奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

家づくりで失敗しないための全体計画、資金計画、土地選び、建築のバランスを考えた工程の意識を、住む環境で人生が変わりますから考えておきたい「人生設計」に付随する家造り。

2024年11月30日 | 家づくりアドバイス

家づくりでよくある失敗。

 

 

土地探しから家造りの場合に

建築の計画を視野に入れずに

先に土地を購入してしまって

昨今の物価高騰もあり

建物にあてる予算が足らず

予定していた家を

建てることが出来ない・・・・・。

 

そんな事態にならないように

家造りでは

総額との割合を

注意する事が大切です。

 

土地価格には

表記されていない事が多いですが、

不動産会社の

取引の手数料や

土地の売買に関する諸費用、

土地そのものを

使える状態にするための費用や

土地取得後の

税金関係や地域による

額面の差など、

様々な見えない

「不動産」だけではない

費用面にも注意が必要です。

 

勿論本来の目的である

「建築計画」にも

土地の状態や地域によって

法律上の制限も異なりますから

「計画」には「土地」と

「家」と「庭」と「資金」を

連動させることが重要です。

 

土地探しから始める場合には

土地を先に買わない。

 

家を建てるためには

土地を買わないと・・・・・

先走ってしまうと

大失敗します。

 

家づくりの順番は、

まずは資金計画です。

 

普段スーパー等で

買い物する際に、

財布に幾らお金があるかどうか

把握していないと

買い物はできません。


買いたいものを

カゴに入れていって

レジでお金が足りない

なんて経験したくないですよね。

 

土地の購入も同じです。

 

建てたい家にかかる費用を

概算でも把握してから、

予算の中で残ったお金で

土地を検討する。

 

土地を先に買ってしまう人は、

土地が無くなってしまうことを

不安視する方が多いです。

 

しかし、

実際に不動産会社に

土地の買付証明を出す際に

大きな違いが出ます。

 

既に資金計画済みで

住宅ローンの目途も立って

準備が整っている人と、

資金計画をせず

住宅ローンも通るかどうか

定かではない人が

同時にいた場合

不動産会社は

準備が整っている人を優先します。

 

不動産屋会社の立場では、

支払い能力が証明されて

滞りなく払える人が優先です。

 

なので、

まずは資金計画を行うように。

 

土地のエリアに

こだわりを持つ方は多いです。

ある程度の「こだわりは必要」で、

職場の通勤や

親の実家との距離などは

問題ありません。

しかし

子供の為だけに

駅チカの土地を選ぶ事は

オススメしません。

 

駅チカの土地は皆が欲しがるため、

単価が高い上に

物件も限られています。

 

その場合は、

実際のところ一戸建てよりも

マンションを考えた方が

よいかも知れません。


勿論、

移動に便利な場所を

選ぶことは大事です。

 

そのうえで、

子供の為の期間を

リアルに考える事も重要です。

 

現金の方も

住宅ローンの方も

資金計画は色々ですが、

駅以外の要素も含めて

家族の変化と

家に住む期間の事も

長期的視野で

考える事が重要です。

 

一生住む家なのに、

数年間の為だけに

立地を選ぶことが

本当に求めているものか

考えておくこと。

 

子供のことを考えるのは

大切なことです。

 

過去の話しですが、

子育て住宅の専門店に

ご相談に行かれていた

住まい手さんも

いらっしゃいました。

 

子育て中の親からすると、

すごく魅力的だと思います。

 

延々と子供の為の

家づくりをしましょうと

アプローチされたようですが、

でも住むのは「家族」です。

 

自分たちの趣味を楽しんだり

思い描く家で

新しい生活を

楽しみたいといったご意見は

反映出来ない家に

なったそうです。

 

その住まい手さんは

たった3年で

その家の「リノベーションしたい」との

ホームページをご覧になり

僕のもとへご相談に来られました。


子供のことを考えていない

悪い親なのではないかと

悩んだりもしたそうです。

 

子供だけではなく、

住む人、

ご家族の意見を大切に

考えることで

「家」もよりよくなりますから、

考え方のふり幅は重要です。

誰が暮らす家なのか?

という「本分」を

紐解く事が大切です。

 

計画に対してのバランス。

広すぎる土地は要検討・・・・・。


広い土地は羨ましいけれど

外構費用も

考える必要があります。

 

新築の家なのに

外構に手が付けれていない姿を

よく目にします。

 

余分な範囲は

すべて外構費になって

予算オーバーのもとに

なりかねません。

 

土地の形状等にもよりますが、

最近は外構費も「材料価格」で

予算がどんどん

必要になっています。

 

広い土地では、

外構費だけで700万以上に

跳ね上がることもあります。

 

本当にどのように

暮らすことが最適なのかを

土地と家のバランスを

イメージしながら

考えてみてください。

 

高低差のある土地の検討。

道路からフラットで

段差のない土地は、

外構費でも

少し余裕が生まれます。

 

しかし段差が大きくなると

道路と土地の高低差を

解消したり

段差対策の為の工事が

必要になったり、

通常よりも高い場所に

建築資材を積むために

荷揚げ作業が必要となります。

 

高低差のある土地は

比較的安価ですが、

その分外構費が割高になります。

 

また、

足腰が弱くなったときに

階段が負担にならないか等も

考える必要があります。

 

良い土地は様々。

エリアと予算を絞って

良い土地が見つかるまで

何年も待つ方がいますが、

平均的に条件の良い土地は

皆が欲しがっている土地です。

 

勿論価格も高めです。

 

何年も待っている間に

資材の価格高騰や、

住宅ローンの金利が

高くなっていきます。

価格の価値も変わっていきます。

 

土地だけを見るのではなくて、

少し先の生活全般を

イメージして、

家族間でこれだけは

譲れない条件を決めてください。

 

学校の通学路や、

スーパーとコンビニまでの

距離など。

 

土地に点数をつけて比較し、

自分たちの

ライフプランにあった

土地の目標値を

考える事も重要です。

 

理想から考える事も

重要ですが

許せる範囲を

決めることが大切です。

 

よく家を建てるのは

いつがいいのか?

という事を

聞かれることがありますが、

家が必要になったタイミングが

それですよ。

という風に

お返事をさせていただいています。


待てば待つほど

物価や金利が

下がっていくような

ご時世ではありません。

 

自分たちの意思で

タイミングをつかんでください。

 

ハザードマップを確認する。

最近はゲリラ豪雨や

川の氾濫など、

自然災害が多発しています。

開発許可では奈良県の場合、

土地面積が1000㎡基準で

個人の住宅であっても

「貯水池」が必要ですし

土地面積が500㎡を基準にして

開発許可の対象になります。

※色々な土地仕様制限による工事が必要。

※但し、条件によっては更地判定が可能。

 

周辺状況については

家の周りはもちろん、

子供の通学路などは

必ずチェックしたほうが

良いです。


生活エリアが

自然災害に対して

強いのか弱いのか、

避難所がどこにあるのか、

避難所のルート等。

しっかり確認しておくべきです。

 

土地を見に行く。

紙媒体やGoogleMapなどで

土地を見て決めてしまう方が

いらっしゃいます。

 

しかし環境は

実際に見てみないと

わかりません。

現場が大事ということ。

 

土地の周辺環境は

なかなか分からないものです。

雰囲気を確認するために、

平日と休日の

昼夜等天候の事も含めて

「条件の良い時間帯」だけではなく

「観察」するように

実際に何度か

見に行ったほうが良いです。

 

昼夜の雰囲気は

結構変わります。

 

昼はとても良いけれど、

夜は街灯が少なくて危ない等。

静かなところ、

賑やかなところ。

 

どういった雰囲気が

好みかは人によりますが、

事前にある程度は

「意識」しておくことを

オススメします。

 

家造りの際には

実際に土地視察を

行っていますが、

ご希望していただければ

一緒に土地を見に行きます。

 

その場でざっくりとした

外構の費用感などの

会話をさせていただいたり、

住まい手さんの

気づいていない

「建築」と「造成」を

視野に入れた

考え方の工夫も

お話しをします。

 

不動産会社は

土地を売るための

目線ですが、

僕自身は

土地がどこであろうと

家と暮らしを

着地に据えた目線です。

 

予算も暮らしも

実情を考えて、

暮らしの着地点に

どの程度あった土地なのか

大切にと思います。

 

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ガレージハウス・ビルトインガレージのある家の暮らしに一工夫、生活の場としてガレージを取り込んだ暮らしの計画で多種多様な暮らしのシーンも生まれます、車を停めるだけではないガレージの存在。

2024年11月18日 | 家づくりアドバイス

暮らしも趣味も

満足度が上がるような

マルチスペースとなる

住まいの空間。

※半屋外空間で楽しむビルトンガレージのある家

 

車を持たない

ご家庭では

ガレージは不要と

思われてしまうかもしれませんが、

ガレージハウスでの暮らしを

楽しめるのは

車好きだけではありません。

※夜間の風景

 

屋内と屋外の

中間のようなひらけた

プライベートスペースができるため、

例えば、

テントを張って

バーベキューをするなど、

家に居ながらにして

アウトドア気分が味わえたり、

アトリエとして

絵画制作やD.I.Y.など

クリエイティブな趣味に

没頭する空間として

楽しんだりすることができます。

※玄関周辺の通り土間空間は

自転車置き場や季節の良い期間には

日常を過ごす空間にも変化する多用途空間に

 

ビルトインガレージ

インナーガレージと

呼ばれる空間は

完全に室内として

計画することも出来ますし

半屋外のように

「外と繋がる場所」として

設計する事も可能です。

※完全に電動シャッターによって区切ることが出来るビルトインガレージのある家

 

※夜間の外観風景

 

※ビルトインガレージの上部空間には

アウトドアギアを収納できる趣味室のような隠れ部屋提案(小屋裏倉庫)

 

間取り構成によっては

第二のリビングとして

家族とのくつろぎの時間を

さらに豊かなものにする

スペースにしても

最適化することが出来ます。

 

ガレージを

ガレージとしてだけではなくて

過ごし場所の付加価値空間として

捉えてみる事で

生活の快適性や

過ごし方の質向上にも

多目的な空間の存在は

大きいと思います。

 

過ごし方を柔軟に考えた

ガレージ空間を

考えてみませんか?。

 

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家造りと暮らしの環境にインテリアの観点から鏡の効能をいろいろと考える事もあり、鏡の選択による効能や空間の雰囲気によって暮らしの趣と共に過ごし方にも変化が生まれます。

2024年10月18日 | 家づくりアドバイス

インテリアにもなる

ミラーの選択肢と

暮らしの空間へのレイアウトの工夫。

※トーヨーキッチンスタイル大阪ショールーム

 

はメイクをするときや

服装・身だしなみのチェックなど

意識をすることは

少ないけれど、

見ることの多いアイテム。

※トーヨーキッチンスタイル大阪ショールーム

 

実はミラーは、

飾り方ひとつで

部屋が広く見えたり、

明るく見えたり

雰囲気がガラッと変わる

優れものです。

 

お気に入りの鏡を使って

メイクをすると、

不思議と気分も上がる事もありますよね

 

ミラーを造作洗面に合わせた

ホテルライクなインテリアも

暮らしに様々な

余白を生み出します。

 

インテリアに合わせて

ミラーやフレームを選ぶと、

部屋の雰囲気が変化します。

 

お気に入りのミラーに合わせて

造作洗面をデザインする事も

暮らしの環境を変化させます。

 

塗り壁などの

ナチュラルな雰囲気にも

馴染ませる

そんなデザインの手法もあります。

 

模様替えをする方には

どんなインテリアにも合わせやすい

薄いフレームの

ミラーがおすすめだったりします。

 

個性的な形の物を

取り入れるのも

面白いかもしれません。

 

大きなミラーを飾ると、

部屋の中が鏡に映りこんで

部屋を広く

感じることができます。

 

リビングに設置するのも

良いですが玄関にも

鏡の存在価値はあります。

 

照明の光が反射することで、

雰囲気も独自性が出つつ

広い玄関に感じることができます。

 

また、

玄関に鏡があると

出掛ける前に

靴も合わせた

コーディネートのチェックや

身だしなみチェックが

気軽にできるのも

環境や習慣の変化を生み出す

工夫にもなります。

 

窓の少ない部屋に

ミラーを設置すると、

照明の光が反射して

部屋全体が明るくなりますし

窓がなくても

奥行き感を感じるだけでなく、

部屋の中に緑があると、

それが鏡に映りこんで

絵画のように見えてきますし

小さめのミラーや

ユニークな形のミラーを組み合わせて、

ウォールアートのように

設置するのも

空間の雰囲気を変化させるには

有効です。

 

家づくりの際には

そういった

インテリアのコーディネートも

環境の質と暮らしを

変化させるポイントになります。

 

デザイン性だけではなくて

生活の環境や

ライフスタイルを考えて

価値のある鏡の活用を

考えてみる事

過ごし方の工夫につながりますから。

 

暮らしの意識の中に

鏡の持つ魅力を。

 

 

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暮らしを丁寧に考える距離感の中に鈍感と敏感を提案する暮らしの要素という観点から過ごす時間の中に人の関係性を構築する要素となる建築の持つ派生という考え方に気持ちの要素を。

2024年10月18日 | 家づくりアドバイス

鈍感であるべきか

敏感であるべきなのか

日常の暮らしにもつながる

生き方の感度も家造りの際には

いろいろと話題になる事もあります。

 

随分前に発刊され

ベストセラーになった

鈍感力という本があります。

 

著者は失楽園や愛の流刑地等の

作家であり、

多くの小説を著していますが、

同氏には珍しい

エッセー集です。 

 

内容をご存知の方、

読まれた方

読んでいない方も

いらっしゃるかと思います。

 

何度か読み直したり

読み返したりする中で

僕がこの本から感じた

鈍感力について

少し話をしたいと思います。

 

鈍感と敏感は反対語であり、

鈍感より敏感の方が

良いイメージがあり、

一般的には鈍感には

マイナスのイメージがあります。

 

状況が読めない、

人の言葉に反応できないことを

鈍感な人と言い、

だから鈍感は良くなく、

敏感な方が

素晴らしいことであると

言われます。

 

著者が推奨するのは、

鈍感であり続けること。

 

それは心身の管理から

人間関係や仕事に至るまで、

敏感すぎる人には

良い結果が訪れないことを

様々な事例で結論づけています。

 

他人の褒め言葉に対して、

すぐに図に乗るくらいが

ちょうどよく、

人間関係、

恋愛においても、

鈍感でめげない人が

最後に思いを遂げると

説いています。

 

著者は医師でもありますので

医学的な見方からも

鈍感の優位性を述べています。

 

私たちが行う業務は

複雑で繊細です。

 

皆さんもそうだと思いますが

会社や毎日の仕事

個別の業務を行う上で

鈍感が良いと

言うつもりはありません。

 

ましてや鈍感さにより

顧客、地元、社内に

迷惑をかけ

業務の進捗、

会社の信用を失墜することを

是認しているわけではありません。

 

業務においては、

集中して

敏感に対処していただきたいと

思います。

 

しかしながら、

対人関係、

特に毎日顔を合わす家族とは

ある意味

時として鈍感力も

必要ではないかと思います。

※以下、原文を引用します

 

さまざまな人の、

さまざまな態度が

気になる人もいれば、

あまり気にならず、

そんなことはどうでもいい、

と思う人もいます。

 

人それぞれの感性ですが、

はっきりしていることはただ一つ、

さまざまな不快さを無視して、

明るくおおらかに生きていける。

こうした鈍感力を身につけた人が、

集団の中で逞しく

勝ち残っていけるのです

 

渡辺淳一・鈍感力

 

私たちは、

寝ている時間を除けば、

一日のうちで最も多くの時間を

職場で過ごします。

 

勿論家族も含めて。

 

そこにはいろいろな

特徴を持った人、

年齢層の人が集まっています。

 

業務が忙しくなると

いろいろな感情が

ぶつかり合うこともあるかと

思います。

 

職場での場合もそうですが

家造りにおいては

家族の中にも様々な感情が

生まれています。

 

家族だから

皆が一緒という訳では無く

家族だから違いを知る事も

大切だと思います。

 

日々の暮らしの中で

皆さんにも思い当たる物事が

あるかと思います。

 

職場だからこそという

ケースもそうですが

これからの暮らしの事を

考える家族だからこそ

お互いがうまくやっていくためには

ある種の「鈍感力」も

大切ではないかと思います。

 

職場などでも

いろいろなひずみが

生じることもあるかと思いますが、

家庭でもそういう事が

ありますよね。

 

ほんの些細なと思うかもしれませんが

一方にとっては些細な事ではない

という事も・・・・・・。

 

適度に、

そして良い意味で

鈍感になっていただき、

お互いが許容し、

認め合って

過ごすという考え方の中に

鈍感力は大事だなと思います。

 

日々の暮らしと喜怒哀楽に

どのように程よい距離感と

関係性を考えるべきなのか?

 

オフィスや

施設設計でもそうですが

家造りの際には大切な観点です。

 

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住宅と暮らしの設計をしていると、四季を通じてもそうですが、どうしても夏も含めて特に思うのは冬の快適さをどのように手に入れるか?過ごし方と暮らしのシーンに味わいのある薪ストーブのある暮らし。

2024年03月17日 | 家づくりアドバイス

 

住宅と暮らしの設計をしていると、

四季を通じてもそうですが

どうしても夏も含めて

特に思うのは冬の快適さを

どのように手に入れるかが課題となります。

※薪ストーブのある暮らし提案過去実例

 

冬独特の状態による

環境の変化は

夏よりも大事な影響範囲が

多く存在しています。

 

昨今の高断熱・高気密住宅は、

確かに家中どこでも

ストレスを感じることなく

過ごせるようになりました。

 

 ただ、豊かな暮らしは

それだけで事足りるのかと言うと、

そうでもない気がするのです。

 

元々、日本人の生活は

四季の移ろいと共にありました。

 

冬には冬の、

夏には夏の時節を

愛でる文化がありました。

 

鍋を囲んだり、

こたつでみかんなんてのも、

寒さがないと

有り難みがわかりません。

 

こうした経験は、

季節とともに刻印され

た思い出となり、

大人になっても覚えています。

 

全室暖房によって、

冬に薄着で冷えた

ビールやアイスが美味しいというのも、

冬の寒さを

ようやく克服することができた

贅沢には違いありません。

 

一方で、

家中暖かくなった今だからこそ、

暖かさの有り難みを楽しむ

贅沢もあると思うのです。

 

それは、

ちょうど照明の明るさの

有り難みと似ています。

 

部屋中、

隈なく照らしてしまっては、

明るさの有り難みはわかりません。

 

陰があるからこそ、

明かりが際立つという風に。

※薪ストーブの周囲で寛ぐ猫達を愛でるという暮らしのシーンも贅沢な時間

 

そこでピザをつくったり、

焼き林檎を作ったり、

薪ストーブで沸かしたお湯で

コーヒーを淹れるのも、

冬ならではの

贅沢な過ごし方だと思うのです。

 

季節に対する過ごし方の心地良さを

少しの不自由とあわせて

考えてみませんか?。

 

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薪ストーブのある暮らし、インテリアとしても暖房器具としても調理器具としても魅力的な暮らしを生み出す暮らしの心地良さを間取りと空間に融合するデザインと設計の考え方。

2024年02月11日 | 家づくりアドバイス

 

 

薪ストーブのある暮らし、

暖かくてリラックスできる空間。

 

 

 

 

インテリアとしての

存在価値もそうですが、

調理器具・暖房器具

そして空間と

人の気持ちを癒す

「炎のゆらめき」がある暮らし。

 

薪ストーブのある生活も

素敵だなと思います。

 

 

暮らしの中で、

勿論・・・断熱などの

環境性能も、エアコン暖房も、

床暖房も効率的で

燃費が良いのですが、

薪ストーブの暖かさと効能を

体感してしまうと、

薪ストーブのらなではの効能の

虜になられる方も

いらっしゃいます。

 

 

エアコンの暖房と違い、

薪ストーブの暖房は、

「輻射熱」という

暖房方式になります。

 

エアコンに比べて、

人体に向けて熱を届ける力が

パワフルなのが、

薪ストーブでの暖房の

大きなポイントになります。

 

輻射熱とは、

熱の伝わり方の3種類の中のひとつです。

① 伝導

② 対流

③ 輻射(熱放熱)

のうちの、

3つめ「輻射」または、

「熱放射」という表現に該当します。

(薪ストーブもこれに該当します)

 

いろいろ言葉による、

熱移動の細かい内容を

分類する説明はありますが、

本当に「要約」した内容で

お伝えすると、

下の表現にまとめるようにしています。

(細かい分類では、異なることも)

① 伝導(接触)

 ・アルミ窓のフレームに触ると冷たいとき

 ・ホットカーペットやホッカイロなど

  接触すると暖かいなど

 

② 対流(送風)

 ・ドライヤーによる温風、冷風

 ・エアコンによる空調コントロール

 

③ 輻射(熱放射) (温冷熱波)

 ・太陽による暖かさがつたわる感じ(冬の日向ぼっこ)

 ・石焼き芋の

  石焼きからイモに熱を伝える

 ・薪ストーブによる暖房 

 ・エコウィンハイブリッド

 ・蓄熱暖房機

薪ストーブは、

「輻射(熱放射)」に該当するので、

・太陽の日向ぼっこ 

・石焼き芋

などと同じ効果が

得られるような

暖かさを感じることができます。

 

薪ストーブが、

暖房能力として、

パワフルなのはもちろんなのですが、

自然エネルギーに近い、

熱量の伝え方をするので、

人体には、

受け入れやすい。

親和性が高い。

という点も

薪ストーブが人気になる

大切なポイントだと思います。

 

太陽の熱が、

空間を超えて、

冬場に太陽の陽ざしのもとで、

日向ぼっこをするような感じが、

「輻射熱(熱放射)」となります。

 

このジンワリとした、

熱が体に伝わる感じが、

やはり体に優しくて、

いいなと思える瞬間ですよね。

 

これを体感できるようになると、

薪ストーブの暖房が良いなと思い、

離れられなくなるような・・・・・。

 

同時に、

火を見ることによって、

リラックスする

という「1/F ゆらぎ」効果も

得られる点から、

薪ストーブのある暮らしの

魅力は単なる

暖かさだけではありません。

 

(1/F ゆらぎ:「エフ分のイチ ゆらぎ」)

輻射熱の良い点としては、

石焼き芋がふっくらと

焼きあがるように、

輻射熱は遠赤外線として、

物体の内部まで熱を伝える能力が高い。

という点があります。

 

これによって、

じんわりと熱が伝わりやすい

暖房器具となり、

家中あたたかな空間を

実現することができます。

 

暖かい空間を実現しやすい

薪ストーブではありますが、

ポイントをおさえないと、

デメリットも出てきてしまいます。

 

大切なのは、

断熱性と気密性がしっかりと無いと、

暖めた空気が「スーッと」抜けてしまう。

 

ということになり、

保温性のない状態となってしまうため、

室内に暖めた熱が

とどまりにくい

状況になってしまいます。

 

特に気密性能は

薪ストーブの場合も

しっかりと必要になります。

 

薪ストーブを採用するにあたっても、

しっかりとした

断熱性能が大切になります。

 

そして、

薪ストーブも重さのある器具なので、

床下の補強や、

煙突の施工にも充分注意が必要です。

 

薪ストーブもしっかりと計画をして、

暖かな暮らし、癒しある暮らしの

一つのツールとして

考えてみてはいかがでしょうか?

 

設計や間取りは、

リフォームも新築も、

薪ストーブの対応は可能です。

 

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部屋は家具のレイアウトや配置、家具そのものの選択肢で随分と空間イメージが変化します、どんなイメージを目的に暮らしの環境を過ごしやすくデザインしますか?

2023年10月31日 | 家づくりアドバイス

 

 

家具レイアウト。

 

※トーヨーキッチンスタイル・家具ショールーム

 

 

新築やリフォームでもそうですが

部屋の模様替えをする際にも

そういったところは

暮らしの環境を変える意味でも

少しでもよくなるように

考えておきたいところ。

 

例えば、

一人暮らしのときに使っていたものや

もともと実家にあったものを

再度必要なものは

何か選んでレイアウトをしてみることも

良いかもしれません。

 

サイズ感が異なる事で

空間に余裕も生まれますし、

まんべんなくでは無くて

隙間を生み出すような

家具レイアウトも

部屋を広く感じる為の工夫ですから。

 

例えば8畳の空間に

物が溢れかえっていると、

どうしても窮屈に感じてしまいます。

 

天井の高さも一般的な

2.4メートルで広さを体感するには、

家具をなるべく低いものにして、

物を少なく見えるように

集中的にレイアウトする。

 

高さの奥行きを感じられるように

レイアウトを考慮してみる。

 

掃き出し窓の周りにも

極力物を置かずに

外への視線が向くように工夫する事で、

広く感じる事も可能になります。

 

家づくりだけでなく、

家具の配置や大きさを意識しながら

住まい造りの際も、

今住んでいる家の

暮らしの環境を変える際にも

そういうところを意識するだけで

暮らしは質的にも

改善されますよ。

 

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人生の1/3を過ごす場所、寝室の事をどのように思い考えていますか?間取りを考える際には過ごし方を見直しながら暮らしの状態をよりよく改善する工夫が重要です。

2023年10月17日 | 家づくりアドバイス

人生の3分の1を過ごす場所。

※さわやかなイメージデザインでの寝室提案内観イメージ図(内観パース)

 

日本人の睡眠時間は

平均470分で

世界的に短いそうです。

 

とはいえ

1日の3分の1は睡眠時間で、

その間は寝室で過ごす事に

なると思います。

 

LDKの快適さ等に

注力する方々は

多いかと思いますが

寝室は人生の3分の1を

過ごす場所であり、

寝室を快適に考えたり

過ごしやすく計画する事は

生活の質を向上させる事にも

つながります。

 

快適な寝室にするために

まず必要なのは適切な広さです。

 

ベッド派の場合は、

ベッドを置くことによる

ベッドメイキングができるスペースも

考慮しておくことは大切。

 

ダブルやセミダブルのベッドなら

広さで考えると6帖以上、

シングルベッドを

2つ並べるなら8帖以上の

広さがひとつの目安です。

 

照明器具は強く白い光のタイプではなく、

柔らかく暖かい色の光で

全体に広がるタイプが最適です。

 

また、横になったときには

目に直接光が入らない配慮もお忘れなく。

 

さらには窓から入る外の光や音、

熱気や冷気を遮断するために、

シャッター雨戸や

厚手のカーテンで

対策しておきたいものです。

 

特に東の窓は明るいのは良いですが

夏場の早朝から

強い太陽光がさし込みます。

 

不用意に早く目が覚めてしまわないよう、

窓際の対策も

しっかりしておきたいです。

 

夫婦寝室の場合は

寝室を別にする傾向もあります。

 

主な理由はいびきや歯ぎしり、

または生活リズムの違い等

様々ですが

それぞれの家族に応じた

価値観と考え方により

随分その差は生まれます。

 

寝室は特に

お互いの生活や暮らしのペース

個々を尊重する工夫も

間取り計画には重要ですよ。

 

皆さんは

暮らしのスタイルをどのように

イメージしていますか?

 

自身の暮らしのストレスを

冷静に考えると

意外に「寝室」にその理由がある・・・・・・。

という事もあるので

家全体の間取りに対して

暮らし方を

冷静に落とし込んでみてください。

 

色々な改善が

出来ると思いますよ。

 

暮らしを豊かに丁寧に

考えてみませんか?

 

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失敗しないカラーコーディネートと佇まい、そして居心地や気分を左右するインテリアの要素を丁寧に設計する時間、検討要素をデザインする設計の工夫と奥行きの意味。

2023年10月14日 | 家づくりアドバイス

失敗しない

住宅のカラーコーディネート。

 

※モノトーンで要素を取り除いた状態でのイメージ提案

 

打ち合わせの進み具合に合わせて

提案する中身の濃さを調整しています。

 

情報量をどこまで詰め込むべきか?

毎回検討が可能にある状態を

意識してから色や素材感

情報の密度を提案しています。

 

大切なイメージと印象

そして居心地を左右する内容は

それらを認識可能な状態になっから

具体的な提案を行っています。

 

※外観デザインの提案イメージパース事例(吹付仕上げイメージ)

 

※外観デザインの提案イメージパース事例(タイル張りイメージ)

 

何気なく選んでいる

小物や洋服の色は、

実は自分の

心理状態を反映している事も

多くあります。

 

※外構を含む初期計画案でのデザインイメージパース

 

 

なぜなら、「色」というのは

人が五感でキャッチする

イメージのひとつだからです。

※外観仕上げタイル張りサンプルを現場にて最終検討

 

※外部軒裏等塗装部位の着色サンプル検討

 

家づくりでも「色」は

重要な要素。

空間や外観の色が変わる事で

奮起が随分変化しますから。

※採用デザイン仕上げ素材の検討

 

※機能面も含み外観の雰囲気・仕上がりにも作用する

 軒樋・竪樋の最終検討

 

すべてを好きな色でまとめれば

気に入った家になるかと言えば、

そうではありませんよね。

※塗装部位のサンプル検討

 

※サンプル帳にて塗装部の検討

 

大事なのは「バランス」です。

家づくりに限った話しではありませんが、

カラーコーディネートの基本は

「ベースカラー」

「アソートカラー」

「アクセントカラー」という

3つのカラーバランスです。

※内装仕上げ材の最終検討

 

ベースカラーは、

全体のイメージを決める基本の色。

 

アクセントカラーは、

インパクトで

メリハリをつける差し色。

 

ベースカラーと

アクセントカラーを

なじませて

全体に統一感を出すのが、

配合色のアソートカラー。

 

理想的な割合は、

ベースカラー70%、

アソートカラー25%、

アクセントカラー5%とされています。

※床・洋間範囲(フローリング)・床・和風範囲(縁側・広縁)のバランス検討

 

※LDK・廊下・ホール等、洋間範囲のカリン材フローリングの仮敷検討

 

住宅の場合、

例えば内観(室内空間)の場合だと

ベースカラーは床、壁、

天井などの色にあたります。

 

※手すき和紙クロスの選定(フォーカルポイントに採用)

 

※手すき和紙クロスを貼り終えた部分(玄関正面飾り棚壁)

 

アソートカラーは

家具やカーテン、

ドア(建具)などの色。

 

※室内仕上げ材塗装色検討・確定等

 

※木部塗装の仕上げ

 

※木部塗装の仕上げ

 

※外部ポーチ上部の木部塗装の入れ替え変化ラインのデザイン

 

アクセントカラーは

インテリア小物や絵画、

クッションやラグなどで

取り入れるもの。

※建物正面のアクセント障壁の周囲仕上げ塗装の最終検討

 

※建物正面のアクセント障壁の周囲仕上げ塗装の最終検討

 

※建物正面のアクセント障壁の周囲仕上げ塗装

 和をモダンに表現する仕掛けの壁デザイン提案

 

 

※室内の珪藻土塗り仕上げの模様提案最終決定

 

ベースカラーは、

特に全体像を印象付けるので

慎重に検討したいものです。

 

※室内塗装・塗壁仕上げ(珪藻土)・天井壁紙貼り

 

仕上がりイメージが違っている

というトラブルが

よく起こりがちなのは、

色単体の要素だけで

判断してしまうからです。

 

※仕上げカラーアクセントなどの貼り分け・塗り分け

 

※アイランドキッチンの設置を終えたLDKの全景

 

※LDKと繋がるメインリビングの仕上がりとアクセント壁+間接照明のテスト

 

※玄関と玄関ホール全景・仕上げ加工前の養生を外した状態でのバランス

 

※扇型の和モダンを意識した窓を覆うモダンなブラインド提案

 プリーツスクリーンによる印象操作のデザイン

 

※クリーニングを終えた仕上がりの玄関ホール全景(照明テスト中)

 

色を重ねたり

近くに寄せてみると

目的の色が違って見える事

皆さんも

日常的な生活の中で

経験があると思います。

 

※灯りの濃淡による障子のデザインが変化する越前和紙を提案

 陰翳礼賛を感じる住まいの空間提案

 

※クリーニングを終えた仕上がりのメインリビング(照明効果を最終チェック中)

 照明の灯り設計により空間の雰囲気を変化させるデザイン

 家電背面コンセント類は家具により隠れます

 

※クリーニングを終えた仕上がりのメインリビング(照明効果を最終チェック中)

 照明の灯り設計により空間の雰囲気を変化させるデザイン

 

※クリーニングを終えた仕上がりのメインリビング(照明効果を最終チェック中)

 照明の灯り設計により空間の雰囲気を変化させるデザイン

 

※クリーニングを終えた仕上がりのメインリビング(照明効果を最終チェック中)

 照明の灯り設計により空間の雰囲気を変化させるデザイン

 

※ご提案した家具類の搬入で全体の雰囲気が整う状態に

 

※コンセプトである和モダンの風情を感じる空間構成の仕上がり

 

※建物本体仕上げ後の玄関ホール全景

 素材は家具のレイアウトも考慮してバランスを整えた状態

 

※家具やインテリアを整えた状態の玄関ホール

 

※メインのリビングと繋がりつつ風景としての庭の癒しを感じる和室の提案デザイン

 

※家具搬入を終えて整えた状態の和室全景

 

 

※家具搬入を終えて仕上がった状態のLDK+メインリビング

 

※家具搬入を終えたメインリビング

 

洋服の重ね着や

靴を履いたり

帽子をかぶったり

鞄を持つことで

印象変わったりしますよね。

※建物本体の外観仕上がり状態・外構工事中

 

※建物本体の外観仕上がり状態・外構工事中

 

※一部外構完成後の外観

 様々な色素材の要素を融合しつつバランスを整えています

 

※LDKに繋がるウッドデッキと裏庭の全景・網戸越し

 

隣に違う色を持ってくると

色の濃さや薄さ、

模様が違って見えたりしますよね。

 

実際の空間構成や

デザインでも

それが起こります。

※外構ステンドグラスのデザイン

 

※外構+和モダンの家外観全景

 門屋壁に和をモダンに表現した丸窓のステンドグラス提案デザイン

 

※門屋に設けた和モダンを意識したステンドグラス

 

単体の色や素材感だけではなくて

配色やレイアウトも

重要という事です。

 

そして小さな色見本に比べ

仕上がった全体を見たときのほうが

色合いがはっきりと

明るく見える

傾向にあるからです。

 

できるだけイメージに近づけるためには、

希望の色合いより

彩度(鮮やかさ)と

明度(明るさ)を

ワンランク下げつつ

実際に使用する環境に近い状態、

屋外なら屋外

屋内なら屋内

日陰や日向等、

状態を加味した環境下で

色を選ぶことがポイントです。

 

勿論「そういった内容」まで

コーディネートする事が

建築のソフト面とハード面を

支える僕の建築家としての

仕事の一部です。

 

住まい手さんの価値観を

設計のご依頼時から

工事が終わるまで

長期にわたり共有しているので。

 

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似て非なる現場監理と現場管理・実際に工事が行われる現場にて非常に重要となるそれぞれの「管理と監理の違い」設計と机上でのデザインが現場が始まる事で現実とリアルを住まい手さんにも体感体験での経過の差。

2023年08月20日 | 家づくりアドバイス

家を建てる為の現場での

作業工程に大切な二つの管理と監理。

※現場工事中の様子(設計監理事例)

 

※当初計画時の外観イメージ提案CG

 

※イメージがある程度固定化した状態での外観イメージデザイン提案CG

 

※実際に完成した和風高級住宅の庭と門屋・車庫棟を含む外観

 

※現場工事時の現場管理+現場監理

 

※現場棟上げ後の住まい手さんとの談笑の一部

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※現場工事中の様子

※現場工事打(現場管理+現場監理)合わせ中の様子

 

※現場での住まい手さんを招いての打ち合わせの様子

 

※現場工事打(現場管理+現場監理)合わせ中の様子

 

監理とは何でしょう。

建築士法という法律においては、

その者の責任において、

工事を設計図書と照合し、

それが設計図書の通りに実施されているかいないかを

確認することをいうと記されています。

 

監理とよく似ていて間違い易いのに管理があります。

 

管理とは、工事管理者が、

設計図書を元に直接専門業者に指示をして、

完成へ向けて工事の進行の指揮をとる業務、

いわゆる工事監督(現場代理人)さんの仕事です。

※現場仮設事務所での住まい手さんを交えての管理+監理での打ち合わせ

   工事が進むにつれて打ち合わせの情報量がどんどん増えてきます

※住まい手さんを現場に招いての現場管理+現場監理+打ち合わせ

 

同じような言葉ですが、

実は全く違います。

 

ではその違いとは何でしょう?

それは発注者(雇用者)が違うこと。

※打ち合わせの回数を重ねるごとに様々な要因が連動してくる現場監理打ち合わせ

 住まい手さんを現場仮設事務所に招いての打ち合わせ

※現場管理+現場監理の際に住まい手さんを招いての塗壁仕上げの打ち合わせ

 

※現場にて住まい手さんを交えての壁紙候補の確認作業等

 

※打ち合わせの回数を重ねるごとに様々な要因が連動してくる現場監理打ち合わせ

 住まい手さんを現場仮設事務所に招いての打ち合わせ

 

但し設計者が全て監理者と言う事ではありません。

同じ設計者であっても、

その発注者が施工会社(工事会社)なら、

その人はどういう立場の方かが分かりますよね。

 

原則として、

住まい手の代理人として現場で確認するのが

工事監理者。

 

工事会社の代理人として

現場を進行するのが現場管理者(現場監督さん)なのです。

 

この違いは・・大きくはないですか?

 

本来工事監理者は

住まい手の代理人でないといけないのです。

 

それに実は工事監理者の大きな仕事は

もう一つあります。

 

法律等に書かれていませんが、

大切なことですから覚えていてください。

 

住まい手(クライアント)の想いを

施工会社にちゃんと伝えることです。

 

設計図に書かれていることは

住まい手の想いや考え方の

全てではありません。

 

工事の内容や仕上げ等を伝えるツールです。

 

だけどそれは「受け取り側」によって

様々な解釈がなされます・・・・。

同じ図面であっても

同じ資料であっても

受け取り側によって解釈が異なります。

 

皆さんの日常生活や仕事でも

そんなことはありませんか?

 

全員一致する事のある解釈もあれば、

仕事の流れやそれぞれの担当部署での理解度の違い。

 

同じように・・・設計図は

住まい手の考え方が100%ではないのです。

 

住まい手さんが

このように暮らしたい。

という想いは、

実際に打ち合わせをした

設計者や建築家(建築士)でしか

分からないことがあります。

 

実際に打ち合わせした

設計者が全ての図面を作成し、

監理すればなんら問題ないことですが、

そんな設計事務所はほとんどありません。

 

設計図を作成する設計者と

打ち合わせする設計者、

そして現場監理する設計者が異なれば、

出来上がる家は

住まい手の想い願っていた住まいになるでしょうか。

 

実際そうならないケースはどこでもあることです。

 

直接住まい手と心を開いて深い部分から細かなっ分まで

話し合って決めていった設計者が、

設計図を描き、

現場を監理することが大切なのです。

 

設計図を基に住まい手の想いを施工会社に伝えること。

 

これが上手く伝わると、

設計図の方法より良い方法も

現場から出ることがあります。

 

住まい手の想いが大切ならば、

その選択もまた可となるのです。

 

現場での住まい手さんが参加して行う

打ち合わせも同じです。

 

単に出席するだけではなくて

キチンと話しを隅々まで聞く事。

 

分からない点は相談したり

質問したりしながら

住まい手さん自身の中でも整理整頓する事。

 

そいった時間を丁寧に考えて

現場監理と現場管理が行われる事が重要。

 

設計事務所が入った工事は、

場合によって設計図が100%で

進むことが多くあります。

 

色々と最初に決めたことが100%である前提ですね。

 

施工会社も住まい手の想いは

設計図に全て入っていると

理解するのが当然ですよ。

 

設計図からの変更は

一切聞かないとなればそれは当たり前です。

 

でも図面ではOKであっても

現場でリアルな状態になるまで

住まい手さんには判断できな事柄や

未知数な範囲は多々存在します。

 

一歩立ち止まって

現場のリアルを認識して

そこから始まる「打ち合わせ」が

本当に大切なんです。

 

そのうえで・・・・家造りの入り口である

間取りの打ち合わせの際に考えていた内容や

考慮していた内容と現時点での

時間軸による心境の変化や

リアルサイズを知る事で

見えてくる内容をどこまで「加味」することが可能なのか?

 

どんどん増えてくる

住まい手さんが理解しなくてはいけない

情報量をどのように整理整頓していくのか?

 

これも設計と監理+管理によって異なります。

 

ここまで読めばその意味は

ある程度分かっていただけるかと思います。

 

設計図を基に、

施工会社(工事会社)へ住まい手の想いも

キチンと伝えたうえで意見交換の時間をとり

工事施工者の意見も踏まえて

情報整理を繰り返し

内容を昇華しながら

工事を進めれば、

結果的に適正価格で

満足できる住まいになってくるのです。

 

※但し意匠も含めて構造や設備などは、

 専門家の範囲であることが多く、

    設計者側の意思が大きく反映されます。

 

上記の内容は、

住まい手の「暮らし方について」の事とご理解ください。

 

現場は毎日・・・日々動いています。

 

現場を見に行けば、

大変詳しい現場監理が可能です。

 

しかし現実には、

毎日現場を見に行くことはなかなか出来ません。

 

もし行くというならば

大変な費用負担を住まい手さんにお願いすることになります。

 

遠い現場なら尚更です。

 

では、毎日行かねば手抜きの工事になるものなのか、

と言いますと

そうではありません・・・・・。

 

現場は各工程ごとに

チェックポイントもありますし

情報交換のタイミングや質疑応答も

キチンと出来る・・・・できて当たり前と聞こえてきそうですが

事実、このあたりも工務店・建設会社(施工会社)の資質により

差が大きいところ。

 

そもそも設計と監理を行う立場で

適切な施工者を選定するのも

仕事の一部ですから。

 

3社・5社見積もりと呼ばれる

見積もりの勝負ではなくて

適切にその目的の住まいを完成できる

ノウハウと得意不得意分野

そして精度等・・・「ひととなり」と「社風」も含めて

施工会社選定の意味が存在していますから。

 

値段が安くても良い家は完成できますが

その価格の意味にも

キチンと内容が盛り込まれているのか

適切な職人さんが現場作業に従事してくれるのかどうか?

図面をキチンと読み込むことが出来るのか?

読み込んだうえで

意見交換が出来るのかどうか?

皆さんの周囲

日常の仕事でも様々な「レベル」が存在していますよね。

 

価格と価値の状態

それと同様です・・・・・。

 

家造りは建築や土木・造園等の作業ではありますが

それだけでは無いという事です。

 

家造りの過程で

骨格である棟上げ(上棟)を済ませると、

現場は作業が徐々に増え始めますし

確認事項も日々増してきます。

 

情報量が増える事で

住まい手さんの時間も

随分現場に掛けていただく事になりますが

何が大切なのかを十分見て

感じていただく事を旨としています。

 

この時間をキチンと体験しておかないと

家の完成度に大きく差が生まれます。

 

その理由は「体験」すると

きっとご理解いただけると思います。

 

現場から派生する事が

住み心地とご自身の家造りの意味に直結する事。

現場が設計時間のリアルである事。

 

現場を大切に考える設計者の現場監理と

施工者の現場管理に体験と体感の現場打合せの質。

 

暮らしに馴染む

大切な空間の在り方をイメージしながら

日常に程よい上質を。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
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家造り計画の際に大切な土地探しの事色々と建築計画と連動しながら候補地の選定を行う事が重要・住まい造りの根本的内容から紐解く事をしておかないと未来像が変わってしまいますから。

2023年08月19日 | 家づくりアドバイス

家を建てる為の土地探しで失敗しないように。

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

土地探しや家を建てる為の土地選定は

大切な一歩です。

これは本当に家の基本や暮らしが

良くも悪くも変わるほど大切・・・・・。

※土地開発造成地における現場での建物事前検討

 各土地・各地域によって土地に対する規制・建物に対する規制が異なります

 

注文住宅を建てる際は、

どうしても建物のデザインや建物の予算など、

建物に関連した内容に目がいきがちです。

 

当然ながら、

建物のことについて考えることは大切ですが、

注文住宅を建築する際は、

土地に関連した内容も十分に

考慮しておくことが大切。

 

注文住宅における

土地探しのポイントや

土地の購入にかかる諸費用にも

少し触れておいたほうが良いかと思いますので

そのあたりも・・・・・。

 

僕のもとへご相談に来られる方の中には

土地を先に買ってしまっている人も

いらっしゃいます。

 

でもいざ・・・プランの前に

土地の情報を確認したり

各関連行政に情報確認に出向くと

色々ふき出てくる問題も沢山あったりします。

 

そもそも計画できないケースも

過去には2案件ありましたし

情報を連動して考えておかないと

土地探しの落とし穴にハマるケースも数多くあります。

 

建築の法律や都市計画の法律などと合わせて

土地の法律だけではない範囲まで

繊細に考慮するようにしておかないと

建物のサイズだけではなくて

外観や屋根のカタチ・素材まで

影響が及ぶことがありますから。

 

そのうえで・・・・・。

1つ目は、

土地探しはなるべく早く進めることです。

 

「土地を探してから、建物の予算を決める」

という流れで進める場合、

予算の関係上、

その土地に合った住宅を

建てられない場合があります。

 

そのため、「建物の予算を決めてから、土地の予算を決める」

という流れで進める方が、

スムーズに工事を進められる可能性があります。

 

そのような流れで進める場合は、

できるだけ早めに土地探しを始めることが大切です。

 

2つ目は、

土地の条件にこだわりすぎないことです。

 

当然ながら、

土地の条件にこだわりを持つことは大切ですが、

あまりにもこだわりすぎてしまうと、

条件に合った土地を見つけられない場合があります。

 

また、

条件に合う土地が見つからない場合でも、

建築方法でカバーできることも

把握しておくことが重要です。

 

3つ目は、

用語の意味をある程度把握しておくことです。

 

注文住宅の建築や土地探しを進める際は、

専門的な用語に触れる頻度が多くなります。

 

その際、意味の分からない用語を

理解しないまま作業を進めていると、

後々トラブルにつながる可能性があります。

 

そのため、

意味の分からない用語に遭遇した際は、

土地探しの際に僕たちが関わる事で

建築計画にも支障が出ないように

事前に配慮が出来る事は沢山あります。

 

それに対して

土地を購入する際にかかる費用の事も。

 

仲介手数料仲介手数料

土地を仲介してくれた

不動産会社に支払う費用を指します。

 

仲介手数料は、

買取価格×3%6万円が上限として設定されています。

 

売買契約書の印紙代印紙代は、

売買契約書を交わす際に発生する

印紙税を指します。

 

あとは主なところで登記費用。


登記費用とは、

土地の所有権の移転を証明する

移転登記手続きにかかる費用を指します。

 

また上記の費用に加えて、

土地代や地盤調査、

場合によっては

土地の「境界線確定」費用も必要なケースもあります。

 

目に見える範囲の土地情報と

目には見えない内容の土地情報の整理整頓。

 

これに要する時間の内容を

計画するスケジュールに盛り込みつつ

どのような費用がかかるのかを

事前に把握しておくように・・・・・。

 

土地探しでは、

なるべく早めに始めること

条件にこだわりすぎないこと

意味が分からない用語の意味は確認しておくこと等が大切です。

 

また、想定外の予算がかさまないように、

事前に土地購入にかかる

諸費用を把握しておくように。

 

土地探しからのサポートも

建築家の重要な仕事の本分です。

 

土地を購入した後のとろこまで

計画に盛り込み内容を

調整する事。

 

大切な住まいの事

土地探しの段階から適切なイメージは重要。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

よく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
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家づくりの選択肢、新築・リフォーム(リノベーション)で変化する暮らしの心地をより上質に、インテリアコーディネートの勘所を設計デザイン提案の感度から整える工夫。

2022年08月17日 | 家づくりアドバイス

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※フローリングメーカーショールームにて素材検討

 

※フローリングメーカーショールームにて素材検討

 

よく考えられた住まい、

「家」を建てると

暮らしが楽しくなる。

 

※インテリアコーディネート素材検討打ち合わせ(建材ショールーム)

 

新築やリフォーム(リノベーション)では

インテリアが決まらず

悩んでいる方も多いと思います。

 

きちんとした設計者や

コーディネーターが付いていれば

それらはきちんと「着地」するでしょうけど

そうではない場合もあるかと思います。

※アトリエにて壁紙(クロス)材の提案検討

 

インテリアは暮らしの心地として

家の印象を大きく左右するので、

本当に・・・慎重に決めることが大切。

 

 

そのインテリアを決める際には

知っておきたい

いくつかのコツが存在します。

 

ホームページの「お問い合わせ」からも

他の設計者さんや工務店で計画していたり

建てているけれど、

新規相談事として

問い合わせフォームから

「相談ご依頼」を

いただく事も多いので

何度かこのブログでも

書いていますが、

また少し書いておきたいと思います。

 

インテリアのコーディネートととして

まず1つ目は、

単純な話しですが

全体のテイストを決めること。

 

インテリア全体の

テーマやイメージである

テイストを決る事。

 

あれこれ考える事も

あるかと思いますが

先ずは印象として

好きだなと思える

インテリアのテイストを見て、

気に入ったものを自分の家にも

取り入れるのが「おススメ」です。

 

2つ目のコツは、

使用する色をきちんと決める事です。

 

インテリアに使用する色は

ベースカラー、メインカラー、

そしてアクセントカラーの3色が基本です。

 

ベースカラーを

部屋の70パーセント、

メインカラーは25パーセント、

アクセントカラーは残り

5パーセントという

振り別けを基本にイメージする事。

 

このバランスで色を使い分ける事で

部屋がまとまって

見えるようになります。

 

3つ目のコツは、

使用する素材を早い段階で

決めることです。

 

インテリアに用いる素材に

複数の材質を取り入れることで

空間(部屋)に

メリハリが生まれます。

 

そのメリハリは空間の質感として

視界に入ってきます。

 

素材も色と同様に

部屋の印象を変えるため、

バランス良く使用する事。

 

注意点は部屋全体の濃淡と

リンクさせて

バランスを考えることです。

 

先ほど色と素材について

少し書きましたが、

複数の素材や色を

極端に混ぜるのは避けた方が良いです。

 

使用する色や

素材の種類と配分を調整しなければ、

部屋に統一感が生まれませんし

最終的に建築の「器」だけで

空間が完成する訳ではなく

家具や家電、窓際のトリートメン、

そして照明の「灯り」がそこに

作用しますから・・・・・。

 

色々あるかと思いますが

ハウスメーカーを始め、

設計事務所や建築家、

デザイン工務店、

勿論・・・工務店に

直接デザインのそれも含めて

依頼する場合でも

その依頼先は

どんな内容に基づいて「家づくり」を

行っているのか?

確認する事が先ずは大切ですよ。

 

得意不得意もありますからね。

そして、

相性や価値観も含めて

共有できるのかどうか?

 

暮らしの価値観と意識を大切に。

 

上質な暮らしを生み出す時間に

意識を向けてみませんか?。

 

設計・デザイン・住まい造り

インテリアコーディネートの

ご相談、面談のご希望は

ホームページ「お問い合わせ」から。

 

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建て主目線の提案・・・・・。

明日の暮らしを設計する

建築と住まいとその暮らしを豊かに

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家づくり、間取りのポイントにキッチンデザインの選択とレイアウト、生活の基盤を設計するデザインの感度を大切にレイアウトで変化する家事空間の効能。

2021年01月29日 | 家づくりアドバイス

設計とデザインのチカラで

注文住宅独特の

暮らしの空間を上質に整えてみませんか?

やまぐち建築設計室ホームページ 

※トーヨーキッチンスタイルショールームキッチン

 

よく考えられた家を建てると

暮らしが楽しくなる・・・・・。

※トーヨーキッチンスタイルショールームキッチン

 

間取りと居心地にも

大きく関連する事ですが

キッチン(台所)のレイアウトにも

住まいの工夫を色々と視野に。

 

I型(1列型)II型(2列型)

L型、U型に、ペニンシュラ型

アイランド型と

キッチンスタイルはさまざまです。

 

キッチンはレイアウトによって

使いやすさやデザイン性が

大きく変化します。

 

思いのほか滞在時間が長く、

使用頻度も高いキッチン。

 

快適でありつつも

インテリアとして、

調理する場所として

使いやすいキッチンにするための

ポイントはいくつかありますが、

長く愛せる好みのキッチンを計画する為には

レイアウト選びを

慎重にしたいものです。

 

レイアウトは「ワークトライアングル」とも

密接に関係しています。

 

ワークトライアングルとは、

「シンク」「加熱調理器(コンロ)」「冷蔵庫」の

それぞれ中心点を線でつないだ

三角形のことで、

三辺の合計が3.6~6mの範囲が

一般的には適切とされています。

 

これより長いと

動く距離が増えて

作業効率が悪くなったり

使うときにつかれやすくなったり

家事の際に弊害も

生まれやすくなりますよ。

 

勿論、建築計画論としての

内容なので、そこに個人差や癖を

視野にデザイン

していく訳です・・・・・。

 

また「身長÷2+5cm」という方式。

 

これはキッチンの

高さの目安に使われる計算式。

 

人の身長とリーチ。

離れすぎるキッチンは腕が疲れ、

低すぎると腰が疲れますよね。

そしてキッチンでの作業の姿勢の差。

 

日々どんな使い方をしているのか?

ここ、重要です。

 

さらにキッチン本体の

背後に配置されることが多い

キッチン収納。

 

このキッチン収納には

引き戸や開き扉のタイプがありますが、

基本的には人の作業時の動きを

デザインに含めると

引き戸や引き出しのタイプが

使い勝手よく作業にも

食器や道具類を使う時にも

家事効率もよかったりしますよ。

 

引き戸等の場合は、

開き扉のように

開閉時に自分自身が動かなくてすみます。

 

また調理中に

戸を開けたままでも

邪魔にならないので、

調理がスムーズに行えるというメリットも。

 

大切なのは、いずれの場合も

自分のスタイルに

合っていること。

 

これらのポイントは先ずは条件整理の範囲。

 

暮らしの文化と同じく「あたりまえ」が

どの範囲にあるのか?

水準を整理する事を前提に。

 

住み方のデザインは

人生を変えますよね、

劇的に・・・・・。

 

良い意味で暮らしに影響がある

そんな場所にデザインして

設計で整えるように・・・・・。

 

ご相談、面談のご希望は

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家づくり・・・・注文住宅・マイハウスでの住まい造りのポイント、デザイン設計の要素づくりの段階で考えておきたいパーツや素材、考え方の部分、インテリアの要素と間取りの意味。

2020年03月20日 | 家づくりアドバイス

注文住宅・マイホーム・住宅設計・見取り図・間取り図

設計とデザインのチカラで

暮らしの空間を上質に整えてみませんか?

やまぐち建築設計室ホームページ

※木質系空間の場合は壁面のパーツセレクトにも注意

 

注文住宅で後悔しないためのポイントを

教えていただけませんか?。

というお問い合わせをいただく事も

最近はよくあり・・・・・・。

 

注文住宅は、どちらかといえば

セレクト住宅とは異なり、

無いものを場所と家族と生活に対して

考えていくのものなので

費用も「最初から見えない」ものですし、

選択するもので全体の金額も大幅に増減しますから

不安も大きいですよね・・・・・。

 

そういう意味で「ポイント」を

おさえておきたいですよね。

 

注文住宅で知っておきたい

住まいの計画ポイントにも色々・・・・・。

 

空気の流れを意識して

窓や換気扇の設置場所を決める

という事・・・・・。

 

家に開放感を求めている方も

多いと思います。

 

特に、吹き抜けは

部屋を広々と見せる点で人気も高いです。

でも・・・その一方で、

開放感に反して出てくる問題が、

音と空気と匂いの流れが良すぎる事。

 

例えば、冬に暖房を付けていても

全体の空間容量をキチンと考えた

温熱環境のデザインを施しておかないと

ほとんど暖まらないなどの原因となったり。

 

また、料理の際、

調理する内容によっては

臭いが上の階に達して

気になるかもしれません・・・・・。

 

換気扇や窓を、熱源等を

空気が流れてくる場所や

人のいる位置関係、

スペックの内容を踏まえて

設置するのが大切ですよ。

 

暖気をなるべく逃がさないよう、

間仕切りの可能性を考えたり

場合によっては「ドライキッチン」と「ウエットキッチン」という

二種類の位置関係を考えたり・・・・・・。

 

環境をデザインする意味を付加価値として

考えておく事は大事ですよ。

 

個別のパーツや、

そのヶ所だけの視野で

考えるのではなくて

周辺要素と複合的に

そして俯瞰に考えて、

必要な寄り道は考えつつ

不要な寄り道は考えずに

「最適解」を出来る限り

提案させていただいていますよ。

 

より暮らしやすい間取りを考える場合に

性能だけではなく、快適性だけでもなく

広さだけでもなく「人と暮らしのバランス」で

導き出すように「視野」を毎回整えていますよ。

 

そして「場所を使う」という意味でも

意外と多く必要かも・・・・・。

コンセントの数と配置場所について。

 

注文住宅の計画でそれぞれの家族で

全く異なってくる内容として

コンセントの数と配置場所。

 

これまでは、一部屋につき

大体2ヶ所に振り分けると

十分と言われていました。

 

しかしながら、

充電式のものもあるとはいえ、

家電の数も大幅に増え

使い方も範囲も増えてきてますよね。

 

家具とのレイアウトのバランスもまた大事ですし、

スマートフォンやパソコンなどの

端末を充電するご家庭も多いですよね。

 

そういったときに限って

同時に「それ」行うと

欲しい場所に足りないという

不便さに困るかもしれませんよね。

 

延長コードなどで対処できますが、

足場が散らかるのも避けたいものです。

 

電気を使う場所を考え、

それに沿って十分な数に

コンセントを設置しておくように。

 

壁の使い方にも連動してきますが

収納面も考えて

部屋の広さと配置を・・・・・。

 

部屋の広さや使いやすさを重視する分、

間取り計画やプランでは

収納は優先順位をある意味

低くしがちかもしれません。

 

しかし、狭くてものが溢れてくる、

取り出しにくいなどの失敗が

そういう場合には起こると思いますよ。

 

大切なのは、部屋の間取りと

一緒に考える事。

 

それぞれの部屋で使うものを想像し、

それに相応しい大きさの

収納スペースを確保出来る様に。

 

使いやすさも格段に上がりますし、

物の移動もよりスムーズに行えますから。

 

それぞれの暮らしに応じた

空間の特徴があり

意識の違いが存在します・・・・・。

 

どんな暮らしの時間をイメージしますか?

 

暮らしの環境を

紐解きながら「デザイン」の提案と

暮らしの質的向上をいつも提案中ですよ。

 

 

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住まいの設計とデザインの関連性を色々と・・・カラーという暮らしのコーディネート、色の使い方で変化する空間構成と佇まいという印象と趣の部分、暮らしの感度を左右する色のデザイン思考。

2019年02月26日 | 家づくりアドバイス

注文住宅・マイホーム・住宅設計

デザイン・インテリア・お問い合わせ・ご相談

やまぐち建築設計室ホームページ

http://www.y-kenchiku.jp/

住宅建材ショールームでの打ち合わせでも

色の効果や特徴を加味していますよ。

 

住まいの設計とデザインの事色々と。

 

暮らしの感度をデザインするように

空間の趣にも関連するイメージの部分。

色による印象の効果にも

様々な要因と原因と結果のようなイメージ。

知っておきたい「色選び」のコツ。

 

壁紙、タイル、床材に、

システムキッチンに洗面化粧台、

 

玄関扉や外壁など、

住まいにはたくさんの「色」が

使われていますよね。

 

家づくりでは

これらの色選びをすることになるのですが、

色にはそれぞれが持つ特徴があります。

 

例えば「赤」は

交感神経を活発にするため暖かく感じ、

反対に「青」は

副交感神経を刺激するので

体温を下げる効果があるといわれています。

 

「緑」は疲れた目や体に一番やさしい色です。

色は今ここで挙げた以外にもさまざまあり、

人間の目で見分けることができるものは

実際には約700万色も

あるそうです・・・・・。

 

しかしながら、

私たちはこれだけの色を

区別する色名を持っていません。

そのため家づくりでは、

サンプルを見て

色選びをすることが多くなります。

ここで知っておきたいのが

「面積効果」というものです。

 

 

これは同じ色でも

面積が大きくなると

明るい色はいっそう明るい色に、

逆に暗い色はいっそう暗い色に見える

という現象のことをいいます。

サンプルで選んだ色と

実際に完成したときの色が違って見える

原因のひとつでもあります。

面積効果は色の錯視を起こします。

しかし、私たちに色の錯視を覚えさせるのは

面積効果だけではありません。

 

その他にも明度対比・・・・・。

明度対比とは隣接する色によって、

同じ色でも明るく見えたり、

暗く見えたりする現象のことを指します。

 

以下の画像を参考に。

 

左は黒の背景色、右は白の背景色を使っていますが、

背景色が暗い(黒)ほうが

真ん中の色の明るさ(明度)が

強調されているように見えませんか?

 

反対に背景色が明るい(白)画像は

真ん中の色合いが暗いように見えますよね。

 

このように隣り合う色によって

ある色の明るさが変わる現象を

明度対比といいます。

 

近年は1階と2階を

違う色で塗り分けるような

ツートンカラー(2色配列)にする例も

増加傾向にあります。

 

外壁等でツートンカラーを希望する場合などには、

特に明度対比のことを

意識しておく事も大切ですよ。

 

室内空間でも検討の際にもそうですが、

片方が落ち着いた色で、

隣り合う部分に明るめの色を希望する場合は

ワントーン暗めの色を選ぶのがポイントです。

 

反対に片方が落ち着いた色で、

隣り合う部分に暗めの色を希望するなら

ワントーン明るめの色を選ぶように。

 

あとは・・・・色相対比。

1つの色が背景の色に影響を受け、

本来の色とは違ったように

見えることを色相対比といいます。

 

この場合、元になる色は

背景色の心理補色が現れることになります。

 

心理補色とは、

ある色をじっと見つめた後に、

別のところを見ると

一瞬残像として見える色のことを

指しています・・・・・。

 

上の背景色が黄色の画像を

見てください。

 

黄色の心理補色は青紫となるため、

中心の緑色は青紫と

混色されたような色に見えます。

これが色相対比と呼ばれる現象。

外壁材を積み重ねたり、

張り合わせたりするときの

繋ぎ目部分(目地)の色選定において

考慮する必要があるポイントですよ。

 

そして彩度対比。

彩度とは色の鮮やかさの度合いを指しています。

彩度の異なる色が影響しあうことで、

色の鮮やかさが変わって見える現象が

彩度対比と呼ばれるもの。

上の画像を見ると、

左の彩度が高い背景色の場合は、

真ん中の色の彩度が低く見えます。

 

反対に右側の彩度が低い背景色の場合は、

真ん中の色の彩度が

高く見えることがわかりますよね。

 

つまり背景よりも

彩度が高い色を選ぶと

鮮やかな色合いを

演出することが可能になります。

 

色の彩度にこだわりたい方は

背景や近隣の建物の彩度を

チェックすることをおススメしています。

 

光源色という考え方も

色の選び方には大切な要因。

光源色とは、

太陽などの光源そのものが

発している光のことです。

 

外壁の場合は

この光源色によっても

見え方が大きく変わってきます。

室内の場合は太陽光もありますが、

照明器具での違いも大きな要因・・・・・。

 

外部に話を戻すと、

具体的には日の出のすぐ前、

日の入りのすぐ後の空が薄明るい時間帯と、

1日のうちで最も明るくなる時間帯とも

いわれている正午の3回。

 

この明るさが異なる時間帯で

外壁色を確認してみると

その違いがはっきりとわかると思います。

 

薄明るい時間帯に外壁を見ると

イメージと異なった色に見えますが、

明るい時間帯にチェックすると

イメージ通りの仕上がりになっている・・・・。

という具合で

実際に驚く方も多いですよ。

 

また外壁は太陽の光や時間帯だけではなく、

天気や季節によっても

見え方が異なるのが特徴。

 

そのため、色見本帳を確認するときも

外壁と同じ場所で

時間帯も考慮して

確認するのが好ましいですよ。

 

建築に関連する色の事、

それから感じるイメージの部分。

計画に対する大切な要素ですからね。

 

質の違いを丁寧に検討して

デザインする事で

家での過ごし方も随分異なりますよ。

間取りの関連性と

生活環境で変わる「モノゴト」を

丁寧に考えながら

住まいの設計と暮らしのカタチを

上質に心地からデザインするように。

 

注文住宅の設計デザイン・ご相談、

ご連絡はホームページお問い合わせから。

 

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