楽しいブログ生活

日々感じた心の軌跡と手作りの品々のコレクション

親鸞

2009-04-10 12:39:13 | 日記
 
 現在、徳島新聞朝刊に連載中の五木寛之の「親鸞」、毎日楽しみに読んでいる。
あとでゆっくり読み返したい時のために切り抜きもしている。
もっとも地方紙27紙に掲載しているということだから、日本全国そういったファンはあちこちにいることだろう。
先月島根に行った際に「山陰中央新報」を目にする機会があったが、徳島新聞より少し大きめの活字でよく似た配置に掲載されていた。
ところで、新聞小説で読む場合のメリットのひとつに挿絵を見る楽しみというのがある。
山口さんの挿絵は素晴らしい。確かな画力で緻密に描き込まれていたり、漫画的でユーモラスに遊んでいたり、シンプルな輪郭線だけで奥行きを表現していたり、その自由なリズムが心地よいのだ。
今までの新聞小説でざっと思い出せるのも、やはり挿絵が好きだった「巧妙が辻」岩田専太朗(最高でしたね)、平岩弓枝の「へんこつ」長尾弘子だったか?
瀬戸内寂聴のタイトルは忘れたがやはり文章にふさわしい色っぽさと濃い雰囲気の挿絵が印象に残っている作品や、宮部みゆきの「ブレイブストーリー」あたり。
「親鸞」は1年ほどの掲載予定らしいが、出来得るならもっと長く書き続けてもらいたいものである。
像の写真は(株)トップアートのオンラインショップ
ー北村西望作 親鸞聖人(ブロンズ像)ーよりお借りした。
コメント
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