奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

先を見据えた家づくり、将来のホームエレベーター計画で老後も家族も快適に暮らすバリアフリーの考え方にリスクを最小化し将来の負担も軽減するように、柔軟に暮らすための家づくりの工夫。

2025年02月27日 | 暮らしの事イロイロ

なぜ住まい造りの際に

将来的なホームエレベーター設置を

考えるべきなのか?。

※1階・2階の主要な移動空間に馴染むよう間取り計画を施したホームエレベターのある家

 

今後の生活の先の事を

どこまで考えておくのかという

選択肢も

家造りの際には

時間軸に対する大切な検討要素です。

 

高齢化やライフステージの

変化をどこまで

考えておくべきなのは

家を建てるタイミングと

生涯設計にもよります。

※移動の中心となるホールや寝室に繋がる間取りで計画したホームエレベーターのある家

 

高齢になっても

自宅で快適に暮らしたい。

 

両親を引き取って

同居する可能性や、

将来車椅子を使う必要性などに

柔軟に対応したい。

 

出産後のベビーカー移動や

荷物の上げ下ろしなど、

意外と若い世代にも便利という視点。

 

後からの改修(リフォーム)を

どこまで意識しておくのか。

 

必要になったら

後付けすればいいやと

考えていると、

構造補強や設備系の

配線・配管の見直しで

大がかりなリフォームが必要になります。

 

新築・大規模リフォーム時に、

あらかじめ

エレベーター設置を想定しておくと、

後の工事を最小限に抑えられるという事。

 

資産価値の向上・・・・・。

ユニバーサルデザインや

バリアフリー設計は、

将来的な売却時や

賃貸運用でも評価が高いものです。

 

その場合は

「高齢者でも住みやすい住宅」

「介護に適した物件」として魅力的に映る。

 

住まいの新築で

計画段階にホームエレベーターを

設置する事が

難しい場合は

エレベーター後付けを

見据えた設計・施工(工事)が

ポイントです。

 

実際に「今はまだ必要ないかも」と

思う方でも、

将来的には

必要になるかもしれないと

想定しておくべき具体的な対策を。

 

間取り計画・・・・・。

エレベーターシャフトを想定する。

エレベーターが移動する

上下方向のシャフト予定地を

縦方向に確保し、

上下階をスムーズに

結ぶことができる位置に。

 

将来的に廊下や収納スペースを、

エレベータースペースに

転用できるデザインに。

 

設置後の家具レイアウトや

動線もシミュレーションしておく。

 

子ども部屋が

不要になる頃には

ここをエレベーターになど、

将来変化する

ライフステージを考えて

間取りを柔軟に

プランニングする事。

 

構造補強・・・・・。

荷重や振動に耐えられる設計。

エレベーター設置には

柱・梁などの

構造体の補強が不可欠。

不要になった下地材は

金物固定にしておけば、

後々の解体も簡単です。

 

将来的に取り付ける

可能性を

間取りの動線計画と共に

イメージしておく。

 

大がかりな

補強工事をしなくて済むよう、

少しの費用をかけてでも

新築時に

下準備するのが

おすすめです。

 

電気配線:専用回路の確保。

ホームエレベーター

専用の電源回路や

制御装置スペースを

確保しておく。

 

照明・コンセントを

単独回路にしておけば、

転用がスムーズです。

簡単に見直せるように

配線ルートを

あらかじめ分かりやすく整理しておく。

 

エレベーター用の配線を

どこに通すべきか?。

配電盤の容量は足りるかなど、

後付けでも改修が

単純化できるように

先回りして考える・・・・・。

 

遮音対策:モーター音の軽減。

稼働時に出る音の伝播を抑えるため、

隣接する部屋に

繊維系断熱材などを

充填しておく。

 

防振ゴムの設置スペースや

補強も検討し、

音の問題が起きにくい

設計を目指す。

 

運転中の音は

意外と気になるものです。

 

とくに寝室が近い位置に

エレベーター用の

シャフトを設置する場合は

遮音性を念入りに。

 

実は将来的というはなしではなくて

少し先を考えた場合でも

ホームエレベータの存在で

1階と2階の使い方にも

家事動線という考え方では

良い意味での効能もあります。

 

生活動線が劇的に向上。

重い荷物や買い物袋なども

上下階に楽に移動が出来る。

 

介護が必要になった場合の

移動負担軽減が大きい。

 

車椅子やベビーカーを

スムーズに移動でき、

家族や来客にも優しい。

 

住み続けられる安心感・・・・・。

高齢者になっても

無理なく住み慣れた家で

暮らしやすくなる。

 

寝室は二階にしかないから

階段が大変・・・・・。

という負担を軽減。

 

将来的に住み替えを

検討する必要が減り、

長期的な精神的安定に

将来の選択肢を広げる

少し先を見越した

家づくりが鍵です。

 

まだホームエレベーターなんて

早いかな

と感じている方でも、

今から準備しておくことで

将来がぐっとラクになります。

 

介護や老後はもちろん、

育児世代にとっても

意外なほど便利な

バリアフリー設備です。

 

間取り計画や

構造補強を事前に行い、

後付け工事を最小限に・・・・・。

電気配線や遮音対策など、

細部まで見落とさない設計が重要。

 

将来的に家を手放す

可能性がある場合でも、

資産価値向上につながる・・・・・。

 

 

生活の質を変化させる

空間要素にも

ホームエレベーターを

採用する事もあります。

 

今の暮らしだけでなく

10年後・20年後の

姿を想像してみてください。

 

将来的な

ホームエレベーター設置を

見越した家づくりは、

未来の自分や家族への

最高のギフトになるはずです。

 

建てた家は、

「あとから急に変えよう」

としても簡単ではありません。

 

少し先の未来を

イメージした家づくりこそが、

大きな安心と

快適性をもたらしてくれます。

 

特に2階建てや3階建ての住宅を

計画されている場合、

ホームエレベーターは、

将来的なバリアフリー対策として

年々需要が高まっています。

 

迷っている方は、

ぜひ一度検討してみては

いかがでしょうか?。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。

暮らしの意識と時間を丁寧に。

 

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■やまぐち建築設計室■
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暮らしの趣を考える天井高さの設計デザイン提案、暮らしやすさや心地良さを考えつつ開放感・落ち着き・省エネ、いろいろな側面がある空間の構成要素に天井の効能を。

2025年02月26日 | 設計の事デザインの事

住宅設計の勘所にも

いろいろな要素があります。

人それぞれの暮らしやすさや

心地よさの定義が異なるように

空間の定義にも様々な観点があります。

※吹抜けと低い天井を組み合わせたLDKイメージ提案事例図

 

天井を低くしたり高くしたり

どのような天井高さを検討するのか、

計画するべきなかという事でも

快適な空間づくりの工夫についても

大きく暮らしを変化させる

要素が存在しています。

 

天井の高さを

どのように決めるのか・・・。

※吹抜けは計画せずに2200㎜の天井高さと2350㎜の天井高さを組み合わせた折り上げ天井のイメージ提案事例

 

家づくりを考える際、

天井は高いほうが開放的で良い

と思う方も

多いかもしれません。

 

しかし、

すべての空間で

天井を高くするのが

最適とは限りません。

 

空間の用途や

心理的な快適性を考えると、

えて天井を

低めに計画することで

落ち着きのある住まいが

実現できることもあります。

 

天井を低めに計画する

メリットや、

圧迫感を感じさせない工夫を

少し書いてみたいと思います。

 

住宅における天井高さの基本。

日本の建築基準法では、

居室の天井高さは

最低2100mm(2.1m)以上と

定められています。

※小屋裏等(居室)に該当しない場合は2100未満で問題はありません。

一般的な住宅では、

以下のような

天井高さが

採用されることが多いです。

 

2100mm(最低基準)は

コンパクトな設計向き


2300mm~2400mm(一般的)は

標準的な住宅で多い高さ。

 

2600mm以上(高天井)は

比較的広い家や意図的に天井高さを

確保したい場合。

開放感があるが、

掃除面や照明計画、

設備計画に

イレギュラーが起こる事も

想定が大切。

 

この中でも多いのは、

できるだけ高くしたほうが良い

とおい意見ですが、

実は天井を

低く計画することには

多くのメリットがあります。

※個人差によるパーソナルエリアの意識も考慮しておく必要性があります

 

天井を低く計画するメリットとは?。

 落ち着きと

安心感のある空間をつくる。

 

広々とした空間は

開放感がある一方で、

理的には

落ち着かないと

感じることもあります。

 

例えば、

広い空間というよりは

こたつの隅と部屋の隅は

安心感があるという経験はありませんか?

 

これは、

人間が適度な囲まれ感を

求める傾向があるためです。

 

住宅でも、

リビングや寝室などの

リラックス空間では、

天井を低めに

計画することで「包まれる」ような

安心感を得られる

場合があります。

 

省エネ&コスト削減につながる。

天井を低くすると、

家全体の「階高(かいだか)」も抑えられます。

階高が低くなることで、

以下のようなメリットが

生まれます。

 

室内の体積が減る事で

冷暖房効率が向上し、

光熱費を節約・・・・・。

 

外壁や断熱材の使用量が減る事で

建築コストが

削減できる・・・・。

 

階段の段数が減ることで

上り下りが楽になる。

 

天井の高さを調整することは

以外にも

そういう意味で

ライフプランにも関係します。

 

外観のバランスが良くなる。

建物全体の

バランスを考えたとき、

各部屋の天井が高すぎると

縦長のプロポーションになり、

不安定な印象を

与えることがあります。

 

逆に、

横の広がりを意識した

デザインのほうが

美しく、

落ち着いた印象に

なることが多いです。

 

圧迫感を

感じさせない工夫・・・・・。

部屋の天井高さの

変化を活用する。

 

すべての空間の天井を

低くするのではなく、

部屋の中に

部分的にでも

吹き抜けをつくることで、

開放感と落ち着きを

両立できます。

 

例えば、

リビングは天井を低めにして、

その先に

吹き抜けを設けることで、

視線が自然と抜けるため、

実際の天井高さ以上の

広がりを感じることが

できます。

 

照明の配置を工夫する。

天井が低いと感じる

原因のひとつに、

天井の存在が

強調される

照明配置があります。

 

そのため、

以下のような工夫をすると、

天井の低さを

意識しにくくなります。

 

ペンダントライトを

低めに設置。

天井の高さを気にさせない。

 

間接照明を活用 。

壁を照らすことで

奥行きを演出。

 

壁付け照明を採用。

天井に光源を

つけないことで

圧迫感を軽減。

 

窓の配置を工夫する。

天井高さと

同じくらい重要なのが、

窓の配置とサイズです。

 

例えば、

天井いっぱいまでの

掃き出し窓(テラス窓)を

採用すると、

目線が外へ抜け、

空間が広く感じられます。

 

また、

窓の上に「垂れ壁(たれかべ)」を

つくらないことで、

壁と天井の境目

意識しにくくなり、

開放感が生まれるという

効果もあります。

※ハイドアの効能もそういったところです。

 

天井の高さは

空間ごとに調整するのがベスト。

住宅全体で

一律に天井を高くするのではなく、

空間の用途や目的に応じて

高さを調整することが重要です。

 

例えば・・・・・。

リビング→適度に抑えつつ、

ソファの高さを吟味し

一部を吹き抜けにして開放感を演出。


寝室→低めの天井で

包まれるような落ち着きを演出。


キッチン→家具や設備の高さに合わせ、

無駄なスペースをなくす。

 

廊下や玄関→天井を低くすることで

メリハリをつけ、

リビングをより広く感じさせる。

 

このように、

天井高さのバランスを

調整することで、

快適な住空間が実現できます。

 

天井を低めに計画する

メリットとデメリットを意識して

ご自身の生活にとしては、

どちらのほうが

より魅力的な暮らしになるのか?。

 

天井は高いほうがいい

という固定観念にとらわれず、

空間ごとに

適した高さを選ぶことで、

より快適で心地よい

住まいを実現することに近づきます。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
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暮らしを格上げる上質な住まいの提案設計、注文住宅や分譲マンション、賃貸住宅、さまざまな暮らしの環境を紐解きながらも活かせる間取り配置×家具選びで動線の満足度や暮らしやすさの設計提案。

2025年02月25日 | 暮らしの事イロイロ

昨日書かせていただいた

間取りと家具の続きを

書いてみたいと思います。

部屋に対してどのような

家具の配置を考えるのかで

いろいろな差が出ます・・・・・・。

考え方として

使い勝手はそれぞれの家庭で

ライフスタイルの違いにより様々ですが

どのような意図をもって

家具をレイアウトするのかが重要です。

リビング・ダイニングの家具配置。

リビングやダイニングは

家族の中心となる空間です。

具体的なレイアウト、

配置のポイントを・・・・・。

 

自分の家庭に合った

取り入れ方を考えてみてください。

〇対面ソファレイアウトで

 コミュニケーション重視。

 

家族の会話が弾む

レイアウトとして人気なのが、

ソファを対面に配置する方法です。

 

中央にローテーブルを置き、

その両脇にソファや

アームチェアを

向かい合わせに配置することで、

自然と向かい合って

話しやすい空間が生まれます。

ただし、

部屋に対して

面積(広さ)を必要とするため、

ある程度広いリビングが条件となります。

 

〇L字ソファで省スペースを有効活用。

部屋の隅を活用できる

L字型のソファは、

壁に沿って配置することで

動線を遮らずに済み、

狭めのリビングでも

くつろぎスペースを

確保しやすい利点があります。

L字ソファの一部を

オットマンとして独立させれば、

来客時にはスツール代わりになり、

普段は足を伸ばして

リラックスしたり、

テーブルの代わりに

トレイを置いたりと

多用途に使えます。

 

ダイニングテーブルの選び方とレイアウト。

ダイニングテーブルは

家族の人数や

ライフスタイルに合わせて

形状・サイズを選ぶのが

鉄則です。

 

円形テーブルは

家族の一体感を高める反面、

壁際に寄せにくいという

デメリットがあります。

 

一方、

長方形のテーブルは

壁際に配置しやすいため、

部屋のスペースを

有効活用しやすい利点があります。

 

限られたダイニングスペースであれば、

伸長式のテーブルを選んで

普段はコンパクトに、

来客時や人数が多いときだけ

大きくするという方法も

検討してみるのも良いかと思います。

寝室の家具配置とリラクゼーション。

寝室は一日の疲れを

癒やすための場所。

 

心地よい眠りを確保するには、

間取り上の部屋の位置もそうですが

ベッドや収納家具を

どのように配置するかが重要です。

 

寝室では視線や日当たり、

照明の使い方なども含め、

総合的にレイアウトを

考えると

質の高い休息が得られます。

 

ベッドの配置と風通し。

ベッドは部屋の中央に置くと

通路スペースが少なくなるので、

一般的には

壁際に寄せることが

多いかと思いますが、

窓やエアコンの位置を考えて

風の通り道を

邪魔しないように

心がけるのがポイントです。

 

さらに、

窓からの日差しが強い場合は

カーテンやブラインドで

コントロールしながら、

朝日を適度に取り入れて

気持ちよく目覚められる

工夫をすると良いかと思います。

 

ナイトテーブルや照明の配置。

ベッド脇に置く

ナイトテーブルは、

スマートフォンや時計、

読みかけの本などが置けるため、

寝室の整理整頓に役立ちます。

 

また、

照明をベッドの手が届く位置に

設けるかどうかも重要です。

 

夜中にトイレに起きるときなど、

最低限の明かりが

確保できるよう、

ベッドサイドライトや

フットライトなどを

配置しておけば安全で便利。

 

衣類収納とウォークインクローゼット。

寝室にクローゼットがある場合、

その扉の開け閉めを

想定した家具配置が必要です。

 

扉や引き戸がぶつかる場所に

ベッドやドレッサーを

置いてしまうと

不便を感じる原因になります。

 

ウォークインクローゼットが

ある場合は

部屋が狭いと

感じるかもしれませんが、

その分衣類収納がまとめて行え、

寝室に余計なタンスなどを

置かなくて済むため、

結果的に空間を

広く使うことができます。

 

ワークスペース・子ども部屋の

家具選び・・・・・。

 

リモートワークや

在宅勤務が一般化し、

さらに子どもの

オンライン学習が増えつつある

現代では、

ワークスペースや

子ども部屋のレイアウトも

大きなテーマになっています。

※子供の成長と進学・就職などのタイミングも視野に

 

集中できる環境を整えるには、

机や椅子などの

家具選びが鍵を握ります。

 

ワークスペースのポイント。

在宅勤務を行う人にとって、

デスク周りの快適性は

生産性に直結します。

 

適切なデスクの高さや

椅子の座面高さ、

背もたれ角度などは

人によって異なるため、

可能であれば

高さ調整が可能なデスクや

椅子を選ぶことをお勧めします。

 

仕事場と同じようなスタイルが良いのか

それとは別のスタイルの方が

落ち着いて

仕事をしやすいのかも

よく吟味する事が重要です。

 

照明やコンセントの位置も

あらかじめ検討し、

パソコンや周辺機器の配線が

スムーズにできるように

計画することが大切です。

 

子ども部屋の成長対応家具。

子どもは

成長とともに

必要とする家具や

使い方が変わっていきます。

 

小さい頃は

遊びスペースを

広く取る必要がありますが、

中高生になれば

学習机や本棚、

タブレットなど

端末の扱えるスペースが

主役になるかと思います。

 

長く使える学習机や

高さ調節ができる家具、

可動式のラックなど、

ライフステージの変化に

柔軟に対応できる

アイテムを選ぶことで、

将来的に部屋の模様替えが

しやすくなります。

 

防音とプライバシーの確保。

家族で暮らす家では、

ワークスペースや

子ども部屋をリビングの近くに

設けることも多いですが、

集中力を必要とする場合には

騒音対策も考慮したいものです。

 

パーテーションや

収納棚を配置して

音を少しでも遮断したり、

防音カーテンを

導入したりすることで、

勉強や仕事に集中しやすい

空間が作れます。

 

間仕切り家具で

ゾーニングを行えば、

オープンすぎず

閉鎖的すぎない

絶妙なバランスを

保つことも可能です。

 

和室・客間の活用アイデア。

近年は和室を設けない

住宅も増えていますが、

和室や畳スペースがある場合は、

その独特の落ち着きや

多機能性を活かす方法を

検討してみることも・・・・・。

 

客間や子どもの遊び場、

家族のリラクゼーションスペースなど、

さまざまな使い方が考えられます。

 

座卓と座椅子で雰囲気を演出。

和室を本格的に活用するなら、

座卓と座椅子を

用意するのも一つの手です。

 

来客時には

そこでお茶を振る舞ったり、

床に座ってくつろぐ

感覚を楽しんだりと、

洋室にはない魅力があります。

 

ただし、

普段はテーブルとして

使わない場合、

折りたたみ式の

座卓を選ぶなどして

スペースを確保しやすくする

工夫があると便利です。

 

掘りごたつや畳コーナー。

リビングの一角に

掘りごたつを備え付けたり、

畳コーナーを

設けたりするケースもありまます。

 

掘りごたつがあると

冬場は特に重宝しますし、

畳コーナーは

小さな子どもが

昼寝をしたり

遊んだりするのにも便利です。

 

バリアフリーの床で

段差をつくらないケースもありますが

段差を活かして

下部収納を作るなど、

和室ならではの

収納テクニックも

活用できる場合があります。

 

襖や障子でメリハリを。

和室の仕切りには

襖や障子が使われることが

多いですが、

これらは閉めれば

独立した空間になり、

開ければ広い空間と

つながるという

柔軟性を持ち合わせています。

※洋室でも活用する場合もあります。

 

来客時には個室として使い、

普段は障子を開け放して

リビングと一体化するなど、

空間の使い方を

変化させやすいのも

大きなメリットです。

 

家具選びとインテリアスタイルの調和。

機能性ばかりを

追求して家具を選んでしまうと、

家全体の

インテリアスタイルに

統一感がなくなってしまいます。

 

見た目と使い勝手、

両方を満たすためには、

素材やデザインの

方向性をある程度絞り込みながら

選ぶことが大切です。

 

ナチュラル系・北欧系インテリア。

明るい色合いの

木材やファブリックを用いる

ナチュラル系・北欧系インテリアは、

日本の住環境とも相性が良く、

シンプルで飽きにくいのが

特徴です。

 

ホワイトやベージュ、

グレーなどの淡いトーンを

ベースにすると、

空間が広く

清潔感のある印象になります。

 

そこに木のぬくもりを

感じさせる家具を

アクセントとして取り入れると、

温かみのある雰囲気に仕上がります。

 

モダン・シックなインテリア。

ダークカラーや

メタリック素材を使った

モダンなインテリアは、

スタイリッシュで

洗練された印象を与えます。

 

一方で、

スペースが狭いと

暗い色は圧迫感を

与えるリスクもあるため、

バランスが重要です。

 

黒やダークブラウンの家具を

配置する場合、

壁や床は明るめの色を選んで

コントラストを意識すると、

空間に立体感が生まれます。

 

ミックススタイルや

古民家風アレンジ・・・・・。

 

最近では和洋折衷の

ミックススタイルや、

あえて古材や

アンティーク家具を

取り入れるスタイルもあります。

 

古民家風の雰囲気を

生かしたいなら、

自然素材の家具や

和の小物をプラスし、

照明に和紙を使うなどして

雰囲気を統一すると

統合感が出やすいです。

 

家具は間取りや

部屋のレイアウトを左右する

重要なアイテムですが、

同時にランニングコストや

メンテナンス性も無視できません。

 

素材別メンテナンスのコツ。

木製家具:定期的に

オイルやワックスを塗り込むことで、

表面の傷を防ぎ、

艶と耐久性を維持できます。

 

湿気の多い場所では

カビや反りに気を付け、

直射日光が当たる場所では

退色に注意が必要です。

 

布張りソファ・椅子。

カバーを取り外して

洗えるタイプを選ぶと、

清潔さを保ちやすく便利です。

 

撥水加工を施した

ファブリックだと、

飲み物をこぼしたときなどの

ダメージが最小限で済みます。

 

革製ソファ・椅子。

革用クリーナーや

保湿オイルで定期的に手入れすれば、

経年変化を楽しみながら

長く使えますが、

乾燥や直射日光による

ひび割れに注意が必要です。

 

家具の選び方や

配置の仕方によって、

部屋は広くも狭くも見え、

生活動線が

スムーズになるかどうか、

収納力が確保できるかどうか、

そして家族がゆったりと

くつろげるかどうかが

大きく左右されます。

 

これは単に「部屋の広さ」や

「数値」といったものだけではない

暮らしの質に

直結する大きな要素です。

 

暮らし方を最優先にする。

家具を選ぶときは

自分や家族が

どんな暮らしをしたいのかを考え、

そのビジョンに合った

家具を探すことが大切です。

 

見た目の好みや

流行りだけに流されることなく、

機能性やメンテナンス性、

長期的なコストパフォーマンスも

考慮すると環境はよりよくなります。

 

間取りの特性を理解する。

どこに収納があり、

どこに通路や扉があるのか。

 

リビングや寝室が

どの位置に配置されているか。

 

そういった間取りの

特徴を把握し、

視線や動線を妨げない

家具のレイアウトを

目指すことが重要です。

 

多機能家具や

サステナビリティも視野に入れる。

 

特に狭い空間や

都市部の住居では、

一つの家具で

複数の役割を担える

多機能家具を取り入れると

格段に暮らしやすさが

上がります。

 

また、

環境に配慮した

素材を使った家具や、

長寿命の家具を選ぶことで、

家計にも地球にも優しい

暮らしを実現できます。

 

家で暮らすという

行為そのものを、

日々どのように楽しみ、

どう快適にするのかは、

ご自身の生き方・価値観

そのものを映し出す

鏡でもあります。

 

「家具」と聞くと

地味なテーマに

思われがちですが、

その奥には

暮らしをより豊かにするための

大きな可能性が

秘められています・・・・・。

 

家具の配置と間取りの関係性

そして暮らしの趣を踏まえて、

自分の暮らしに合った

家具配置や

選び方を見つけてみてください。

 

日常のちょっとした

不便や不満を解消し、

家族が出来る限り

笑顔で過ごせる

空間づくりにつながるはずです。

 

僕が家の間取り提案や

設計作業前に

住まい手さんを

家具やインテリアショップ

その他のメーカーショールームへ

ご案内する意図は

そういうところにもあります。

 

実際に、賃貸、分譲マンションなどへの

引っ越しの際に

家具についてのご相談を

お問合せからいただく事も

内容が多岐にわたります。

 

注文住宅の間取りを考える場合、

あるいは賃貸や

既存住宅のリフォームを

検討している場合は、

早い段階から

家具選びや

配置プランを意識しておくと、

家づくりや

インテリアコーディネートが

最適解に近づきやすくなります。

 

限られた空間のなかでも

暮らしの質を

高めるチャンスはたくさんあります。

 

今ある空間をどう活かすか、

これからの間取りを

どう考えていくのか、

ぜひ考えを深めてみてください。

 

家づくりは

人生の大きな

ターニングポイントであると同時に、

家具選びと配置次第で、

日常の程よさも

何倍にも

膨らませることができますから。

 

皆さんの住まいづくりや模様替え、

インテリアが

より充実したものと

なりますように。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。

暮らしの意識と時間を丁寧に。

 

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日々思考・・・人生観を大切にしながら考える時間にご縁と運と思考の純粋度を。

2025年02月24日 | 日々・・・思考

 

ある方と

積雪の「橿原神宮」にお詣りを。

 

人生の結果という範囲・・・・・。

すぐに答えを

出そうとしなくていいのだと

思います。

 

日常の思考と行動が

その人を形成するということ。

 

勿論早く見つかる事に

越したことはないと

思いますが

色々な失敗をすることで

その「外側」を知ることも

出来ますから。

 

見地する際にも

その差が生まれますが

本当の意味は

深く考え続けることに

あるのだろうなというお話を

今朝からは色々と・・・・・。

 

場所を大切にしながら、

知る、使う、話く、聞く

というそれぞれの「ちから」と「意味」。

コツコツと地道に。

 

やまぐち建築設計室 建築家・山口哲央

 

 

 

 

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暮らしを格上げる上質な住まいの提案設計、注文住宅やマンション(共同住宅)、テラスハウス(長屋)にも活かせる間取り配置×家具選びでそれぞれの家庭で暮らしやすい動線・広さ演出・収納術を考えるように。

2025年02月24日 | 暮らしの事イロイロ

注文住宅による家づくりでも

共同住宅(マンション)での新居でも、

間取りは私たちの暮らし方を

大きく左右する重要な要素です。

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールームにてインテリアセレクトの打ち合わせ

 

その間取りと深い関係にあるのが、

実は家具の選択と配置。

 

家具のサイズやデザイン、

配置の仕方一つで

部屋の使い勝手も居心地も、

さらには広さの感じ方までもが

驚くほど変化します。

※リビングの使い勝手とインテリア性、広さの印象をイメージして空間を広く感じる工夫をご提案

 

生活をスムーズにし、

空間を最大限に活かして

快適な暮らしを実現するためには、

家具を選び、

どこにどう置くのかという

視点が欠かせません。

「家具選びと配置」によって

どのように空間の機能性と

心地よさを高め、

さらには広さの感覚まで

コントロールできるのか?。

 

リビング、ダイニング、寝室、

子ども部屋、和室など、

さまざまな部屋における

家具レイアウトの工夫例や、

収納や多機能家具の選択によって

得られるメリット、

また具体的な統計データや

研究結果も今回は参考に。

 

家具選びや住まいのレイアウトを

検討している方はもちろん、

今住んでいる部屋を

もっと快適にしたい、

あるいはリフォームや

模様替えを検討中の方にも

参考になる内容です。

 

僕が普段からの住まいの設計前に

考えて住まい手さんにも

ご提案させていただいている内容なので

現実的なお話です。

 

家具と間取りの深い関係が腑に落ち、

空間づくりが

より分かりやすくなるかと

思います。

 

家具選びと間取りの基本。

家づくりやリフォーム時に

見落としがちな

家具選びと

間取りの基本的な

考え方の整理を。

 

間取りとは、

単に部屋数や部屋の広さを

決めるだけではありません。

 

人の動きである

線をどのように確保するか、

どこに収納を配置するか、

どの部屋がどのように使われるのか、

といった暮らしの全体像を

具体化していくことです。

 

家具はその間取りの上に

置かれ、

実際の使い勝手を

左右する重要なアイテムです。

 

暮らし方に合わせた家具選び。

国土交通省が

公表している「住宅市場動向調査」では、

一戸建て・マンション問わず、

多くの人が収納不足や

動線の不便さを感じているという

結果が報告されています。

 

家具は大きければ

良いというものでも、

小さければ良い

というものでもなく、

自分たちの生活スタイルを

考慮して選ぶことが大切です。

 

たとえば、

家族構成が多い場合は

ダイニングテーブルを大きめにして

団らんの場を重視する一方で、

狭い空間であれば

ダイニングテーブルを

折りたたみ式にして

スペースを有効活用するなどの

工夫が必要になります。

 

家具のスケール感とレイアウト。

間取り図上では、

部屋の広さは数字で示されますが、

実際に人が暮らし、

家具が配置されると

「感じる広さ」は大きく変わります。

 

ソファやテーブル、

ベッドなどが配置されると、

一気に部屋が狭く見えることも。

 

たとえば、

天井まである大きな本棚を置いた場合、

天井の高さを強調する効果が

期待できる一方で、

視界を遮ってしまうという

デメリットもあります。

 

こうしたスケール感の

バランスを考慮しながら

家具の配置をすると、

同じ広さでもずいぶんと

印象が変わりますから。

 

生活動線の確保。

家具を配置するときに

最も重要なのが「生活動線」です。

 

人が通るために必要なスペースは

最低でも60cm以上、

できれば80〜90cm程度を

確保するとゆったり通れると

言われています。

※実際に住宅の場合は

住む人の移動の仕方や体格などの

個人差を精査します。

 

なので動線がスムーズだと、

日常生活のストレスが

大幅に軽減されます。

 

逆に動線が歪だったり狭かったりすると、

何か取ろうとするときに

家具を迂回しなければならなかったり、

すれ違いが

窮屈になったりして

居心地の悪さを感じる原因になります。

 

家具配置がもたらす空間の印象。

間取りの広さそのものは

変えられなくても、

家具配置の工夫によって

視覚的な奥行きや広がりを

演出することができます。

 

広がりを感じる配置と

圧迫感を与える配置の違いは大きく、

同じ7帖や10帖の部屋でも

印象がまったく異なるケースも

珍しくありません。

 

視線の抜けを意識する。

家具の背の高さや

配置方向を工夫することで、

視線が部屋の奥へと抜ける

レイアウトが可能になります。

 

たとえば、

リビングに大きなソファを置く場合、

入口から見てソファの背面が

視線を遮らない位置に配置すると

奥行きを感じやすくなります。

 

逆に部屋の真ん中に

背の高い家具を置くと、

それだけで視線が中断され、

部屋の奥行きが感じられなくなります。

 

「抜け感」と「囲まれ感」の使い分け。

部屋を広く見せるには

「抜け感」が大切ですが、

快適性を高めるには場合によっては

「囲まれ感」も必要です。

 

たとえば、

リビングの一角に

小さなラウンジチェアや

パーテーションを使って

半個室のような空間をつくると、

そこだけ落ち着ける

カフェ的な雰囲気が生まれます。

 

一方で、

家族みんなでくつろぐ

大きなスペースは

できるだけ視線を通して、

開放的に演出するのが

良いかと思います。

 

部屋全体を開放するだけが

正解ではありません。

 

カラーコーディネートと素材感。

配置だけでなく、

家具の色や素材が

空間に与える影響も。

明るい色や光を

反射しやすい素材の家具は

空間を広く見せ、

ダークカラーやマットな素材は

落ち着きや高級感を演出します。

 

視線が行き止まりにならないように、

床や壁とのコントラストも

意識する事大切です。

 

白やベージュなど淡い色の床材なら、

家具に少し濃い色を取り入れることで

家具の形が際立ち、

空間のメリハリが生まれます。

 

家具と動線設計—効率的な暮らしを叶えるコツ

スムーズな動線は、

生活のストレスを

低減するためにも

非常に重要な要素です。

 

たとえば、

家事動線を短縮する配置にすると

家事負担が軽減し、

家族が自然と協力し合えるような

レイアウトにもつながります。

 

「動線の確保」や

「家具と通路の関係性」を深く。

家事動線の短縮・・・・・・。

 

厚生労働省の調査によると、

共働き世帯が増えていることに伴い

家事時間を如何に減らすかが

家づくりの大きな

課題となっています。

 

キッチンからダイニング、

リビングへの移動が

スムーズになるように

家具を配置すれば、

調理や食卓の準備などの

日常作業がスピードアップします。

 

たとえばダイニングテーブルの脇に

カウンターやサイドボードを置くと、

配膳や片付けの動線が短くなり、

家事効率が向上しやすくなります。

 

部屋間の移動動線と家具配置。

部屋と部屋をつなぐ

廊下や引き戸の位置に注目し、

通行に支障をきたす配置を

避けることも大切です。

 

マンションなどでは、

限られたスペースを

最大限に活かすために

家具を壁際に寄せがちですが、

扉の開閉を妨げるほど近くに置くと、

扉を開け閉めするたびに

ストレスを感じることになります。

 

扉や引き戸の動作範囲を考慮して、

家具の設置場所やサイズを。

 

一時置きスペースの確保。

動線だけでなく、

「一時置きスペース」を

確保できる家具を配置すると

暮らしがより快適になります。

 

たとえば玄関に収納ベンチを置けば、

座って靴を履けるだけでなく、

荷物を一時的に

置く場所としても便利です。

 

洗濯物をたたむスペースが

欲しい場合は、

洗面室やランドリールームのそばに

カウンターを設けたり、

折りたたみテーブルを

壁に付けたりするのも

良い方法だと思います。

 

多機能家具とスモールスペースの活用。

部屋が十分に広い場合は

家具をゆったり配置しても

問題ないかもしれませんが、

都市部のマンションなどでは

スペースに限りがあることが多いもので

そんなときに活躍するのが

「多機能家具」です。

 

収納機能を備えた

ベッドやソファベッド、

折りたたみ式のテーブルなど、

1つの家具で

複数の役割を果たしてくれる

アイテムを上手に選ぶことで、

狭い空間でも

快適な暮らしが実現できます。

 

収納機能付きベッド。

ベッド下に引き出しが付いている

タイプの収納付きベッドは、

衣類やリネン類などを

しまう場所として有用です。

 

特にワンルームや1LDKなどでは、

クローゼットが小さかったり

収納スペースが

限られていたりすること

よくあります。

 

ベッド下のスペースを

有効活用することで、

衣類の整理だけでなく

季節用品や趣味のアイテムなども

収納できるため、

空間がすっきりとします。

 

折りたたみ式テーブルやデスク。

ダイニングテーブルはもちろん、

ワークスペース用の

デスクも折りたたみ式を選ぶことで、

使わないときに

コンパクトに畳んで

部屋を広く使うことができます。

 

リモートワークの普及に伴い、

仕事用スペースを

確保する必要がある方は

増えていますが、

常にデスクを置くのは

場所を取るという

ジレンマがあります。

 

壁に取り付けられる

折りたたみデスクを使えば、

必要なときにだけ展開し、

作業しないときは

スマートに片付けられます。

 

家具の軽量化・キャスター付きのメリット。

スモールスペースでは、

状況に応じて

家具のレイアウトを

頻繁に変えることが想定されます。

 

そこで役立つのが

キャスター付きの

収納家具やスツールなど。

簡単に移動できるので、

来客時にはスツールを

ダイニングに持ってきたり、

掃除の際には家具を

サッと動かせたりと、

フレキシブルに空間を使い分けられます。

 

家具が重いと、

模様替えをするたびに

大変な労力がかかり、

結果的に部屋の使い方が固定化しがちです。

収納の重要性と選び方。

家具配置と同じくらい

重要なのが「収納」の計画です。

 

収納家具をどう選び、

どこに配置するかは、

部屋の美観や使い勝手だけでなく、

片付けへのモチベーションにも

直結します。

 

家族が使いやすく、

スッキリ片づく収納計画を

立てることで、

部屋の快適度は格段にアップします。

 

収納計画は間取りと同時に考える。

新築やリフォームの段階から、

収納スペースの確保を

念入りに考えることが理想です。

 

とはいえ、

すでに完成している間取りや

賃貸物件でも、

収納家具の工夫次第で

快適度は大きく向上します。

 

クローゼットが少ない

狭い場合でも、

壁面収納やオープンラックを

効果的に使うことで、

意外と多くの荷物を整理することが可能です。

 

視界に入る収納・入らない収納の使い分け。

見せる収納と隠す収納を使い分けると、

空間の演出に変化が生まれます。

 

たとえば、

お気に入りの食器や雑貨は

飾るように収納して

インテリアの一部に取り入れる一方で、

生活感のある日用品や

細々したものは扉付きの収納に

隠すといった方法です。

 

全てを見せる収納にすると

視覚的に雑多になりがちですし、

逆に全てを隠す収納にすると

個性がなくなりますから、

バランスを意識することが大切です。

 

収納量と出し入れのしやすさ。

「たくさん収納できる」だけでなく

「取り出しやすい」ことも重要です。

 

家族が日常的に使うものが

取りにくい場所にあると、

結局使わなくなったり

片付けが疎かになったりする

ケースは多いです。

 

特にキッチンやリビングなど、

使用頻度の高いものをしまう収納は

動線上にあることが

望ましいかと思います。

たとえば、

大きめのリビング収納を

テレビボードと一体化させることで、

リモコンや雑誌、

書類などをサッと片づけられ、

リビングを常にスッキリ保ちやすくなります。

 

まだまだ書きたいことは色々あるのですが

今回のblogでは

ここまでにしておきます。

続きは次回に・・・・・。

 

もしこれから

注文住宅の間取りを考える場合、

あるいは賃貸や

既存住宅のリフォームを

検討している場合は、

早い段階から

家具選びや配置プランを

意識しておくと、

情報整理にもキチンと考えがおよび

家づくりや

インテリアコーディネートが

最適解に近づきやすくなります。

 

限られた空間のなかでも

暮らしの質を

グッと高めるチャンスは

たくさんあります。

 

今ある空間をどう活かすか、

これからの間取りを

どう計画していくか、

ぜひ考えを深めてみてください。

 

家づくりは

人生の大きなプロジェクトであると同時に、

家具選びと配置次第で、

日常の程よさも

何倍にも膨らませることが

できますから。

 

皆さんの住まいづくりや

模様替え、

インテリアが

より充実したものになりますように。

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。

暮らしの意識と時間を丁寧に。

 

‐‐----------------------------------------
■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
ホームページのお問合わせから
気軽にご連絡ください
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暮らしやすくて快適な住まいを検討する際に大切な要素となる間取りに関係する窓の存在、役割を持たせて部屋にどのように配置するべきか、間取と窓の関係で採光・通風・プライバシーを考慮した理想の家づくり。

2025年02月23日 | 家 住まい 間取り プラン

快適な住まいを実現する

「間取りと窓」の設計思想 。

※周辺の環境や風景も意識して近隣からの影の影響や視界、風景の特徴も加味して間取りと環境を整えたとトップライトのある家

 

住まいの設計において、

「間取り」はもちろんのこと、

窓の配置」もまた、

暮らしの快適性を

大きく左右する重要な要素です。

 

適切に設計された窓は、

自然光を取り込み、

風の流れを整え、

空間に開放感をもたらします。

 

一方で、

不適切な配置は、

室温のムラや

外部からの視線の干渉といった

課題を生じさせることもあります。

 

住まいの計画の際

時には窓の特徴次第で

おなじ間取であったとしても

全く異なる生活環境や

外観の差にも大きな違いが生まれます。

 

間取り計画では、

間取りと窓の関係を

丁寧に紐解きながら、

心地よい住まいを

実現するための

考え方を整理整頓してます。

 

今回は少しだけ

そういった視点からの

窓の配置等について

書いてみたいと思います。

 

間取りと窓の配置が

暮らしやすさを左右する理由。

 

採光のバランスと

日当たりの確保。

 

光の入り方は、

室内の快適性を

決定づける重要な要素です。

 

たとえば、

南向きの大きな窓は、

冬場に暖かな陽射しを取り込み、

室温の安定に寄与します。

 

しかしながら、

すべての空間を

南向きにすることは難しく、

それぞれの部屋の用途に応じた

採光計画が求められます。

 

〈方位別の窓の特徴〉

南向き:

冬は太陽熱を取り込みやすく、

日中の暖房負荷を軽減。

 

東向き:

朝日が入るため、

寝室や書斎に適している。

 

西向き:

強い西日を受けるため、

庇やシェードによる

調整が必要。

 

北向き:

直射日光は少ないですが、

安定した自然光が得られるため

作業空間に向く。

 

窓の向きだけでなく、

窓の高さや形状も同時に

工夫することで、

より心地よい採光環境を

実現することができます。

 

通風計画と

空気の流れを考えた設計。

 

室内の空気の流れを

整えることは、

快適な住環境をつくる上で

不可欠です。

 

窓の配置によって

風の流れをコントロールし、

心地よい自然換気を

実現することができます。

 

例えば、

対角線上に

窓を配置 → 風が効率よく通り抜ける。

 

高窓を設置 → 暖かい空気が

上部へと流れ、

温度差換気が促される。

 

玄関や廊下にも通風窓を

設ける → 住まい全体の

空気を循環させる。

 

計画的な窓の配置は、

エアコンや換気設備に

頼りすぎることなく、

四季を通じて

自然な涼しさと

暖かさを享受する

手助けとなります。

 

外部環境との関係を

考慮した窓の配置。

 

都市部や住宅密集地では、

窓の配置によって

プライバシーの

確保が求められます。

 

隣家との距離が近い場合、

適切な設計を施さなければ、

視線が気になり、

落ち着いた

住環境を確保することが

難しくなります。

 

すりガラスや格子を

用いる→ 採光を確保しながら

視線を遮る。

 

高窓(ハイサイドライト)の活用

→ プライバシーを守りつつ、

光と風を取り入れる。

 

庭に向けた大開口を設け、

道路側の窓は

コンパクトに→ 居住空間の

開放感を損なわずに

視線を調整。

 

住まう人が安心して

日々を過ごせるよう、

周囲の環境と

調和した設計を

心がけたいものです。

 

暮らしやすい間取りを

実現する窓の活用法 。

 

窓のサイズと配置による

開放感の演出。

 

限られた空間の中でも、

窓の工夫次第で

広がりを

感じることができます。

 

天井付近に横長の高窓を

設ける → 空間の圧迫感を軽減。

 

吹き抜け

大開口の窓 → 上下の空間に

広がりをもたらす。

 

庭やテラスに面した

窓を大きく取る→ 内外の一体感を演出。

 

視線の抜けを

意識しながら

窓を配置することで、

より伸びやかで

心地よい住空間を

創り出すことができます。

 

プライバシーを

守りながら

採光を確保する工夫。

 

日々の暮らしの中で、

開放感とプライバシーの確保は

バランスが求められる

要素です。

 

縦長の

スリット窓を採用 → 外部からの

視線を遮りながら

光を取り入れる。

 

中庭を囲うように

窓を配置する→ 外部の干渉を

避けつつ、

豊かな光を享受。

 

天窓(トップライト)の

設置 → 空間全体を明るく保つ。

 

周囲の環境に合わせた

窓の選定は、

快適な住まいづくりの

重要な要素となります。

 

ライフスタイルに合った

間取りと窓の設計。

 

家族構成や

生活動線に適した

窓の配置を大切に・・・。

 

窓の配置は、

家族構成や

生活スタイルに応じた

設計が求められます。

 

子ども部屋 → 朝日が入る

東向きの窓で、

自然な目覚めを促す。

 

ワークスペース → 北向きの窓で

安定した光を確保し、

作業効率を向上させる。

 

リビング → 家族が集う場として、

開放感と

プライバシーを

両立させる窓配置を。

 

快適な住まいは、

住まう人の

ライフスタイルに寄り添う

設計から生まれます。

 

窓の配置ひとつで、

住まいの快適性は

大きく変わります。

 

採光・通風・プライバシー

開放感を

バランスよく組み合わせることで、

心地よい空間を

実現することができます。

 

家づくりを考える際には、

間取りだけでなく、

窓の役割や特徴にも

十分に目を向けることが

大切です。

 

家を建てる予定の敷地から見える

周辺の環境にも

いろいろなイメージを持ちながら

視界の意識も大切に。

 

暮らしの環境を

整えるという意味でも

間取りの中で窓の持つ役割は

大きいです。

 

勿論断熱や遮熱などの

特徴も意識しながら

視界に関する概念で

住む人が長く快適に

暮らすことが出来るように、

光と風の流れ、

風景とその周辺要素を意識した

暮らしを大切に。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。

暮らしの意識と時間を丁寧に。

 

‐‐----------------------------------------
■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
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建築計画的にも精査するべき間取り以外の性能と考え方、防音・遮音設計と家族の調和、物理的ストレスを軽減し最適解としての二世帯住宅と未来志向の暮らし方を紡ぎ長く住み継ぐ為の実践的アプローチ。

2025年02月22日 | 2世帯住宅

二世帯住宅での

防音・遮音を考える。

※木造ではなくて鉄筋コンクリート造(RC)プランでモダンな暮らしをイメージした住まいの外観イメージ図

 

親世帯と子世帯が

共に暮らす住まいに対して

気を付けたい視野。

 

二世帯住宅は、

親世帯と子世帯が

同じ建物の中で

生活空間を共有する

スタイルです。

 

その間取りにも基本要素がいろいろとあり

どのようにセクションを

分割するのかによって

家の考え方も随分異なります。

 

同居と言っても様々な形が

存在します。

 

世帯ごとに

生活リズムや

趣味・嗜好が異なる場合、

知らず知らずのうちに

「生活音」が

大きなストレスとなることも

少なくありません。

 

単世帯でも

そういう事はありますよね。

 

特に夜間や早朝の足音や声、

家電の使用音などが重なると、

睡眠不足や

気疲れの原因にもなり得ます。

 

また、

生活習慣の違いや

意見対立が深まると、

お互いに気まずさを抱える

「不協和音」が生じる可能性も

高くなります。

 

お互いを思いやりながらも

快適な距離感を保つためには、

遮音・防音対策はもちろん、

コミュニケーションの工夫も

欠かせないということです。

 

僕自身も

二世帯住宅で暮らしていますが

いろいろなシーンの経験が

その中にも含まれています。

 

二世帯住宅の設計における

防音の重要性や、

具体的な設計・建材のポイント、

そして同居にともなう

リスクへの配慮について

少し書いてみたいと思います。

 

二世帯住宅における

防音・遮音の必要性・・・・・。

二世帯住宅では、

上下階や隣接部屋、

廊下などを介して

音が伝わりやすくなる

傾向があります。

 

親世帯と子世帯で

生活時間帯が異なるとき、

わずかな物音が

相手の睡眠や作業を

妨げるケースもあります。

 

生活音を心地よいとして

受け入れる事は可能ですか?

それとも無理ですか?。

 

防音や遮音の工夫が

十分になされていないと、

互いに気を遣いすぎてしまい、

せっかくの同居生活が

息苦しくなる

可能性があります。

 

さらに、

生活リズムや家事の仕方、

来客対応など、

習慣の違いが重なると

意見の対立が生まれやすくなり、

不協和音へと

発展しかねません。

 

こうした不安を解消するためにも、

建築計画以前に

音の問題を考慮し、

それぞれの世帯が

程よい距離感を保ちながら

安心して暮らすことの出来る

環境を整えることが重要です。

 

快適な生活空間は、

家族関係の

円滑化にも

大きく貢献します。

 

設計前におさえておきたい

ポイント・・・・・。

(1)間取りと動線の工夫

部屋の配置や

動線を考えるだけでも、

生活音の干渉を

大幅に減らせます。

 

たとえば、

親世帯と子世帯のリビングを

できるだけ

離れた位置に配置したり、

互いの寝室が

直接隣接しないように

レイアウトしたりすることで、

音の侵入を

「最小限」に抑えることが可能です。

 

さらに、

水回と呼ばれる

洗面や浴室、

トイレなど、

音が響きやすい設備を

どう配置するかも、

両世帯の生活リズムを

考慮したプランニングが

必要です。

 

また、

趣味や過ごし方に

違いがある場合は、

活動スペースを共有しすぎない

工夫も大切です。

 

たとえば、

楽器演奏やホームシアターを

楽しむ子世帯と、

静かに暮らしたい

親世帯が同居するなら、

防音室の導入や

動線の分離などを検討すると、

お互いが快適に過ごせます。

 

(2)階層分離のメリット

上下階で世帯を分ける場合は、

階段の位置や

床構造を重視する必要があります。

 

一般的な木造では、

足音や振動が

伝わりやすい傾向があるため、

二重床や遮音材の使用を

検討することも重要です。

 

鉄筋コンクリート(RC)や

鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)

と呼ばれる構造であれば、

もともと遮音性が

高いケースが多いですが、

床・壁の構成や

仕上げ材によって

結果が大きく変わります。


こうした工夫は

単に生活音の対策だけでなく、

各世帯が独立性を

保つうえでも有効です。

 

過度に干渉し合う

状況を避けることで、

意見対立や

不協和音のリスクを抑えつつ、

適度な距離を保てます。

  1. 防音建材の上手な活用

遮音・防音性能を左右するのは、

壁や床、天井、ドア、

窓など多岐にわたります。

 

近年は各建材メーカーが

開発した

高性能な建材も

数多く流通しており、

吸音・遮音を目的としたボードや、

密性に配慮した

サッシや内装用の扉なども

代表例です。

 

たとえば、

床下に特殊な遮音材を敷き詰める、

部屋を区切る

間仕切り壁に

吸音パネルを組み込むなど、

さまざまな手法で

音の伝搬を抑制できます。

 

ただし、

防音建材は単体での

性能だけでなく、

設置方法や建物全体の

設計との組み合わせが

重要です。

 

高性能な防音材を用いても、

計画性が無かったり

施工が不十分であれば

気密性が損なわれ、

せっかくの遮音効果が

得られない可能性があります。

 

それらに長けた専門家と相談しながら、

適切な場所に

適切な材料を用いることこそが、

優れた防音環境を実現する

鍵となります。

 

二世帯住宅の

防音・遮音を成功させるためには、

実際に二世帯住宅の

生活の構成を

汲み取る事の出来る視野が重要です。

 

単世帯住宅のそれとは

そもそも状況が

異なりすぎますから。

 

二世帯住宅独特の

構成要素を

理解することは重要です。

 

最適な間取りの提案。


生活リズムを考慮した部屋の配置や

音の伝播を

最小限に抑える動線計画など、

暮しに関する理解度が

高くないと間取りにも

不便が生じやすくなります。

 

世帯間の関係性や

将来的な家族構成の変化も

踏まえることで、

不協和音を防ぐ住まいを

デザインできます。

 

適切な建材・工法の選定。

床・壁・天井・開口部など

各パーツに合わせて、

吸音・遮音・防振の観点から

最善の組み合わせを

考える事が重要です。

 

性能の良い建材などを使ったとしても

家全体のバランスで

性能が低下することも

ありますから。

 

さらに、

家族の趣味や

ライフスタイルに応じた

考え方を検討することも重要です。

 

コスト・効果のバランスを考慮。

防音工事は

費用がかさむことがありますが、

必要な部分を的確に

選択することで、

コストと効果を視野に

両立したプランを立てられます。

 

無理のない予算配分であれば、

家計への負担も

減らすことができるかと思います。

 

将来的なリフォームや

増改築を見据えた設計。

 

二世帯住宅は、

将来的に家族構成が

大幅に変わる場合も

考えられます。

 

将来のリフォームや

ライフスタイルの変更にも

対応しやすい設計を

検討しておけば、

長く快適に

住み続けることも

少ない投資で済むケースがあります。

 

二世帯住宅を

計画することが

適切ではないケース。

 

遮音・防音を充実させれば、

二世帯住宅は

家族同士が支え合いながらも

プライバシーを

確保できるメリットがあります。

 

しかし、

すべての家族にとって

二世帯住宅が最適解とは

限りません。

 

たとえば、

以下のようなケースでは

慎重な判断が求められます。

 

家族の距離感を

保ちたい事情がある。

 

親世帯・子世帯間で

価値観や生活リズム、

さらには趣味や交友関係に

大きな差がある場合、

同居によるストレスが

かえって大きくなり、

不協和音が生じるリスクが

高まります。

 

物理的・経済的な制約が大きい。

二世帯住宅は、

専用部分や共有部分を含めて

建築コストが基本的には

高くなるので、

そういう意味での予算や

状況を踏まえた土地が

確保できない状況では

計画を見直す必要があります。

 

また、防音工事や

高性能建材を導入する費用を

負担できない場合も

検討課題です。

 

子世帯のライフステージが

変わりやすい・・・・・。

仕事の都合や子育ての段階など、

子世帯の生活環境が

変化しやすい時期には、

固定的な住まいである

二世帯住宅が

必ずしもベストとは限りません。

 

急な転勤や転職、

進学のタイミングなどを

見据えることで、

適切な暮らし方を

判断できるかと思います。

 

二世帯住宅の利点を

十分に活かすためには、

同居することによる

メリットとデメリットを

現実的に検討する必要があります。

 

防音・遮音だけに

注目して安易に決めてしまうと、

後からライフスタイルや

家族関係の変化に対応できず、

かえって負担や

対立が増すリスクがあります。

 

防音・遮音で叶える家族の調和。

二世帯住宅は、

親子が支え合いながら

暮らすという点

大きな魅力がありますが、

一方ではお互いの生活音や

意見の食い違いによる

ストレスが大きくなりやすい

リスクも伴います。

 

防音・遮音対策を

適切に行うことで、

家族がストレスなく

安心して暮らせる空間を

手に入れることが出来るかどうか?。

 

そういう意味では

物理的な対策だけでは

十分とはいえません。

 

日々の生活習慣や

価値観のすり合わせ、

家事分担や来客時のルールなど、

互いの立場を尊重する

コミュニケーションも不可欠です。

 

誤解や不満が積み重なると、

建築的にどれだけ

防音性能を高めても、

不協和音の根本的な

解消にはつながりませんから。

 

二世帯住宅での防音・遮音は、

家族が安心して暮らせる

空間をつくるための

大切な要素です。

 

床や壁・天井の厚みや構造、

ドアや窓の気密性、

そして高性能な防音建材の

活用など、

ポイントをしっかりおさえれば

暮らしやすさは

格段に向上します。

 

各世帯のライフスタイルや

将来の生活変化まで

見据えたプランニングを

行うことで、

一緒に暮らすという

内容に対して

改善も行われるかと思います。

 

ただし、

二世帯住宅が

常に最適な選択肢とは

限りません。

 

家族の距離感や予算、

将来設計を含めて検討し、

同居によるメリットと

デメリットを

冷静に見極めることが必要です。

 

遮音・防音対策は

物理的ストレスを軽減しますが、

最終的に大切なのは

家族同士の思いやりと

理解です。

 

環境面と心のケアの

両方をバランスよく整えることで、

不協和音を避けながら

長く暮らすことの出来る

2世帯住宅を程よい距離感で。

 

あなたの毎日がもっと豊かに、

もっと自由になる場所を

形にしてみませんか?。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。

暮らしの意識と時間を丁寧に。

 

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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
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二世帯住宅を計画するべきなのか別の解決策を考えた暮らしよいのか心の土台を再構築して生活の在り方と心の部分を提案する話しを、住まいと家造りと人間関係、気持ちをよりよく考える暮らしのヒアリングを。

2025年02月22日 | 暮らしの事イロイロ

心が変われば

人生が変わる・・・・・。

 

二世帯住宅を希望されている方と

暮らしを紐解きながら

大切な事柄を

話しをしていたのですが

「人生七変化」

心が変われば 態度が変わる

態度が変われば 行動が変わる

行動がかわれば 習慣が変わる

習慣がかわれば 人格が変わる

人格が変われば 運命が変わる

運命が変われば 人生が変わる

 

例えばですが

物事が思い通りに進まない

うまく行かない、

そんな時に

こんな事を考えていませんか?

 

「あの人が変わらなければ自分は変われない・・・」

「環境を変えてもらはないと自分は変われない・・・」

では、

「あの人が変われば本当に自分が変われるのでしょうか?」

「環境が変われば自分が変われるのでしょうか?」

もしかして、

一時はその問題から

解決されるかもしれませんが、

再び同じ状況が起こります。

 

何故なら、

原因の一部は

自分にもあるからです。

 

なので、

原因の根本である

自分が変わらない限り

その状況は

永遠と変わることがないという事です。

 

考え方を変えると

「他人と過去は変えられない」

「自分と未来は変えられる」

なので、自分が変わって

未来を変えるほうが

環境も良くなりますし

住まいの考え方も

全く変わりますよねという話を

それぞれの立場でいろいろと

談笑の時間でした。

 

自分を変えることは、

心を変えること、

心が変われば人生がかわる。

 

ではどうすうれば

「心を変えることができるのか?」

 

残念ながら

「心の変え方」に

正しい答えはありません。

 

心理学者の3大巨頭である、

フロイトもアドラーも「人間の心」

について探求しましたが、

誰もがひとつの

答えとして導きだせていません。

 

それは、

ひとりひとりの心は、

ひとつひとつ違うからです。

 

「オンリーワン」の心だからです。

 

なので、

知ってそうで知らない

オンリーワンの心を

理解することが

一番大切なのではないでしょうか。

 

二世帯住宅を計画する事が

よいケースもあれば

逆に悪いケースもあります。

 

そこはご家族をヒアリングしながら

僕からも正直な計画の方向性や

二世帯同居の「在り方」を

お話させていただくようにしています。

 

そういう意味で

「心」を知るために、

毎日を振り返り、

嬉しかったこと、楽しかったこと、感動したこと。

悔しかったこと、苦しかったこと、辛かったこと。

人生の中で日々起こる出来事に、

どのように感じて

どう行動するのかを

「自分の心」を見つめてみる時間を

大切にと思うんです。

 

自分の心が求めてい

る本当のことを見る事が出来れば、

心は自然と変わり、

人生が色々な意味で

変わっていくのだと思います。

 

心が変われば行動が変わる。

行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。

人格が変われば運命が変わる。

アメリカ心理学者 ウイリアム・ジェームズ

 

そんな会話というか

ヒアリングを今朝からは色々と。

その人にとっての

暮らしを紐解く前の大事な時間です。

 

本当に二世帯住宅が良いのか

同居を考えるのか

若しくはまた別の解決策を

考える方がよいのか?。

 

あなたの毎日がもっと豊かに、

もっと自由になる場所を

形にしてみませんか?。

 

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二世帯住宅の玄関共有間取り、快適な動線計画とプライバシー確保を両立する設計の工夫と、ライフステージの変化に対応する間取りの考え方、世帯間、親子の関係性も「常識」をどのように捉えるべきなのかは重要です。

2025年02月21日 | 2世帯住宅

二世帯住宅における

玄関共有の設計ポイント。

※玄関ホールを親世帯子世帯共有の談話スペースとして計画した間取りでのイメージCG・簡易リビング

 

快適で調和のとれた

暮らしを実現するために。

 

二世帯住宅の計画において、

玄関のあり方は

重要な検討事項の一つです。

 

共有することで生まれるつながり、

独立性の確保・・・・・。

 

これらをいかに

両立させるかが

設計の鍵となります。

 

僕自身も20代の頃、

まだ「勤務建築士」だった

ころですが

自身で二世帯住宅を

設計して

今も実際に住んでいますが、

当時の

住宅設計と

生活そのものの

人生経験の無さが招いた

二世帯住宅独特の罠

にもハマりました。

 

そういった経験からも

そもそも想定しておかないといけない

難しい内容も

二世帯住宅には

存在する事を経験しています。

 

人は基本的に

知っている事柄の周辺しか

理解することが出来ません。

 

ここでは詳しく

書けませんが

二世帯住宅の

「セオリー」だけを

少し書いてみたいと思います。

 

間取り計画だけではなくて、

暮らし方を考える意味で

玄関共有の

メリットとデメリットを踏まえつつ、

それぞれの家庭に馴染む

暮らしやすくて

快適な二世帯住宅を

実現するための考え方についても

少し意識するだけで

随分変わりますよ。

 

ご自身の子供世帯と住むのか

または親世帯と暮らすのか?。

 

又は義理の親子なのか

実の親子なのかも・・・・・。

 

家族のなかでも

成長と環境の違いを

どのように

考えるべきなのかは

大切です。

 

1. 玄関共有のメリット

家族の自然な交流と

見守りのしやすさ・・・・・。

 

共有の玄関を通じて、

日々の何気ない会話や

挨拶が生まれ、

家族のつながりを

深めるための

きっかけとなります。


また、

高齢のご両親の

安否確認が

しやすくなる点も

大きな利点です。

 

ですが現実的な面を考えると

それぞれの生活の違いや

生活文化の違いを

きちんと把握したうえで

計画しておかないと

「違い」を受け入れられない状態だと

随分ストレスになります。

 

ゆとりある玄関空間の確保。

二つの玄関を設けるよりも、

一つの玄関に

スペースを集約することで、

広々とした

エントランス空間を

実現できます。

 

ゆとりのある間取りによって、

収納力の向上や、

ベビーカー・車椅子の

出入りがしやすい

バリアフリー計画も

可能になります。

 

コストの軽減と税制上の利点。

玄関を一つにすることで

建築コストを抑えられるほか、

固定資産税や

不動産取得税が

1世帯分として

扱われる可能性があります。

 

税制面でのメリットを

享受するためには、

事前に確認する内容も

整理する事が大切です。

 

2. 玄関共有のデメリットとその対策。

プライバシーの確保・・・。

来客対応時や

荷物の受け取り時に、

互いの生活が

交差する可能性があります。

 

この課題に対しては、

以下のような工夫が

有効です。

 

〇動線計画の工夫

各世帯の居住スペースへの

動線を明確に分け、

共有部分を通る頻度を

最小限に抑える。

 

〇間仕切りの設置

玄関ホールに

パーティションや

格子壁を設け、

視線のコントロールを行う。

 

〇個別のインターホンや

ポストの設置・・・・・。

来客や宅配物の

受け取りを

世帯ごとに分けることで、

独立性を確保する。

 

生活リズムの違いによる

ストレス・・・・・。

 

異なるライフスタイルを持つ

家族が同居する場合、

玄関の開閉音や

深夜・早朝の出入りが

気になることがあります。

単世帯でも気になりますからね。

 

この点については、

以下の方法で

対策を考える事も。

 

防音対策。

玄関ドアや床材に

防音性能の高い素材を採用し、

音の伝達を抑える。

 

動線と寝室の配置の工夫。

玄関から寝室を離し、

音の影響を

最小限にする

間取りの計画を心掛ける。

 

快適性が高くなる

玄関共有プランを

実現するポイント・・・・・。

 

①それぞれの

生活スタイルに応じた動線計画。

 

共働き世帯

高齢者世帯

子育て世帯など、

それぞれの

ライフスタイルに合わせた

玄関設計が求められます。

 

例えば、

親世帯と子世帯の

生活時間帯が異なる場合、

玄関から各世帯の

居住スペースへと

スムーズに移動できる

動線を設計することが重要です。

 

② プライバシーと交流のバランス

完全に分離するのではなく、

「適度な距離感」を

保ちながら

家族関係性を

どのように理想化するべきなのか?。

 

たとえば、

玄関ホールに

共有のラウンジスペースを設け、

必要なときに

集まれる空間を計画することで、

無理のない

コミュニケーションの場を

確保できます。

 

③ 将来的なライフステージの変化を考慮

二世帯住宅は、

時の流れとともに

単世帯住宅よりも

住まい方が変化するものです。

 

将来、

親世帯が一人暮らしになったり、

子世帯が

独立したりすることを見越し、

玄関を「共用」と「分離」の

どちらにも

対応できる可変的な

設計とするのも一案です。

 

具体的には、

将来的に玄関を

分けられるような

構造にしておくことで、

ライフステージに応じた

柔軟な住まい方が

可能になります。

 

二世帯住宅における玄関共有は、

家族のつながりを育む一方で、

プライバシーや

生活リズムの違いに

配慮した設計が求められます。

 

動線計画を工夫し、

互いの生活が干渉しにくい

設計とする。

 

防音対策や

視線のコントロールにより、

プライバシーを確保する。

 

将来の

ライフステージの変化に

対応できる

柔軟な設計とする。

 

二世帯住宅の計画は、

単世帯以上に

現在だけでなくて

ある程度将来の暮らしまでを

見据えることが重要です。

 

家族の絆を

どのように考えて

自分達の暮らしにとって

快適な住環境を

実現できるようになるのかを

慎重に考えるように。

 

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形にしてみませんか?。

 

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暮らしと人生観を丁寧に、オーダーメイドで叶える注文建築というスタンスでの暮らしの提案、未来像を丁寧に紐解きながら今ある暮らしのスタンスを整理整頓する住まいづくりの価値観提案。

2025年02月19日 | 暮らしの事イロイロ

カタチにとらわれない、

本来の心地よさを・・・・・。

※家造りの相談中、趣味嗜好にあわせて色々な素材感のイメージ検討

 

家造りや建築計画のスケジュール、

本当に最初の入り口の部分で

考える事。

 

家造りや事業所(お店・ショップ・事務所)等の

ご相談をいただく際に

大切にしてる考え方。

 

例えば料理の味つけ。

人によって

好みが変わるように、

家づくりや

リノベーションの「心地よさ」も

本当に十人十色です。

 

たとえばカレーひとつ取っても、

具材についてもそうだし

甘口派の方もいれば、

中辛から

本格的な

スパイスを効かせた

辛口派の方もいます。

 

同じレシピに見えても、

各家庭によっても

お店によっても

人それぞれの

好みやスタンスで

出来上がりも

まったく違ってきますよね。

 

家づくりも

まさにそれと同じです。

 

ルールのない

家づくりや店づくり・・・・・。

 

建築の法律によるルールや

都市計画による

公的なルールなどはありますが

家づくりや

お店づくりに、

マニュアル通りの

正解はありません。

 

物件探しだけでも、

すぐに決める方もいれば、

一年以上悩まれる方も

いらっしゃいます。

 

それほど、

住まいや空間に対する

理想や考え方は

多種多様です。

 

だからこそ、

その人のペースや

価値観を

しっかり整理整頓しなければ

本当の「心地よさ」を

考える事は出来ません。

 

勿論住まい手「ご本人」にも

理解できていない事は

いういろありますから・・・・・。

 

会話と現在の

暮らしのなかに見える

本当の答え。

 

コミュニケーションを

大切に。

 

堅苦しいヒアリングだけでなく、

旅行の話や

ご家族との

休日の過ごし方など、

家づくりとは

一見関係なさそうな

話題も大切。

 

そうした何気ない会話からこそ、

その方ならではの

ライフスタイルや

「実はこんなことが好きだった」という

想いが浮かび上がってきます。

 

心地よい空間から始まる、

心豊かな暮らし・・・・・。

 

注文住宅での設計の役割は、

住まい手さんや

家族のなかにあるイメージを

汲み取り、

オーダーメイドで

カタチにすることです。

 

完成した空間は、

それぞれの生き方や

思いを反映した

世界にただひとつのもの。

 

自分らしい空間で

暮らすほどに、

日々の暮らしがより充実し、

居心地の良さを

実感していただけます。

 

パーソナライズされたプラン。

住まい手さん、

ご家族の個性や価値観を

共有しながら、

最適化された住まいとなるように。

 

コミュニケーションの重視。

丁寧なヒアリングを通じて、

「本当の暮らし」をじっくりと。

 

長く愛せる空間づくり。

素材や動線にもこだわり、

完成後もシンプルに

心地よく過ごせる設計提案を。

 

心地よさへの取り組みは

ライフスタイル提案・・・・・・。

 

明確なイメージがない方にも、

こんな暮らしも

楽しいかもしれない

という新しい視点をお伝えし、

将来像を描き起こすように。

 

空間デザインの最適化。

家具や照明、内装と

生活を含めてトータルで

暮らしのコーディネート。

 

雰囲気を大切にしながら、

一体感のある空間を

生み出すように。


完成後の暮らしの変化に合わせて、

将来的な

リノベーションや

模様替えなどの「過程」、

よりよく過ごすことが出来る

心地よい住まいを程よく最適化。

 

すべての方に「これが正解」といえる

家づくりはありません。

 

だからこそ、

じっくりと価値観を重ねながら、

一人ひとり異なる

心地よさを見つけ出す

プロセスを大切にしています。

 

新しい家づくりやリノベーション、

店舗計画や

ご自身の商売等をお考えなら、

先ずは今を見直す時間

確保する事が大切です。

 

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郊外の豊かな自然を最大限に活かして和の趣とモダンデザインを融合させる新築計画、素材とゾーニングがもたらす快適な暮らしと家族のくつろぎを生む住まいづくり、郊外の余白を楽しむ暮らしを実現する打ち合わせ。

2025年02月18日 | 家 住まい 間取り プラン

郊外の自然の恵みを

取り入れながらの暮らし・・・・。

※橿原アトリエでの住まい手さんご家族との住まいの新築計画打ち合わせ

 

家族が心からくつろげる

地域に馴染む

オシャレでモダンな

和風住宅を実現したい。

 

そんな希望を胸に

スタートする新築の打ち合わせは、

まさに夢が形になる

瞬間でもあります。

 

昨年から

住まいの新築計画で

ご依頼をいただき

価値観のイメージを

打ち合わせさせていただきまがら

建材設備や

インテリアのショールームで

住まいのパーツにも

イメージを持っていただきながら

進めていた

価値観の打ち合わせもある程度進み、

計画土地の情報整理も

進んできたので、

今回は室内の仕上げ

木材サンプル等も

アトリエでご覧いただきながら、

素材の使い方も含め

考え方をカタチにする前段階。

 

ここは和室がいいね、

駐車スペースとの

つながりを意識したい・・・。

 

二階に洗面は必要かどうかと

意見を交わす時間。

 

家造りのカタチを

イメージし始めるひととき。

 

奈良県中南和地域郊外の

自然豊かな風景と

暮らしの味わいを

デザインするための

イメージを軸に、

住宅の計画で欠かせない

「ゾーニング」についても

少し話題に・・・・・。

 

郊外の環境を活かす

ゾーニング。

 

ゾーニングとは、

敷地内や建物の内部空間を

どのように配置し、役割を分けるかを

プランニングする

作業のことです。

 

特に郊外のように

広い土地が確保できる場合、

市街地や住宅密集地での

環境の読み取り方は

大きく異なるのですが

建物の位置関係と

外部環境(道路・隣接地・庭・駐車場)との

つながりを意識するだけで、

家族の生活動線も

ぐっと快適になります。

 

例えばリビングや

ダイニングを

風景と環境を考えた範囲に

配置して、

大きな窓や

縁側・テラス等を

設けることで、

外の自然光を

たっぷり取り込みやすく、

風景を「借景」として

楽しめるように

デザインを

施す事もあります。

 

視線の抜けを意識することで、

室内空間の

奥行きも変化します。

 

家族でも個人でも

状況によって

使いやすい空間の区分。

 

住まいの打ち合わせでは、

新築の場合も

リフォームや

リノベーションの場合でも

家族構成や

ライフスタイルに合わせて

「静」と「動」のスペースを

どう配置するのかが

重要なテーマ。

 

たとえば、

キッチンとリビングを

オープンにつなぎ、

家族のコミュニケーションを

取りやすくする一方、

書斎や和室は

少し離れた静かな位置に

設けることで

落ち着いた空間を確保します。

 

子供の勉強や

リビング学習を考える場合、

光の入り方や

コンセントの位置

子供の成長過程で

重複する時間を

どのように反映するのかにも

気を配ることも重要です。

 

さらに浴室やトイレなど

水回りと呼ばれる

セクションの位置は、

家事動線や

プライバシーを考慮して配置。

 

ゾーニングの工夫により、

日々の暮らしが

満たされて

驚くほどスムーズになります。

 

今回は素材や建材の表情と

空間の趣、

木材サンプルも

検討要素に和の設えを。

 

木のぬくもりと

優しい香りを感じられる素材は、

和風住宅の

要ともいえる存在。

 

打ち合わせでは、

杉やヒノキなどの

サンプルも手に取り、

質感や色味を確認しながら

「床材はどうしよう」

「壁にはどんな材を使うといいだろう」、

「天井は?」なども話し合います。

 

ゾーニングで生まれる

各スペースには、

それぞれの素材感を活かした

コーディネートが重要です。

 

たとえば、

リビングは足ざわりの良い床、

和室には畳や縁甲板を合わせ、

暮らしのイメージを持つ

テイストを保ちつつも

空間ごとの個性が

引き立つよう工夫します。

 

庭とつながり、

四季を取り込む外構計画。

 

敷地全体のゾーニングと

家本体の

間取りとの連動では、

外構のプランニングも

欠かせません。

 

敷地の高低差や

周囲の視線を考慮しながら、

庭やアプローチを

どう配置するのかが

家の印象を

大きく左右します。

 

玄関アプローチを

石畳で和風に仕上げるのか、

維持管理をメインに

仕上げを簡素化するべきなのか

駐車スペースや

駐輪スペース、

アウトドアを楽しむスペースを

どこに設けるかなど、

細部まで検討することで

完成度が異なってきます。

 

子供が走り回れる

スペースや

所謂・・・余白スペースを

設けておくと、

ゆとりある空間が生まれて

奥行きを持った

拡張性のある生活空間を

演出する事に繋がります。

 

家造りは、

環境計画によって

さらに暮らしを上質にします。

 

敷地内外の人の移動を示す

動線を意識し、

家族の暮らしに

フィットした空間を

配置することで、

ここで子どもが

走り回る姿が目に浮かぶ・・・・・。

 

この窓から庭の緑を

楽しみたい

といった具体的な

暮らしのイメージが生まれます。

 

家族がのびのび過ごす

空間

素材の味わいを

どのように

融合させるかによっても

雰囲気は変化します。

 

郊外だからこそ

味わう事の出来る

暮らしの余白をイメージ中です。

 

やまぐち建築設計室は
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デザインする設計事務所です。

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家造りの視点から暮らしと間取りと動線を見直すことで叶える上品な「整理と整頓」の効果、快適で気持ちのよい暮らしの環境づくりを提案する片付けの意識提案と断捨離。

2025年02月15日 | 耐震強度地盤地耐力調査

忙しい人ほど

考えた方がよい「整理」と「整頓」の

違いを活かした

片付けの意識・・・・・。

※LDK・リビング階段途中と階段下横に壁と同化した収納を計画した間取りと内観デザイン提案の設計事例

 

仕事や家事が忙しくて、

なかなか片付けに

時間がかけられない。

 

家の中にモノが

あふれがちで

管理に困っている。

 

住まいの新築時や

リフォーム・リノベーション時

だけではなく

マンションを新たに購入して

引っ越しをされる方からも

そんなご相談を受ける事もあります。

 

そのような問い合わせの際には

多くの事を語らずに

シンプルなお話を

させていただくようにしています。

 

あまり多くの事を話すと

「専門的な情報」が

増えてしまいますから

意識から内容が乖離してしまい

「内容の整理」が

難しくなりますし・・・・・。

 

ですので

お伝えしているのは

「整理」と「整頓」を

正しく理解し、

実践することです。

 

実は普段何気なく使っている

この2つの言葉ですが、

役割がまったく違います。

 

違いを知り、

暮らしに取り入れることで、

普段行う行動も

環境も気持ちも

スッキリしやすくなります。

 

「整理」と「整頓」は何が違うのか?。

整理とは

「いるもの」と「いらないもの」を分類し、

「いらないものを捨てる」こと


例として

家やオフィスにある

古い書類や壊れた文房具、

期限切れの食品などを処分する。

 

整頓とは

必要なものを

すぐに取り出せる状態に

秩序立てて

配置すること。

 

例として

ファイリングのルールを決めたり、

使ったモノを

すぐ元の場所に戻したりする。

 

この二つを組み合わせた

整理整頓は、

いらないものを捨てて、

いるものを秩序立てて配置する

という片付けの

プロセスを指します。

 

まず始めるべきは「整理」です。

不要なモノを減らす。

 

仕事場(オフィス)でも家でも、

たいていは必要以上のモノを

持ちすぎているもの。

 

特にオフィスでは、

管理できる分量を超えた

書類を抱えがちです。

 

その状態では、

情報の価値を活かしきれず、

探しものに

時間を浪費してしまいます。

 

断捨離の考え方を住まいにも応用。

使わない食器や服、

思い出の品を

「今の自分に必要か?」で判断。

 

一定期間触れなかったものは、

思い切って手放す

※捨てる・リサイクル・譲るなど

 

まずは「整理」=不要なモノを減らすことで、

片付けへの

大きなハードルを

一気に下げられます。

※勿論「それ」が難しい人もいます。

 

その次に「整頓」、

使いやすさを追求する。

 

不要なモノを処分したら、

次は「整頓」です。

ポイントは大きく2つです。

 

戻す場所を決める。

ファイルや文具など、

用途ごとに定位置を設定する。

 

書類やDATAなら

「どのフォルダにしまうか」を

明確にしておくという事と同じです。

 

いつまで保管するかを決める。

特に緊急時の持ち出し品や備蓄品、

何かの資料やレシート類は、

必要な期間が過ぎたら

処分できるルールを決めておく。

 

ファイリングをオフィス、

仕事場だけではなく、

請求書や保証書、

取扱説明書など

家の中の書類管理にも応用すると

一層スムーズです。

 

一定期間を過ぎれば

捨てる仕組みにしておけば、

モノが溜まりにくい環境を

作ることが出来るようになります。

 

ペーパーレスを

採用する事も一つの方法です。

 

収納選びが片付け成功のカギです。

整理整頓しやすい収納を

計画する事で、

無理なくきれいな状態を

キープしやすくなります。

 

たとえば、

使用頻度の低いものや

貴重品は扉付きの収納へ。

 

湿気やホコリから守り、

必要なときにだけ取り出す。

 

使用頻度の高いものは

オープンラックや棚へ・・・・・。

 

目に見える位置に置いて、

取り出しやすさを

最優先的に計画。

 

これによって

定位置がはっきりするので、

自然と「元の場所に戻す」習慣が

身につきやすくなります。

 

情報量が少なくて

シンプルだからこそ

分かる・できる・続くという事。

 

分かるということ。

「整理」と「整頓」の

役割を理解して意識すると、

物が増えすぎる前に

対処ができる。

 

できるということ。

不要なモノがなければ

片付けはカンタンになります。

 

定位置を決めておけば

すぐ行動に移せるようになります。

 

続くということ。

ルールが明確ならば

無理せずキレイをキープでき、

探し物も減って

ストレスフリーに近づきます。

 

探しものに費やしていた

貴重な時間を省き、

快適な住環境や

家事時間等では

効率的な過ごし方ができる空間を

手に入れることが可能です。

 

まずは「整理」から始めて、

必要以上に

持ちすぎているモノを減らす。

 

不要なモノを処分したら、

「整頓」で必要なモノを見えやすく

戻しやすく配置する。

 

整理整頓しやすい収納や

ルールを導入すれば、

比較的無理なく続けられる。

 

いらないものを捨て、

いるものを秩序立てて配置する。

このシンプルな

プロセスを踏むだけで、

家も職場も見違えるほど

スッキリと整います。

 

ぜひ今試してみてください。

 

整理整頓を意識した暮らしは、

日々の時間と心に

大きな余裕を

もたらしてくれると思います。

 

暮らしの空間が

いつでもスッキリになる第一歩。

 

忙しくても、

片付けを後回しにせず

「整理と整頓」を

上手に活用すれば、

暮らしの質は

確実に向上します。

 

不要なモノを捨て、

必要なモノを

使いやすく整える・・・・・。

 

この基本が

再現性を持つことで、

探し物に煩わされる

日常から卒業できます。

 

ぜひ参考に、

住まいの間取りの中に

組み込んだり

店舗や事務所併用住宅の場合は

働く環境にあわせた方法で

取り組んでみてください。

 

もし収納プランや

具体的なツール選びで

お困りの方は、

ご相談ください。

 

ポイントは「習慣化」。

 

小さなステップを積み重ね、

シンプルなルールを決めるだけで、

部屋も気持ちも充実するように。

 

そうなれば

毎日がもっと

心地よくなるはずです。

 

「整理と整頓」の効果は、

日常生活や

日々の気持ちの

パフォーマンスを

グッと底上げしてくれる

大事な暮らしの要素です。

 

ぜひこの機会に

片付け力を意識して、

充実した暮らしの環境を

手に入れてみませんか?

 

シンプルな片付けこそが、

日々をより豊かにしてくれる

鍵となります。

 

まずは

使わない物の減らし方を

意識するところから、

一歩ずつ始めてみてください。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。

暮らしの意識と時間を丁寧に。

‐‐----------------------------------------
■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
ホームページのお問合わせから
気軽にご連絡ください
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ショールーム体験で空間イメージを具体的に、間取りと水まわり設備が支える住まいの心地を意識するように実際の設備を確認する事で空間のイメージを理想的であり現実的な家の設計に繋げる重要性を探る時間。

2025年02月13日 | 住まいの水まわり住宅機器

住まいづくりにおいて
実物を確認しながら
イメージを深めることは、
すごく大切な時間。

※住まいの設備機器類商品メーカーTOTO奈良ショールーム空間展示

インテリア、家具もそうですが
僕は間取りやプランを
進めていく前段階で
基本的に水回り設備類の
ショールームにも
住まい手さんを
ご案内させていただくように
しています。

※設計を依頼いただいている住まい手さんをご案内してキッチンの選択肢を検討中


リアルに確かめる「空間づくり」
ショールームの長所として、
キッチンやバスルームを
実寸で体感できる
点が挙げられます。

※キッチン扉やカウンター類の面材サンプルを入れ替えながら雰囲気の好みも検討中


例えば、
光沢のある白を基調とした
キッチンデザインは、
洗練された印象を与えつつも、
木質や和の要素とも
組み合わせやすい
仕様もあったり、
扉やカウンター類の質感を
実際に触れることで、
計画中の住宅に求める
雰囲気を
住まい手さん自身も
具体的にイメージしやすくなります。

※システムバスルームの機能や性能を見ながら方向性もイメージ中


バスルームの多彩な機能。
ショールームに
展示されている最新モデルには、
入浴時の快適性を高める
工夫がいくつも見られます。

※実際に展示されているシステムバスルームを見ながら機能のデモンストレーション


手入れが軽減される床材など、
機能面での向上が
随所に盛り込まれており、
ご自身のライフスタイルに
合わせたカスタマイズも
視野に入れやすくなります。

日々のメンテナンスを
負担に感じさせない設備類の選択は、
現代の住まいづくりにおいて
参考になる部分かと思います。

ショールームのご案内は
住まい手さん自身も
実際の素材感や
使い勝手を把握する上で
非常に有効ですが、
設備選びは最終的に
建築の空間構成の中に
その価値が決定されます。

まず最初の段階で
暮らしの構成要素となる範囲の
理解度を体感的に高めておくことは
住まい手さん自身も
間取り構成を打ち合わせする
段階になると
その重要度がわかりやすくなります。

水まわりの最新情報や
多彩なアイデアを収集する
機会としては
各住宅設備機器類の
ショールームは十分に
魅力的な場所です。

イメージを大切にしつつ
日常の快適さを損なわない
住空間づくりを
目指す皆さまにとって、
計画の前に
一度でも足を運ぶ価値は
あると思いますよあるかもしれません。

勿論、当方に設計の
ご依頼をいただく場合は
間取り検討やプランに
取り掛かる前に
ご案内させていただくのが
家造りのセオリーです。

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。

暮らしの意識を大切に。

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座のある落ち着いた住まいのカタチ提案、高さと直線を巧みに活かす空間設計が導く視線を感じるリビングと心身ともにリラックスできる可変性のある空間づくりで家族を包み込むゆったりとした時間の魅力提案。

2025年02月11日 | 設計の事デザインの事

家族の笑顔が育まれる

座のある住まい・・・・・。

※風景を眺める場所、話す場所、テレビを見る場所、読書をする場所などシーンによって位置を変える事の出来るソファレイアウト提案

 

家で過ごす事を考えた時に

大切にしたい

「落ち着ける居場所」の存在。

 

人は誰しも、

「ほっと安らげる場所」を

求めるかと思います。


家族と一緒にリビングで

くつろぐ方もいれば、

書斎で読書や

音楽に没頭する方も・・・・。

 

そんな

自分だけの居場所が

日々の疲れを癒し、

明日へのエネルギーを

養ってくれます。

 

この「落ち着ける居場所」を

間取り設計の中心に据え、

自然と家族が集い、

笑顔が生まれながらも

人生の喜怒哀楽に

そっと寄り添えるような

住まいの空間づくり。

 

座を見直すという事

家族の団欒と

癒しを生む設計のある空間に。

 

家族団欒を育む「座」の存在。

家族が自然と集まる

リビングスペースには、

暮らす人がそれぞれに

腰を落ち着けられる

「座」という空間要素が不可欠です。

 

例えば

畳コーナーに

腰を下ろしてゆっくりくつろぐ。

 

夫婦で晩酌を楽しんだ後、

ソファでうたた寝する。

 

子どもたちが

宿題や読書をするベンチ。

 

家事の合間に落ち着いて

リラックスできる

「ヌック・ヌーク」のような場所。

 

こうした場所があると、

日常のふとした瞬間に

会話が生まれ、

家族の時間も深まります。

 

個人の趣味を満たす「座」。

一方で、

自分の世界に

没頭したいときには

書斎や趣味部屋など、

プライベートな

空間が求められます。

 

落ち着いて

作業ができるデスクや椅子、

好きな音楽を

ゆっくり聴ける環境など、

ライフスタイルに合わせた

「座」を整えることで、

日常の満足度は大きく変わります。

 

高さと直線がもたらす空間の広がり。

開放感だけが

正解ではない理由・・・・・。

 

天井が高い=開放的、

天井が低い=落ち着く

というイメージが

あるかもしれませんが

単純に天井が

高いのか低いのか

ではなくそこにある要素の

「心地よさ」を重視します。

 

必要に応じて天井高を抑え、

落ち着きを演出する。

 

吹き抜けや勾配天井を活用し、

視線が伸びる

快適な空間を演出する。

 

奈良という地域でも

中南和や北部

奥吉野と呼ばれる地域など

環境や地域性は県内でも

様々です。

 

奈良の風土や

ご家族が持っている

暮らしの価値観を考えて、

バランスよく

空間の高さを

コントロールすることが

重要です。

 

視線の抜けを計算した

窓の配置。

 

人が室内にいるとき、

どんな動線で歩き、

どんな景色を楽しむのか。

 

窓の大きさや

位置を工夫して

視線を抜くことで、

天井が低めでも

不思議と広がりを感じられます。

 

たとえば、

腰を下ろした先の窓から

緑豊かな庭が

見えるように計画するだけで、

落ち着きと

開放感を

同時に味わうことが

可能になります。

 

見える線を減らし、

直線化する工夫する設計。

 

室内や家具の「線」を

極力減らすと、

雑多な印象がなくなり、

すっきりとした空間に

仕上がります。

 

ここに直線的な要素を

活かすことで、

視覚的に奥行きを

感じやすくなり、

落ち着きと広がりの

両立が叶います。

 

外観デザインと

落ち着きのある佇まい。

 

室内の天井高を

コントロールすることは、

建物の外観にも

大きく影響します。

 

高さを抑えることで、

周囲の景観に溶け込みながらも、

どっしりと落ち着いた

佇まいを演出できます。

 

奈良の街並みは、

地域にもよりますが

どちらかといえば

歴史ある建物や

豊かな自然が魅力だったりします。

 

マイナス面が多くても

場所の魅力をつくりだし

プラスに変化させて

そこに寄り添う

住宅を設計することは、

暮らす意識には

大切なことだと考えています。

 

家具が叶える暮らしの質向上。

造作家具で「座」を計画する。

 

「座」の快適性を

最大限に引き出すために、

オリジナルの

ソファやベンチ、

テーブル、

収納家具などを

造作することがあります。

 

空間や動線に合わせた

寸法設計・・・・・。

 

素材の質感や色味を吟味し、

ンテリアと統一感を持たせる。

 

座り心地や

使い勝手を追求した

ディテールの調整・・・・・。

これらの手間が、

暮らしをより豊かにしてくれます。

 

ご家族のライフスタイルに

合わせた

カスタマイズ。

 

ご家族の人数構成や趣味、

日々の過ごし方によって

必要な家具は異なります。

 

造作家具なら、

収納量や使う頻度、

座り方など、

細部までヒアリングした上で

最適化できるのが

大きな魅力です。

 

奈良の風土や

街並みに馴染む

家づくりを考えながら、

家族がほっと落ち着ける

「座」のある住まいを

実現してみませんか?。

 

暮らしを紐解く事で

住まいの「居場所」と「座」を

間取りの中心に据えた

暮らしやすさのある

空間づくりを丁寧に。

 

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
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人生の喜怒哀楽に寄り添いながら毎日の暮らしの時間を有意義に心地よく過ごす注文住宅の収納計画提案、長く愛せる上質な空間づくりと成長する暮らしの空間デザイン設計。

2025年02月09日 | 暮らしの事イロイロ

家の中心ともいえるリビングは、

家族が集まり、くつろぎ、

そして時には来客時の

お客様をもてなす特別な空間です。

※LDK内観イメージデザイン設計提案の実例

 

一日の中でも

多くの時間を過ごす場所だけに

「なんとなくモノが溢れがち」

「テーブルの上が散らかってしまう」という

お悩みを抱えている方も

少なくありません。

日常的に暮らしのメインとなる部屋には、

不思議と物が

集まりやすくなるものです。

 

リビングこそ「スッキリとした空間」でありたいと思うのは、

多くの方が共通して抱く

理想かと思います。

 

実際に設計のご依頼をいただく際にも

現在のお住まいで

リビングやその他の部屋での

「散らかり」具合について

悩んでいる旨をお聞きする事も

多いです。

 

家づくりと暮らしの環境づくりに携わる

設計者としての視点から、

リビングにおける収納計画の重要性と、

後悔しないための

ポイントについて

少し書いてみたいと思います。

リビング収納については、

見た目を美しく保つだけでなく、

家事効率のアップや

家族のコミュニケーションを

育むきっかけづくりにも深く関わります。

 

さらに収納の設計一つで、

子供の片付け習慣が育ったり、

人生のステージごとに

必要な機能が得られたりと、

思わぬほど多くのメリットが

生まれるものです。

 

住宅の方向性は「仕来り」から

「自分らしい暮らしを叶える」という

方向へ大きくシフトしており、

細部にいたるまで暮らしに関する

よい意味でのこだわりを

反映した暮らしが

人生を良い方向に導くと思います。

 

家づくりにおいては、

性能やデザインばかりに

目が行きがちかも

知れませんが、

勿論それらも大切にしながら

それぞれの家庭にとっての

暮らしやすさを

快適に保つための収納プランは、

想像以上に重要な役割を担っています。

 

まずは「なぜリビング収納が大切か」

という理由を紐解きながら

リビング収納をデザインする

メリットや押さえるべきポイントを、

そのうえで後悔しないための

工夫をベースに、

実際の家づくりで

気をつけるべきコツを・・・・・・。

 

リビング収納への

意識を高めていただき、

暮らしのメインとなる部屋が

スッキリし続ける住まいを

実現するヒントを

見つけていただければ幸いです。

 

なぜリビングに収納が

必要なのか?

リビングは家族の生活が集約される場所。

 

リビング(LDK)は多くの場合

家の中で最も家族が集まる空間であり、

テレビやソファ、

子どものおもちゃや読書スペースなど、

さまざまなアクティビティが

同時に行われます。

 

さらには、

学校や仕事帰りのカバン置き場になったり、

郵便物やチラシ、

スマートフォンや

リモコンなどのアイテムが

一時的に滞留しやすい

場所でもあります。

 

その結果、

他の部屋よりも圧倒的に

物が増えて整理しにくい状態に

なりがちになります。

 

生活の質とリビング収納

リビングが散らかっていると、

家族全員がリラックスできる時間や

スペースが減少し、

ストレスを感じやすく

なってしまうかもしれません。

 

逆に言えば、

リビングの収納を適切に整備しておけば、

いつでもサッと片づけられる環境になり、

急な来客があっても慌てなくて済む、

心地よい暮らしが手に入ります。

 

家事や育児に忙しい方にとっては、

視界に余計なモノが少ない分、

疲れにくくなる

心理的効果も期待できます。

※子育て中は散らかったものを片付けしやすい工夫を盛り込む

 

空間演出と収納。

収納と聞くと、

“見せない収納”に意識が向きがちですが、

家具や収納そのものを

インテリアの一部として

美しく“見せる収納”の手法を

取り入れることで、

リビングを一段と

洗練された印象に

仕上げることもできます。

 

アート作品やお気に入りの雑貨を

ディスプレイできる

オープンシェルフや、

ガラス扉を採用した

飾り棚などがその代表例です。

 

こうした工夫を

デザイン段階でしっかり組み込んでおくと、

収納が実用性だけでなく、

インテリアの魅力向上にも役立ちます。

 

家族のコミュニケーションが

生まれる収納計画。

家づくりにおいて、

収納とコミュニケーションが

結びつくイメージは

あまりないかもしれません。

 

しかし、

リビング周りで日常的に

使うモノの定位置が

決まっているだけで、

「どこにしまうか」

「どこから出すか」といった

家族同士の小さなやりとりが

スムーズになります。

 

子どもが自分のものを

自発的に片付けるきっかけとなったり、

夫婦間での「これはどこに置いた?」

といったコミュニケーションストレスも

最小限に抑えられたりと、

暮らしの質を

一段階高めるポイントにもなるのです。

 

リビング収納のメリットを深掘り。

スッキリとした空間を保ちやすい。

 

リビングに設置した収納スペースは、

散らかりがちなアイテムの

収まる場所として常に機能します。

 

収納があるだけでなく、

そこに「生活動線に沿った使いやすさ」が

確保されていれば、

家族みんなが

自然と片付けをするようになります。

 

とくにお子様にとっては、

「しまう場所がわかりやすい」

「手が届きやすい」という条件が揃うと、

おもちゃや絵本を

自分で片付ける習慣に

つながりやすいです。

 

収納設計の段階から

「誰がどのように使うか」を意識しておくと、

スッキリとした空間を

保つハードルが

一気に下がります。

 

インテリアのグレードアップ。

家づくりを考えるとき、

多くの方が重視するのは

空間のデザイン性だったりします。

 

無垢材の温もりを

感じるリビングや、

スタイリッシュな

モダンインテリア、

高級感を漂わせる

シックなテイストなど、

理想的なイメージを

お持ちではないでしょうか。

 

リビング収納は、

その空間づくりを

ワンランクアップさせる

重要な要素でもあります。

 

たとえば、

オープンシェルフに

観葉植物やお気に入りの

オブジェを飾り、

アクセントクロスを

背景にすることで

ディスプレイのような

雰囲気を演出すれば、

リビング全体が

洗練されて見えます。

 

モノの定位置が定まり、

探す手間が減る。

スマホの充電ケーブルが見つからない

TVのリモコンがどこに行ったかわからない

など、

日常的に起こりがちな

小さなストレス。

 

こうしたトラブルは、

意外なほど家族の時間を奪い、

イライラの原因となります。

場合によっては

口げんかになったりしませんか?

 

リビングに収納を設け、

細かいアイテムごとに

定位置を決めておくと、

家族全員が「ここにあればいいんだ」と

自然に覚え、

物探しに割く時間が

激減するのです。

 

時間と心に

ゆとりをもたらしてくれる点は、

リビング収納の大きな利点です。

 

子どもの成長や

ライフステージに対応しやすい。

リビング収納は、

子育て世代だけでなく、

子どもが独立した後の

夫婦二人の生活や、

将来親との

同居を考えているケースなど、

ライフステージの変化に合わせても

融通が効きやすいのが

特徴です。

 

可動式の棚板や

引き出しを採用することで、

収納内部を簡単に

レイアウトの変更を

できるようにしておくと、

モノの量や用途が変わっても

柔軟に対応可能です。

 

こうした設計の自由度は、

注文住宅ならではの

メリットと言えます。

 

具体的な収納計画のアイデア。

オープン収納と

クローズド収納のバランス。

 

リビング収納を設計するうえで

悩ましいのが、

「見せる収納(オープン)」にするか、

「隠す収納(クローズド)」にするか、

という問題です。

 

オープン収納には

開放感やディスプレイの

楽しさがある一方で、

常に整理整頓を求められる

側面があります。

 

クローズド収納は、

一度扉を閉めてしまえ

中が見えないので、

多少の散らかりは

目立ちませんが、

扉を開けるという

アクションが増える分、

取り出しづらさを

感じる場合も。

 

そこで、

それぞれの特徴を理解した上で、

オープンとクローズドを

使い分けることが大切です。

 

たとえば、

リビングの一角に

扉付きの収納をまとめて配置し、

日常的に使う頻度が

高いモノだけをオープン棚に置くなど、

メリハリをつけると良いかと思います。

「人に見せたい部分」

「生活感を隠したい部分」を

はっきりさせることで

機能性とデザイン性を両立できます。

 

壁面収納で空間を有効活用。

限られた床面積を

有効に使いたい場合や、

余計な家具を

増やしたくない場合は、

壁面収納を検討する事がよいかと思います。

壁一面を収納として造作することで、

圧倒的な収納力を確保すると同時に、

部屋の広さを損なうことなく

スッキリとまとめられます。

 

可動棚を採用すれば、

収納するアイテムの

高さに合わせて

レイアウトを変更できるため、

暮らしの変化にも

柔軟に対応できます。

 

TVボード周りにまとめる。

現時点では

リビングの中心的存在といえば

まだテレビが多いかもしれません。

 

今後はその重要性も

デバイスが変化する事で

関連性も変わってきますが

テレビ周辺は

リモコンやDVDやゲーム機器、

充電コードなど

小物が集まりがちです。

 

この周辺を

カスタマイズした

造作収納にするのもおすすめです。

 

テレビの背面や

サイドを利用して

棚を設けたり、

デッドスペースを有効活用して

配線を隠す空間を作るなど、

見た目も美しく

整理がしやすくなります。

 

また、

家電を収納するスペースに

通気孔や配線用の穴を設置しておけば、

熱こもりや

コードのごちゃつきも

最小限に抑えられるので、

見栄えと機能の両立が可能です。

 

階段下を活用する。

注文住宅において、

階段下はよいスペースとなります。

 

多くの場合、

階段下にはある程度の

空間が生じますが、

そのままでは

デッドスペースになりがち。

 

ここをリビング側から

アクセスできる収納にしておけば、

普段使わない

季節物や大きめの荷物を

すっきり収めることが可能です。

 

空間を無駄なく使えるだけでなく、

リビングに圧迫感を与えず

収納力を増やせるという

メリットがあります。

 

キッチン・ダイニングとの

つながりを意識する。

リビングとダイニングや

キッチンがつながる

LDKスタイルが

多くの家庭で採用されています。

 

LDK空間全体を

俯瞰して収納プランを考えると、

動線がシンプルになり

家事効率がアップします。

 

たとえば、

キッチン近くには

食器やストック品を収納し、

ダイニング周辺には

こまごました

家事や作業に必要なものを置き、

リビング部分には

くつろぎに必要なものを

集約するといった形です。

 

スペース全体を

「どのエリアで何をするか」を

明確にゾーニングすることが、

整理整頓の継続につながります。

 

後悔しないように、

リビング収納設計の工夫。

生活動線を意識すること

まず大事なのは

「誰がどのように使うか」

「どのルートで移動するか」という

生活動線を把握することです。

 

たとえば、

お子様が幼稚園や学校から

帰宅してリビングに入る動線、

夫や妻が仕事から帰ってきて

くつろぐまでの流れなど、

家族一人ひとりの行動を

具体的にイメージしてみてください。

 

そのうえで、

頻繁に使うモノは動線上に

近い収納へ、

あまり使わないモノや

季節物は少し離れた場所へと

割り振ると、

ムリなく使いやすい

リビング収納が生まれます。

 

生活動線が重なる場所に

大きな家具や扉があると、

開閉のたびに人の移動を邪魔したり、

物を取り出す際に

ストレスを感じやすくなることもあるので、

注意が必要です。

設計の初期段階から

動線を意識して

扉の検討も重要です。

 

ただし、

後悔しないリビング収納を

実現するには、

以下の5つの秘訣が重要になります。

  1. 【生活動線を意識する】
  2. 【要望の優先順位を決める】
  3. 【資金計画をしっかり立てる】
  4. 【流行に左右されない設計にする】
  5. 【将来の家族の変化に対応できる設計にする】

これらのポイントを抑え、

オープン収納と

クローズド収納を上手く組み合わせれば、

飽きの来ない快適な

リビングを手に入れることができます。

 

さらに、

壁面収納や造作家具、

階段下の活用など、

さまざまなアイデアを取り入れることで、

収納力とデザイン性を

両立させることも

夢ではありません。

 

何よりも大切なのは、

今だけでなくて

未来の暮らしも見据えた

柔軟な視点で

プランニングすることです。

 

ご家族にとって、

これから先の暮らしがより豊かに、

そして長く愛せる家となるように。

 

「スッキリとした空間で日常を楽しむ」

リビング収納計画が持つ意味として

収納が整うだけでも、

随分と暮らしの環境が

変化して

家族の笑顔が増えたり、

見た目によるストレスも軽減され、

不要な苛立ちも少なくなり、

一人で過ごす時間

夫婦二人の時間

親子の時間が

より快適になるはずです。

 

勿論人生には

喜怒哀楽という

様々な気持ちのシーンが

存在します。

 

毎日が必ず楽しいだけ

ではありませんが

家がそっと人生の喜怒哀楽に

寄り添うように、

そして、

家づくりの過程で生まれる

たくさんのワクワク感を

味わいながら、

ご自分たちだけの

理想の暮らしを

形にしていただければ幸いです。

 

理想と現実が

程よく溶け込んだ

住まいと収納計画が、

末永く

心地よい暮らしを

育む場所となりますようにと

願っています。

 

住まいの新築・リフォーム
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やまぐち建築設計室
 建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
https://www.y-kenchiku.jp/
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