。

壁一面を収納として造作することで、

圧倒的な収納力を確保すると同時に、

部屋の広さを損なうことなく

スッキリとまとめられます。

 

可動棚を採用すれば、

収納するアイテムの

高さに合わせて

レイアウトを変更できるため、

暮らしの変化にも

柔軟に対応できます。

 

TVボード周りにまとめる。

現時点では

リビングの中心的存在といえば

まだテレビが多いかもしれません。

 

今後はその重要性も

デバイスが変化する事で

関連性も変わってきますが

テレビ周辺は

リモコンやDVDやゲーム機器、

充電コードなど

小物が集まりがちです。

 

この周辺を

カスタマイズした

造作収納にするのもおすすめです。

 

テレビの背面や

サイドを利用して

棚を設けたり、

デッドスペースを有効活用して

配線を隠す空間を作るなど、

見た目も美しく

整理がしやすくなります。

 

また、

家電を収納するスペースに

通気孔や配線用の穴を設置しておけば、

熱こもりや

コードのごちゃつきも

最小限に抑えられるので、

見栄えと機能の両立が可能です。

 

階段下を活用する。

注文住宅において、

階段下はよいスペースとなります。

 

多くの場合、

階段下にはある程度の

空間が生じますが、

そのままでは

デッドスペースになりがち。

 

ここをリビング側から

アクセスできる収納にしておけば、

普段使わない

季節物や大きめの荷物を

すっきり収めることが可能です。

 

空間を無駄なく使えるだけでなく、

リビングに圧迫感を与えず

収納力を増やせるという

メリットがあります。

 

キッチン・ダイニングとの

つながりを意識する。

リビングとダイニングや

キッチンがつながる

LDKスタイルが

多くの家庭で採用されています。

 

LDK空間全体を

俯瞰して収納プランを考えると、

動線がシンプルになり

家事効率がアップします。

 

たとえば、

キッチン近くには

食器やストック品を収納し、

ダイニング周辺には

こまごました

家事や作業に必要なものを置き、

リビング部分には

くつろぎに必要なものを

集約するといった形です。

 

スペース全体を

「どのエリアで何をするか」を

明確にゾーニングすることが、

整理整頓の継続につながります。

 

後悔しないように、

リビング収納設計の工夫。

生活動線を意識すること

まず大事なのは

「誰がどのように使うか」

「どのルートで移動するか」という

生活動線を把握することです。

 

たとえば、

お子様が幼稚園や学校から

帰宅してリビングに入る動線、

夫や妻が仕事から帰ってきて

くつろぐまでの流れなど、

家族一人ひとりの行動を

具体的にイメージしてみてください。

 

そのうえで、

頻繁に使うモノは動線上に

近い収納へ、

あまり使わないモノや

季節物は少し離れた場所へと

割り振ると、

ムリなく使いやすい

リビング収納が生まれます。

 

生活動線が重なる場所に

大きな家具や扉があると、

開閉のたびに人の移動を邪魔したり、

物を取り出す際に

ストレスを感じやすくなることもあるので、

注意が必要です。

設計の初期段階から

動線を意識して

扉の検討も重要です。

 

ただし、

後悔しないリビング収納を

実現するには、

以下の5つの秘訣が重要になります。

  1. 【生活動線を意識する】
  2. 【要望の優先順位を決める】
  3. 【資金計画をしっかり立てる】
  4. 【流行に左右されない設計にする】
  5. 【将来の家族の変化に対応できる設計にする】

これらのポイントを抑え、

オープン収納と

クローズド収納を上手く組み合わせれば、

飽きの来ない快適な

リビングを手に入れることができます。

 

さらに、

壁面収納や造作家具、

階段下の活用など、

さまざまなアイデアを取り入れることで、

収納力とデザイン性を

両立させることも

夢ではありません。

 

何よりも大切なのは、

今だけでなくて

未来の暮らしも見据えた

柔軟な視点で

プランニングすることです。

 

ご家族にとって、

これから先の暮らしがより豊かに、

そして長く愛せる家となるように。

 

「スッキリとした空間で日常を楽しむ」

リビング収納計画が持つ意味として

収納が整うだけでも、

随分と暮らしの環境が

変化して

家族の笑顔が増えたり、

見た目によるストレスも軽減され、

不要な苛立ちも少なくなり、

一人で過ごす時間

夫婦二人の時間

親子の時間が

より快適になるはずです。

 

勿論人生には

喜怒哀楽という

様々な気持ちのシーンが

存在します。

 

毎日が必ず楽しいだけ

ではありませんが

家がそっと人生の喜怒哀楽に

寄り添うように、

そして、

家づくりの過程で生まれる

たくさんのワクワク感を

味わいながら、

ご自分たちだけの

理想の暮らしを

形にしていただければ幸いです。

 

理想と現実が

程よく溶け込んだ

住まいと収納計画が、

末永く

心地よい暮らしを

育む場所となりますようにと

願っています。

 

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土間収納、玄関収納のある暮らしで叶える快適さとデザイン性を両立した家づくり間取りとプランの秘訣、収納の魅力を最大限に、暮らしに応じて家事効率も格段に上がるように収納計画で暮らしが変わる。

2025年02月06日 | 暮らしの事イロイロ

家づくりの計画を始めると、

玄関はなるべくスッキリさせたい、

ベビーカーや

ウトドア用品を置く場所が

足りない等、

玄関収納や

土間収納の必要性を

改めて感じる方は

多いのではないでしょうか?。

※玄関横に扉で隠せるように設けた収納土間兼玄関クロークスペースの設計提案事例(ホール土間として計画)

 

実際に間取りプラン

打合せの際にも

そういった悩みも

話には出ますし、

よくDMでも

ご相談をいただくことがあります。

 

そういったご相談も

SNSでいただく事も多いので

土間収納等の件について

少し書いてみたいと思います。

 

土間収納のある暮らしの

イメージが

グッと具体的になり、

失敗しない

収納計画のポイントも

理解できるはずですので、

ぜひ家づくりや

リフォームの参考に

してみてください。

玄関回りの収納不足が

暮らしのストレスに・・・・・。

 

玄関が散らかっていると、

家全体が片付いていない

印象になりがち。

 

靴や子どもの道具、

アウトドア用品が

あふれて入りきらない・・・・・。

 

こういった

プチストレスを

解消するために、

土間収納や玄関収納が

比較的支持を集めています。

 

 

ですが何でもかんでもSNSの内容を

鵜呑みにしてしまっては

暮らしとのバランスが

崩れてしまいます。

 

ご自身や家族の環境や

暮らしに対する軸に

沿っているのかどうかが

重要です。

 

土間収納が暮らしを変えるメリット

収納力アップで

玄関をスッキリできる。

 

大容量の土間収納や

玄関収納があれば、

ベビーカーや

ゴルフバッグ、

アウトドアグッズなどの

大きな荷物もまとめて

収納できます。

 

玄関が物であふれず、

比較的常にスッキリとした

印象を保てます。

 

室内への汚れ

湿気の侵入をブロック出来る。


土や泥がついた靴、

濡れたレインコートなどを

そのまま玄関脇へ置き、

室内には持ち込まない・・・・・。

 

これが土間収納の

大きな利点。

 

外と内の中間領域として

機能することで、

掃除や手間も

軽減しやすくなります。

 

生活動線がスムーズになる。

 

玄関から

土間収納を経由して

キッチンやリビングへ

アクセスする

ウォークスルータイプ

間取りを調整すれば、

買い物帰りの重い荷物や、

子どもが泥だらけで

帰ってきた際の

室内での移動が

劇的に改善します。

 

失敗しない土間収納を

作るための事前準備・・・・・。

 

収納したい物を

リストアップすること。

 

失敗の原因として

もっとも多いのが、

何をどれだけ

収納するのかを

明確に出来ない場合かと思います。

 

サイズ感・使用頻度が違う

アイテムを

同じように詰め込もうとすると、

あとで「入らない」

「取り出しにくい」という

トラブルが発生します。

 

毎日使う靴や傘、

通勤カバン。

週末に使う自転車、

アウトドアグッズ。

年数回だけ出番のある

季節モノやイベントグッズ。

 

参考ですが

上記のように、

利用頻度や大きさ

重さを踏まえて

事前にリストを作り、

優先度を考えておくことで

随分計画性が変わります。

 

土間収納の広さと

間取りタイプの検討・・・・・。

 

土間収納を

どの程度の広さにするかは、

家族構成やライフスタイル、

趣味によって

大きく左右されます。

 

一般的には1~2畳が

目安かと思いますが、

アウトドアやDIYが趣味

靴のコレクションも多い方は

少なくても

3畳以上のスペースを

確保することもあります。

 

ウォークインタイプ・・・・。

玄関ホールの隣に

収納空間を設け、

扉を開けて直接入る形式。

 

外からの目線を遮りつつ、

かさばる荷物を

しっかり隠せるのが

特徴です。

 

ウォークスルータイプ。

土間収納を

通り抜けることで

玄関から別の部屋

(キッチンやリビング)へ

移動できる間取り。

 

生活動線をスムーズにしたい方、

荷物を整理してから

室内に入りたい方には

最適かと思います。

 

可動棚とフックで

柔軟性を高める・・・・・。

 

土間収納は、

靴だけでなく傘やコート、

スポーツ用品など、

サイズや形が異なるアイテムを

収めるスペースとして活用する

場合もあります。

 

そのため、

可動棚やハンガーパイプ、

フックなどを取り入れ、

あとからレイアウトを

自由に変更できるように

計画しておくと

ライフスタイルの変化時にも

対応が出来て便利です。

 

重い物は下に、

軽い物は上に・・・・・・。

頻繁に使う物ほど

取り出しやすい位置に。

こうした原則をもとに

間取りと暮らしに融合して

収納計画を立案しておけば、

使い勝手のよい

収納空間を

実現しやすくなります。

 

土間収納で失敗しないように。

収納容量が足りない・・・・・。

ゴルフバッグを

入れようとしたら

高さがギリギリ。

ベビーカーを収納したいのに

奥行きが足りない等、

実寸を甘く見積もってしまうと

後悔に繋がります。

 

対策として・・・・・。

 

収納対象のサイズを測る

幅・奥行き・高さを

メジャーで実際に計測し、

プラン段階で反映させる。

※僕が随時ブログで伝えてる家具や家電の考え方と同じです。

 

通路幅に余裕を持たせる。

扉を開けたり

荷物を持ち運んだりする

人の動作を考慮し、

最低でも60cm以上

ベビーカーや

車椅子を通すなら75cm以上の

通路幅を確保すること。

 

湿気やカビが発生するという事。

土間は外気との温度差が大きく、

湿気を溜め込みやすい場所です。

 

換気設備や小窓がないと

カビや悪臭の原因になります。

対策・・・・・。

換気扇と窓で空気を循環。

自然換気・機械換気の

両方を取り入れる。

 

断熱材・防湿対策。

壁や床に断熱材を施工し、

結露を予防。

 

除湿剤や防カビ剤の常備。

シーズンごとに取り替え、

定期的に風通しを。

 

手入れ・掃除の手間がかかる。

土間収納は

泥や砂がたまりやすいため、

定期的な掃除が欠かせません。

 

仕上げ材を考慮しておくこと。

対策・・・・・。

掃除しやすい床材を選ぶ。

タイルやモルタル仕上げ、

水掃除が出来るように

防水対策と排水口を設けるなど。

スリッパやサンダルを常備。

靴を脱がずに土間で作業できるようにする。

 

水洗い可能な構造。

ホースをつないで

洗えるようにすると

格段に土間の掃除が楽になります。

 

玄関やリビングが狭く感じる。

土間収納にスペースを

割きすぎてしまうと、

玄関ホールや

リビングの広さを圧迫します。

 

対策・・・・・。

プラン全体のバランスを考慮。

LDKや玄関ホールの広さ、

居室数との兼ね合いを重視。

 

視線をコントロールする。

透過性のある

パーテーションや

格子戸を使い、

閉塞感を軽減する計画。

 

オープンと

クローズドのメリハリ。

 

敢えてオープンな

土間スペースを設け、

圧迫感を軽減する手法もあります。

 

デザインやプライバシーの問題。

玄関収納が丸見えだと、

ごちゃつきや

生活感が

来客時に気になる

ということもあります。

 

対策・・・・・。

扉やロールスクリーンで目隠し。

必要に応じて

サッと隠すことができる。

 

玄関との段差や

仕切りを工夫・・・・・。

 

土間収納部分だけ

視線をカットし、

玄関を見栄え良く保つ。

 

照明や色使いを工夫。

収納内部も

デザインの一部と考え、

アクセント照明や

統一感のある

カラーリングを取り入れる。

 

湿気対策と

メンテナンスを

徹底する・・・・。

 

奈良の気候と土間収納。

奈良は夏は蒸し暑く、

冬は冷え込みが厳しいため、

外と室内の温度差が

大きくなりやすい地域です。

※奈良県は北部、北東部、中南部、南部でも相当異なります。

 

玄関や土間で発生する

結露とカビを防ぐには、

適切な断熱・換気設計が不可欠。

 

換気扇・小窓・通気口のフル活用。

機械換気×自然換気の

ハイブリッド計画・・・・・。

 

気候に合わせて

必要な量の空気を

入れ替えられるように。

 

ドア下に通気のための隙間。

空気の流れをつくり、

湿気がこもるのを防ぐ。

 

仕上げ材と収納材の選び方。

吸放湿性の高い壁材。

珪藻土や漆喰など、

自然素材を活用・・・・・。

 

防湿加工された棚板・扉。

木材や合板でも、

防湿・防カビ処理を

施したものを選ぶ。

 

耐水性・防汚性に優れた床材。

モルタル、タイル、

洗い出し仕上げなどを採用。

 

日々のメンテナンスがカギ。

除湿剤や防カビ剤を

定期的に交換・・・・・。

 

ドアや窓を時々開放して換気。

泥やホコリを見つけたら

こまめに掃き掃除。

 

こうした日常の

ンテナンスを

習慣づけることで、

土間収納の清潔感と

機能性を

長く保ちやすくなります。

 

デザイン性と使い勝手を

両立させるコツ。

 

見せる収納なのか

隠す収納なのかを選ぶ・・・・・。

 

土間収納には大きく

「オープンスタイル」と

「クローズドスタイル」の

2パターンがあります。

 

どちらが良いかは

ライフスタイルや美意識次第です。

 

オープンスタイル。

アイアンラックや

木製棚で見せる収納。

 

アウトドアグッズや

DIY道具をインテリアの

一部として飾り、

個性を演出できます。

 

クローズドスタイル。

引き戸やロールスクリーンで

サッと目隠しをする。

 

突然の来客にも対応しやすく、

生活感を出したくない方に

おすすめです。

 

照明とコンセントの配置で

使いやすさも・・・・。

 

足元や壁面を照らす間接照明。

夜間に荷物を

取り出すときも

明るく見やすいように。

 

動作センサー式ライト。

両手がふさがっていても、

自動で照明が点くので便利です。

 

コンセントの設置。

電動自転車の充電や

掃除機の使用、

靴乾燥機など

想定用途を明確にしておくことで

部屋の柔軟性も変わります。

 

素材や色で

玄関との一体感を演出。

 

土間収納だけが

浮いた印象にならないよう、

床材や壁材の色味

質感を玄関ホールと

統一すると

全体的に落ち着いた

雰囲気に仕上がります。

 

土間収納の活用としては・・・・・。

ペットのケアスペースを兼ねた

土間収納。

愛犬や猫の足を洗える

小さな洗い場や、

ペットシートや

餌のストックをまとめて

収納できる棚を設置。

 

泥が室内に入りにくく、

ペット飼育と衛生管理が

ぐっと楽になります。

 

ガーデニング&DIYの作業コーナー。

庭いじりやDIYが趣味の方には、

土間収納内に

作業台を置いておくの

がおすすめです。

 

園芸道具や

工具をすぐ取り出せるので、

家事や他の作業の合間にも

サッと趣味を楽しめます。

 

季節ものやスポーツ用品の収納。

キャンプ用品、

クリスマスツリー、

夏祭りの浴衣セットなど、

年に数回しか登場しない

アイテムを

一ヶ所にまとめて管理ができます。

室内収納を圧迫することなく、

次の出番まで

出し入れもスムーズです。

 

子どもの遊び場、

汚れ対策スペース・・・・・。

外で遊んだあと、

スポーツや部活の後、

汚れのついたままの

靴や服をそのまま

室内へ持ち込まず、

土間収納で洗って

着替えられる環境を整えれば、

リビングの汚れが激減します。

 

そのような環境下での家庭では

非常に重宝します。

※将来の環境変化も視野に。

 

土間収納がもたらす快適な未来。

土間収納や玄関収納は、

単に荷物を多くしまうスペース

ではありません。

 

外の汚れや湿気を

コントロールし、

室内をいつでも清潔に保つ。

 

ベビーカーや

アウトドア用品など、

大型の荷物をスマートに

管理ができる。

 

玄関まわりをスッキリ見せ、

おしゃれなインテリア演出も可能。

 

これらのメリットを

最大限に引き出すためには、

「何を収納したいか」

「どのぐらいの広さが必要か」

「どのように換気・防湿対策を行うか」

などをしっかり

検討することが大切です。

 

とくに奈良のように

四季ごとの気温差や

湿度変化が大きい地域では、

断熱・換気などの

要素を盛り込んだ

設計が不可欠。

 

日常のちょっとした

ストレスを解消しつつ、

家の中の衛生環境や

デザイン性を高める意味でも、

土間収納の導入は

非常におすすめです。

 

ライフスタイルと

将来の変化を見越しながら、

機能美と居心地の良さを

両立させる家づくり・・・・・。

 

玄関まわりが整えば、

家族みんなの毎日がもっと

快適になると思います。

 

ぜひ、

土間収納や玄関収納の

可能性を

この機会にご検討ください。

 

家づくりを進める中で

実際にどの程度の

スペースが必要なのか分からない。

 

湿気や断熱の対策は

どうすればいいのか?

など、

疑問や不安も

出てくるかと思います。

 

玄関収納や

土間収納の計画を含めた

暮らしの

トータルプランニングは

生活の状態を見直す事から

始まります。

 

先ずは暮らしの中身を

紐解く事から

丁寧に家族と話し合い

理想と現実のギャップを

確認する事が重要です。

 

暮らしの現実を精査したうえで

最適解をどのように

見つけるべきなのか?。

 

家造りを機会に

暮らしの中身を

丁寧に紐解いてみませんか?。

 

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台所から始まる「丁寧な暮らし」食空間を再考し、キッチンを憩いの場と作業の場を融合して地域と暮らしの恵みを活かすそれぞれの住まい手、家族にとって程よさを持った家づくりのデザイン提案の根底に。

2025年01月26日 | 暮らしの事イロイロ

住まい造りについていろいろと

現代台所の考察。

※和をモダンに程よく詰め込んだ生活空間の提案設計CG

 

進化しているようですが

退化する現代の台所事情・・・・・。

 

アトリエでも

古い本を整理したり

カタログを整理したりすることも

多いのですが

いろいろな時代背景を持った

資料も置いてあります。

 

その時代その時代の

新しい住宅の写真が

掲載された資料です。

 

中にはずいぶん古いものもあって、

ついつい片付け途中でも

開いて見てしまいます。

 

古いといっても

20〜30年程度ですが、

新しいものと見比べていると、

日本の住空間は

地域性や個性を失い

あるいみで

画一化している気がします。

 

そして特に気になったのは、

キッチン周辺への

「こだわり」のようなものまで

「退化」してきたように

思える事です。

 

長い間

設計やデザイン

暮らしの提案と

あたらしく住まいを設ける際の

お手伝いをしてきて、

多くの家庭で

台所へのこだわりは

「最後の砦」であるかのような

場面がありました。

 

その家それぞれの

「食べることの作法」みたいなものが

ある訳です。

 

しかし、

最近になればなるほど

そういった「雰囲気」を

感じるものが

減りつつあるのです。

 

専業主婦家庭は

いまや少数派であり、

女性の社会進出・共働き家庭

標準になってきた

影響もあるのかもしれません。

 

台所に立つのも

夫婦ともに同様の頻度になり、

台所に対する嗜好も

場合によっては

平均化されているのかもしれません。

 

振り返ってみれば

「台所の進化」は

太古の時代からの

「火の使い方の進化」とも言えます。

 

ある研究者が

地球上の広範囲の台所のルーツに繋がる

資料を収集したところ、

地球の赤道と

北極の中間

(北緯40度前後、日本では秋田県あたり)で

火の文化が二分されていたそうです。

 

北緯40度あたりから

北方は季節による

昼夜の差が大きくなります。

 

寒くて暗い冬を凌ぐには

灯りと暖房の両方が必要です。

 

大きな火を囲み、

暖をとりながら

調理もするというスタイルが

基本になりました。

 

大きな住居でも

納屋や畜舎を除く

住まい部分は一室同然で、

火の勢いを妨げないよう

鍋を高いところから吊るし、

火加減は鍋と火の距離を変えて

調節していました。

 

キャンプの焚き火の要領です。

 

そういう成り立ちから、

北の国の台所は

単なる調理場ではなく

家族の空間なのです。

 

キッチン(Kitchen)は元来

「火を使うところ」を表す言葉で、

ヨーロッパのダイニングルームは

ディナーをとる

部屋だったのだそうです。

 

主に大人の交際に

使われるかしこまった場所であり、

そこには子供は

加わらないのが普通でした。

 

古くから

狩猟民族が住んでいた

北の国では、

食べ物が得られたときは

まず保存食

ハム・ソーセージ・チーズ・ジャム

ビン詰め野菜などに加工し、

余った部分から

日常の食事にまわす習慣が

できました。

 

1日2食は火を使わない食事

(コールドミール)で、

多くの地域では

昼食のみ火を使った

温かい食事を作って

テーブルを囲んだのだそうです。

 

現在でもコールドミールの

習慣は広く残されています。

 

南の地域では

年間を通じて

気温・昼夜の差は

少なくなります。

 

冬季の暖房も

部分的な使用で間に合うので、

火は調理の際にだけ

使うスタイルになります。

 

また、

熱が効率よく伝わるように

台の上で小さな火を焚きました。

 

高温多湿の南の地域では

食料は豊富ですが

食べ物の傷みも早いので、

食べる直前に調理する

習慣になっていきます。

 

南の地域では

調理のために

火を焚くところが台所であり、

くつろぐ場所とは別に

屋外や別棟として

発達してきました。

 

北の地域は

火の場所中心ですが、

南の地域、

特に日本では

食事は常に温かいことが

原則でしたので、

水を使う流しのほうが

中心になってきました。

 

油を使う揚げものや炒めものは、

小さな火で都度食事を作る

南の地域で発展してきた

調理方法です。

 

北の国の「キッチン」は

家族の場ですが、

南の国の「台所」は

作業場の正確が強かったのです。

 

保存食中心であった

ヨーロッパ地域に対して、

四季の食材が豊富である

日本では

季節ごとに料理や食器の

組合せも多様に発展してきました。

 

それ故に、

世界の人から特別に評価され

「ユネスコ無形文化遺産」に

登録されました。

 

日本の家庭の食器棚が

片付かないのも、

そう考えると

やむを得ないのかもしれません。

 

システムキッチンよりも、

そのような時代のほうが

長かったのですから。

 

「台所」が「Kitchen」になった頃。

 

「Kitchen」輸入の前後

日本の「台所」が「Kitchen」になったのは

いつの事だったのでしょうか?。

 

そのきっかけは、

やはり戦後の日本住宅公団の

新しい集合住宅団地の

住戸モデルの

打ち出しです。

 

公団はその住戸バリエーションのタイプを

2DKとか3DKといった

nDK(n=個室の数)という

表記で表すようになりました。

 

これは後にnLDKとなって

現在でも住宅の

間取りタイプを表す主流です。

 

この頃から「台所」は

Dではなく「Kitchen」のKに

なったというのが

有力な説です。

 

先に述べたように日本では、

主食の米は各家庭の台所で

原材料から都度調理します。

 

いっぽう西欧北国型の

都市部の「キッチン」では

簡単な料理が中心です。

 

主食材のパンは

ベーカリー(パン屋)で焼いていますし、

畜産品はほとんどが

保存加工品を買ってきます。

 

生鮮食品を初めから

調理する比率が少ないのです。

 

日本では、

季節の新鮮な食材の行き来や

下ごしらえが頻繁なので、

「台所」は開放的で

外と繋がった形態で

発展してきたのですが、

「Kitchen」になってから

異文化と混ざりあったのです。

 

そして、

産業構造の変化と

人口の増加・集中によって

新しく効率的な住宅が

量産される中で

今日に至っているという訳です。

 

西欧の「Kitchen」が

日本に紹介され始めた頃、

大きな調理机(パスタなど小麦粉をこねる粉台)も

備えられていました。

 

しかし、

狭い集合住宅には

導入しにくい面もあり、

I型のセットキッチン→システムキッチンが

定番となっていきました。

 

当時はまだまだ

専業主婦が圧倒的主流の時代でしたが、

早くも泥付き野菜や

まるごとの魚などの下ごしらえには

不向きのスタイルになっていた訳です。

 

保存食加工品中心の食生活は、

新しい住宅の台所が

先行する形で拡がっていきましたから。

 

それまでの日本の台所が

バラバラ配置でだだっ広かったのは、

一度に大量の保存食加工を

するためです。

 

漬物をつけるのに

まる1日かかっても、

それで1ヶ月は

食べることができました。

 

味噌づくりに

3日3晩かかったとしても、

それを3年食べれた訳です。

 

工業化を進め

先進国の仲間入りを目指す

日本の社会の中で

食事を作る場所は、

1年の計で能率を求める「台所」から、

その日の都度の

能率を求める「Kitchen」へ

変革されていきました。

 

そういう背景から、

現在のキッチンの

原型ができあがっていった訳です。

 

「食べる」ということには

極力労力を割かず、

家の外で働いて

現金収入を最大化するための

スタイルです。

 

現代のキッチンは、

言わば勤労家族のための

キッチンなのです。

 

そういう意味ではたして

キッチンは進化しているのでしょうか?。

あたらしい台所観。

ある著名な料理家は、

意外にも小さくて狭い

普通のキッチンで

料理をしておられるそうです。

 

なぜかというと

「私は家庭料理を作っている以上は、

日本の狭いキッチンで生み出すしかないんです。

私が広いキッチンを持ってしまうと、

今の日本の家庭料理の

現状に合わなくなってくるんです」との談です。

 

立派なプロ意識の現れですが、

さみしい気もします。

 

持ち家も含め、

生活の中で理想のキッチンに

向かえる指標に

成長するよう願いたいと思います。

 

「需給ギャップ」が

「暮らしのあり方を見つめるキッカケ」をうむという事。

 

意外と外国人のキッチンは、

先進国においても

一生懸命自分でカスタマイズしています。

 

使う人や作る料理に応じて、

つくり込んでいるのです。

 

多様なルーツの市民が

存在するという

事情もあるのかもしれません。

 

日本の場合、

戦後の復興や単一民族であること、

メーカーによる供給の

寡占化といった

事情も手伝って

極端に画一化しすぎているようです。

 

季節・食材・料理・食器が

多様なのにもかかわらずです。

 

日本通の外国人からは、

このことについて

「どうしてなのか???」と

よく尋ねられます。

 

歴史と現在が合わない民族が、

大変奇妙に見えるのだそうです。

 

選択肢は色々とある事は

よい事ですが

本質から考えた際に暮らしにとって

キッチンがどうあるべきなのか?

「選択肢の設定そのものが違っている」

とならないように、

家造りの際には

様々な観点から「台所」を

考える事で

暮らしの豊かさが

よりよくなるようにと思います。

 

丁寧に暮らす余白を台所周辺から

家全体の過ごし方に。

 

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平屋の家の魅力、メリット・デメリットを考えつつも、土地選びの基準や建築コストを抑える考え方も、暮らしの理想を意識しながら暮らし方の現実も再構築する住まいの設計提案。

2024年12月23日 | 暮らしの事イロイロ

平屋の家、

これからの住まい方を

考えるということ。

※二階建ての開放感を活用したビルトインガレージ付きの平屋の家イメージ提案CG実例

 

「平屋の家」に関しての

ご相談の比率が増えています。

※山小屋・駅舎をモチーフにしたミニマムライフを楽しむ平屋の家イメージ提案CG実例

 

その背景には、

少子高齢化や

ライフスタイル

生活の変化、

さらには環境問題への

意識の高まりがあります。

 

広がりのある一層の空間で、

家族とのつながりを

重視するという

考え方もありますが

将来的なライフスタイルの変化や

日常を真剣に考えた結果

というケースも。

 

そういった意味でも

平屋建てが

見直されています。

 

では、

平屋にはどのような

メリットがあり、

どのような

課題があるのでしょうか?。

 

平屋の魅力・・・・・。

シンプルで機能的な空間設計

平屋の最大の魅力は、

すべての空間が

1階に収まることです。

 

階段を

必要としないため、

移動がスムーズで、

子どもから高齢者まで

どの世代にも

活用しやすくなります。

※ホームエレベーターを採用しない場合

 

人の移動が関連する

動線の良さ・・・・・。

生活動線や

家事動線が短く、

日々の生活が

効率的に行えることが

ポイント。

 

例えばですが、

キッチン、リビング、

寝室をコンパクトに

配置することで、

日常的な家事の負担を

大幅に軽減できます。

 

広がりを感じる空間。

平屋では、

吹き抜けや大きな窓を

取り入れることで、

視覚的な広がりを

意識しやすくなります。

 

また、

庭と一体化した

空間設計により、

四季の移ろいを

庭と近い距離感で

意識できる暮らしが

実現します。

 

平屋の課題と

その解決法・・・・・。

 

一方で、

平屋には土地面積や

コストなど、

克服すべき課題も

存在します。

 

しかし、

計画の工夫次第で

これらの問題を

解消することができます。

 

(1) 土地面積の確保が必要

平屋は1階建てのため、

同じ床面積を

確保するには

敷地が広いことが必要です。

 

郊外や地方の土地の場合は

比較的広い土地を

選定する事が可能です。

 

特に奈良県で計画の場合は

その地域を絞る際には

いろいろなアドバイスが

可能です。

※地域性と生活環境を考える事。

 

(2) 建築コストが高くなる?。

平屋建ての場合、

屋根や基礎の

面積が広がるため、

建築コストが

2階建てよりも

高くなる場合があります。

 

しかし、

シンプルな間取りや

素材の選択肢で、

コストを効率化できます。

 

平屋の特徴を活用して

部屋の仕切りを少なくする、

床暖房などの

一体型設備を導入する

窓の位置とサイズを絞る、

そうことで、

シンプルながら

機能的な空間をつくる。

 

平屋に向く人、

向かない人・・・・・。

 

平屋が向いている

ケースとしては、

子育て世帯(階段の危険がない)

 

高齢者や

将来を見据えた

バリアフリー住宅を求める人。

 

広い土地を確保できる

郊外や地方での

暮らしを考える人。

 

平屋が向かない場合。

都市部での

土地コストが高い場合。

 

スペースを

最大限に活用したい人

※2階建ての方が床面積を増やしやすい

 

平屋を建てる前に

考えるべきこと・・・・・。

 

地域の気候に合った設計。

平屋は

屋根面積が広いため、

断熱や防水対策が

重要です。

 

例えば、

暑い地域では

庇を長くして

日差しを遮るデザインが

効果的です。

 

将来のライフスタイルの

変化を想定する。


家族構成の変化や

趣味の空間確保など、

可変性を持たせる設計を

心掛けることが大切です。

 

「平屋の家」がもたらす暮らし。

環境への配慮。

平屋はエネルギー効率が良く、

屋根を活用した

太陽光発電の設置が

二階建てよりも

容易です。

 

また、

自然素材や

パッシブデザインを

家造りに

取り入れることで、

よりサステナブルな

住まいを目指せます。

 

心地よい暮らしの追求。

無駄のないシンプルな空間が、

ミニマリスト的な

ライフスタイルにも

マッチします。

 

庭と一体化した

デザインにより、

自然との調和を

より近くに

感じられる点も

魅力です。

 

平屋で理想の住まいと

暮らしを手に入れる・・・・・。

 

平屋は、

機能性とデザイン性を

兼ね備えた、

これからの時代に

マッチした住まい方と

言えます。

 

家族のつながりや

自然との調和を

重視する方にとって、

平屋は理想的な

選択肢の一つです。

 

自分達にちょうどいい

「平屋の家」で、

心地よい暮らしを

始めてみませんか?

 

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暮らしをデザインする建築家、オシャレだけではなくて機能的でありつつも暮らしやすくて心地よい時間を過ごすことが出来るようマンションインテリア提案や物件同行での過ごし方提案。

2024年12月19日 | 暮らしの事イロイロ

マンション部屋探しと

暮らし方デザインの提案と

インテリアコーディネート。

※分譲マンション購入での家具・照明・カーテン類インテリアコーディネートのご相談

 

分譲マンションの場合でも

賃貸マンションの場合でも

リノベーションだけではなくて

マンションの部屋探しや

インテリアコーディネートに関する

ご相談もいただくことが

増えています。

 

もともと新生活に備えての

2月~4月頃には「部屋同行」も

多かったのですが、

ただ住むための場所ではなく、

「暮らしをデザインする空間」として

マンションの住戸(部屋)を

捉える方が増えていますので

環境を変えるという意味での

ご相談です。

 

新築マンションを選ぶ際に

インテリアや収納計画から

日々の家事動線までを

一緒に考えることは、

暮らしの質を大きく左右します。

 

「デザイン」で日常を美しく、

そして暮らしを向上させる

マンション住戸の

インテリアコーディネートの

提案について。

 

オシャレだけではなくて

それぞれの「人に合った」

暮らしやすい

空間づくりを目指す

ヒントを探している方には

参考になるかと思います。

 

理想のマンション選びを

サポートする視点。

 

マンション選びにおいて

重要なのは、

部屋そのものだけでなく

「ライフスタイルとの一致」です。

 

例えば以下のポイントを

意識することで、

より自分らしい

空間づくりが可能になります。

 

部屋の広さと

用途のバランス・・・・・。

必要な家具を

置いた際の

空間の余裕はどのくらいなのか。

 

特にリビングとダイニングは、

家族構成や

来客の有無によって

最適な広さが変わります。

 

窓の位置や採光・・・・・。

明るさは

インテリア全体の

雰囲気を決定付けます。

 

窓からの自然光を

どれくらい採用するべきか

明るさのトーンを

どれくらいで計画するべきか。

 

そういう部分も考えながら

最大限活用できる

レイアウトを考えるように。

 

収納力・・・・・。

日々の生活感を隠せる

収納スペースがあるかどうかも

重要です。

 

ウォークインクローゼットや

備え付けの棚があると、

部屋をすっきりと

保つことが出来ます。

 

近隣環境・・・・・。

静かな環境や交通の便、

スーパーや学校などの

距離感も含めて検討すると、

日々の暮らしが見えやすくなります。

 

暮らしやすさを考えた

インテリアデザインのアイデア。

 

リビング:機能と美しさを

両立させるレイアウト。

 

リビングは

部屋の「顔」となる

空間です。

 

特に以下のポイントを意識すると、

快適性を保ちながら

おしゃれな雰囲気が生まれます。

 

カラーを取り入れる。

ソファやラグ、

クッションに

統一感のある

アクセントカラーを採用。

 

ベージュやグレーをベースに、

深いブルーや

グリーンをプラスすることで

洗練された印象に。

 

動線を意識した家具配置。

マンション住戸も

一戸建て住宅と同じように

テレビボードや

ソファの配置は、

家族やゲストが

スムーズに移動できるよう

計画します。

 

特に、

床面積(部屋の広さ)の3分の1は

通路として

確保するのがポイント。

 

多目的家具で空間を有効活用。

収納付きの

コーヒーテーブルや、

折りたためる

サイドテーブルを選ぶことで、

機能性と共に

家具レイアウトにおける

空間の構成がよくなります。

 

ダイニング:温もりと

開放感を感じる空間。

 

丸型テーブルで

優雅さを演出するのも手法。

 

限られたスペースでも、

丸型テーブルを

採用することで

広さの認識を変化させて

動線を確保しつつ、

開放的な雰囲気を

つくりだすることが出来ます。

 

さらに、

ペンダントライトを

テーブルの中心に吊るすと、

空間全体が柔らかな印象になります。

 

家具にナチュラル素材を活用。

木材やリネン、

コットンといった

自然素材を取り入れると、

ダイニングが

落ち着きのある空間となります。

 

たとえば、

木製のチェアや

リネンのテーブルクロスを選ぶと、

やわらかい雰囲としての

居心地が

格段に良くなります。

 

寝室:リラックスを

促す配色と機能性・・・・・。

 

柔らかなトーンで統一する。

ベッドリネンやカーテンは、

ホワイト、クリーム、

パステルトーンで揃えると

心地よい眠りを

サポートしやすくなります。

 

間接照明で雰囲気を演出。

ベッドサイドランプや

置型のフロアライトを使って、

暖色系の間接照明を

取り入れます。

 

そうする事で

夜のリラックスタイムが

より深く充実します。

 

収納付きベッドで

機能性をアップさせる。

 

狭い部屋だったとしても、

引き出し付き

ベッドフレームを選べば

衣類や寝具を収納できます。

 

これにより、

部屋の見た目がすっきりし、

掃除も比較的簡単になります。

 

「自分らしい暮らし」を

インテリアでデザインするという事。

 

マンション(共同住宅)は

室内が仕上がっている状態ですから

リノベーションする場合は別ですが

そうでは無い場合は

その部屋の間取りから

仕上げまでの状態を

活用しながら

空間を変化させることになります。

 

普段住んでいる場所でも

模様替えで気分が変わりますよね。

家具レイアウト一つで

カーテンやブラインドなどの

ウインドートリートメントひとつで

雰囲気が変わります。

 

そういう意味でも

マンション住戸(部屋)の

インテリアコーディネートは、

暮らしの質を

向上させるための

ステップとなるケースもあります。

 

限られた空間を

最大限に活用して、

心地よさと美しさ

そして暮らしの充実度を高める事で、

毎日の生活が

より豊かになります。

 

次の部屋探しや

新築分譲マンションの購入、

インテリア計画の際には、

ぜひ今回の提案を

参考にしてください。

 

それぞれの暮らしを紐解き

生活を考える

建築家ならではの視点で、

あなただけの「暮らし」を

デザインする

お手伝いができれば幸いです。

 

部屋のコーディネートで

暮らしの充実度を

程よく味わう暮らしの提案。

 

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リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
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理想の家づくりを叶えるための第一歩、注文住宅の新築の為の土地探し、住みたいエリアの選定から資金計画、不動産会社との連携までを一連して暮らしの着地点をイメージするように。

2024年12月18日 | 暮らしの事イロイロ

家造りを計画する際に

土地から探すというケースも

あります。

 

 

新しい暮らしを

想像しながら

考えておくべきことも

いろいろとあります。

 

自分達だけの

理想の家を建てたいと

願う方々にとって、

注文住宅の建築は

夢の実現への大きな一歩です。

 

しかし、

その夢を現実に変えるためには、

家単体ではなくて

土地の条件や

ロケーション等も欠かせません。

 

理想的な家を建てるためには、

土地の選定、資金計画などが

欠かせません。

 

見えている条件と

見えていない条件で、

いざ家造りの際には

様々な差が生まれます。

 

注文住宅だからこそ

できることも

沢山ありますが

逆に土地選びの際に

着地点が見えないと

注文住宅の良さが

活かせないケースも

あります。

 

暮らしを考えたうえで

土地を考える

という内容を含めて

少し土地選びについて

書いてみたいと思います。

 

住みたいエリアの選定。

注文住宅の土地探しの第一歩は、

住みたいエリアの

選定から始まります。

 

通勤や通学の利便性、

住み慣れた環境か

新天地かといった要素を考慮し、

エリアを絞り込むことが

重要です。

 

エリアが決まらなければ、

不動産会社に依頼することも難しく、

土地探しは進まないでしょうし、

実際に不動産会社に

声を掛けても

「エリアが広すぎる」

「条件がアバウトすぎる」と

出直してきてくださいと

言われる事もあります。

 

土地も縁がないと

なかなか巡りあえませんが

「目標値」が大事です。

 

細かく絞りすぎる事も

よくないのですが

逆にアバウトすぎるのも

よくありません。

 

地域や状況を見越して

適切な範囲設定、

条件設定が大切です。

 

そのうえで自分達の

ライフスタイルに合った

エリア選びが、

理想の家づくりへの第一歩です。

 

資金計画の立案。

土地探しには、

しっかりとした

資金計画が不可欠です。

 

予算を決めておくことで、

不動産会社に

具体的な要望を

伝えやすくなります。

 

漠然とした予算では、

土地購入費が

全体の予算を圧迫し、

計画していた家が

建てられない事態に

陥る恐れがあります。

 

資金計画を明確にし、

ある程度予算内で

最適な土地を見つることが

大事です。

 

不動産仲介手数料など、

土地価格には

明記されていない

手続き費用も必要になりますので。

 

不動産会社との連携。

資金計画が整っていれば、

不動産会社も

具体的な予算に基づいて

土地を提案できます。

※不動産会社にもよります。

 

準備が不十分だと、

予算を超える土地を案内され、

または条件違いの

土地購入を勧められ

建物の建築費や外構(庭)に

予算を回せなくなる

リスクがあります。

※それ以外に収得による税金等も必要になります。

 

自分好みの家を建てるためには、

不動産会社と協力し、

全体予算を見越した

理想の土地を見つけることが

重要です。

 

注文住宅におすすめの土地の

ポイント。

 

シンプルな建物が建てやすい土地。

注文住宅に適した土地は、

シンプルな建物が

建てやすいことが重要です。

 

四角形に近い直線

直角の構造を持つ

建物が建てやすい土地を

選ぶことで、

間取りの自由度が高まり、

建築費も抑えられます。

 

シンプルな建物に適した

土地選びがポイントです。

 

インフラ整備の状況。

注文住宅の土地選びでは、

水道、電気、ガスなどの

インフラ整備が重要です。

 

敷地内や前面道路に

インフラが整っている

土地を選ぶことで、

接続工事の費用を

抑えることが出来ます。

 

インフラが不十分な土地では、

追加の費用が発生し、

総建築費が増加する

可能性がありますし、

そもそも新規で

上下水道、

電気のための電柱の新設など

数百万単位で

必要になる事もあります。

※過去に事前に土地購入をされてご相談に来られた方で

不運な状態もありました。

 

自然災害のリスク

土地選びでは、

自然災害のリスクも

考慮する必要があります。

 

地震などに対しては

建物単体の「構造」のみではなくて

土地の地盤の硬さ、

水害に対しては

水上・水下が重要です。

 

どちらにしても

災害リスクが低い土地を

選ぶことが大切です。

 

理想の家を建てるためには、

土地の選定、

資金計画、

不動産会社との

協力が欠かせません。

 

土地探しの際は、

住みたいエリアの選定、

資金計画の立案、

不動産会社との連携を

念頭に置き、

シンプルな建物が

建てやすい土地、

インフラ整備の状況、

自然災害の

過去事例等も紐解き

状況を意識する事が重要です。

 

暮らしの環境を土地探しから

十分に考えるように。

 

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新築とかリノベーションの選択肢も考えつつも理想の暮らしを実現する家づくりのポイント・7:3の法則で住まいと家族を豊かにする家造りの計画性、バーチャルとリアルの関係性。

2024年12月08日 | 暮らしの事イロイロ

家づくりを考え始めた方へ。

 

 

あなたの考える

家づくりは

新築でしょうか?

それとも

リノベーションでしょうか?。

 

もしくは家具や

カーテン類を使った

模様替えかも知れませんね。

 

家造りは

それぞれの暮らしや

人生に関して

大きな影響を

持っていますし

選択肢は沢山あります。

 

暮らしの方向性を

どのように考えていますか?。

 

7割は図面、

あとの3割は

現場で出来上がります。

 

どういうことかと

不思議に思ったかも

しれませんが、

家づくりは図面だけで

出来ていくのではありません。

 

もちろん工事が始まるまでに、

ある程度の方向性は決まります。

 

始まってしまってからでは

変更できないところも

沢山あります。

 

ただ、

住まい手さん自身が

現場が出来てきて

初めてわかること、

イメージがつくこと、

これも沢山たくさん

あるんですね。

 

ここが住まい手さん自身が

改めて現場で

検討できる「3割」です。

 

不要と話していたけど

リアルな状態を見ると

やっぱり棚が欲しいな、

照明器具の位置どうかな、

スイッチはやっぱり

もう少し右へ寄せた方がいいかな等、

より「暮らしと現実」が

見えやすくなり、

考えがまとまることも。

 

イメージの世界ですべてを完結できる程

空間情報は

単純ではありません。

 

最終決定

していただくためにも、

この7:3の

家づくりの「密度」を

大切にしています。

 

僕が建築家として

設計したりデザインの提案で

提供させていただく

物事は

住まい手さんと

ご家族それぞれの

「暮らし方」だと

考えています。

 

色で言うなら一言で「赤」

と言っても

朱色やボルドーなど、

いろいろな「赤」があるように、

「暮らし」にも

それぞれのこだわりや

考え方が

本当に沢山出てきます。

 

「暮らし」を考えること

「家庭」を考えること。

それぞれの

豊かなくらしを

提案すると同時に、

その暮らしの中にある

家庭を守るような

喜怒哀楽に

そっと寄り添えるような

住まいのカタチを

ご提案できればと思います。

 

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暮らしに配慮した間取りと設計の考え方に窓とウインドートリートメント、そして壁付けエアコンの設置という実用面とイメージ面の考え方を整理整頓するには最初の段階で詳細に。

2024年11月24日 | 暮らしの事イロイロ

住まい造りの際、

家の新築だけではなく

リフォームや

リノベーションの場合でも

重要なのですが

エアコンの位置にご注意ください。

※カーテンレールよりも上に取り付けが出来るように天井高さと窓の高さを間取り計画段階から調整する事は重要。

 

 

室内の設置場所もそうですが

室外機の置き場所も。

 

間取りだけを

重視すると、

外観が置き去りに

なります。

 

その結果、

玄関の真横に

エアコンの室外機を

置かないといけなくなったり、

2階の部屋の

エアコン室外機を

屋根に置かないと

いけなくなったりします。

※外観を整えるために

予め室外機置場を

計画するケースもあります。

 

場合によっては、

室外機をどうするか?

問題の完璧な答えは

難しいと思っています。

 

外観を優先して、

見えない位置に

室外機を持って行くために

配管を通していく

隠蔽配管をすることもあります。

※天井カセット型はほぼそうですが。

 

住宅であっても

最近は全館空調や

床下エアコンという

施工法も出てきています。

※上記はメンテナンスと

維持費も考慮重要です。

 

家の状態や暮らし方からは

状態によっては

なかなか快適なので

それらも検討してみても

いいと思います。

 

それはそれで

またいろいろな

問題もあるのですが。

 

ということで、

大枠のプランを決めながら

「専用コンセント」や

「汎用コンセント」のこともあるので

ほぼ同時に考えていますが、

エアコンの位置は

そういう意味でも

外側・内側共に重要なので

その都度確認しつつ。

 

エアコン室外機の

場所によっては

お隣さんへ

迷惑がかからないか?

駐車スペースや、

外構プランにも

影響してくるので。

 

エアコン計画あ

窓際の

ウインドートリートメント類、

カーテンやブラインド、

ロールスクリーンにも注意。

 

意外と盲点なのが、

カーテン類です。

 

カーテンは家ができてから

考えればいいと

お思いではないですか?。

 

特にリビングの窓は

大きかったり、

メインの部屋になりがちなので

カーテンも

こだわりたい方も

多いと思います。

 

エアコンの位置によっては、

カーテンレールと

干渉することがあります。

 

ですから

全体像も思考にいれつつ

細部もしっかりと

意識しておくことは重要です。

 

窓際の使い勝手と

部屋の冷暖房効率も考えながら。

 

暮らしの中に必要な要素

どれだけ考えておくべきなのか?

というのは

家造りの際に

整理整頓しておくことは

大切です。

 

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暮らしの趣を丁寧に暮らす環境を設計する前に「知る」事柄と「共感」するという前提条件の整理から紐解く家造りの価値基準、過ごし方をどのように意識して大切な生活環境を立案・設計するべきなのか?。

2024年11月16日 | 暮らしの事イロイロ

暮らしの提案と

住まい造りにおいて

大切にしていること。

※住まい手さんの「ひととなり」から紐解いた暮らしの間取りと付加価値空間の一例

 

家づくりのスタートとして

大切にしていることは、

お互いを知るという事です。

 

休日は何をしているか、

好きな時間の過ごし方、

大切にしているもの、

趣味のこと。

 

勿論、

聞かせていただくだけではなく、

僕自身の事、

自分自身が住む家で

住まい造りにおいて

発注先選定での失敗や

工事中に失敗した事など

沢山話します。

 

どんな内容であっても、

一言一言に

その人があらわれていて、

その言葉の内側にあるものを

感じ取れるように

心掛けています。

 

そうしてお互いを知り、

価値観が通じると

相乗効果のように作用して

よりよい暮らしに関する

共通認識も生まれます。

 

共感と共創。

 

これが素晴らしい暮らしと

住まいをつくるために

大切なことだと

考えています。

 

家というよりは

暮らしを考えて

デザインする事を念頭に。

 

住まい手である家族や

暮らしに対して

暮らしの事柄を

整理整頓しながら

住まいというカタチを

意識していきます。

 

決して他と同じような

住まいではなく、

もちろん決まりきった

パターンもない、

その土地と環境、

暮らしぶりに関して

全くのオリジナルです。

 

洋服でいう

オーダーメイド同様に。

 

会話を重ねつつも

一つ一つを紐解きながら

丁寧に考えていく。

 

それは

建築家自身もそうですが

住まい手さんにとっても、

とても労力のかかることです。

 

ですが、

この過程こそが

「暮らしをつくる」ということに

他なりません。

 

よく結果が全てだ

ということもあるかと

思いますが

その過程において「過ごし方」が

より昇華される

結果が生まれます。

 

ここをきちんと

踏まえることによって、

住まいへの理解が生まれ、

この先の暮らし方に

価値が生まれるのだと

考えています。

 

暮らしをカタチにする

その「過程」を丁寧に考える。

 

この意識を最も大切に。

 

暮らしを楽しむという事

近づくように。

 

ほんの少しでも

いいと思います。


心に余裕をもち、

家族との時間を大切にする。

暮らしの楽しさとは、

何気ない話、

何気ない日常にあると思います。


少しの余裕によって

拡張する毎日が

少しでも楽しく、

よりよく暮らしが変わる。


あたらしい生活が

かけがえのない

毎日となるように。

 

毎日が楽しい事ばかりでは

ないとは思います。

 

それぞれの暮らしの中にある

喜怒哀楽。

 

仕事や家庭の中、

自分自身の意識下での事柄。

 

様々なシーンで

いろいろな喜怒哀楽の

感情も生まれると思います。

 

家族だからいつも一緒

という訳でもなく

そういう時きもあれば、

一人で静かに

過ごしたい時もありますよね。

 

そういった

程よい距離感で

それぞれの時間、

それぞれの考え方で

家族としてのバランスを取りながら

寄り添って暮らせる

住まいであるようにと

考えています。

 

土地で感じとる。

光が入る、風が通る。

景色がよい場所、

居心地の良い場所。

気候風土、地域性。

豊かな暮らしをつくるには、

家とともに

土地も大切な要素となります。

豊かさは外にあるという事。

自然、空気、

光と風を吟味して、

いかに中に取り込むか。

この塩梅で、

住まいの豊かさは

決まってくるといっても

過言ではありません。

 

勿論人工的に生み出す事の出来る

程よい環境計画も大事ですが

そういった「そこにある環境」も

良い意味で

暮らしに取り入れるように。

 

日向ぼっこして、

そこで寝てみると

いろんなことがわかります。

目に見えるもの、

感じるもの。


家というカタチを

つくるだけではなく、

土地の内容、

敷地の環境を掘り下げて

暮らしのカタチを

よりよく考えています。

 

 

風景になじむように。

家とは暮らしを営む場所

であるとともに、

風景の一部とも成り得ます。

その豊かな風景をつくるには、

家の計画で切り離されがちな

外構・造園工事を、

ある程度は設計段階から

一体に計画し、

硬い素材でつくられた

建築の輪郭を

和らげてあげることが

大切なのだと思います。

 

また丁寧に考えられた

植栽や塀は、

外との程よい距離感を生み、

守られている安心感を

与えてくれると思います。

 

暮らしにおける

様々なシーンを

どのように思い浮かべ考えますか?

 

想像する暮らしのシーンを

どれだけ丁寧に

カタチにするべきなのかを

意識してみませんか?。

 

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暮らしを考える際に意識しておきたい住まいの防犯対策と安全な間取り計画と外構(庭)のデザイン設計、窓や壁などのパーツだけではなくて暮らし全体で考える防犯対策と暮らしの設計。

2024年11月08日 | 暮らしの事イロイロ

家の防犯と安全な間取り計画。

家を建てる際に

「防犯」と「安全な間取り計画」を

重視する事は大切です。

これから建てる

新築一戸建てや

リノベーションでは、

家族の安全を守る

防犯対策が欠かせません。

 

特に、

日本でも空き巣や

侵入窃盗の被害は後を絶たず、

統計によれば

近年でも数万件の

侵入窃盗が報告されています。

 

住まい手さんが

自宅で安心して

過ごせるための

防犯を考慮した間取り計画の

ポイントを

少し書いてみたいと思います。

 

侵入を未然に防ぐ工夫や、

家全体で

防犯性を高める

間取りデザインの工夫。

 

家の防犯対策を

考える上での基本ポイント。

 

家の防犯を考えるときには、

単に頑丈なドアや

窓の施錠だけでは

十分とは言えません。

 

基本的なポイントから

計画を練ると効果的です。

 

視線と光の活用。

家の「視認性」と「光」が

防犯に大きな影響を与えます。

 

人通りのある場所からの

見通しを確保することで、

侵入者は

人目があるかもしれないと感じ、

リスクが高まるため

犯行を躊躇するという

傾向があります。

 

また、

夜間にはセンサーライトや

常夜灯を活用して、

家の周りに影を作らず

明るく保つとよいです。

 

アクセスコントロール。

敷地内への入り口(門や駐車場、玄関)を

複数設けず、

ある程度ですが

限定的にしておくことで、

侵入経路を

最小限に抑えることができます。

 

アクセスが一つに集中するため、

防犯カメラや

センサーライトも

効果的に配置ができて、

侵入者の動きを

より監視しやすくなります。

 

防犯性の高いドア・窓の設置。

特に玄関ドアや窓には、

防犯性能の高い製品を

選ぶことが重要です。

 

ピッキング対策の

施されたドアや、

侵入者に破られにくい

防犯ガラス、

二重ロック付きの窓は、

簡単に侵入を許さないための

基本です。

※あくまでも予防策です。

 

防犯製品も

プランに盛り込むことは

重要です。

 

防犯を意識した安全な間取り計画。

具体的に

防犯効果を高める

間取りの工夫について。

 

防犯と間取りの設計は、

外観・室内配置ともに

重要な要素です。

 

玄関の位置と

デザイン玄関の位置は、

家の防犯の第一歩。

 

人目につきやすい位置に

玄関を配置することで、

侵入者が周囲から

見えやすくなるため、

比較的犯行を

ためらわせる効果があります。

 

また、

玄関にカメラを設置し、

不審な動きを

記録・監視できるように

しておくことも有効です。

 

玄関には

ドアスコープや

インターホンカメラを取り入れ、

訪問者の確認も

スムーズに行えるように。

 

窓の配置と選択。

1階部分の窓は、

特に防犯性の高いものを

使用するのが理想です。

 

道路や隣家から

見える位置に

窓を設けることで、

視認性が高まり、

不審者が近寄りにくくなります。

 

もし目隠しが

必要な場合でも、

防犯フィルムや

格子付きの窓などで

安全性を

確保することができます。

 

また、

浴室やトイレの小窓など、

見えにくい場所にある窓も

十分な防犯対策を

行うことが重要です。

 

外部からの動線と庭のデザイン。

 

防犯の観点から、

外部からの動線にも

配慮が必要です。

 

庭には適度な植栽を施し、

背の高すぎる植木を避けることで

視界を確保できます。

 

特に高い木や茂みは、

侵入者が

隠れる場所を

提供してしまうため、

計画的に植栽を行うように。

 

また、

庭にセンサーライト

設置することで、

夜間でも

不審者の動きを

察知しやすくなります。

 

テクノロジーを活用した

最新防犯対策。

 

ここ最近は、

防犯テクノロジーの進化により、

自宅の安全性を

さらに高める方法が

増えています。

 

以下のような

スマート機器を

間取り計画に取り入れることで、

さらに安全性を

高めることができます。

 

スマートホームシステム。

IoT技術の普及により、

スマートホームシステムで

防犯対策を

強化することが可能です。

 

玄関の鍵を

スマートロックにすることで、

遠隔で施錠・開錠を

管理したり、

家族の帰宅を

通知することができます。

 

また、

防犯カメラを

スマホアプリと連動させ、

外出先でも

家の様子を確認できるため、

安心感が得られます。

 

センサーライトと

防犯カメラ。

センサーライトは、

侵入者が近づくと

自動で点灯するため、

威圧感を与えやすく

効果的です。

 

玄関や庭、

窓の周りに設置し、

死角を減らすように

配置すると良いかと考えています。

 

また、

屋外用の防犯カメラを

合わせて設置することで、

さらに高い防犯効果が

期待できます。

 

ガラスブレークセンサー。

ガラスブレークセンサーは、

窓ガラスが割れた際に

アラームを発する

装置です。

 

窓からの侵入を防ぐため、

特に大型の窓や

ガラス面積が広い

リビングルームには、

このようなセンサーを

配置すると安心です。

 

ガラスブレークセンサーは

窓が割れる音に反応するため、

犯行が試みられた段階で

警報が鳴り、

犯人の心理的な

プレッシャーになります。

 

防犯意識を持ち続ける重要性。

防犯対策の基本は、

住まい手の「防犯意識」です。

 

いかに最新

セキュリティを取り入れても、

施錠を怠ったり、

窓を開けたままに

してしまっては

意味がありません。

 

また、

定期的に防犯設備の点検を行い、

異常がないかを

確認することも重要です。

 

家族全員が

日常生活の中で

防犯意識を持つことにより、

家全体で

安全な環境を

築くことができます。

 

家の防犯対策は、

安心で安全な生活を送るための

重要なポイントにもなります。

 

間取りの計画段階から

防犯性を意識し、

侵入者のリスクを

最小限に抑える工夫を

取り入れることで、

家族が安心して

過ごせる住まいが

実現します。

 

また、

センサーライトや

防犯カメラ、

スマートロックなど

最新のテクノロジーを

上手に取り入れることで、

より一層の

安心感を得ることが

可能になります。

 

自身の住まいでも

防犯対策を取り入れて、

安全な生活を

考えてみてください。

 

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家造りと安全性と日常の暮らしの周辺について、日頃から気を付けて意識しておきたい塀の事、地震の度に建物の構造や耐震補強と同じように繰り返される塀の報道など。

2024年11月03日 | 暮らしの事イロイロ

ブロック塀は

街中の至る所にあります。

 

このブロック塀の倒壊により

地震で

人が亡くなってしまうケースもあります。

 

地震や災害の度に

建築関連の規定や制度は

改正されていきます。

 

周辺に存在する建築や

工作物などは基準があり、

改正されるなどして

現在に至っています。

※建築申請メモ・組積造補強コンプリートブロック造の塀

 

ブロック塀の法律を

少しだけ記載すると、

・高さ2.2m以下

・長さ3.4m以内ごとに控壁

・基礎の規定

・配筋の規定

・壁厚の規定

 

上記などがあります。

 

ちなみにブロック1つの大きさは

高さ20センチ、幅40センチです。

なので、積んである数、

並んでいる数で

大体の長さはわかります。

 

僕は過去に定期報告という、

建築基準法に記載される調査を

幼稚園(こども園)や小学校、

中学校、公共施設や商業施設を含めて

行ったことがあります。

 

そこにはブロック塀の調査も

含まれています。

 

ブロック塀に大きい亀裂があったり、

傾いていたり、

安全上のささえ(控壁)がないというのは、

少なからずあったと認識しています。

 

指摘はしましたが、

直っているかはわかりません。

 

感覚的には、

指摘は確認しているが、

学校数の多さ、

建物の属性、

至急措置がいる箇所の優先順位、

予算の関係で

多くは後回しになっているような

気がしています。

 

法律上の調査や

たまたま改修設計などが

行われない限り

基本的には自発的に

改修を行う事は少ないように思います。

 

危ない塀の持ち主が

補修・改善する以外は

直りません。

 

地震の被害などで

倒れている画像は

皆さんも

よくご覧になられるかと思います。

 

意識して道路を歩くと

様々なところに

ブロック塀がありますが

管理の状態も様々で

塀の水平方向に

ひび割れがあったり

傾いていたりというケースも

よくあります。

 

街中にはそういう箇所が

たくさんあります。

 

通学路の危険調査などでも

よく行っていましたが

意識できるならば

自分の通る道路などの

チェックをしておく方が

良いかもしれません。

 

1.2m以上(6段以上)高さがある塀の

ブロック8個以内に控壁があるか?

ひび割れなど発生していないか?

 

ブロック塀が自宅にある方は、

上記法が守られているのかの

確認も必要ですね。

規定を知らない業者さんが

工事を行っているケースも多いので。

逆に施主・依頼者側が

コスパ・タイパと言われる

内容を優先して

無理やり・・・というケースも

少なくないようです。

 

塀が崩壊する事で、

ブロックが道を塞ぎ

避難に支障が出る恐れもあります。

 

ブロック塀付近にいる人の命を奪

う可能性もあります。

 

地震に対して

家も暮らしもそうですが、

自宅周辺の危険個所なども含めて

少しでも

備えておくことは

大切だと思います。

 

家造りだけに限らずに

日頃から「暮らし全般」の

安全性も意識する事を

大切にと思います。

 

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
やまぐち建築設計室
ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから
気軽にご連絡ください。
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■やまぐち建築設計室■
 建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
https://www.y-kenchiku.jp/
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暮らしの空間に癒しの時間を考える時にインテリアの要素としてアロマキャンドルなどを意識した暮らし方も一つの価値観だとおもいます、過ごし方を丁寧に考える家造り。

2024年10月30日 | 暮らしの事イロイロ

香りと灯りに包まれる

心地よい時間を過ごすプランも

家造りの際には

考えておくべき要素だと思います。

※キャンドルの光やアロマの香りで癒しの時間を考える提案も

 

最近家の中で

「ほっ」とできていますか?。

 

たとえば淹れたての

コーヒーを飲んだり、

美味しいスイーツを口にしたり、

お気に入りの

音楽を聴いたり・・・・・。

 

皆さんもいろいろ

思い浮かぶかと思います。

 

家造りの際には

そのような過ごし方を

イメージする時間も大切です。

 

性能や間取りだけではなくて、

どのような時間を

過ごすのかということ。

 

気分転換の方法は

人それぞれですが、

眠りに入る前の

何気ない

日常のひとときを

豊かにしてくれる

キャンドルやアロマの存在も

インテリアの要素にと思います。

 

香りが広がったり

ほのかな灯りが彩りとなる

暮らしの時間。

 

その日の気分や季節によって、

自分で好きな

香りをセレクトしたり。

 

気軽にアロマの香りを

楽しみながら、

寝る前の時間に

自分の心地良さを

充実させるような

空間づくりにも、

くつろぎ時間にも

馴染むと思います。

 

みなさんも当たり前の日常に

あたたかな光と

香りの時間を

取り入れることも考えてみませんか?。

 

想像以上に

心地よい時間に

出逢えるかと思います。

 

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暮らしの趣やインテリアを考えた収納スペースの提案に組み合わせと壁際の有効活用を楽しむディスプレイのような収納パーツを検討する事も暮らしの空間を楽しみながら収納の質を向上させる工夫

2024年10月29日 | 暮らしの事イロイロ

ミラタップ・miratapの営業さんと

いろいろな住まい造りの

パーツについて相談を。

※株式会社ミラタップ・営業さんとの相談中

 

もとは「サンワカンパニー」

今年の10月からは「ミラタップ」と

社名が変更になっています。

 

サンワカンパニーといった方が

皆さんにも

馴染み深いかと思いますが・・・・・。

 

この日はカタログを見ながら

収納のパーツなどの特徴なども

いろいろと聞かせていただきながら

建材提案の選択肢にも。

 

収納スペースの考え方にも

いろいろあって

まとめて収納する方がよい場合と

個々に分別にて

必要なところに必要な数だけ

という収納方法があります。

 

個室にでもそれは該当する訳で

特に寝室やLDKといった場所

場合によってはホールや廊下などにも。

 

カタログで見ていた収納は

スッキリとして

ディスプレイにもなる

インテリア収納。

 

ただ収納というだけではなて

収納をインテリアとして

考える時にはちょうどいい棚。

 

ある程度自由に組み合わせて

モダンな壁面空間を

イメージしたり

程よく落ち着いたカラーリングで

役目をつくったりする

デザインにはいいいなと思います。

 

収納スペースを

単なる置場として考えるのか

デザインを活用して

居心地と利便性を兼ねた

収納の多機能をイメージするのか?。

 

暮らしの空間づくりと

インテリアの融合に

程よい提案になればと思います。

 

カラーの組み合わせと

心地良さの雰囲気で

ある種の

「フォーカルポイント」にもなりますから。

 

組み合わせも楽しみながら

モダンな空間の工夫にも

最適だなと思います。

 

いろいろな暮らしの価値に

収納の工夫・アイデアも

過ごし方の一部に。

 

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